スノーボードのショートターンを徹底解剖!重要な7つのコツを解説!
スノーボードの魅力は、その自由な滑り方とテクニックの多様性にあります。
中でもスノーボードのショートターンは、多くのライダーがマスターしたいと思うテクニックの一つです。
この記事では、ショートターンの基本から応用まで、その秘訣を7つのコツとして徹底的に解説します。
初心者から上級者まで、ショートターンの技術を向上させたいすべてのスノーボーダーに向けた内容となっています。
- 両手を交互に上げ下げすることでショートターンのリズムが取れる
- リズムが遅いとターン弧が大きくなり、リズムが早すぎるとターンが追いつかない
- 腕を上下させることでバランスとリズムが取れる
- ショートターンではリズムが非常に重要である
ショートターン/前手:ノーズに棒を取りつけたようにイメージして棒で操作するようにボードを動かす
- ショートターンで体軸が不安定な人
- ショートターンの小刻みなリズムをつくれない人
- ショートターンの時に上半身が安定しない人
棒をツマ先側に倒すイメージでトウサイドターンに入っていきます。棒を倒すことでボードも一緒に傾ける意識を持ってトライしましょう。
イメージとしては、ノーズに棒が取り付けられている状態です。前の手で垂直に伸びた棒をつかんで左右に倒すことで、ボードコントロールをします。切り替えの際は、足元をフラットにするようにします。
カカト側に棒を倒すイメージでヒールサイドターンに入っていきます。ボードも一緒に傾くイメージを持って操作しましょう。
ノーズに棒を取りつけるイメージ、倒すことでボード操作する
ここからは、リズミカルにターンを刻むショートターンのテクニックを磨く方法を紹介します。
まず、前の手を効果的に使う方法があります。体をターン方向に先行させて滑ることが必要となるショートターンでは、前の手を積極的に動かすことがポイントになります。
手でターンをリードしてリズムをつくることができます。
具体的には、ノーズに棒が垂直に取りつけられているとイメージし、その棒を前の手でターン方向に倒し込むことで、ボードの傾きを連動させるようにターンしていきます。
トウサイドターンの時には、ツマ先側に前の手があり、ヒールサイドターンの時はカカト側に前の手がくることになります。
ここで大切なのは、ノースから垂直に取りつけられた棒を倒した角度と同じだけ角付けするように足元を調整することです。
そして、棒を倒すと同時に、トウエッジもしくはヒールエッジへの荷重を強めてバランスを調整する必要があります。
前の手で操作することでターンコントロールができ、棒の倒し方が弱いと角付けも弱くなり、棒の倒し方が強いと角付けも強くなるため、小刻みな早いショートターンも、ゆったり目のショートターンも自由自在に描くことができます。
前の手でボードを操作するイメージで、体をローテーションさせてターンの先行動作を作っていきましょう。そうすることで、小刻みなリズムで軽快に滑ることができ、ショートターンのボードさばきを手に入れることができます。
- ノーズに垂直に取りつけられた棒をツマ先側に倒すことでトウサイドターンに入っていく
- 棒を真上に戻すことで傾きをリセットして切り替える
- 棒をカカト側に倒してヒールサイドターンに入っていく
- 棒を戻しながらボードの真上を腕が通過して切り替えていく
- 棒をツマ先側に倒してトウサイドターンに入っていく
- 切り替えでは一瞬フラットになる
- 棒をカカト側に倒してヒールサイドターンに入っていく
- 棒を戻してリセットして切り替える
ショートターン/後ろ手:後ろ手の小指を立て滑ることで体のひねり過ぎを防ぐ
- ショートターンのリズムが遅い人
- ショートターンがズレてしまう人
- ターンが大きくなってしまう人
NG
後ろの手が一緒に前に出てしまうことで全身がターンしてしまった悪い例です。ローテーションが大き過ぎると、全身が回ってしまい、テールがズレてしまいます。
ローテーションが大きい トウサイドターンでは、後ろの手が体と一緒に下がってしまい、体が回りすぎてしまうことがあります。後ろの手をブロックすることで回り過ぎを防ぐことができます。
後ろの手の小指を立ててすべる
後ろ手の小指を軽く立てるように構えると、ヒジが上がり、後ろ腕がロックされます。
これによってショートターンでありがちなターン方向へのローテーションが大きくなりすぎることを防ぐことができます。
また、後ろの手がロックされることでローテーションが制御され、前の手を積極的に先行させることでリズムが取りやすくなります。
後ろの手をロックし、前の手を積極的に動かすことを意識して、軽快なショートターンを行いましょう。
後ろ手の小指を立てると上半身がブロック過度なローテーションを防げる
リズムが早いショートターンでは、ローテーション(体のひねり動作)が必要以上に大きくなると、ボードがズレてリズムが悪くなります。
小刻みでクイックなリズムでショートターンを描くには、ローテーションをコントロールする必要があります。
後ろの手の小指を軽く立てながら滑ると、自然に肘が上がり、バランスがとりやすくなります。後ろの腕がロックされるため、滑走中の過度なローテーションを防ぐことができます。
また、上半身が安定するため、ボードをクイックにコントロールしてリズムをつくることもできます。
後ろの腕をロックすることで、ローテーションを制御できますが、前の手の動きが小さいとターン弧が浅くなり、スピードが出過ぎてしまいます。
そのため、前の手は積極的に動かしてターンを先行させる必要があります。前の手が大きく動いても、後ろの手がロックされているため、ローテーションが制御されます。
前の手を大きく早く先行させれば、ショートターンは深いターン弧を描いていき、スピードコントロールすることもできます。
後ろの手をロックしたまま、前の手でターン弧をコントロールしましょう。
後ろの手のロックが緩むと、後ろの手が体と一緒にターンしてしまい、ローテーションが大きくなり、ボードがズレてしまうことに注意してください。
ショートターンでローテーションが大きくなるとボードがズレる原因になる。過度なローテーションを防ぐために後ろの手の小指を立ててすべってみよう。
- 後ろ手の小指を立ててすべると、ヒジが上がるためトウサイドターンのバランスが安定します。
- 後ろの手はそのままキープして、ヒールサイドに切り替えていきます。
- 後ろの手の小指を立てたまま、前の手は積極的にヒールサイドターン方向へ先行していきます。
- ヒールサイドターン後半では、後ろの手がロックされているのでテールが流れてしまうのを防いでくれます。
- 前の手を先行してトウサイドに切り替えていきます。
- 後ろの手が上がっていることで、トウサイドターンのバランスが保たれます。
- 前の手を先行してヒールサイドターンに切り替えていきます。
- 後ろの手がロックされているので、前の手を積極的に動かすことでリズムをとっていきます。
ショートターン/リズム:両手を交互に上げ下げすることでショートターンのリズムが取れる
- ショートターンのリズムが安定しない人
- ショートターンが大きくなってしまう人
- ショートターンでスピードコントロールできない人
両手を交互に上げ下げする
ヒールサイドターンでは、前の手を上げて後ろの手を下げ、トウサイドターンでは前の手を下げて後ろの手を上げます。
両手を交互に上下させる動きに下半身も合わせて動かすことが必要です。
後ろの手が下がるときはヒールエッジでターンし、前の手が下がるときはトウエッジでターンしましょう。
腕を上下させることでバランスとリズムが取れる
ショートターンでは、リズムが非常に重要です。リズムが遅いとターン弧が大きくなり、リズムが早すぎるとターンが追いつかずに上半身と下半身の動きがバラバラになってしまいます。
まずは、両手を交互に上げ下げすることでリズムを取るトレーニングを行いましょう。腕の運動をアームワークとも呼び、リズムを取るのに欠かせない運動です。
ヒールサイドターンの場合は、前の手を上げて後ろの手を下げて滑っていきます。前の手が上がり、後ろの手が下がると、ターン中のバランスがしっかりと取れるため、上半身が安定します。
また、トウサイドターンに切り替える場合は、前の手を下げながら後ろの手を上げていきます。ターン後半で前の手がしっかりと下がり、後ろの手が上がると、バランスを保つことができます。
これをタイミングよく繰り返すことで、リズムよく、軽快なショートターンをすることができます。
トレーニングを行う際は、手を早く動かしすぎて下半身の動きが追いつかなくなることがないように注意しましょう。
手の動きと下半身の動きがマッチングしてこそ、いいリズムになるため、最初はゆっくりと動かしながらターンし、手の上下の動きとターンの動きを合わせることを意識して練習しましょう。
慣れてきたら、手の動きを徐々に早くすることで軽快なリズムのショートターンをマスターしましょう。
ショートターンはリズムの中ですべることが重要になる。このリズムを取るために、 両手を交互に上げ下げして、リズムがとれるようになろう。
- トウサイドからヒールサイドへと切り替えていく
- 切り替えとともに後ろ手を下げながら前手を上げていく
- 後ろ手が下がって前手が上がりヒールサイドターン
- 後ろ手がさらに下がることでターンを仕上げる
- トウサイドへの切り替えとともに後ろ手を上げて前手を下げていく
- 後手が上がって前手が下がった状態でトウサイドターンへと切り替えていく
- さらに前手を下げてターンを仕上げていく
- ヒールサイドターンへの切り替えに向かう
- 後ろ手を下げながら、前手を上げていく
- 後ろ手が下がって前手が上がった状態でヒールサイドターンへと切り替えていく
ショートターン/上半身:水の入った樽を抱えるイメージで滑ると上半身が安定する
- ショートターンで上半身を安定させたい人
- リズムをキープしてショートターンしたい人
- ショートターンでふところが作れない人
水の入った大樽を持つイメージで構える
スケートで滑る際は、水が入った樽を抱えているイメージで構えます。このとき、後ろの腕は上に、前の腕は下になるようにします。
樽を抱えるイメージを持つことで、少し猫背になり、お腹周りにバランスの空間を作ることができます。
これにより、リラックスした状態を保ち、上半身が安定します。スケートをする際に水をこぼさないようにすることで、ターンや切り替えの際に肩のラインが常に水平に保たれるようになります。
NG: 樽を持つイメージがない。水の入った樽を持つイメージがないと、右腕が下がって頭も下がり、バランスが悪くなります。
ターン中はバランスを取り続けることが重要です。上半身のバランスが崩れると、転びやすくなってしまうため注意が必要です。
大樽の中の水をこぼさないイメージで滑ると上半身が安定
ショートターンのようにリズムが早いターンは、バランスを取り続けることが難しく、すべっているうちに体が緊張して固くなってしまいがちです。
体が硬くなると、ボードを思うように操作できなくなり、ショートターンのリズムを保つことが難しくなります。
上半身のバランスをリラックスした状態で保つために、水の入った樽を抱えるようなイメージをしながらショートターンをするトレーニング方法を紹介します。
後ろの手は上から樽を持ち、前の手は下から樽を持つイメージで構えます。さらに、水が入っているとイメージして、水をこぼさないように意識しながら滑ることがポイントです。
水をこぼさないように意識することで、肩のラインが水平に保たれ、自然と上半身が安定してきます。
また、お腹辺りが少し凹んで、ふところ(バランスの空間をつくること)ができるので、リラックスして安定したバランスを保つことができます。
力を抜いてバランスを取り続けることができれば、なめらかにボードが動き、安定したショートターンをすることができます。
樽を抱えるイメージをしっかりと持ってトライしてみてください。
ショートターンはリズムが早いため、上半身のバランスを保つことが重要です。力を抜いてバランスを保ち続けることができれば、ボードが滑らかに動き、リズムをキープすることができます。
- 水が入った大樽を抱えるようにしてヒールサイドターンしていく
- 樽を抱えたまま、切り 替えていく
- 水をこぼさないように意識することでトウサイドターンもしっかりと安定する
- 切り替えにおいても水をこぼさないように意識することで、スムーズに切り替えることがで きる
- 後ろの腕が上で、前の手は下になるようにして構える
- ふところができるので、上 半身が安定し、多少の荒れたパーンでも対応できる
ショートターン / 谷回り:ターンを仕上げ前の腕を谷側に突き出して切り替える
- ショートターンで谷回りが作れない人
- カービングのショートターンを極めたい人
- ターン前半からエッジを立てることができない人
ヒールサイドターンからトウサイドターンに入る際は、前の手を斜面下(谷側)に突き出して切り替えます。これにより、前半からツマ先エッジを角付けしやすく、スムーズに谷回りしていくことができます。
トウサイドターンからヒールサイドターンに移行する時は、前の手を斜面下(谷側)に突き出すことで切り替えを行います。この方法を使うと、ターン前半からカカトエッジに角を付けやすく、スムーズに谷回りすることができます。
前の手を谷側に突き出してボードを切り替えれば、谷回りから角付けしていける
ターンは谷回りと山回りで構成されています。そのため、ロングターンのようにエッジングできる時間があれば、谷回りを作りやすくなります。
しかし、リズムの速いショートターンでは、谷回りを確実に作ることは容易ではありません。しかし、コツを覚えればスムーズに谷回りを作ることができます。
谷回りを作るためには、切り替えと同時に前の手を斜面下に素早く突き出し、ターンに入ることを意識してください。
ヒールサイドターンからトウサイドターンに切り替えるときは、前の手を斜面下に素早く突き出しながらボードを切り替えます。
前の手をしっかりと斜面下に突き出すことができたら、体が谷側に運ばれるので、トウサイドターン前半から角付けして谷回りしていくことができます。
トウサイドターンからヒールサイドターンへの切り替えも同様で、前の手を斜面下に素早く突き出しながらボードを切り替えます。
前の手の突き出しで体を谷側に運ぶことができたら、ヒールサイドターン前半からしっかり角付けして谷回りしていくことができます。
谷回りを作るためには、前の手を斜面下に突き出して切り替えることができますが、より正確に行うためには、切り替える直前にターンを確実に仕上げることがポイントです。
ターンを仕上げた後に前の手を斜面下に突き出すことで、素早く切り替えることができます。
ターン後半にターンを仕上げる動作と、前の手を斜面下に突き出して切り替える動作の両方を確認しながら練習してください。
リズムが早いショートターンの中で、谷回りを意識することは難しい技術だ。 谷回りをしっかりと作ることで、ショートターンをカービングですべることができる。
- ヒールサイドターンを仕上げて、切り替えていく
- 切り替えとともに、前の 手を斜面下に素早く突き出していく
- 前の手を大きく斜面下に突き出してト ウサイドターンへと切り替えていく
- 前の手をヒールサイドの斜面下に移動 していく
- 前の手を切り替えとともに素早く斜面下に突き出して谷回りして いく
- ヒールサイドターンを仕上げる
- すかさず、前の手を 下に突き 出していく
- 前の手を大きく斜面下に突き出して谷回りしていく
ショートターン/エッジング
- カービングでショートターンしたい人
- スピードを出してショートターンしたい人
- ショートターンのバリエーションを増やしたい人
ヒールサイドターンでは、ヒザを曲げると角付けが緩みやすくなるため、ヒザを伸ばしてエッジングしていきます。角付けする際には、足首を引き上げてロックさせることでエッジングを安定させます。また、ヒザを伸ばす際には、体も一緒に伸びないように注意が必要です。ポイントは、股関節を曲げたまま、ヒザだけを伸ばすことでバランスを保つことです。
トウサイドターンは、人間の骨格上、膝を曲げるとカカトが浮いてトウエッジが立ちます。足首を緊張させてトウエッジで角を付けていきます。体が倒れないように注意し、頭を起こして肩のラインを保ち、上半身の安定を意識しましょう。
ヒールサイドはヒザを伸ばして、トウサイドはヒザを曲げてエッジングしていく
カービングでショートターンをするためには、素早く切り替えて強いエッジングでターンを繋いでいかなければなりません。ヒールサイドターンの場合、ヒザを伸ばしてエッジングします。
スノーボードのヒールサイドは、ヒザを曲げると角付けが緩みやすい特性があるため、ヒザを伸ばして角付けする方が強くエッジングできる場合もあります。
エッジングする時は、足首を引き上げてロックして角付けするとエッジングが強くなり、安定させることができます。
また、ヒザを伸ばす時には、体が一緒に伸びないように注意しなければなりません。
ポイントは股関節にあり、股関節を曲げたままヒザだけを伸ばすことで、上半身のバランスを保つことができます。
トウサイドターンの場合、人間の骨格上、ヒザを曲げるとカカトが浮くため、ツマ先エッジでの角付けがしやすいです。
トウサイドは、上半身のバランスをキープして、ヒザや足首を曲げて角付けしていきます。足首を曲げながら緊張させることで、エッジングが強くなり、雪面コンタクトが安定します。
このように、運動は非対称になりますが、角付けの効率を考えて、ヒールサイドターンはヒザを伸ばしてエッジングしてトウサイドはヒザを曲げてエッジングしていくことで、カービングのショートターンをしやすくなります。
この方法は、エッジングが弱いとスピードが出やすくなるので、エッジングは強くしてターン弧を深く作るように意識することがポイントです。
ショートターンをカービングですべるには、強い角付けでターンをつながなければならない。 トウサイドとヒールサイドの角付けの方法を身につけて、カービングショートターンを目指そう。
- ヒールサイドへと切り替えていく
- ヒールサイドに切り替えたらヒザを伸ばしてエッジングしていく
- 股関節を一緒に伸ばさないように意識してヒザだけを伸ばしてエッジングする
- トウサイドへと切り替えていく
- トウサイドに切り替えたら、ヒザを曲げて角付けしていく
- 上半身をまっすぐ保ち、ヒザを曲 てエッジングを強めていく
- エッジングを開放して、ヒールサイドへと切り替 えていく
- ヒザを伸ばしてヒールサイドターンをエッジングしていく
- 股関節はそのままでヒザだけを伸ばしていく
ショートターン/前ヒザ:前ヒザをターン方向へひねるとスピードとターン弧が調整できる
- ターンが浅くなってスピードが出過ぎてしまう人
- ボードをズラしたターンがうまくできない人
- リズムとターン弧を調節できない人
小さくひねることがポイント。トウサイドでは前ヒザをターン方 向にひねりながらターンに入るこ とで、谷回りからエッジングする ことができる。 ヒザをひねる量は、 ヒールサイドよりも小さくひねる ことがポイントになる。 またター ン後半、ボードがズレたままにな らないように、 後半において後ろ 足でエッジグリップすることを忘 れてはならない。
前ヒザをひねることでターンをリード。ヒールサイドターンはターン前 半から前ヒザをターン方向に ひねっていくことで、 谷回りか らエッジングしていくことがで きる。 ターン後半までひねり続 けることで、 テールが程よくズ レながらターンが切れ上がっ ていく。 ヒールサイドも後半に おいて後ろ足でエッジグリップ することを忘れてはならない。
前ヒザのひねりを意識すれば自由にボード操作ができる
ショートターンを行う際に、ターン弧が浅くなりすぎてスピードが出過ぎる人をよく見かけます。
この状態を避けるためには、ボードを上手にスライドさせながら、しっかりとターン弧をコントロールしてショートターンすることが重要です。
そのためには、前足のヒザをターン方向にひねることがポイントとなります。前足のヒザをターン方向にひねってすべることで、ボードを確実にコントロールすることができます。
ヒールサイドターンの場合は、前足のヒザをターン方向にひねってターンに入ります。
ターンの始めから前ヒザをターン方向にひねることで谷回りからエッジングしていくことができます。トウサイドの場合も前ヒザをターン方向にひねってターンに入っていきます。
トウサイドの場合は、ヒールサイドよりも小さくひねってターンする意識でトライしましょう。ヒザを大きくひねってしまうと、ボードが回り過ぎてしまいます。
もうひとつのポイントは後ろ足のエッジングです。前ヒザをひねることでボードが程よくズレながらターンしていくので、ターン後半、後ろ足でエッジングしてあげましょう。
後ろ足でエッジングしないとボードはズしたままになってしまうので、ターン後半にかけて、タイミングよくエッジングしていきましょう。
前のヒザは、大きくひねればターンが深くなり、小さくひねればターンが浅くなります。ひねりの量を調節することでターンをコントロールしていきましょう。
まずは前足のひねりに挑戦してから、後ろ足を意識して練習するとスムーズに上達できます。
リズムの早いショートターンでも、ひとつひとつのターン弧をしっかりつくることが理想的。前ヒザをひねることでスピードとターン弧を調整し、歯切れのいいショートターンを刻んでいきましょう。
- ヒールサイドターンへ切り替えながら、前ヒザをターン方向にひねっていきます。
- ターン前半より前ヒザをターン方向にひねることで、谷回りからエッジングすることができます。
- ターン後半、程よくズレながらターンが切れ上がるので、後ろ足でエッジングしていきます。
- 切り替えで前ヒザをトウサイド方向にひねっていきます。
- ターン前半から前ヒザを内側にひねることで谷回りでエッジングしていけます。
- トウサイドは、ヒールサイドほど大きくひねらずに小さくひねってターンしていきます。
- ターン後半、程よくズレながらターンが切れ上がるので、後ろ足でエッジングしていきます。
- 切り替えと同時に前ヒザをヒールサイドターン方向へとひねっていきます。
まとめ:スノーボードのショートターンについて
- ショートターンのリズムは両手を交互に上げ下げすることで取れる
- ヒールサイドターンでは前の手を上げ、後ろの手を下げる動きが必要である
- トウサイドターンでは前の手を下げ、後ろの手を上げる動きが必要である
- 腕を上下させることでバランスとリズムが取れる
- ショートターンではリズムが非常に重要である
- 前の膝でターンコントロールを行い、ヒールサイドターンへ切り替える際に前の膝をターン方向にひねる
- ターン後半では後ろの足でエッジングすることが重要である
- トウサイドターンではヒールサイドよりも小さくひねってターンする
- ターン中のバランスは非常に重要であり、上半身のバランスを保つことが必要である
- 水の入った大樽を抱えるイメージで滑ると上半身が安定する
この記事を読んでのまとめとして、ショートターンの成功の鍵はリズムとバランスにあります。
ショートターンのリズムを取るためには、両手を交互に上げ下げする動きが効果的です。
特にヒールサイドターンやトウサイドターンでは、手の動きと下半身の動きをマッチングさせることが重要です。
また、ターン中のバランスを保つためには、上半身の安定が求められます。
このため、水の入った大樽を抱えるイメージで滑ると、上半身が安定し、ショートターンがスムーズに行えます。
この技術を磨くことで、ショートターンのリズムをキープし、滑走をより楽しむことができます。