【RICE28】RT7の評価はオールラウンダー!グラトリ弾きやラントリと相性抜群とレビューあり!

こ「RICE28 RT7の新しいモデルの評価が気になる」「グラトリやラントリに向いているって聞くけど、実際どうなんだろう?」 スノーボードの板選び、特にRICE28のような人気ブランドのフラッグシップモデルとなると、その性能や特徴、そして自分に合っているのかどうか、深く知りたくなりますよね。
RT7はフルモデルチェンジを経て、ターン性能に大きな革新があったと話題です。しかし、具体的に何がどう変わったのか、どんな滑りを得意とし、どんな人におすすめできるのか、詳しい情報がなければ購入に踏み切るのは難しいものです。
この記事では、プロの視点からRICE28 RT7の評価を徹底的に掘り下げます。基本的なスペックから、グラトリやラントリ、カービングといった様々な滑りのスタイルとの相性、そして気になる価格や型落ちモデルとの違いまで、あなたの疑問を解消するための情報を網羅しました。
- RICE28 RT7の革新的なスペック詳細
- 滑りのジャンルごとの適正と評価
- 初心者から中級者までのレベル別マッチ度
- 型落ちモデルとの違いと購入時のポイント
【RICE28】RT7のスペックを評価
特徴的なフルキャンバーという形状
RICE28 RT7のベースとなるのは、スノーボードの最も伝統的な構造であるフルキャンバーです。この形状は、板全体が弓のように反っているため、エッジが雪面にしっかりと食い込み、優れたグリップ力と高い反発力を生み出します。
こう言うと、少し扱いにくい印象を持つかもしれません。確かに、逆エッジのリスクは他の形状に比べて高くなる傾向があります。
しかし、近年のRT7は単なるフルキャンバーではありません。有効エッジの最も外側から少し内側に入ったポイントからキック(ノーズやテールの反り上がり)が始まるように設計されています。
この工夫によって、フラットな状態で板をズラしたり、地形に合わせて細かく操作したりする際の引っかかりが大幅に軽減されました。
そのため、フルキャンバーならではの反発力と安定感を持ちながらも、ライダーが意図しないエッジの引っかかりを減らし、より自由なボードコントロールを可能にしています。
2種類の非対称サイドカット
このモデルの最も革新的な特徴は、1本の板に2つの異なるサイドカット(板のくびれ)を持たせたアシンメトリー(非対称)構造です。ノーズとテールでサイドカットの半径が異なり、それぞれ「クイックターン」サイドと「マイルドターン」サイドと名付けられています。
なぜなら、これによりライダーは雪質やその日のコンディションに合わせて、滑りの特性を変えることができるからです。
クイックターン・サイド
こちらはサイドカットの半径が小さく、カーブがきつくなっています。このサイドを進行方向のノーズ側にセットすると、少し板を傾けただけでグッとエッジが雪面を捉え、シャープでキレのあるターンが可能になります。圧雪された硬いバーンや、ターンのきっかけを素早く作りたい日に最適です。
マイルドターン・サイド
一方、こちらはサイドカットの半径が大きく、カーブが緩やかです。このサイドをノーズ側にすると、ターンの導入が非常にスムーズになり、板が雪に潜りすぎるのを防ぎます。春先のシャバ雪や、降ったばかりの柔らかい雪で滑る際に、刺さりすぎず滑らかなターンを実現してくれます。
このように、どちらを前にして乗るかを選ぶだけで、1本の板が全く違う顔を見せるのです。これがRT7の大きな魅力の一つと言えます。
扱いやすいソフトなフレックス
RT7は、ブランドのラインナップの中でも特に柔らかいフレックス(板の硬さ)に設定されています。板がしなやかなため、小さな力でも簡単に曲げることができ、これが抜群の操作性を生み出しています。
具体的には、低速域でのボードコントロールが非常に容易になります。プレス系のグラトリで板をしならせたり、バタームーブで板をねじったりといった動きがスムーズに行えるのは、このソフトフレックスのおかげです。
ただ、一般的にソフトフレックスの板は、高速域での安定性に欠けるというデメリットも持ち合わせます。スピードを出してカービングをすると、板がバタついてエッジが抜けやすくなることがあります。RT7も例外ではありませんが、後述する反発力やコアの構造によって、その弱点をある程度カバーする工夫がなされています。
柔らかいのにしっかりとした反発
「柔らかい板は反発が弱い」という常識を覆すのが、RT7の面白いところです。この板は、ただ柔らかいだけでなく、踏み込んだ後にしっかりと元に戻ろうとする強い反発力を持っています。
その理由は、RICE28が独自に開発したコア材「NEW F.L.F CORE」と、フルキャンバー構造の相乗効果にあります。しなやかに曲がった板が、キャンバーの力で一気に元の形状に戻ることで、オーリーやノーリー(板の反発を使ったジャンプ)で高いエアを可能にするのです。
言ってしまえば、この「しなやかさ」と「反発力」の絶妙なバランスこそが、RT7をグラトリやラントリ(滑りながらトリックを繰り出すスタイル)の定番モデルたらしめている最大の要因です。軽い力でトリックのきっかけを作り、その後の動作では板が力強くアシストしてくれる感覚を味わえるでしょう。
気になる板の重さはどれくらい?
RICE28のボードは、国産ブランドの中でも特に軽量であることで知られており、RT7もその例に漏れません。具体的な重量はサイズによって異なりますが、手に持った瞬間に「軽い」と感じる方がほとんどです。
この軽さは、滑りにおいて多くのメリットをもたらします。まず、スイングウェイト(板を回す際の重さ)が軽くなるため、スピン系のグラトリが非常にやりやすくなります。また、リフトに乗っている時間や、長時間のライディングでも足への負担が少なく、疲れにくいという利点もあります。
一方で、デメリットを挙げるとすれば、極端なハイスピードで荒れたバーンに突っ込むような場面では、板の軽さがかえって安定感を損なう可能性も考えられます。もっとも、RT7が主戦場とするフリースタイル領域においては、軽さは圧倒的なアドバンテージになると考えてよいでしょう。
型落ちモデル8万円台後半が相場
RICE「RT7」は型落ちがとてもお得に購入することができます。型落ちといっても性能が大きく変わっているかといえば気にするレベルで変わることはありません。
基本となるところは大きく変えていくことはほぼないと考えて良いでしょう。以下、型落ちを探すことができますので、参考になれば幸いです。
【RICE28】RT7のジャンル評価

グラトリ(弾き系) | |
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グラトリ(乗り系) | |
カービング | |
パウダー | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
ジブ |
ラントリやグラトリは中級者向け?
RT7の性能を最大限に引き出せるのは、間違いなくグラトリやラントリに熱中している中級レベルのライダーです。この板は、まさにそのために作られたと言っても過言ではありません。
なぜなら、ある程度のボードコントロール技術を持った中級者が乗ることで、ソフトフレックスによる「扱いやすさ」と、強い「反発力」が完璧に噛み合うからです。例えば、ノーリー720のような高回転スピンに挑戦する際、板の軽さと反発力が回転力を強力にサポートしてくれます。
逆に言えば、板の性能が高いため、それにライダーが少し依存してしまう側面もあります。しかし、自分のスキルを次のレベルへ引き上げたいと考える中級者にとって、これほど頼りになり、滑りを楽しくしてくれるパートナーはいないでしょう。トリックの成功率を高め、新しい技への挑戦を後押ししてくれるはずです。
初心者がフリーランで使うのはアリ?
初心者が最初の1本としてRT7を選ぶのは、メリットとデメリットの両方があります。
メリットは、前述の通りソフトフレックスで非常に扱いやすいため、少ない力でターンを覚えられる点です。特に、緩斜面で基本的な木の葉落としや連続ターンを練習する段階では、その操作性の高さが上達を助けてくれる可能性があります。
しかし、注意点もあります。フルキャンバー形状は、エッジの使い方が未熟だと逆エッジを食らいやすいというリスクを伴います。また、RT7は決して安価な板ではないため、初心者のうちに性能を全て引き出すのは難しく、少しもったいないと感じるかもしれません。
私であれば、もし予算に余裕があり、「最初から良い板で、グラトリやラントリを目標にうまくなりたい」という強い意志がある初心者の方には選択肢としてアリだと考えます。ただし、まずはレンタルボードで基本を習得してから、2本目の板として検討するのが、より堅実なステップアップと言えるかもしれません。
レビューについて

グラトリ専門で取り組んでいる人の中には若干硬さを感じて扱いづらさがあるという人もいるようですね。オールラウンドに適性が高いボードのためグラトリ専門とまでは言えません。オールラウンドボードで、グラトリ弾き・ラントリにおいて相性が良いです。

RT7は本当に驚きました。特にパークでのパフォーマンスが素晴らしい。ボードの反応性が高く、エアトリックやグラウンドトリックが非常にやりやすい。また、ボードのフレキシビリティがちょうど良く、初めてのトリックに挑戦する際にも安心感がありました。

初心者の私でもRT7は非常に扱いやすかったです。特に、滑走時の安定感が違います。高速での滑走でもボードがしっかりと雪面をキャッチしてくれるので、安心して滑ることができました。また、デザインもおしゃれで、友人たちからも好評でした。
【RICE28】RT7に合わせたいビンディングを評価
「RICE28 RT7」は、グラトリやパークライディングに適したスノーボードです。このような用途で使用する際には、プレイフルな動きをサポートするソフトからミディアムフレックスのビンディングが最適です。
グラトリやパークライディングでは、快適性、足首の動きの自由度、そして正確なフットワークが求められます。以下に、RT7に合わせたビンディングのおすすめを挙げます。
【UNION】FLITE PRO
Flite Proは極めて軽量でソフトフレックスのビンディングで、フリースタイルライディングやグラトリに最適です。
RT7のミディアムフレックスと組み合わせることで、特にパーク内での低速トリックや、ボードコントロールを重視したテクニカルなライディングを行いたいライダーに自由度と快適性を提供します。
また、RT7のソフトなトーションフレックスと相まって、足の小さな動きに敏感に反応し、地面との接地感を向上させます。
【UNION】ULTRA
UltraはUnionのラインナップの中でも革新的な技術を搭載しており、ミディアムからソフトのフレックスを提供するハイエンドモデルです。
軽量かつ応答性が高く、RT7のキャンバープロファイルの持つエッジホールドの特性と合わせて、滑らかかつ力強いライディングを可能にします。
その応答性の高さは、RT7で高速に斜面を滑走する際や大きなエアトリックを行う際にも信頼性をもたらします。
これらのビンディングは、RT7の多目的な特性を補完し、オールマウンテンでのダイナミックなライディングから、パークでの繊細なトリック実行まで、幅広いニーズに応えることができます。
ビンディング選びでは、ライディングスタイルや個人の好みに加え、ブーツとの相性も考慮して選ぶことが重要です。
【RICE28】RT7に合わせたいブーツを評価
RT7に合わせるならミディアムなフレックスのブーツがおすすめです。板の特性と合わせることを考えて具体的におすすめなモデルを紹介していきます。
【SALOMON】DIALOGUE DUAL BOA
ダイアログはそのミディアムフレックスにより、RT7のキャンバーが提供するエッジコントロールとポップ感を活かしつつ、ジブやジャンプなどのフリースタイルトリックで柔軟性を提供します。このブーツは、快適な一日中のライディングを可能にするための適切なクッションとサポートを提供します。
【RIDE】LASSO
ラッソはボアクロージャーシステムを通じて素早く完璧なフィットを実現し、RT7と組み合わせることで、特にヒールサイドのターンやパーク内でのテクニカルな動きにおいて優れたサポートを提供します。このブーツは、オールマウンテンのライディングにも適しており、RT7のミディアムフレックスとのバランスが取れています。
まとめ:RICE28のRT7の評価について
RT7は、あらゆる山の顔を知り尽くすあなたのためのボードです。その洗練されたフルツイン形状とミディアムフレックスは、スノーパークのキッカーから無限に広がるバックカントリーの斜面まで、どんな地形にも対応します。
キャンバーの精確なエッジホールドと柔軟なトーションフレックスが融合し、確かなポップと機敏なハンドリングを可能にします。
RT7は、あなたが次の一歩を踏み出す勇気と自信を与えるでしょう。このボードと共に、スノーボーディングの新たな境地を切り開いてください。











