グラトリ板のおすすめ人気モデル!初心者の選び方からレベル・スタイル別まで徹底解説【25-26年】

まさやん
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ゲレンデでかっこいいグラトリに挑戦したいけど、「どの板を選べばいいか分からない…」と悩んでいませんか?

グラトリ用の板と一口に言っても、反発力の強い「弾き系」向きのモデルから、しなやかな「乗り系」向きのモデルまで様々です。自分のスタイルやレベルに合わない板を選ぶと、練習がしにくく上達の妨げになってしまうことも。

この記事では、グラトリの板選びで失敗しないための基本(スタイル・硬さ・形状・長さ)から、初心者・中級者・上級者といったレベル別、さらには人気ブランド別のおすすめモデルまでを徹底的に解説します。

この記事を読んで、あなたに最適な1枚を見つけ、グラトリを思い切り楽しみましょう。

グラトリ板のおすすめな選び方

やりたい「スタイル」(弾き系・乗り系・ラントリ)で選ぶ

グラトリのボードを選ぶ上で最も重要なのは、自分が目指す「スタイル」を明確にすることです。なぜなら、スタイルによって求められるボードの性能が大きく異なるからです。

例えば、高くジャンプする「弾き系」やスピン(回転)を重視するスタイルには、ボードの反発力が強いモデルが適しています。

一方で、ボードをしならせて滑る「乗り系」やプレス系のトリックが中心であれば、反発力よりも扱いやすさを重視した、しなやかなモデルが向いています。

また、滑走しながらトリックを組み込む「ラントリ」を極めたい場合は、高速でも安定する滑走性能と、トリックに必要な反発力の両方を兼ね備えたモデルが必要になります。

フレックス(硬さ)で選ぶ

フレックスとはボード全体の「硬さ」を示す指標です。これは、ボードの操作性に直結する大切な要素となります。

一般的に、柔らかい「ソフトフレックス」のボードは、少ない力でも簡単にしならせることができます。このため、初心者がボードの操作を覚えたり、「乗り系」のプレスを練習したりするのに適しています。ただし、高速で滑走する際には安定感が低くなる傾向があります。

逆に、硬い「ハードフレックス」のボードは、しならせるためにより強い脚力が必要です。その代わり、しなった時の反発力は非常に強く、高速滑走時の安定性も抜群です。「弾き系」で高さを出したい場合や、「ラントリ」でキレを求める上級者に好まれます。

形状(キャンバー形状)で選ぶ

ボードの形状、特に滑走面の反り(キャンバー構造)は、グラトリのやりやすさを左右します。

伝統的な「キャンバー」は、中央が浮いたアーチ形状です。エッジが雪面をしっかり捉え、踏み込んだ時に強い反発力を生み出すため、「弾き系」や「ラントリ」に向いています。しかし、エッジが引っかかりやすい(逆エッジ)という側面もあります。

「ロッカー」は、その逆で中央が雪面に接する船底のような形状です。エッジが引っかかりにくく、ボードをずらす動作が容易なため、「乗り系」のトリックに適しています。

最近のグラトリボードでは、両方の長所を組み合わせた「ハイブリッドキャンバー」が主流です。反発力を持ちつつもエッジの引っかかりを軽減するよう設計されており、多くのスタイルに対応できます。

長さで選ぶ

ボードの長さは、操作の「取り回し」と「安定感」に影響します。一般的にスノーボードは身長からマイナス15cm~25cm程度が目安とされますが、グラトリの場合はその中でも「短め」を選ぶ傾向があります。

短めのボードは、スイングウェイト(板を回すときに感じる重さ)が軽くなるため、スピン系のトリックが非常にやりやすくなります。デメリットは、高速滑走時に不安定になりやすい点です。

一方、長めのボードは滑走時の安定性が増し、オーリーの際に踏み切る力(反発力)も得やすくなります。「ラントリ」を重視するライダーには適しています。ただし、回す際にはより多くの力が必要となります。

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【スタイル別】おすすめグラトリ板

弾き系・スピン重視|高反発モデル

オーリー(ジャンプ)の高さやスピンの回転数を重視するスタイルには、ボードの反発力が強いモデルが適しています。これらのボードは、しっかり踏み込むことで、その反発力を利用して高く跳ねることができます。

代表的なモデルとしては、RICE28の「RT7」、YONEXの「ACHSE(アクセ)」、OGASAKAの「CT-TWIN」が挙げられます。これらは国産ブランドの中でも特に反発力に定評があり、少ない力で高いパフォーマンスを引き出せます。

また、海外ブランドではSALOMONの「HUCK KNIFE」やCAPiTAの「D.O.A.」も、パークライディングで培われた高い反発力を持ち、弾き系のグラトリで人気があります。

FANATICの「FTC TWIN」は、軽量性と反発力を両立しており、特にスピンのしやすさに優れています。

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乗り系・プレス重視|しならせやすいモデル

ボードを雪面に押し付けてしならせる「プレス」や、バター系の滑らかな動きを重視するスタイルには、柔らかく扱いやすいボードが向いています。これらのモデルは、足元でボードを繊細にコントロールしやすいのが特徴です。

例えば、011 Artisticの「DOUBLE FLY SPIN」は、独自のコンベックスソール(船底形状)とダブルキャンバー形状により、エッジが引っかかりにくく、プレス時の安定感が抜群です。

また、RICE28の「RT6」やYONEXの「GROWENT(グローエント)」は、それぞれブランドのラインナップ中ではしなやかさを重視したモデルです。

LIBTECHの「SKATE BANANA」「BANANA BLASTER」は、ロッカー形状を基調としているため、ボードのずらしやプレスが非常に容易に行えます。

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ラントリ向け|高速安定モデル

「ラントリ」は、フリーラン(滑走)の流れの中でトリックを組み込むスタイルを指します。そのため、トリックのしやすさに加えて、高速滑走時でもエッジがしっかりと雪面を捉え、ボードがバタつかない安定性が求められます。

このスタイルには、カービング性能に定評のあるブランドのツインチップモデルが適しています。代表格はOGASAKAの「CT-TWIN」で、ベースとなったカービングモデル「CT」譲りの高い滑走性能と安定感を誇ります。

また、RICE28の「RT7」も、高い反発力を持ちながら滑走時の安定性も高く評価されています。SALOMONの「HUCK KNIFE」やCAPiTAの「D.O.A.」も、高速域でのコントロール性能が高く、ラントリで多用されるモデルです。

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【レベル別】おすすめグラトリ板

初心者向け|最初の1枚におすすめのモデル

グラトリの最初の1枚を選ぶ際は、操作のしやすさとエッジの引っかかりにくさが重要です。

一般的に、ボード全体が柔らかいソフトフレックスのモデルや、ソール(滑走面)が逆反りしているロッカー形状、あるいはその両方を組み合わせたハイブリッド形状が適しています。

これらのボードは、少ない力でもしっかりとしなり、プレス動作の感覚を掴みやすいです。また、エッジが雪面に引っかかりにくいため、逆エッジによる転倒のリスクを減らせます。

具体的なモデルとしては、SALOMON「CRAFT」やLIBTECH「SKATE BANANA」などが、扱いやすさで定評があります。

まずはボードを自在に操る楽しさを覚えることが、上達への近道となります。

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中級者向け|技の幅を広げるモデル

基本的なプレスやスピンができるようになり、技のバリエーションを増やしたい中級者には、初心者モデルよりも「反発力」が備わったボードがおすすめです。

弾き系のトリック(オーリーなど)を習得するには、ボードの反発を利用することが不可欠です。また、滑走しながらトリックを繰り出す「ラントリ」にも挑戦しやすくなります。

定番とされるモデルが多く、例えばRICE28の「RT7」は、しなやかさと反発力のバランスが絶妙で、多くのグラトリ中級者に選ばれています。

また、CAPiTAの「D.O.A.」やSALOMONの「HUCK KNIFE」も、高いオールラウンド性能としっかりとした反発力を兼ね備えており、ステップアップに最適なモデルと言えます。

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上級者向け|高難易度トリックに挑戦

より高いジャンプや高回転のスピンなど、高難易度のトリックを目指す上級者には、ボードの性能を最大限に引き出せるハイパフォーマンスモデルが求められます。

特徴としては、カーボンなどの軽量素材を使用し、圧倒的な「軽さ」と「高い反発力」を両立している点が挙げられます。

ボードが軽量であればスイングウェイト(板を回す力)が軽減され、回転数が上げやすくなります。

具体的なモデルとしては、YONEXの「ACHSE(アクセ)」がその代表格です。カーボン技術による軽さと鋭い反発力は、他のブランドと一線を画します。

また、OGASAKAの「CT-TWIN」やNOVEMBER「DESIRE RS」も、国産ならではの精密な作りと高い滑走安定性、強力な反発力で、上級者の要求に応えるモデルです。

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【性能・特徴別】おすすめグラトリ板

とにかく軽い|超軽量モデル

ボードの軽さを最重要視する場合、独自の技術を持つブランドが際立ちます。代表的なのは、カーボン技術を駆使するYONEXです。

テニスラケットなどで培ったノウハウを活かし、ウッドコア(木の芯材)の代わりにカーボンを使用することで、圧倒的な軽さと高い反発力を両立しています。

「ACHSE」「GROWENT」といったモデルは、その軽さからスイングウェイト(板を回す際に感じる重さ)が大幅に軽減され、スピン系トリックで大きなアドバンテージとなります。

また、FANATICも軽量化技術に優れています。独自の「ハニカム構造」をコアに採用し、蜂の巣のように中空にすることで強度を保ちつつ軽量化を実現しています。「FTC TWIN」「TRICKMASTER」は、軽快な操作感を求めるライダーに人気です。

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とにかく柔らかい|激柔モデル

プレスやバター系のトリックを重視し、ボードを粘るようにしならせたいライダーには、非常に柔らかい「激柔」モデルが適しています。

これらのボードは、少ない力で簡単に曲げることができるため、スタイルを出した低い姿勢でのトリックが得意です。

代表的なモデルとしてFNTCの「TNT R」が挙げられます。このモデルはグラトリ入門用としても有名で、圧倒的な柔らかさにより、初心者でも簡単にプレス動作の感覚を掴むことができます。

また、DEATH LABELの「BLACK FLAG DW」も、スーパーソフトフレックスを特徴としており、ジブやグラトリでの遊びやすさを追求しています。

011 Artisticの「DOUBLE FLY SPIN」も、コンベックスソールとソフトなフレックスで、乗り系のトリックを強力にサポートします。

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コスパ最強|予算5万円以下で買えるモデル

新品のハイパフォーマンスなグラトリ専用ボードを5万円以下で見つけることは、昨今では難しくなっています。多くの人気モデルは7万円から9万円以上の価格帯が中心です。

しかし、ブランドのエントリーモデルや、コストパフォーマンスを重視したモデルであれば選択肢に入ります。

例えば、SALOMONの「FRONTIER」やNIDECKERの「PLAY」などは、比較的安価でありながらグラトリの基本的な練習にも十分対応可能です。

予算5万円以下で高い性能を求める場合、最も現実的で賢い方法は、次項で紹介する「型落ち」モデルを専門ショップやオンラインストアで探すことです。

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型落ち|人気でお買い得なモデル

スノーボードは毎年新しいデザインや技術のモデルが発売されますが、それに伴い、1シーズンから数シーズン前のモデルは「型落ち」として大幅に割引されて販売されます。

グラトリで人気のハイエンドモデルであっても、型落ちであれば30%から50%程度の割引価格で提供されることも珍しくありません。

例えば、RICE28の「RT7」、CAPiTAの「D.O.A.」、SALOMONの「HUCK KNIFE」といった定番の人気モデルも、前シーズンの在庫を探すことで非常にお買い得に入手できる可能性があります。

モデルによっては数年間大きな設計変更がない場合も多く、最新モデルにこだわらなければ、型落ち品は最もコストパフォーマンスが高い選択と言えます。

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【ターゲット別】おすすめグラトリ板

メンズ|男性におすすめモデル

男性の脚力や体重を活かしたダイナミックなグラトリには、しっかりとした反発力を持つボードが適しています。これまで紹介してきた人気モデルの多くは、男性ライダーの使用を想定したサイズ展開が中心です。

特に人気が高いのは、国産ブランドのRICE28「RT7」、YONEX「ACHSE(アクセ)」や011「DOUBLE FLY SPIN」です。

これらは高い反発性能と操作性を両立しており、弾き系・スピン系を志向する多くの男性ライダーから支持されています。

また、フリーラン性能も重視する「ラントリ」スタイルであれば、OGASAKAの「CT-TWIN」も優れた選択肢です。

海外ブランドでは、パークライディングでの評価がそのままグラトリの人気にも繋がっているSALOMON「HUCK KNIFE」やCAPiTA「D.O.A.」が、高い反発力と安定感で人気を集めています。

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レディース|女性におすすめモデル

女性がグラトリに挑戦する場合、男性に比べて脚力が弱いことを考慮し、「軽量」で「柔らかい」モデルを選ぶことが上達の鍵となります。

女性の力でも簡単にボードをしならせることができれば、プレス系のトリックが格段にやりやすくなります。

代表的なレディース専用モデルとして、YONEXの「DECLIC(デクリック)」が挙げられます。これは女性の脚力で楽に扱えることをコンセプトに開発されており、軽量かつソフトなフレックスで乗り系のトリックを強力にサポートします。

また、RICE28は「RT7」「RT6」のレディース専用サイズ(LTDモデル)やレディース専用設計の「LIBRE」をラインナップしており、こちらも人気が高いです。

011 Artisticも各モデルで短いサイズを展開しており、コンベックスソールによる操作のしやすさから女性ライダーに選ばれています。

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【ブランド別】主要ブランドのおすすめグラトリ板

RICE28

RICE28は、グラトリ専用ボードを追求する日本のブランドです。最大の特徴は、日本人の脚力や体格に合わせて設計された、卓越した反発力としなやかさの両立にあります。

板全体が柔らかく、プレスやオーリー(ジャンプ)の動作が非常にしやすい構造を持っています。これにより、少ない力でもボードをしならせ、その反発を使って高く跳ぶことが可能です。

国産ならではの高品質なソール素材を使用しており、滑走性能が高い点も魅力と言えます。グラトリの上達を目指すライダーから強い支持を受けています。

代表的なモデルとしては、ブランドの定番であり、反発力と操作性のバランスが取れた「RT7」や、より柔らかく乗り系のトリック(プレスなど)に特化した「RT6」が挙げられます。

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011 Artistic

011 Artisticもまた、グラトリシーンを牽引する日本の代表的なブランドです。このブランドの特徴は、ソール(滑走面)が船底のように少し膨らんでいる「コンベックスソール」を多くのモデルで採用している点です。

この形状のおかげで、エッジが雪面に引っかかりにくく、特に回転系のトリックやプレス時のボードのずらしが格段にやりやすくなります。

また、ボードの反発も強く、弾き系のトリックにも対応します。デザイン性も高く、ゲレンデで個性を出したいライダーにも人気です。

グラトリ向けの主なモデルには、強い反発力とコンベックスソールを組み合わせたダブルキャンバーモデルの「DOUBLE FLY SPIN」や、唯一のフルキャンバーモデルでエッジグリップと弾きを重視した「X FLY」があります。

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FANATIC

FANATICは、独自の「ハニカム構造」をコア(板の芯材)に採用していることが最大の特徴です。この蜂の巣のような構造により、ボードの大幅な軽量化を実現しています。

板が軽いため、スイングウェイト(板を回すときに感じる重さ)が軽減され、高回転のスピントリックが非常にやりやすくなります。

また、軽量でありながらもしっかりとした反発力も備えています。グラトリにおいては、特に回転数を増やしたいライダーにとって大きな武器となるブランドです。

グラトリに適したモデルとしては、軽量性と高い反発力を兼ね備えたツインチップモデル「FTC TWIN」や、よりソフトなフレックスでプレスやバター系のトリックがしやすい「ACE」が人気です。

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YONEX

YONEXは、テニスラケットなどで培った高度なカーボン技術をスノーボードに応用しているブランドです。グラトリモデルにおける最大の特徴は、カーボン素材を惜しみなく使用することによる「圧倒的な軽さ」と「高い反発力」です。

他のブランドのウッドコア(木材の芯材)とは一線を画す操作感があります。板が非常に軽いため取り回しが楽で、カーボンの復元力を活かした鋭い弾きが可能です。高品質な日本製であり、耐久性にも定評があります。

メンズの代表的なグラトリモデルには、反発力と安定性を両立させた「ACHSE(アクセ)」や、よりしなやかで乗り系のトリックをサポートする「GROWENT(グローエント)」があります。

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CAPiTA

CAPiTAは、独創的なグラフィックと高い性能で世界的に人気のあるブランドです。特定のモデルがグラトリ専用というよりは、フリースタイル全般で高い性能を発揮するボードが多く、グラトリにも適しています。

特徴としては、軽量で反発があり、操作性が素直な点が挙げられます。また、自社工場「マザーシップ」は100%クリーンエネルギーで稼働しており、環境に配慮したモノづくりも評価されています。

グラトリにも使われる代表的なモデルは、ハイブリッドキャンバー形状を採用したオールラウンドボードの決定版「D.O.A. (Defenders of Awesome)」です。また、より柔らかくジブやプレスに適した「ULTRAFEAR」も人気があります。

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BURTON

BURTONは、世界最大のシェアを誇るスノーボード界のリーディングブランドです。グラトリ専用モデルは多くありませんが、パークやフリースタイル向けのモデルがグラトリにも高い適性を示します。

特徴は、長年培われた高い技術力に裏打ちされた安定感と操作性の良さです。また、独自の「The Channel(チャネル)」システムにより、ビンディングの取り付け位置や角度を細かく、そして素早く調整できる点も魅力です。

グラトリにも適したモデルとしては、パークライディングを主眼に置いたツインチップのキャンバーボード「Good Company」や、ジブやグラトリでの遊びやすさを追求した「Rewind」などが挙げられます。

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CROOJA

CROOJA(クロージャ)は、比較的新しい日本のドメスティックブランドで、グラトリやパークライディングに焦点を当てたラインナップを展開しています。

特徴としては、日本の雪質や日本人の好みに合わせた、しなやかで反発のある乗り味を追求している点が挙げられます。ライダーからのフィードバックを重視し、トリックのしやすさにこだわった設計がされています。

グラトリ向けのモデルとしては、扱いやすいソフトフレックスのキャンバーボード「LOCUST」や、より反発力を高めたハイブリッドキャンバーモデルの「BEETLE」などがあります。

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LIBTECH

LIBTECH(リブテック)は、独自の技術を多く持つアメリカのブランドです。最大の特徴は、ソール中央部がロッカー(逆反り)で両足下がキャンバーになった「バナナテクノロジー」と、波打つ形状のエッジ「マグネトラクション」です。

バナナ形状はボードのずらしやプレスがしやすく、マグネトラクションはロッカーボードの弱点であるエッジグリップの弱さを見事に補っています。

グラトリでも使用される代表的なモデルには、ブランドの代名詞であり、ロッカーボードの楽しさを世に広めた「SKATE BANANA」やプレスやジブに特化したソフトなフレックスの「LIB RIG」があります。

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MOSS

MOSS(モス)は、1971年創業の日本の老舗スノーボードブランドです。長年の経験に裏打ちされた高品質なモノづくりが特徴です。

グラトリに関しては、高い反発力と安定性を両立させたモデルが多くラインナップされています。国産ならではの丁寧な仕上げと耐久性の高さも魅力です。

グラトリ向けの代表的なモデルとしては、オールラウンド性能も高い「TOTO」シリーズ、特にそのソフトフレックス版である「BLACK」が人気です。

また、ダブルキャンバー形状で独特の乗り味を持つ「FIFTY-FIFTY」や、特殊なソール形状でプレス性能を高めた「CIRCUS」も知られています。

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NIDECKER

NIDECKER(ナイデッカー)は、長い歴史を持つスイスの総合スノーボードブランドです。近年は、フリーランやカービングに強いモデルが多い印象ですが、フリースタイル向けのモデルもラインナップしています。

グラトリにおいては、癖が少なく扱いやすいオールラウンドモデルが適しています。高品質でありながらも、比較的コストパフォーマンスに優れるモデルが多い点も特徴です。

グラトリの練習にも使えるモデルとしては、扱いやすいフラットロッカー形状を採用した「PLAY」や、ソフトフレックスで操作性の高いハイブリッドキャンバーモデルの「SCORE」などが挙げられます。

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NOVEMBER

NOVEMBER(ノベンバー)は、GRAYなどと同じく国内の小賀坂工場(オガサカ)で製造される、高品質なドメスティックブランドです。

その最大の特徴は、フリースタイル、特にグラトリやパークライディングにおける圧倒的な人気と性能の高さにあります。トップライダーが愛用するイメージが強いかもしれませんが、初心者やこれからステップアップしたい層に向けたモデルも充実しています。

例えば「D4」は、ラインナップの中でも特に柔らかいフレックスを持ち、少ない脚力でも簡単に板をしならせることができます。

これにより、低速でのコントロールが容易になるだけでなく、グラトリの基本的な動作やオーリーの練習にも最適です。

最初から国産の高品質な板を選び、将来的にフリースタイルやグラトリに挑戦したいと考える意欲的な初心者に、自信を持っておすすめできるブランドです。

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OGASAKA

OGASAKA(オガサカ)は、スキーメーカーとして創業した日本の老舗ブランドで、その技術力はスノーボードにも活かされています。カービングボードの印象が強いですが、グラトリに特化したモデルも製造しています。

最大の特徴は、精密に計算された設計と高品質な素材による、卓越した安定感と反発力です。板の反発をしっかりと使って高く弾きたい、キレのあるグラトリを目指すライダーに適しています。

グラトリ専用モデルとしては、OGASAKAラインナップの中で唯一のフルツインチップ形状を採用したキャンバーボード「CT-TWIN」が有名です。「CT」譲りの高い滑走性能と、グラトリに必要な反発力を兼ね備えています。

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RIDE

RIDE(ライド)は、独創的なボードデザインとタフな作りで知られるアメリカのブランドです。特に「PIG」シリーズという、短く太いシェイプのボードが人気を集めています。

グラトリにおいては、これらの個性的なボードが、従来のツインチップとは異なるスタイルを生み出すこともあります。もちろん、スタンダードなツインチップモデルもラインナップしています。

グラトリにも使用されるモデルとしては、短く太い形状でスイングウェイトが軽く、遊びやすい「TWINPIG」が挙げられます。また、パークライディング全般に対応するツインチップモデルの「KINK」も適しています。

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SALOMON

SALOMON(サロモン)
ジュニアにも同名モデルがあるため購入時にはご注意ください。明らかにロープライスなボードはジュニアモデルの可能があります。

SALOMON(サロモン)は、スキーをはじめ多くのアウトドアスポーツ用品を手掛けるフランスの大手ブランドです。

スノーボードにおいても、初心者からプロまで幅広くカバーする豊富なラインナップを持っています。グラトリにおいては、パークやフリースタイル向けに設計されたモデルが高い適性を持ちます。バランスの取れたフレックスと反発力、そして高い耐久性が特徴です。

グラトリライダーに人気のモデルとしては、高い反発力と安定感を両立させたハイブリッドキャンバーボード「HUCK KNIFE」が非常に有名です。他にも、ジブやプレスがしやすい「SLEEPWALKER」や、初心者にも扱いやすい「CRAFT」などがあります。

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グラトリの板選びに関するよくある質問(FAQ)

Q
身長170cmですが、最適な長さは?

身長170cmの方であれば、グラトリメインの目安は「148cm~152cm前後」となります。詳細な解説は「グラトリ板の選び方「長さ硬さ形状」に注目!」を参照してください。

Q
グラトリ用の板で、カービングやキッカー(ジャンプ)も楽しめますか?

はい、楽しむことは可能です。ただし、どのレベルで楽しみたいかによって「向き・不向き」があります。多くのグラトリ向けモデルは、板が柔らかく(ソフトフレックス)、低速での操作性を重視しています。

Q
硬い板でもグラトリはできますか?

はい、できます。ただし、やりやすいトリックのスタイルが変わってきます。

  • 硬い板が苦手なこと 板をしならせる「プレス系」のトリック(Bノーリー、アンディなど)は、強い筋力と高い技術が必要になります。初心者の方が最初に練習するには難易度が高いです。
  • 硬い板が得意なこと オーリーやノーリーの「反発力(ポップ)」が非常に強いことです。高さを出すスピン系トリックや、フリーラン中のパワフルな動きに向いています。

これからグラトリを学びたい方には、まず「柔らかめ~中間の硬さ」の板をおすすめします。硬い板は、プレス系トリックをマスターした上級者が、より高いエアーやスタイルを求める際に選ぶことが多いです。

Q
グラトリ向きの板に合わせるビンディングの選び方は?

基本は「板のフレックス(硬さ)と合わせる」ことです。 グラトリ向けの柔らかい板には、柔らかいビンディングを選ぶのがセオリーです。

柔らかいビンディングは、足首の可動域が広く、板を細かく踏み込んだり、トリック中にスタイルを出したり(”トゥイーク”)しやすくなります。

特に「ハイバック(背もたれ部分)」が柔らかいモデルや、ハイバックの外側が張り出してプレス時のサポート力を高める「ウイングハイバック」なども人気があります。

逆に、硬いカービング用のビンディングを合わせると、板はしなるのに足首が固定されすぎてしまい、操作がギクシャクする原因になるため注意しましょう。

詳細は「グラトリが上達するビンディングおすすめモデルは?選び方や疑問まで総まとめ!」を参考にしてください。

Q
ブーツも柔らかい方が良いですか?

はい、ビンディングと同様に柔らかめ(ソフトフレックス)のブーツが好まれます。

理由は、グラトリは足首の自由度(可動域)が非常に重要だからです。板を細かく操作したり、プレスで深く体を倒したりする動作が格段にしやすくなります。

ただし、注意点もあります。 柔らかすぎるブーツは、ブーツ内で踵(かかと)が浮いてしまい、力が板に正しく伝わらない「ヒールリフト」が起きやすくなります。

そのため、「ただ柔らかい」だけでなく、「踵がしっかりホールドされる、フィット感の高いソフト~ミディアムソフトのブーツ」を選ぶことが重要です。

別の記事で「グラトリにおすすめなブーツ」をまとめた記事もあるため参考になれば幸いです。

Q
グラトリ用の板のスタンス幅や角度のおすすめは?

セッティングに「絶対の正解」はありませんが、グラトリで一般的によく使われるセッティングの傾向はあります。

  • 角度(アングル) 両足を左右対称、あるいはそれに近い角度で開く「ダックスタンス」が主流です。これは、レギュラー(左足前)でもスイッチ(右足前)でも同じ感覚で滑りやすく、スピン系トリックに有利なためです。 (例:「前足 +12°、後足 -9°」や「+15°、-15°」など)
  • 幅(スタンス幅) 肩幅より少し広めに設定することが多いです。幅を広くとることで、低く構えやすく、プレス時の安定感が出ます。 (例:身長170cmの方なら 52cm~56cm程度が目安)

別の記事で「グラトリのセッティングについて」をまとめた記事もあるため参考になれば幸いです。

まとめ:おすすめなグラトリ板について

この記事では、グラトリの板を選ぶための重要なポイントから、具体的なおすすめモデルまでを幅広く紹介しました。

最適な一枚を見つけるには、まず以下の4つの基本を理解することが重要です。

  1. やりたいスタイル(弾き系、乗り系、ラントリ)
  2. フレックス(硬さ)
  3. 形状(キャンバー、ロッカーなど)
  4. 長さ

記事内では、これらの基本に加え、「スタイル別」「レベル別(初心者、中級者、上級者)」「性能別(軽量、コスパ、型落ち)」「ターゲット別(メンズ、レディース)」、さらにはRICE28やYONEX、SALOMONといった人気ブランド別に、おすすめのモデルを詳しく解説しています。

グラトリの上達には、自分の目的やレベルに合った板を選ぶことが不可欠です。ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりのパートナーとなる一枚を見つけてください。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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