【ボード】

【OGASAKA】スノーボードを全種類を紹介!評判や特徴まとめ。

まさやん
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

・OGASAKAはどんなスノーボードブランドなの?

・OGASAKAのボードの評判は良いの?悪いの?

・OGASAKAのボードを全種類ザっと把握したい!

スノーボードのブランドは数多く存在しています。その中でも、国産ブランドというのは数が限られています。製造コストが高いため、どうしても純粋な国産ボードは高価になります。国産ブランドだけど、製造は中国というブランドもあります。

そのようなご時世でもOGASAKAのボードは日本国内(長野本社)で自社工場にて製造されています。OGASAKAに製造依頼を行っている国産ブランドもあったりしますが、それはまたの機会に。

ここでは、そのOGASAKAのボード全種類を紹介していきます。それぞれにモデルごとに特徴があります。ザックリとしたことを紹介してきますが、詳しいことを知りたい場合はモデルごとに詳細な記事があるため、そちらを確認してください。

sponsored

日本が誇るOGASAKAとはどんなブランド?

OGASAKAは、日本の長野県で創業され、創業者の小笠原氏の名前からブランド名が付けられました。創業当初はスキー用品の製造を行っていましたが、その後スノーボードブームの到来に伴い、スノーボード製品の製造にも力を入れるようになります。

現在、OGASAKAはスキーの板、スノーボードの板やブーツ、ビンディングなどを製造しており、日本国内だけでなく世界中のスノーボーダーから支持を受けています。

特に、競技用のスノーボード板は、高い性能と品質が評価されています。多くのプロスノーボーダーからも愛用されていることがその証明ですね。もちろん、大会で優勝するなど、競技シーンでの実績が多々あります。

OGASAKAのテクノロジー

OGASAKAのボードが高品質な理由としてメイドインジャパンだということもありますが、その品質を保っているテクノロジーがあります。特徴的なボードのテクノロジーがあるため、それを知ることでよりOGASAKAのボードの良さを知ることができます。

PC PLATE

PC PLATEとは、OGASAKAスノーボードの特徴の1つで、板の芯材を保護するために使用されます。このプレートは板全体に貼り付けることができ、板の芯材を保護するだけでなく、反発力を高め、滑走時の安定性を向上させる効果があります。

特に、フリーライドやバックカントリーでの滑走時には、このプレートが大きな役割を果たします。また、PC PLATEは、板の長さを短くすることができるため旋回性も向上します。

4Dスリムウッドコア

高品質のポプラ材を使用しており、ウッドコアを薄くカットすることで、重量を削減し、反発力を高めることができます。

また、ハイブリッドキャンバー技術は、キャンバーとロッカーを組み合わせたもので、滑走時に安定性を保ちながら、旋回時には素早い反応性を発揮します。

独自のエッジ技術

独自のエッジ技術も搭載されています。エッジは、カービングやターンをする際に大きな役割を果たしますが、そのエッジが滑り止めになることもあります。

OGASAKAスノーボードのエッジは、ダイヤモンド状にカットされており、滑り止めとしての機能と、スムーズなターンを可能にする機能の両方を備えています。

OGASAKAのスノーボードを紹介

OGASAKAのボードのテクノロジーをお伝えしましたが、それらの技術があることでこれから紹介していくスノーボードが世界的に評価されています。

OGASAKAのスノーボードには、いくつが分類があり、その中で各モデルがあります。その分類を解説して、各モデルを紹介していきます。

全体的に特徴としては、カービングを軸にした製品開発を行っています。カービング+αという特性があるモデルが多いです。

オールラウンド・プレイフル

「TF(The Free)」のコンセプトは、「ALL-ROUND PLAYFUL(遊び系オールラウンドボード)」。

OGASAKA SNOWBOARDSの中で最も扱いやすく、自由度の高いモデルです。どんな斜面でもボードをコントロールしやすいように、スウィングウェイトの軽量化を目的とした台形形状とフリーキャンバー構造を採用しています。

ノーズとテールの押さえがマイルドでボードをズラしやすいフリーキャンバー構造の特徴を生かすことで、低速域の操作性を重視した構造に仕上げています。

地形の変化にも上手く馴染み、コブ斜面や湿雪、パウダーでも抵抗感が少ないオールマイティーな滑りは、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えてくれます。

TF

OGASAKA「TF」は同ブランドの中でも最も遊べるボードです。グラトリしたり、パークに入ったり、カービングしたり、、、という遊び心が強いです。そのため、初心者でも取り扱いがカンタンな設定になっています。

管理人:まさやん
管理人:まさやん
個人的な試乗会で乗った感想ですが、低速グラトリ~カービング、ラントリま でなんでも扱いやすい!という印象です。

TF-C

OGASAKA「TF-C」は、TFよりもフレックスが硬くなり、よりボードが雪面を捉えるグリップ力が高まっています。そのため、FCよりも操作性は難しくなります。高速カービングから、グラトリ、地形、ジャンプ、パウダーまで一連のジャンルをこなすことができます。ぶっちゃけると、フレックスの好みで決めるようになります。

管理人:まさやん
管理人:まさやん
個人的にはTF-Cの方が板が暴れなくて滑りやすいです。グラトリメインでもない限りはTF-Cをおすすめします。

別の記事で、TFシリーズの評価を比較してまとめているため、気になる方はご確認ください。

オールラウンド・カービング

OGASAKAの最も人気のあるモデルは「CT」です。ラウンド形状、ディレクショナル、キャンバー構造のオーソドックスなフリースタイルボードで、カービングを楽しむために広く選ばれています。

ボードがたわんで行きたい方向に向かい、しっかりとボード全体で雪面をグリップするため、反発力があり、軽快にボードを操作できることが特徴です。

ボード全体のフレックスは柔らかめであるため、乗る位置に神経質になる必要はなく、簡単に曲がることができ、オールラウンドボードとしての安定性と操作性を兼ね備えています。

CT

OGASAKA「CT」は「カービング系オールラウンドボード」とブランドでは呼ばれています。カービングだけでなく、ハーフパイプでも高い滑走能力があります。

もちろん、スロープスタイルでも十分に対応できるタフさも持ち合わせています。同ブランドで最もサイズ展開が多く「迷ったらCT」と呼ばれる性能の高さ、サイズ展開です。

CT-IZ

OGASAKA「CT-IZ」は、CTとCT-Sの間に位置する2018年にリリースされた比較的新しいモデルのスノーボードです。CTよりも少し硬く、反発力の高い設定になっています。CTの滑走性能に物足りなさを感じる場合には、このモデルです。

基本的にはさらなるカービングを求める人やグラトリでも弾き系トリックを好むユーザーにおすすめです。ラントリとも相性が良いですね。また、CTよりは操作難易度が高くなります。

CT-S

OGASAKA「CT-Sの」はCTシリーズで最もフレックスが硬いボードです。高速域で安定したら滑り推進性を持たせることを念頭に置いて開発されたエキスパートモデルです。

サイドカーブを浅く設定していることから操作難易度が高いですが、安定して自由なカービングができます。これからさらにカービングを磨いていきたいスキルアップしたいスノーボーダーにおすすめです。

別の記事で、CTシリーズの評価を比較してまとめているため、気になる方はご確認ください。

ツインチップ

OGASAKA「CT-TWIN」は同ブランド唯一のツインチップモデルです。スイッチランディング、グラトリ、キッカーなど幅広いジャンルで適性が高いモデル。

フレックスバランスを少し硬めに調整することで、自由度を残しつつも安定した滑りを実現することができています。レギュラー、スイッチのどちらでも違和感なく滑りたい方は検討してみてください。

別の記事でさらに詳細なCT-TWINの評価をまとめているため、気になる方はご確認ください。

カービング

OGASAKAのロングセラーモデルのフリースタイルボードとしてラインナップされている「FC」。「セミハンマーヘッド形状」によって全長に対して有効エッジを長く取ることに成功した点です。

有効エッジが長くなったことで、ラウンド形状と比べて低速時の細かい操作には不向きですが、エッジグリップやターン時に抜群の安定感を発揮します。

FC

FCは1997年から現在までロングセラーとして進化を続け、フリースタイルスノーボードにおけるカービング性能を重視したモデルです。最大の特徴は、「セミハンマーヘッド形状」で、全体の長さに対して有効エッジを長くすることができます。

また、セミハンマーヘッド形状により、フリースタイルライディングの柔軟性を保ちながら、エッジをしっかりと立ててカービングしたいというライダーから現役デモンストレーターまで、幅広い層に愛されています。

FC-S

FC-Sは、スノーボードのエキスパートモデルで、JSBAテクニカル選手権で11度の優勝経験を持つ中本優子選手が使用しています。FC-Sは、硬さを意味する「Sti」という言葉が含まれていますが、FCよりもサイドカーブを浅く設計されています。

これにより、ターン前半でボードを立て、たわませることでパワーを加速に変換する感覚で滑ることができます。

また、グラスボードはメタルボードよりも雪面コンディションに左右されにくい性質があります。多くのテクニカル選手が、FC-Sを使って荒れたコースでもベストパフォーマンスを発揮しています。

 

別の記事でFCシリーズを比較してまとめている記事もあるので参考になれば幸いです。

レース:XC

XC(extreme carve)は、OGASAKA SNOWBOARDSが開発した、完全ハンマーヘッド形状のカービング専用ボードです。このボードは、ソフトブーツでもアルパインボードのような究極のカービングターンを求めるユーザー向けに開発されています。

XCは、ターン時の安定感が抜群で、踏んだ分だけ曲がり、推進力が圧倒的です。このボードは完全なマニュアル系ボードであり、オートマチック系とは異なります。

簡単に曲がることができないため思い切り踏み込むことができます。ソフトブーツで究極のカービングターンや自分だけの世界を求める方におすすめです。

ラウンドワイド:ORCA

「ORCA」は、大きなブーツサイズの人向けに開発されたワイドなラウンドシェイプのボードです。浮力がありドラグしにくく、垣根を超えて多くの人に選ばれるようになりました。

ボコボコの雪面でもエッジを立てる楽しさを教えてくれます。フリーキャンバー構造でマイルドな押さえ感を実現し、テーパードを強くすることで扱いやすさと安心感を兼ね備えたボードです。

中級者からプロフェッショナルユーザーが対象ですが、エッジを立てる感覚を養いたい方にもおすすめです。別の記事で、より詳しくORCAを評価した記事もあります。

オールテレーン:SPROUT

「SPROUT」は、全雪質・全地形対応のオールラウンドスノーボードで、パウダーボードのようなアウトラインにキャンバー構造を採用することで、さまざまな地形を安定したスノーボーディングで乗り越えることができます。

乗り味はマイルドで、低中速域でのターンやゲレンデ内の小さな地形でメローでリラックスしたライディングスタイルを出しやすく、シーズンを通して常備しておきたいユーティリティーな一本です。

更に詳しくSPROUTの評価をまとめた記事もあるので参考になれば幸いです。

パウダー

OGASAKAのSHINシリーズは、パウダーに特化したボードを設計しています。毎年ごとに「SHIN」にまつわるテーマを決めてボードの開発を行っています。2022-23シーズンは「深」というテーマだったそうです。

SHINシリーズ

SHINシリーズには「144,156,160,167」とサイズ展開されています。

SHIN SWシリーズ

SHIN SWシリーズは、SHINのスワローテールのモデルとなっています。サイズは「158,163,172」と展開されています。

スプリット

スプリットとは、ボードの中心が縦に割れてスキーに変形して滑ることができるスノーボードです。ガチなバックカントリーしている人が購入する種類のボードです。生産数も少なく高価なボードのため購入者は限られています。

FACET CA

OGASAKA「FACET」は147,155の展開です。バックカントリーでの滑走を基本として設計されており、フルキャンバーのアーチ形状を採用しています。これにより、スノーボードが雪面に密着するため、より良いグリップ力とターン性能が得られます。

また、絶妙なフレックスバランスを調整することで、さまざまなコンディションの雪に対応できるように設計されています。厳冬期のパウダーや春先のシャバ雪、山深いエリアや急峻な斜面、デブリやガリガリのアイシーな斜面などにも対応できるオールマイティーな性能を備えています。

FACET

OGASAKA SNOWBOARDSは、困難を極めるスプリットボードの開発において、「品質」「性能」「耐久性」を追求し続けました。その結果、FACETというスプリットボードを開発しました。

FACETは、登坂時の一点荷重と滑走時の二点荷重を高い次元で融合させるため、独自に設計した自社製のビスを使用し、隙間のない綺麗な接合面を実現しました。その精巧なデザインは、海外のスプリットボード専門の情報サイトでも絶賛されています。

FACET SW

「SW162」「SW168」「SW172」は、FACETスワローテールシリーズのスプリットボードです。このボードは、さまざまな雪質に対応する特徴を持ちながら、スワローテール形状を採用することで、パウダーの中でのターンの切れやテールを細かく動かせる操作性を可能にし、軽快な乗り味を実現しています。

スワローテール形状は、スクエアテールよりもねじれとしなりが出しやすく、低速時や急な動きにも機敏に反応し、ボードを自由自在に操ることができます。ただし、テールが割れているためスイッチライディングには不向きです。

しかし、ズレと切れのコントロールはマイルドであり、非常に乗りやすいボードと言えます。22-23モデルでは、「SW172」が復活し、扱いやすいサイズの「SW162」が新たにラインナップされました。

アルペン

OGASAKAのアルペンはカービングに特化したモデルとなっています。

ARM

「ARMOR」は、ラクに、楽しくカービングをすることを意識して設計されたアルパインボードです。捉えの早いハンマーヘッド形状に程よいサイドカーブ、グラスファイバー、キャンバー構造が主な特徴です。

また、フレックスバランスを絶妙に調整することで、軽いボードでもしっかりとしたエッジグリップがあり、グラスファイバー特有のボード全体がたわんだ後の反発により、爽快なカービングを楽しめます。初めてアルパインボードにトライする方からベテランのユーザーまで、幅広い層に向けて制作されています。

RX

「RX」というアルパインボードは、「LX」というワールドカップモデルの技術を使用しながら、乗りやすさにもこだわったレーシングモデルです。レースでは安定したエッジグリップと瞬時の対応力が求められますが、「RX」はそれに応えるため、ポリエチレン(PE)とメタル(A7178)を使用しています。

このボードはALCプレートおよびIRON ROCKプレートの装着を想定して設計されていますが、プレート未使用でも十分な力を発揮できます。新しいモデルは黒木あかりプロが使用しており、より扱いやすくなっています。

LX

“LX”はOGASAKA SNOWBOARDSが開発したトップスペックモデルで、アルパインスノーボードに最大限に活かされる技術を採用しています。操作は難しいですが、高速で安定して加速できることが強みです。ゲレンデではしなやかで弧を描くようなターンができ、ゲートバーンでは安定したエッジグリップを得ることができますね。

ターン前半から身体をフォールラインへ落とすことができ、全てのモデルの中でも群を抜いています。サイドカーブが浅いため、ターン前半でしっかりとボードをたわませる必要があることが難しさですが、操作に慣れることで上達を実感できるボードです。

まとめ

この記事では、OGASAKAのスノーボードを全種類紹介しました。全体的にカービングに性能が振り向かれているため、使う人を選ぶ板も多いです。

ただし、その性能は世界的に評判が高くユーザーを満足させることは間違いないです。

それでは、あなたのスノーボードライフがより充実しますように!

sponsored
ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
記事URLをコピーしました