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スノーボードのツリーランでおすすめな板は?安全に楽しむ方法や危険性も解説!

まさやん
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ツリーランというスタイルは、スノーボードの世界に存在する多様なスタイルの一つで、他のゲレンデとは異なり、広大な森林地帯を滑走することを特徴としています。

そのため、木々の間を滑り抜けるテクニカルなスキルが求められますが、自然と一体感を感じることや、他では味わえないスリルを楽しむことができます。

しかし、ツリーランに挑戦する前に、適切なスノーボード板の選択が重要です。この記事では、ツリーランを安全かつ楽しむためのボード選びのポイントや危険性について解説します。

ツリーランを楽しむための鍵となる情報をまとめたので、参考にしてみてください。

ツリーランの魅力とスノーボード板の選び方

  • スノボのツリーランとは?
  • ツリーランでのスノボの深い魅力とテクニック
  • ツリーランのスノーボードの選び方

スノボのツリーランとは?

ツリーランはスノーボードの中でも特に技術的なスキルを要するスタイルの一つで、深いパウダースノーの中の森林地帯を滑走します。

このスタイルでは、木々の間の狭いスペースを駆け抜けるため、高度なコントロール技術と瞬時の判断力が必要とされます。

一般的なゲレンデとは異なり、自然の地形を最大限に活用して滑ることで、独特のスリルと自然との一体感を得ることができます。

特に、新雪が降った後のツリーランは、その美しさとスリルで多くのスノーボーダーから絶大な人気を誇ります。

ツリーランでのスノボの深い魅力とテクニック

ツリーランスノーボードは、通常のゲレンデ滑走とは異なる独特の魅力を持っています。この特別な経験は、深いパウダースノーの中、木々の間を縫うことで、まるで秘密の森の探検に挑んでいるかのような感覚を味わえます。

この感覚は、スノーボーダーの間で「森の中の冒険」とも称され、多くの愛好者に支持されています。

しかし、ツリーランを最大限に楽しむためには、特定のテクニックや知識が求められます。特に、スピードコントロールは木々の間を安全に、かつ流れるように滑るための鍵となります。

また、ツリーラン専用のスノーボードを選ぶことで、より快適な滑走を実現することができます。このようなテクニックや選択は、ツリーランの経験をより深く、かつ安全にするための重要な要素となります。

ツリーランのスノーボードの選び方

ツリーランに特化したスノーボード選びは、単なる趣味からプロフェッショナルな活動まで幅広く影響します。

一般的な認識として、柔らかめの板が好まれるのは確かですが、それだけでは不十分です。

柔らかい板は確かに木々の間を縫いやすいですが、その一方で、高速での安定性に欠ける場合があります。

フレックスレベル:4-6

柔らかすぎず硬すぎない、フレックスレベル10段階中4~6の板がツリーランでのマニューバビリティと高速安定性のバランスを保つのに最適です。

サイドカット半径:7-9m

サイドカット半径が7-9mの板は、急なカーブや狭いスペースでの操作性が高く、木々の間でのアジリティを向上させます。

以上のように、ツリーラン専用のスノーボード選びには多くの要因が影響します。フレックスレベル、サイドカット半径を考慮することで、より高度なツリーラン体験が可能になります。

ツリーラン向きなスノーボードおすすめ板

ツリーラン向きなスノーボードの特徴ですが「なによりも小回りの良さ」を重視して選ぶ必要があります。木が多い場所で最大の危険は木に衝突することです。

衝突を避けるためにも咄嗟の動作で木を回避できる俊敏性があるボードを個人的にはおすすめします。その点を重視してツリーランにおすすめなスノーボードを紹介してきます。

取り上げているブランド・モデル名

【RIDE】BERZERKER(バーサーカー)

Jake Blauveltのシグネチャーモデルは、スムーズなライディングを求めるオールマウンテンライダー向け。ノーズのロッカーやテーパーにより、エッジの切り替えが早く、パウダーでも浮力抜群。

Quadratic Sidecutで安定性とエッジホールドも兼ね備え、Carbon Slimerods® 2.0とウレタンコアで反発力とスムーズさを両立しています。

【K2】SPECIAL EFFECTS(スペシャルエフェクト)

SPECIAL EFFECTSは、K2ブランドで初めて3Dベースデザインを導入したスノーボードです。ノーズ部に8mmの高さが設定されているため、ターン開始がスムーズで、新雪での浮力と速度も強化されています。

耐久性が高いSintered 4000ベースとバンブー製のコア、さらにICG10と直線的なカーボンストリンガーが組み合わさり、反発性の高い滑りを実現します。

このボードは、新雪滑走から地形での遊び、整備された斜面での滑走まで多用途に使えます。ツリーランにおいても機敏な反応で安心して任せることができます。

【K2】ANTIDOTE(アンチドーテ)

アンチドーテは、フリーライドとフリースタイルの融合を目指し、高度なスキルを持つライダーに最適なスノーボードです。

リゾートの斜面からフリースタイルの高度なテクニックまで、このボードは多様なニーズに応える設計となっています。

パウダーやフリースタイルの両立ができるマルチながらもパウダー性能が高いモデルです。

【NIDECKER】ODYSSEY(オデッセイ)

ODYSSEYは、サーフィンのような感覚で雪山を満喫したい女性向けの最適なスノーボードです。

このボードは整備された斜面から新雪、さらにはシーズン末の湿った雪まで、どんな条件でもサーフィンのような滑りを実現します。

アッシュウッド製のトップシートが不快な振動を最小限に抑え、快適な滑走を可能にします。反応性と跳ねる力も抜群です。

【DEATH LABEL】THE DRIFTER(ドリフター)

DEATH LABELのこのモデルは、ブランド内で最も速いスノーボードです。3D形状のノーズがターン開始を容易にし、軽やかな操作性を提供します。

ナノテクノロジーを活用した高速ベースが、その速さを一層引き上げています。広いカーブでも安定した乗り心地を保ち、狭いスペースでの精密な動きも可能です。

このボードは、多様なシチュエーションでの信頼性が高い一品です。

【SABRINA】CRUZER(クルーザー)

CRUZERは、山の多様な地形に適応するように設計されたテール形状を持つ、多機能なスノーボードです。

このボードは、バックカントリーから整備された斜面まで、どんな状況でも滑走がスムーズです。

高速での方向転換も容易で、テールを軽くシフトするだけで美しいスプレーを作ることができます。エッジの確実性と高度な安定性を兼ね備えた高性能なボードです。

【MOSS SNOWSTICK】SW50/58(スワローテール50/58)

SW50は、女性や軽量な男性に特化して設計されたSWシリーズの注目モデルです。

SW58の優れた特性を継承しながら、初心者でも容易に操れるように調整されています。ツリーランのような木が密集する場面でもクイックに反応してくれます。

新雪やザラメ状の雪でも、まるで整備されたゲレンデで滑っているかのような驚くべき滑走感を提供します。

【JONES】STRATOS(ストラスト)

ストラトスは、フリーライドとフリースタイルを融合させた多目的なボードです。深いサイドカットと適度な柔軟性が優れた操作性をもたらせ、テールがテーパードされているため浮遊感と曲がりやすさが両立されています。

ロッカーシェイプとトラクションテクノロジーにより、エッジのグリップ力も高く、ECOプラスチックのトップシートとバサルト製のストリンガーが、ねじれに対する反応性と振動の吸収を高めます。

Dart Plusは、プレミアム素材を採用して一新された高性能ボードです。

最先端のグラファイト製ベースと特別設計のウッドコア、さらには軽くて耐久性のあるトップシートが組み合わさり、反応性の高いスピード滑走を可能にします。

新雪に特化した設計でありつつ、整備された斜面でのカービングも一流です。

全開でターンを楽しみ、整備された斜面で自由なラインを描きたいスノーボーダーに最適な選択です。

【SIMS】NUB(ナブ)

NUBは、フリースタイルボードとフリーライドボードの両方に対応するツインシェイプで、ディレクショナルボードです。

ロングなノーズは、パウダーでの浮力を高め、伝統的なキャンバーとサイドカットが効果的に配置された場所でのライディングが可能。

MOD4モデルは、スピードを安定させ、エッジのホールド力を増強するために、ライトポプラ、ポールロニア、バンブーのコアを使用しています。

高密度で高速のプレミアムレーシングベースを採用しており、5つのサイズが揃っているモデルです。

ツリーランを安全に滑るために必要なこと

  • ツリーランに潜む危険
  • ツリーランの安全対策

ツリーランに潜む危険

ツリーランはスノーボード愛好者にとっての魅力的なアクティビティであり、その独特のスリルは他のスタイルとは異なるものです。

しかし、この楽しみにはリスクも伴います。以下に、ツリーランでのスノーボード中に遭遇する可能性のある5つの主要なリスクと、それらのリスクを最小限に抑えるための対策を紹介します。

1. 木との衝突

ツリーランは、スキー場の中でも特にエキサイティングなコースの1つです。このコースでは、木々の間を滑走するため、自分の身の安全をしっかり確保する必要があります。木との衝突を避けるためには、スキーの速度をコントロールし、前方をしっかり確認しながら滑走することが大切です。

2. 隠れた障害物

雪の下には岩や倒木などの障害物が隠れているため、未知のエリアでの滑走は非常に危険です。このような場合には、地形をよく知るローカルガイドと一緒に滑ることをお勧めします。

地元のガイドは、その地域の地形と気象条件に詳しく、滑走ルートを選択する上での貴重なアドバイスを提供してくれます。

また、ローカルガイドと一緒に滑ることで、地元の文化や風習に触れることもできます。雪山での滑走は、単なるスポーツ以上の体験となることがありますので、ぜひ地元のガイドと一緒に滑ってみてください。

3. 雪崩のリスク

ツリーランエリアには、スノーボードやスキーをするための最高の場所の一つですが、雪崩のリスクがある場合があります。

雪崩が発生すると、非常に危険な状況に陥ることがあります。そのため、雪崩リスク情報を確認することは重要です。

雪崩リスク情報を確認することで、今後のアクティビティの計画を立てることができます。

雪崩リスク情報を確認した上で、必要に応じて雪崩ビーコンやシャベルを持参することをお勧めします。雪崩ビーコンやシャベルを持参することで、非常事態に備えることができます。

4. 逆方向からのスキーヤーやボーダー

ツリーランエリアは、狭い場所であるため、視界が限られることがあります。他のスキーヤーやボーダーが現れることもあるため、衝突する危険性があるということを覚えておく必要があります。

しかし、そんなリスクを伴うツリーランエリアでも、自然と心地よい雰囲気が漂っています。そして、その雰囲気こそが、ツリーランエリアの人気の秘密の一つです。

また、ツリーランエリアの雪質は、他のスキー場と比べても良いとされています。そのため、多くのスキーヤーやボーダーがツリーランエリアを楽しんでいます。

しかし、ツリーランエリアでスキーをする場合は、常に周囲の状況を確認し、適切な距離を保つことが重要です。安全に楽しむためにも、事前に十分な知識を身につけ、注意を怠らないようにしましょう。

5. 体力の消耗

ツリーランは、テクニカルなスキルが必要であり、体力を消耗するため、滑走中に適切な休憩を取ることが重要です。

また、十分な水分補給に心がけることが必要です。休憩中は、周りの景色を楽しんだり、周囲の人々とコミュニケーションを取ることができます。さらに、スキー場での食事や暖を取るための場所もあります。

ただ過度の休憩は体温が下がり筋肉が硬直化するためスノーボードを続けるための体力を消耗してしまいます。そのため、適度な休憩をとることが大切です。

ツリーランの安全対策

ツリーラン滑走はスリルとテクニックが求められる高度なスキー・スノーボードの一形態です。その魅力と同時に、リスクも高まるため、以下のような安全対策が不可欠です。

  1. 頭部保護の徹底: ヘルメットはもちろん、耳当てやゴーグルも併用し、頭部を360度保護します。
  2. 身体防護装備の選定: スパインガードや膝プロテクターなど、衝撃吸収材を含む高品質なプロテクターの着用が推奨されます。
  3. 地形と障害物の事前分析: 滑走前には、木々の配置、障害物、そして斜面の傾きをしっかりと確認しましょう。特に、木の間隔が1.5メートル以下の場所は避けるようにします。
  4. 緊急時の対応策: GPSと連動した緊急通報装置を携帯することで、トラブル時のリスクを最小限に抑えます。
  5. 同行者との連携: 最低でも1人は経験豊富な滑走者と一緒に行動し、常に無線機で連絡を取るようにします。
  6. 天候と視界: 雪や霧、強風など、視界を妨げる天候条件がある場合は、ツリーランを避けるべきです。
  7. スキルと体力のマッチング: 自分のスキルレベルと体力に合ったコースを選び、無理なく滑走を楽しみましょう。

まとめ:ツリーランにおすすめなスノーボード板について

この記事の重要ポイント
  • ツリーランは技術的なスキルと瞬時の判断力が必要
  • 深いパウダースノーと森林地帯を滑るスタイル
  • スピードコントロールと適切なスノーボード選びが鍵
  • 隠れた障害物や雪崩のリスクも存在
  • ヘルメットやプロテクターの着用が推奨される安全対策あり
  • 地元のガイドと一緒に滑ることで安全性が高まる
  • 雪崩ビーコンやシャベルを持参することで非常事態に備える
  • 体力の消耗が激しく、適切な休憩と水分補給が必要
  • フレックスレベルとサイドカット半径を考慮したボード選びが重要
  • 逆方向からのスキーヤーやボーダーとの衝突に注意
  • 天候と視界も滑走の安全性に影響する
  • 同行者との連携と緊急通報装置の携帯が推奨される

スノーボードのツリーランでの楽しさと安全な滑走を追求するなら、適切なスノーボード板の選択が不可欠です。

柔軟なフレックス、適切な長さ、そしてサイドカット半径のボードが、ツリーランの狭いスペースや急斜面でのパフォーマンスを最適化します。

ツリーランでは、アクティブなスピードコントロールと素早い方向転換が要求されます。また、森林地帯での滑走は、障害物や雪崩のリスクも伴います。

したがって、ツリーランにおいてはヘルメットとプロテクターの着用が必須です。さらに、雪崩ビーコンやシャベルを携帯することで非常事態に備えましょう。

同行者との連携や地元のガイドの協力も安全面で重要です。天候や視界にも注意し、常に状況を把握しましょう。

ツリーランスノーボードは楽しさとスリルを追求できる魅力的なスタイルですが、安全第一の意識と適切な装備が不可欠です。そうしたポイントに気を付けながら、楽しい冒険を楽しんでください。

ABOUT ME
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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