スノーボード初心者が上達するコツを解説!ターンが全て【参考動画あり】
この記事ではスノーボードが上手くなるコツについて具体的な例を取り上げて解説しています。とくに初心者で周りに教えてもらえる人がいない方に参考になります。
- スノーボードが上手くなりたい方
- 我流で滑ってきた方
- スノーボード初心者
そのまま我流で滑っていると上達する速度は遅くなり、いつまでも上手くならないでしょう。そうならないためにも、この記事をお役立てください!
- スノーボードが上手くなるコツを11個
- 気にした方が良いポイント4個
- 初心者に向けて意識するポイント
これらのことをまとめています。ちょっと長くなりますが、最後までお付き合いくださいね!ちなみに、この記事を執筆する僕のプロフィールです!
スノーボードが上手くなるコツ
スノーボードを何となく取り組んできた方も多いと思います。あの人のようにカッコよく滑りたい!キッカー飛びたい!グラトリに憧れる!痛い思いはしたくない!などあると思いますが、それにはしっかりとした基礎があります。そこで、スノーボードが上手くなるコツについてこの項目では11つのポイントを見ていきます。
スノボーが上手くなるコツ【視線を遠くに】
この「視線」というのはとても大切なので初めに取り上げました!スノーボードをしていると行きたくないけど、その方向へ行ってしまう!ということはありませんか?それって、その行きたくない方向を見ていませんか?たぶん見てますよね?(笑)
そうなんです。それだけ視線というのはスノーボードにおいて重要です。行きたい方をしっかりと見ることで体が動くため、視線の先へ移動することができます。自動車の運転でも数十メートル先を見て運転していますよね?
つまり、視線が足も見ているのもNGです。視線が下になって頭が下がって、お尻が出ている初心者をよく見かけることがあります。視線は進行方向を見据える!これ意識していきましょう!
スノボーが上手くなるコツ【怖くない速度で滑る】
スノーボードであるあるですが「怖い」です。これはなぜ怖いんでしょうか?いろいろあると思いますが、スピード出ること・こけると痛いから怖いと感じるはずです。そのため、怖くない速度で滑ることが重要になります。
余裕を持って滑れる速度を保つことで後傾にならずにしっかりと板を操作することができます。それ程速度が出ていなければ、こけても痛くありませんからね。初心者であれば、怖くない速度で滑るために工夫することがあります。あとでまとめていますので!
スノボーが上手くなるコツ【自分の限界速度を知る】
真逆のことを言いますが、自分の限界を知るのも重要です。この速度で滑ると怖くなって板を操作できなくなる。という限界速度を知りましょう。
スノボーが上手くなるコツ【前足に体重を乗せてみる】
初心者であればあるほど、滑っているとき後足に体重が乗っています。スノーボードは前に来る足を使ってターンのきっかけを作っていくため、思い切って前足に体重を乗せてください。思った以上に板が扱いやすくなるはずです。
スノボーが上手くなるコツ【上半身をつかう】
上半身を使って曲がりたい方向へ体を捻ります。つま先側のエッジ乗ってターンするときは、内側に。かかと側は外側に捻ります。このとき意識するのは肩です。この肩を動かす意識を持ちましょう。そして連動させるのが膝です。
スノボーが上手くなるコツ【膝を意識して滑る】
膝についても、かなり重要になります。上半身を使うよりも意識するべきです。つま先側にターンするときは膝を前足の膝を内側に捻ります。かかと側のターンであれば外側に開きます。
初心者であれば膝を全く使えない人が大半です。足が棒のようになり全くターンができません。足が棒の状態でターンをすると逆エッジで後ろ側にぶっ飛んで後頭部を雪面に打ち付けることもしばしば。
首が次の日痛くなる経験したことあると思います( ´∀` )
スノボーが上手くなるコツ【足裏間隔を覚える】
足裏間隔というと難しく聞こえるかもしれませんね。曲がるときに足裏のどの部分を踏むか?ということです。かかと側のヒールターンのときには、かかとの外側をポイントにして板を踏み込むとターンがしやすくなります。
逆につま先側のトゥーターンだと小指の外側を踏むイメージです。この2つの点を意思してターンを行うとよりスムーズにターンできるようになります。
スノボーが上手くなるコツ【イメージトレーニング】
どのスポーツも同じですが、自分が上手く滑っているところイメージトレーニングしましょう。上手い人の動画を見るだけではあまり意味はありません。イメージトレーニングは目を閉じて、ターンする瞬間をスローモーションにして、上半身・膝・足裏間隔がどんな状態になっているのか想像してみましょう。
正しいイメージトレーニングを行うには正しいインプットが必要になります。市販に販売されている本の付録スノーボードDVD・YouTubeなどを参考にするとイメトレの精度も上がっていきますね。
ただ、そういった製品は品質がマチマチ。重要なことを話していないことも多いです。僕は、初心者のころは、プロスノーボーダーの松本佳之さんのノウハウとコンサルティングを受けて上達しました!
スノボーが上手くなるコツ【S時】
S字とだけ言われると、なんのこっちゃ?となりますよね(笑)このS字とは、フロントサイドターン、バックサイドターンの2つのターンを行ったあと「S字」になっているのか?ということです。
どちらも同じターン弧を描くことできれいなS字が仕上がります。これが前半が大きかったり、後半が大きいと不細工なS字が完成します。このS字を意識して2つのターンを連続させてみましょう。
もちろん、始めはひとつひとつのターンか取り組んでくださいね!
スノボーが上手くなるコツ【重心を中心に乗せる】
スノーボードで転倒する理由は重心が板から外れるからです。体の重心ですが、だいたいおへそくらいになります。この重心が板から外れるとバランスを崩すことになります。そのため、滑っているときにおへそがどの位置にあるか意識すると良いですね。
おへそが前に出るとつま先側に、後ろにずれるとかかと側に体重が移動して板も同様に連動して動いていきます。重心移動することでターンをコントロールすることもができます。上手く重心の移動ができなくなると逆エッジを喰らうことになりますね!
上手くなるコツは動画を撮影して修正すること
スノーボードが上手くなりたいのであれあば現状を把握して、あなたができていないことを確認することが重要です。そのため、友達に自分が滑っている姿を撮影してもらいましょう!
DVDなどの教材を観ることで正しい滑り方をイメージしておきましょう。スマホなどで教材動画を確認できるとその場で確認できて便利です!
撮影した動画を確認しましょう。撮影した動画を上手い人に見てもらってアドバイスもらうこともできますよ。
PDCAサイクルを回してどんどんうまくなっていきましょう!P「こうじゃないかなイメージ」⇒D「実際にイメージした通りに滑る」⇒C「滑った動画をチェックする」⇒A「改善点を探す」⇒Pへ・・・。
スノボ上達の間接的なコツ
これまではスノーボードの上達に直接的に関係することを挙げてきました。さらに間接的にスノーボードの上達を向上させるコツを紹介していきます。ここまで出来るとより上達を早めることができるので参考になれば幸いです!
上達の間接的なコツ【雪が積もった日を狙う】
雪が積もった日に滑ると、とても滑りやすいです。厳密にいえば、積もった翌日ですね。新設で圧雪されたピステンバーンは、とてもエッジングしやすくターンをしやすくなります。アイスバーン、シャバシャバな雪と比べると段違いです。そのため、選べるなら雪の積もった翌日に行くことをおすすめします。
上達の間接的なコツ【プロテクターをつける】
上達を妨げる要素に「転倒したときに痛さ」があります。心理的に痛いだろうから、怪我しそうだから、という考えがあり思ったように体が動かないこともあります。その恐怖を少しで和らげるために「プロテクター」を装着することをおすすめします。
プロテクターがあると大きな怪我を防ぐこともできます。安全にスノーボードで滑ることができるため上達にも一役買ってくれますよ。というよりは、プロテクターはみんな装着するべきだと思いますけどね~。
上達の間接的なコツ【筋トレして体を作る】
スノーボードもスポーツです。上達するためには体作りも重要になります。全体的な筋力アップも必要ですが、とくに下半身の強化は必須です。スクワットで体を鍛えるのも良いですね。
普段、エレベーター・エスカレーターを使っているけど階段にするでも良いでしょう。ちなみに階段は下りの方が筋力を使うので下りだけは階段にすることから始めてみましょう。
上達の間接的なコツ【スクールでレッスンを受ける】
間接的なのかどうか微妙なところではありますが、スノーボードが上手な人からレッスンを受けることで上達が高まります。しっかりとライセンスを持って指導ができる人に教わるのが最も良いですね。
我流でうまくなった人よりもしっかりとした知識を得られます。スクール代は出費として痛いかもしれませんが、長い目で見るととても良い上達への投資になったと感じるはずです。初心者もまずレッスンを受けることでその後の上達スピードが変わっていきます。
上達の間接的なコツ【スノボに取り組む環境】
スノーボードに取り組む環境も重要になります。やっぱり一緒にスノーボードを上達する仲間がいることで上手くなりやすいです。そもそもゲレンデに行く回数も増えますから、自然と上達することでしょう。
ある程度滑れるようになると上手い人たちと滑ることで、さらにスキルアップすることができます。いろいろと聞いてみるといいですね!
スノボ初心者が知っていきたい4つのコツ
スノーボード初心者には、これから挙げることを意識してスノーボードに取り組んでください。初心者向けの上達へのコツになります!
- 場所:コース幅が広い場所で練習すること
- 滑る:行きたい方へ視線を流す
- 止まる:エッジを調整してブレーキをかける
- 衝撃吸収:膝で衝撃を和らげる
初心者であれば、この4つのことを抑えておけば問題ありませんよ!むしろ、うまく滑りたいと思ってあれこれと考えると上達が遅くなります。まずは、しっかりと大事な基礎を重視していきましょう。
コース幅は広い場所で
スノーボード初心者にありがちですが、他の人と接触してケガする・ケガさせることを気にすることがあります。気にするな!ということではありませんが、人を気にしない環境で練習することが上達へ繋がります。
自分の滑りに集中することができます。コース幅が広いとゆっくりとターンすることができるため、自分の動作がどうなっているのか考える・確認できる余裕がうまれます。
知らず知らずのうちに後傾になっていないか?確認してみましょう。コツとしてはある程度スピードはある方がターンがしやすいです。自転車もある程度スピードある方が運転しやすいですよね?
傾斜が緩くてコース幅が広いゲレンデを選ぶことも重要ですね。シーズンインで人が密集するような、コース幅が狭いときは初心者はスノボいくことをおすすめしません(笑)
大きくターンすることを「ロングターン」と言います。このターンを基本として、目線、膝を曲げることができると上達するのも早くなります。
目線を行きたい方へ視線を流す
この「目線を行きたい方へ視線を送る」はとても重要です。あなたは自動車を運転しているときの視線はどこにあるでしょうか?5メートル先ですか?それとも30~50メートルくらい先ですか?
多くの人が「30~50メートル先」を見ていると思います。5メートル先しか見ていない人はきっと事故することでしょう。これとスノーボードも同じです。
進みたい方向へ視線を送ることが重要です。目の前を見るのではなくて進みたい方向へ顔を上げて見るようにちょっと先を見てください。
- 視線は送れているけど近い
- 怖くて足元を見ている
- 目だけ見ていて体が動いていない
この3つに当てはまっていないか注意していくださいね。この目線を送ることがなぜ重要なのかというと「目線と共に体も動くため」です。この考え方は、グラトリ、キッカー、カービングなどすべてジャンルで重要視されることなので、忘れないようにしてください。
エッジを調整してブレーキをかける
スピード調整や止まるときに重要になるのはエッジの角付けです。エッジというのは、スノーボードの周囲に施されている金属のことです。このエッジを雪面にどれだけ負荷をかけるかによってスピードを調整していきます。このあたりは、言葉よりも参考動画を見る方が分かりやすですね!
【止まる・ブレーキをかける方法】かかと側(ヒールサイド)
①つま先を上げる
②止まるときは深く膝を曲げる
補足
- 視線は遠くを見ること(足元見がち)
- 軽く手を広げて膝も少し曲げる
【滑り下りる方法】つま先側(トゥーサイド)
①進行方向を見る
②足首の角度を調整する
③止まるときは深く膝を曲げる
補足
- 目線はチラ見だけ(ガッツリ向けると肩が開いてしまうとNG)
【逆エッジはなぜ起きる?】
これはきれいな逆エッジです(笑)あなたも経験があるはずです!もちろん僕も何度も経験していることです。この動画を解説すると、フロントサイドターン(つま先側)をしようとしているけど、反対側のエッジが引っかかることで起きています。
つまり、つま先側に体重を乗せることが出来ていないから、このように痛いことになります。膝をしっかりと曲げることで軽減することができます。ターンする方向と体制をチェックしながら滑ることで逆エッジはさらに軽減できますよ!
膝で衝撃を和らげる
スノーボードでは膝の使い方がとても重要です。衝撃を抑えるためでもありますが、重心を移動させるため膝の意識は欠かすことができません。どうしてかというと膝を曲げること上半身をより動かすことができます。
実際に立ち上がってみましょう。膝を曲げずに立った状態で体を捻るとどれくらい方が回りますか?90度くらいではないでしょうか?ですが、膝を曲げるとどうでしょうか?先ほどよりも肩が回り込む範囲が広がったはずです。
このように、衝撃を吸収するだけでなく、上半身を広く稼働させるためにも膝は重要になります。
さいごに
上達のコツについてまとめました!個人的にいちばん重要なのは、、、「楽しむこと」です!何事も楽しむことで上達していきますよ。そのためには仲間も重要です。コツの理解も重要です。いろいろと重要なことはありますが、とりあえず楽しんでいけばOKです(笑)
あなたのスノーボード上達に役立てば幸いです!