【MOSS】スノーボードを全種類の評価・特徴を解説!カービングに評判モデルは?型落ちもおすすめ!
- MOSSにはどんなボードがあるの?
- MOSSのボードにはどんな特徴があるの?
- MOSSの中で自分にあったボードを知りたい!
MOSSといえばクオリティがとても高いボードをリリースしている国産ブランドとして有名です。たくさんのスノーボードの種類があることで自分に合ったボードが分からない人も多いと思います。
そこで、この記事ではMOSSのすべてのボード(SNOWSTICKは除く)を取り上げていくとともに、どのようなジャンルにフィットするとか紹介してきます。
MOSSのテクノロジーの特徴
MOSSには、さまざまなテクノロジーを駆使して高性能なボードを制作されています。この項目では、代表的なテクノロジーについてまとめていきます。より、MOSSのスノーボードを知ることであなたに合ったボードを選ぶことができるようになります。
FIBER GLASS
FIBER GLASS(ファイバーグラス)は、高速走行時のスノーボードの安定性を向上させるために開発されたものです。FIBER GLASSは、スノーボードの芯材に使用される繊維強化プラスチック製の素材で、軽量かつ耐久性があります。
GLASSには5種類のフレックスがあり「VE>G7>F4>F3>N1」という順番で硬くなっています。このGLASSが違うことでトーション(ボードのねじれ)に大きな影響を与えます。
CORE
COREとは、スノーボードを制作するときに使用される木材のことです。MOSSは自社開発の特殊軽量素材をはじめ、竹、桐、ヒノキ、ポプラ、メイプル、サワグルミを断裁して組み合わせて作り込んでいます。
どの素材を使うかによってボードの張りや丈夫さに違いがでます。それらの素材を使用して11種類ものコアバリエーションがあります。
REINFORCE
REINFORCE(リーインフォース)は、COREでは調整ができないフィーリングを向上させる特殊強化材のことです。ビンディングのビス穴あたり周辺に配置される素材でボードの地球性を高めています。
このREINFORCEの形が異なることでボードの特性も変わってきます。14種類ものREINFORCEがあるため、それぞれに最適なものを使用しています。
MOSSのスノーボードを全種類の特徴や評価
ここからは、MOSSのスノーボードを全種類紹介してきます。ざっくりとした内容で個々のボードを紹介していくため、より詳しい評価・特徴を知りたい方は個別の記事を確認してください。
KING
MOSS SNOWBOARDS の代表作『KING』は、マニュアル感を追求したスタンダードキャンバーと浅いサイドカーブが採用され、乗り手が完全なコントロールを得られる応答性の高いライドを実現しています。
内部構造は、超軽量で反発力の高いウッドコアとナチュラルファイバーシートを組み合わせ、素早い動きに対応する粘りとキレのある反発力を提供。
フリーライディングやバンクドスラロームのR地形で抜群のパフォーマンスを発揮し、カービングターン、パーク、パイプ、スノーボードクロスなど、あらゆるスタイルにマッチします。
乗りこなすと、他のボードでは感じられないKINGとの独特な一体感があり、スリリングな感覚が味わえます。まさにオールラウンドボードのKING OF SNOWBOARDと呼ぶにふさわしい一品です。
ROCK
『キング』をベースに複合3Rサイドカーブを採用したハイエンドディレクショナルツインボードROCKは、パークから地形遊び、パウダーから春雪まで、あらゆるシチュエーションで遊べるオールマウンテンボードです。
複合サイドカーブは、スタンス間のRを小さくすることでフリースタイルに必要なターンコントロールを容易にし、足元でのグリップも向上させます。
また、特殊素材BPF SHEETを搭載して超軽量化を実現し、スピンやジャンプ時にボードを引きつける動作が軽快になっています。
ボードコントロールに優れているため、ランディング後や攻めたライディング後も、次のアプローチへの導きが期待できます。
TOTO
TOTOは、10年以上前にリリースされたスノーボードで、ツインチップのフラッグシップモデルとして人気があります。
軽量材や軽量ウッド、ダブルバンブーを組み合わせたコアを使用し、独特な反発力としなやかさで乗り心地が良いです。
また、フラットな操作を簡単にする特殊なボトム形状やカービングターンにも対応できる複合サイドカーブを採用しています。
そのため、フリーライディングやハーフパイプ、パーク、グラトリなど、あらゆるジャンルに対応する高次元ハイブリッドオールラウンドツインボードです。
TOTO BLACK
BLACKは、TOTOをベースに構造改革を施したボードです。特殊繊維(NPF)を搭載することで、不等厚調整だけでは引き出すことのできないフレックスとトーションのバランス調整に成功しました。
TOTO本来のフィーリングを損なうことなく、主にトーションを強化させ、スピード域の高いライディングにも対応できるハイトーションモデルとなっています。
BLACKもツインモデルですが、セットバックがマイナス2cmが推奨位置設定で、両足共ノーズへ+2cmセットすることで、セットバック0cmのツインポジションでも性能を活かせる構造となっています。
TOTO BLACK SF
MOSS「TOTO BLACK SF」はTOTOをベースによりしなやかなボードに仕上げています。最軽量ウッドコアをベースに竹素材を採用したSF専用コアを使っています。TOTOシリーズで最も柔らかいです。パウダー、カービング、ハーフパイプ、パーク、グラトリとオールラウンドな特性を持ちますが、とくにグラトリでの人気が高いモデルです。
TWISTER
MOSS「TWISTER(ツイスター)」は、テクニカル競技で使用されるハンマーヘッドモデルです。固いバーンで早く、力強いターンをすることができます。有効エッジを最大限利用することで安定感とグリップ力を生み出しています。特徴としては、チタニウムプレートを分割して配置していることで驚異的なエッジグリップ力があります。
TWISTER PROSPECT
MOSS「TWISTER PROSPECT(ツイスター・プロスペクト)」は、TWISTERと同様の設計となっていますが、内部構造をよりこだわりぬいたハイスペックモデルとなっています。ウッドコアの厚みを通常よりもUPさせることで、加重にしっかりと応えてくれる乗り心地の良さが向上しています。
TWFD
MOSS「TWFD」はTWISTERをベースに作られていますが、チタニウムプレートは使用せずに高反発で粘りのあるコアを生かしています。乗り味としてはラウンドボードと同じような感覚でライディングすることができます。
RRR
MOSS「RRR(トリプルアール)」は、RRR専用設計されたFUSION CAMBERシステムを採用しています。セミハンマーの特性とキャンバーを融合させることで安定したライディングが可能となっています。とくにターン後半の反発を生かしたボードの切り替えしは目を見張るものがあります。
RRR Ti
MOSS「RRR Ti」はRRRにチタニウムプレートを搭載したモデルです。Tiは、グリップ力、太さかくる安定感からさらに攻めるライディングを可能としています。RRRよりも、より高性能を求める方におすすめです。
REVOLVER
MOSS「REVOLVER(リボルバー)」は最も切れるラウンドボードとしてフリーカービングファンからデモンストレーターまで高い技術に対応できるカービングボードです。2Rサイドカーブのため、前半・後半と細かくチューニングされています。カービングでも特にミドル・ショートターンが得意なボードです。
RR
MOSS「RR」はREVOLVERを進化させたセミハンマーボードです。セミハンマーにすることでREVOLVERの特長を保ちつつ、ターンをカンタンにサポートしてくれます。ターンの捉えと抜けがカービングモデルの中で最も良いボードです。そのため、ユースサイズからラインナップされています。
RR Ti
MOSS「RR Ti」はRRにチタニウムプレートを搭載したモデルです。よりアイシーなバーンや荒れたバーンでもハイスピードでライディングできます。RRでは物足りない、よりエッジ力も求める方におすすめなボードです。
CIRCUS
MOSS「CIRCUS(サーカス)」はグラトリライダーとしても名高い長谷川健太監修のトリックボードです。キャンバーとダブルキャンバーを融合させた他では見たことがない形状となっています。グラトリ・ラントリにおすすめなモデルです。
FIFTY-FIFTY
MOSS「FIFTY-FIFTY(フィフティ・フィフティ)」はグラトリをメインとしたダブルキャンバー&Vロッカーを形状を採用したモデルです。ポプラを使用して超軽量化してあり、高反応で高反発なモデルです。軽さを求めたハイスペックなグラトリボードとして人気があります。
EBIS
MOSS「EBIS」はソフトフレックスオールラウンドモデルは、ディレクショナルツインボードで、スタンダードなキャンバーと少しFATなシェイプを採用しています。
ノーズ・テールは少し張りを残しつつ、スタンス間は柔らかく設定されており、プレスやスピンの先行動作を容易にコントロールすることができます。
また、初心者から中級者まで、フリースタイルやカービングをオールラウンドに楽しむことができるモデルであり、キッズ、ユース、レディースにもおすすめです。
全体的にフレキシブルで、プレイフルな乗り心地が特徴的です。
JENIUS
MOSS「JENIUS(ジーニアス)」はジュニア向けのオールラウンドボードです。ミディアムフレックスで軽量なことが特徴なポプラを採用していることで、より反発力が強いボードに仕上がっています。ジャンプやターンなどさらに上達を求めるキッズにおすすめです。
BURNER
MOSS「BURNER(バーナー)」はパウダーや圧雪、シャバ雪など、様々な状況でも快適に滑走できるように開発されています。
特徴的なのは、スタンス間にあるキャンバーラインと、FR CAMBERと呼ばれる両足バインディング外側から始まるロッカー形状です。これにより、足元だけでボードのコントロールが可能になっています。
ボードのシェイプは程よい太さで、安定感があります。また、FR CAMBERの操作性能とテーパーシェイプの融合により、カービングターンからパウダーでのフローターンまで、バランスのとれたフリーライディングボードとなっています。
MATAGI
MOSS「MATAGI(マタギ)」は立山山麓で活動している水間大輔監修によりスプリットモデルです。キャンバーで最大限テールを使える形状に設計されています。パウダー、未整地だけでなくゲレンデでもジャンプ、スピンできるクオリティーに仕上がっています。
Q57
MOSS「Q57(キュウゴーナナ)」はQシリーズの中でも最も太いウエストなシェイプが特徴なパウダーボードです。特徴としてゲレンデではターン中盤から後半に受けることができる加速がどのモデルよりもずば抜けています。パウダーでもハイスピードでの浮遊感と加速が楽しいです。
Q
MOSS「Q(キュウ)」は、広いノーズ幅が特徴的なパウダーボードです。パウダーでは抜群な浮力を得ることができます。圧雪バーンや荒れた雪面も難なくと滑ることができます。バックカントリーはもちろんサイドカントリーでもしっかりと滑ることができます。
Q2
MOSS「Q2(キューツー)」は、ツインチップシェイプでロッカーとローキャンバーを合わせた形状が特徴なパウダーボードです。ライティング中のスピンやトリッキーな動作にもしっかりと反応してくれます。高いパウダー性能を保ちつつも、ゲレンデも思う存分楽しむことができるようになっています。
Q505
MOSS「Q505(キュウゴーマルゴ)」は、ショートでファットなシェイプをしています。低中速域において圧雪バーンや自然の起伏を気持ちよくさばくことができます。コンパクトな見た目からは想像できない浮力と安定感、さらに走破性の高さが売りのボードです。
Q545
MOSS「Q545(キュウゴウヨンゴ)」は、ボトムを限りなく太くしたQシリーズでは異色なパウダーボードです。高速域を得意としていて、パウダーでもカービングでも抜群の安定感があるボードに仕上がっています。ファットなウエストのため浮力は抜群です。
Q60
MOSS「Q60(キュウロクマル)」はスムーズなターン性能と加速するターンが魅力的なスノーボードです。ローキャンバーで雪と接する面積が少なく、フラットな面でも取り回しが抜群です。
パウダーの中でもタイトな地形でもボードコントロールがしやすく、ノーズロッカー形状とテールフレックスが絶妙に融合されたモデルで、地形を使ったターンや圧雪バーンでも加速感のある三次元を感じさせてくれます。
160cmという全長を感じさせないほどの取り回しの良さが魅力です。
Q51
MOSS「Q51(キュウゴウイチ)」はQ60をベースに設計されたユニセックスモデルで、ノーズロッカー形状とテールフレックスが絶妙に融合されたボードです。
3D地形でも、圧雪バーンでも、地形を使ったターンでも、滑り心地が良く、まるで3D地形を滑っているかのような感覚を味わえます。
Q51は、一連の動きの中で伸びる加速性能が抜群であり、低中速でも3D地形にマッチする仕上がりとなっています。
MSK
MOSS「MSK(エムエスケイ)」は、カーボンとチタンをミックスした構造になっています。操作性能・安定感・加速性能の三拍子揃ったハイスペックなボードです。MOSSの技術を詰め込んだスノーボードクロス専用モデルです。
廃盤モデル
まとめ
この記事では、MOSSのスノーボードを全種類紹介してきました。さまざまな特徴がありますが、カービング・パウダー向きなボードの種類が多かったですね。それでは、あなたのスノーボードライフがより充実しますように!