この記事ではグラトリにおすすめな軽い板を9枚紹介しています。グラトリといえば、軽さが大きなアドバンテージになることがあります。
高回転トリックだと板を回し込む動作、プレストリックだと瞬時の板捌きに大きく直結するからです。そのため、グラトリ板を選ぶときには重さも大きな基準となりますね。
また、別記事ではありますがさまざまなジャンルに特化したグラトリ板をまとめた記事もあるため、参考になれば幸いです。
それでは、その板の重さについて重視しておすすめな軽い板を紹介していきます!
グラトリにおすすめな軽い板9選【2022-23】
これから紹介する板ですが重量の詳細についてはメーカーでも公開されていません。そのため、そのメーカー内でも軽量でグラトリ向きの軽い板を紹介していきます。
どの板も軽さでいえば遜色ないため、軽い板を選ぶ場合は自分の好きなメーカー、形状などで判断すれば問題ありません。重さについては長さによっても違ってくきますし、それほど滑りに影響しないことから公開していないのかもしれませんね。
【YONEX】GROWENT
YONEXのスノーボードの特徴ですが「カーボンクロス複合成型」というカーボンシートを重ねて板状にした素材をコアの一部に使用しています。カーボンは軽くて丈夫な素材としてさまざまな物に使われていますね。
GROWENTにも、そのカーボン素材は使われています。軽さ・反発については申し分ない仕上がりになっています。また板の一部にハニカム構造を採用しているため、さらに軽量化されています。
GROWENTで使用されている構造は「FUSION CORE」。カーボン+ISOコア+ウッド(芯材にポプラ)が採用されています。

【YONEX】ACHSE
ACHSEのコア構造ですが「X-MORE POP TIP(X形状カーボンリボン)」が採用されています。このカーボンリボンは通常ノーズ・テールに配置されていますが、それを長く取って足元まで延長させています。

そのため、従来のもの(上図の破線×の箇所)より高反発でパワーのロスがなくトリックを繰り出すことが可能となっています。

【gray snowboards】TRICKSTICK

gray snowboardsのスノーボードのコア素材には、複合木材が使用されています。それを網の目のように重ね合わせることで軽さと丈夫さを再現しています。4つの構造がありますが、その中でも「STD coreⅡ」を採用しています。
STD coreⅡは、サワグルミ(木材)をベースに両サイドのエッジ際にソフトメープルを使用しています。メインの素材はサワグルミはとても軽量な木材でTRICKSTICKの重さを軽減させています。
TRICKSTICKはキャンバー形状でしなやかにたわむことからグラトリでも弾き系トリックが得意になります。中低速でのトリックをメインに考えている人は検討してみましょう。

【011Artistic】X FLY SPIN
X FLY SPINはグラトリではおなじみのスノーボードですね。コアには「PE FIVER[CROSS]」が使用されています。ソール・カーボンシート・PEファイバー・ウッドコア・トップシートの4層でコアが構築されています。

カーボンシートを挟んでいることから反発が良い板だということが分かりますね。こだわりの構造で軽量化と高い反発力を生み出しています。構造の効果として板のヘタリも軽減することができています。

【FANATIC】TRICKSTAR
FANATIC(ファナテック)の板は全てに言えることですが、板の随所にハニカム構造が施されています。従来は木材のため重量が重くなりますが、ハニカム構造にすることで使用する素材を極限までに少なくして軽量化を図っています。
その中でもトリックマスターはグラトリ向きに性能を寄せて制作されているスノーボードになります。「HC FS-1 CORE」と呼ばれるボードのコア(芯)に当たる素材・構造はFANATICの技術の中で最も軽量なものを使用されています(FANATICには6つのコア構造があります)。
また、VDCキャンバー(ダブルキャンバー)であることからノーズ・テールのエッジかかりが少なくストレスなくグラトリに取り組むことができるスノーボードに仕上がっています。そのためバター系のトリックが得意な板になります。中低速滑走でグラトリされる方におすすめです。
【FANATIC】BT
FANATICのBTについては、トリックマスターをアレンジしたスノーボードだと理解してください。コア構造はトリックマスターと同様に「HC FS-1 CORE」を使用しています。
何が異なるのか?とうことですが、このBTについては形状がキャンバーとなっています。そのため、弾き系トリックが得意なスノーボードです。
さらに、キャンバーのためエッジングしやすく高速フリーランでも板の性能が発揮しやすい特徴があります。いわゆるラントリ向けな板ということができます。

【FNTC】CAT
FNTCというメーカーはFANATICの派生ブランドとして瀧澤憲一プロが展開しているブランドです。そのため、FNTCの板に使用されているコア構造については、FANATICのハニカム構造を採用しています。
CATについてはHONEYCOMB GT COREというFNTCの特有のコア構造をしています。ノーズ・テールがハニカム構造のためスピンのスイングスピードも向上しています。
言うまでもありませんが、ハニカム構造のため軽量化されています。
CATの形状はダブルキャンバーのためエッジかかりが少なくグラトリでも乗り系でスピンするようなトリックが得意です。中低速でグラトリが安定して行えます。

【FNTC】SoT
SoTについてはHONEYCOMB GT COREが使用されています。下位グレードに「TNT C」「TNT R」がありますが、そのコアよりも上位コアになるためCAT・SoTの方が軽量になっています。反発についてもCAT・SoTの方が強いです。
SoTは形状がキャンバーとなっています。そのためCATよりも反発力があるため弾き系トリックが得意です。そのため、ラントリにも適応することができます。

【MOSS】TOTO BLACK SF

TOTOには3種類ありますが、その中でも最軽量でグラトリ向きな「TOTO BLACK SF」。カーボン素材を使用することで軽量化を図っています。
ノーズ・テールには「TOTO BLACK SF」のために設計されたバイアスカーボンを使用することで高反発でしなやかにたわむ操作感を実現しています。
オーリー・ノーリートリックを極めたい弾き系トリックにとてもおすすめですね!

グラトリにおすすめな激軽い板9選まとめ
この記事では、グラトリ向きで激軽な板をまとめました。どの板も軽いため大差ありません。あとは形状など用途・グラフィック・価格などで選べばOKです。どの板も扱いやすい板で甲乙付け難いですね!
その他、グラトリにおすすめな板をまとめているため参考になれば幸いです!それでは、あなたのスノーボードライフより良いものになりますように!