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グラトリ板の選び方「長さ硬さ形状」に注目!スタイルも考慮すべき!

この記事では、グラトリ板の選び方が分からないという方に向けて情報をまとめています。グラトリに適正な長さ・硬さ・形状については知らないとグラトリ向きな板を買うことはできません。

 

グラトリ向きな板を選べないと上達が遅れたり、とてもぎこちないトリックになることもあります。変なクセが付くことで上達の妨げになることもあり得ます。

 

そのため、しっかりとした知識を持ってグラトリ板を選んでいきましょう。それほど難しいことはありません。

 

また、別記事ではありますがさまざまなジャンルに特化したグラトリ板をまとめた記事もあるため、参考になれば幸いです。

 

それでは、さっそくグラトリ板の選び方について見ていきましょう!

グラトリ板の選び方

グラトリ板の選び方「長さ・硬さ・形状」

スノーボードにはいろいろなスタイルで滑っている人がいますね!カービング・キッカー・パーク・グラトリなど多種多様です。そのため、板に関しても様々なボードが存在しています。

 

ここでは、グラトリに注目していきます。グラトリと言ってもいくつかのスタイルに分かれています。グラトリの板を選ぶには以下の項目をしっかりと理解する必要があります。

【グラトリ板の選び方のチェック項目】

  • スタイル
  • 長さ
  • 硬さ
  • 形状
  • シェイプ

この5つを理解することで自分に合った板を探し出すことができます。まずは、グラトリでどのようなスタイルを目指すのか?明確にしてみましょう。

グラトリ板の選び方①スタイルを決定すること!

グラトリ板の選び方「長さ・硬さ・形状」

グラトリにはスタイルがあります。グラトリしかしない、キッカーもする、グラトリでも乗り系・弾き系・ラントリなどがありますね。

 

その中でも、自分がどのようにグラトリに取り組むか決めてから選ぶ方が良いでしょう。以下、僕が考えたスタイルに合った板選びの基準です。分からない用語があったとしても以降、解説していきます!

スタイル①乗り系

  • 長さ:身長マイナス22-24㎝
  • 硬さ:とても柔らかい
  • シェイプ:ツイン
  • 形状:フラットorダブルキャンバー

主に板を曲げた状態でトリックを繰り出すスタイルです。低速から中速でグラトリするグラトリ専門の方向けですね。ノーズやテールをプレスした状態を保つ、多用するトリックを好む方の基準となります。

スタイル②弾き系

  • 長さ:身長マイナス22-24㎝
  • 硬さ:普通より少し柔らかめもしくは普通
  • シェイプ:ツイン
  • 形状:キャンバー・ダブルキャンバー

板の反発を受けて高いオーリー、ノーリーを繰り出すスタイルです。ノーリー720など高回転トリックを目指す方向けになります。中速から高速でグラトリする場合もこの基準がいいです。

スタイル③グラトリとキッカーも欲張りたい!

  • 長さ:身長マイナス20㎝
  • 硬さ:普通
  • シェイプ:ツイン
  • 形状:キャンバーorダブルキャンバー

あくまで僕の経験則からのスタイル別の選び方です。そのため一概にいうことはできません。いろいろな考え方がありますが、基本的な選び方から大きく外れていはいないため、目安として参考になれば幸いです。

 

さらに、長さ・硬さ・形状・シェイプでどのようなことを見てスノーボードを選んでいるのか解説していきます。

スタイル④ラントリ(ランアンドトリック)

  • 長さ:身長からマイナス20cm前後
  • 硬さ:普通
  • シェイプ:ツイン
  • 形状:キャンバー、ダブルキャンバー

ラントリとは、カービングしながらグラトリするジャンルのことです。中高速をメインにグラトリするため、硬さがある方がトリックがしやすいです。どうしてもカービング性能が高い板を選択するため硬さがある方が良いです。

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グラトリ板の選び方②グラトリ向きのシェイプ

スノーボードの板には「シェイプ」がとても重要です。シェイプが分からない方は「スノーボードのシェイプとは?」をご参照ください。シェイプの中で、最もグラトリ向いているのは「ツインチップ」です。こちらがツインチップのシェイプです。

グラトリ板の選び方

左右対称になるツインチップですが、レギュラー・グーフィースタンスでも同じような感覚で滑ることが可能です。

 

グラトリをするのであれば必須のため、これは外すことができません。スノーボードのシェイプで最も多いのはこのツインチップです。基本となるシェイプですね。

グラトリに適したシェイプの基本はツインチップ!もしくはディレクショナルツイン。

グラトリ板の選び方③グラトリに適した長さ

スノーボードの板の長さですが、よく言われることが「顎の位置」の高さが良いということです。つまり、身長からマイナス20cm程度と言われています。

 

スノーボードの板の長さが違うと何が変わるのか?ということですが、それは操作性です。長い方が操作性は低くなりますが、安定性が増します。短いと操作性は高いですが、安定性は減少します。

 

グラトリに関してはかなりシビアな繊細な操作が必要になるために、短めの板を選ぶことが基本となります。通常のスノーボード選びよりも短めです。

 

大体ですが、グラトリメインで行く場合には身長からマイナス22~24cm程度の板をおすすめします。僕の場合は身長が170㎝、板の長さは148-150㎝にしています。

 

厳密にいえば「有効エッジの長さ」をみていくべきですが、ザックリと全長を見ておけば大きくは外しません。こだわりたい方は「グラトリに向ている有効エッジの長さ」を参考にしてください。

グラトリに適した長さは、身長からおおよそマイナス22~24cm程度。

グラトリ板の選び方④グラトリに適した硬さ

まず、はじめに知っておくべきことは、板の硬さになります。よくグラトリでは「板が柔らかい方がいい」と言われていますが一概にそうだとは言えれませんね。

 

単に柔らかい方が良いと言っているブログはスノボーしたことない人が書いていることでしょう。この柔らかい板がいい!という考え方には理由があります。

 

それは、柔らかい方が「ボードをプレスしやすい」「板を曲げやすく反発させやすい」この2点のメリットがあるからです。

 

バタートリックの様なプレストリック、ノーズプレス、テールプレス、オーウェンなど、プレス系のトリックは行いやすくなります。

 

柔らかい板はグラトリにおいてメリットしかないように思われがちですが、実はデメリットも存在しています。

 

それは、板が柔らかいために、オーリー、ノーリーなどの「板を曲げて反発させるトリック」が行いづらいということです。グラトリでもスタイルの違いでメリットにもデメリットにもなります。

 

例えば、ノーリー540・720のような高回転系のトリックは板の反発で高く跳ね上がる必要があります。それを考えると「どうしたらいいのか?」と疑問に思いますが、それはあなたの滑りのスタイル、やりたいことで決めるのが正解です。

 

一概に「柔らかい板がグラトリに向いている」というのは間違いだ!と否定したのは、そのことからです。そして、さらに考えるべきは、「スノボーでどんなジャンルをメインで滑るのか?」ということでも、板の選ぶ硬さの基準が変わってきます。

 

グラトリでは「バター系」「弾き系」と分かれますが板の選び方が大きく違います。詳細についてはバター系・弾く系が分からない方は「グラトリの乗り系・弾き系とは?トリックや上達方法を紹介!」の記事をご参照ください!

板の柔らかさは、取り組むグラトリのジャンルも考慮しよう!

グラトリから話は逸れますが、1枚の板でグラトリもキッカーも飛びたいというのであれば、ある程度硬さがある板をおすすめします。キッカーは板が硬い方がいろいろと安定感がありますから。

 

キッカーはとても危険なジャンルなので、キッカーを優先した板選びが良いでしょう。「キッカーなんて飛ばない!グラトリ1本でやっていく!」というのであれば柔らかい板でも問題ないでしょうね。

 

ただし、グラトリの中でも、板の反発が欲しいのならば若干硬め脚力に自信がないという人は柔らか目。というようにケースバイケースです。

 

いろいろなパターンを知ることで自分にベストな板を探すことが重要でもあり、板選びの楽しいとことですね。

 

まず、ここでは板の硬さについて説明終了です!次は、板の形状です。板選びの基準は硬さだけじゃありません!

グラトリ板の選び方⑤グラトリ向きの形状

グラトリ向きの板でロッカーボードは選ばれることはなくなりました。ロッカーボードが何かあまり分かっていない人がおすすめしている記事を見かけることもあります。

 

まず、ロッカーボードを解説しますが「板が柔らかい」「雪面に対してエッジが引っかかりにくい」というこの2つが大きな特徴です。

 

つまり、逆エッジしづらいのでコケづらい、板のコントロールが行いやすい、プレス系トリックが得意、滑るとこのような印象を受けます。

 

一見グラトリに向いている?と思われがちですが、プレス系トリックは行いやすいですが、板の反発があまりないためにオーリー、ノーリーのように板を反発させるトリックには向きません。

 

また、荒れた雪面だとめっちゃ板がバタついて、コントロールしづらいということも多くあります。そのため個人的にはグラトリをメインで滑るのであればロッカーボードはおすすめしません。

 

それじゃ、何が良いんですか?ということですが、形状に限って言えば「フラット」「ダブルキャンバー」「柔らか目のキャンバー」をおすすめします。

 

「フラット」「ダブルキャンバー」はある程度ロッカー要素も残り、キャンバーの良さも取り入れている形状のためにグラトリには使い勝手がいいですね。あとは、板の硬さで選べば問題ないでしょう。スノーボードの形状についてはかなり詳細なことをまとめました。

グラトリ板に適した形状は、キャンバー・ダブルキャンバー・フラットです!

さいごに

ここでは、僕がどのような視点・基準でグラトリに向いている板を選んでいるのかまとめてきました。あくまでも、僕の経験則から言っていることなので、違う意見がある人もいると思います。

 

スノーボードは自由なスポーツなので、これ!と言った正解はないと思っています!その他、グラトリにおすすめな板をまとめているため参考になれば幸いです!

 

思い思いに好きに遊べる自由度が高いスポーツですから、それだけは忘れずに!板選びもワクワクしながら考えてもらえると幸いです!

ABOUT ME
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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