この記事では、スノーボードのカービング向きビンディングの選び方についてお伝えしていきます。
これからスノーボードのカービングを練習したいと思っていても、カービングに向いているビンディングってあるのかな?どんな選び方をすればいいんだろう?と悩んでしまいますよね?
もし間違った選び方をしてしまうと、加重をしてもうまく反応しなかったり・・、滑りにくくてなかなか上達しない・・。なんてことになってしまいがち!
ビンディング選びに迷っている人は、この記事を読んで、ぜひ自分にあったカービングのアイテムを選んでみませんか?
まずは選び方のポイントを3つまとめました。この後詳しく解説していきます!
- ビンディングの硬さ
- ハイバックの高さは関係ある!?
- ブーツとの相性はとても重要!
ポイントはこれだけです。とても重要なポイントなのでぜひ覚えてください!きっとこの記事を読めば、最高のビンディングに出会えるはずです。
最後におすすめのビンディング6選も紹介するので、最後まで読んでくださいね!また、カービング向けの板のえらび方もまとめているため、合わせてご確認ください。
カービング向きビンディングの選び方

ここからは、始めにお伝えしたポイントについて詳しく解説していきます。お伝えしてくことは以下の3点です。
カービングと相性が良いビンディングの選び方
- ビンディング全体の硬さ
- ハイバックの高さ
- ブーツとの相性
①ビンディングの硬さ
ビンディングは硬いものがおすすめ。カービングの板も硬いものを選ぶことが多いと思いますが、ビンディングも硬いほうがしっかり力を伝えてくれるので、反発性が良くなりますよ!
硬さを判断する為の注目点は2つ!1つ目は「ハイバック」で、ふくらはぎ側にあるブーツを支える部分です。硬さを見分けるには、実際に手で触ってねじってみましょう!柔らかいものは力を加えた時にねじれやすいですが、硬いものはねじれにくくなっています。
2つ目は「ベースプレート」でビンディングに足を置くベースとなり、衝撃を吸収するクッションの役割にもなる部分。基本的にはアルミやプラスチックなどでできています。
さらにプラスして強度や耐久性をあげた素材を使っていて硬くなっているか確認してみると良いでしょう。実際に触ってもわかりにくいので、確認するには実際にブーツをはいてのってみるのもいいかもしれません。
ハイバックとベースプレートが硬いと、カービングのように高速で滑ってもしっかり反発して安定感が良くなります。
②ハイバックの高さ
ハイバックが低いと、グラトリやジブなどのトリック系では足首を柔らかく使えるという利点がありますが、カービングターンのように高速で滑るには、高いほうがバックサイド(かかと側)に加重したときに力が伝わりやすくなります。
ターンをする時の反応が早くなり、滑走時の安定感も増すので、ハイバックは高めを選びましょう。実際にブーツを合わせて高さを確認してみる方法がおすすめです。
その時には、ハイバックの角度が調整できるのか、ヒールカップに隙間がないかなども一緒に確認してみてくださいね!
③ブーツとの相性は重要!
ビンディングを選ぶ時にはブーツとの相性はとても重要です!チェックポイントとしては、ポイント②でも少し触れましたが、ビンディングのヒールカップ(後ろのかかと部分)が合っているか、ハイバックとの間に隙間がないかを確認しましょう。
ブーツと違うブランドで選んでも相性が良いものが多くありますが、迷ったら同じブランドにすれば間違いありません!同じブランドで選べば、もともと合うように製造されている為、ブーツに必ずフィットします。
モデルを選ぶ時も、ビンディングと同じレベルの硬さにしたほうが加重したときの反応もよくなりますよ。
これまで解説したように、カービング用には硬いビンディングを選びますが、ブーツが柔らかければせっかく加重をしてもうまく力が伝わらずに逃げしまうので注意が必要です!
カービング向きなビンディングおすすめ7選

それでは、これまで解説したカービング向きビンディングの選び方を基に実際におすすめビンディング7選を選んでみました。
【BURTON】CARTEL
人気ブランドBURTONからCARTELを紹介します。カービングに最適な硬めのフレックスで、ベースプレートも硬めにできているので、力を伝えるとしっかりと反応してくれます。
価格もリーズナブルなので、手に入れやすいモデルです。すべてのマウンティングシステムに対応できる「Re:Flex」を採用しているので、Burton以外の板にも取り付けが可能です。

【UNION】FALCOR
ベース部分は硬く、ハイバックは左右非対称のデザインで足にフィットします。カーボン素材を使っているので軽量で、高速でカービングターンををしても操作性がよくしっかり反応してくれますよ。
プロスノーボーダーのトラビスライスが監修したモデルとしても有名です。カービングだけでなく、ハーフパイプやキッカーなどでも安定感があり、さらにレベルUPしたいライダーにおすすめ!

【UNION】ATLAS FC
UNION「ATLAS FC」はメーカーの中で最も剛性が高いハイバックが採用されています。フォージドカーボンを至るところに使うことでカーボンよりも遥かに高い強度を誇っています。
そのためレスポンス性能がとても高いビンディングに仕上がっています。ちなみにATLASは3種類ありますが、どれも性能が異なります。

【SALOMON】HIGHLANDER
しっかりとしたベースプレートとヒールカップの組み合わせで強度もあるので、高速で滑るカービングには最適です。サロモン独自のShadowFitテクノロジーを採用しているので反発性もよく、360°の方向に均一に反応してくれます。
サロモンはもともとスキーブランドとしても歴史が長く、高速系のアイテムには定評があります。板、ビンディング、ブーツと同じブランドで揃えることもできるので、すべてサロモンで揃えてみるのもいいかもしれませんね!

【FLUX】XF
FLUX「XF」はフレックスは硬め。サイズもXS~Lまで展開。女性も含め様々なライダーに対応します。ハイバックも高さがあるので、体重をかけたときにしっかり板へと力を伝えることができますよ!
見た目もクラシカルでシンプルなので、どんな板にもバッチリ合います!FLUXのアンクルストラップ(足首部分)はハイバックの内側から伸びているので、装着したときに足にフィットしてホールド感が高いモデルになっています。

【FLUX】XV
FLUX「XV」は同ブランド内で最もフレックスが硬く、最新技術が詰め込まれている最高峰モデルです。
高速フリーラン、カービング、レース、巨大サイズのキッカーなどに適正が高くタフなビンディングと評価を得ています。
価格帯が高価なためなかなか購入するには躊躇うかもしれませんが、そのクオリティーは保証します。

【DRAKE】FIFTY LTD
ハイバックは左右非対称でフィット感があり、カーボン素材を使っているので軽量で扱いやすいモデルです。オールラウンドにつかえるので、カービングはもちろん、グラトリやパークなどあらゆるスタイルに対応できます。
DRAKEブランドの上級モデルは、ハードライディング向きで硬すぎる傾向にあるので、初めてカービング専用のビンディングを選ぶ際には、DRAKEビンディングの中でも中間くらいの硬さがちょうどいいと思いますよ!

まとめ
カービング向きビンディングの選び方のポイントと、おすすめ7選をお伝えしました。個人的なおすすめなUNION 「ATLAS FC」ですが超高価なんですよね、、、(笑)
カービング向けビンディングはボードと同じく硬めなフレックスが好ましいです。選び方やおすすめの商品などを参考にお気に入りのアイテムを手に入れて、さらにカービングターンがレベルUPできるといいですね!