【ボード】おすすめ・比較

【保存版】ラントリボードとしてオススメな板を紹介!特徴や評判も解説!

まさやん
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スノーボードのことを調べているとラントリという言葉を目にしたことがあるかもしれません。最近、流行ってきている言葉で馴染みがない人もいるかもしれませんね。

 この記事では、このラントリというジャンルについて解説していきます。さらに、ラントリに向いている板の特徴や具体的な製品を紹介してきます。

 これからラントリに取り組みたい方、ラントリのことを知りたい方の参考になる情報をまとめています。

 また、別記事ではありますがさまざまなジャンルに特化したグラトリ板をまとめた記事もあるため、参考になれば幸いです。 それでは、早速解説してきます。

ラントリボードとしておすすめな板の特徴と選び方

ラントリとは、ラン(RUN)+トリック(TRICK)が合わさった造語です。この言葉が広まってきたのはここ数年のことです。RUNは滑る+トリックはグラトリを指しています。

そのため、滑りながらグラトリするという意味ではあります。ただ、それだと普通のグラトリも滑りながらトリックしているため違いがないです。

そのため、ラントリとは中高速域でグラトリを交えながら滑るジャンルと解釈されています。そのラントリに向いている板については以下の特徴を持つボードがおすすめです。

  1. 操作性の高さ
  2. 中高速域での安定感
  3. カービングへの適正

これらのことを考慮しながら選び方を考えていく必要があります。初心者のときよりもボードを選ぶ時に知識が必要になるため、少し難しい話が続くかもしれません。以下、詳細な選び方を解説していきます。

ラントリとグラトリの違いは、主にスピードとスタイルにあります。グラトリは低速での滑りながら、トリックを中心に行うスタイルで、初心者にも向いています。

一方、ラントリは高速でのカービングをベースにしたトリックスタイルで、上級者向けです。ラントリは力強いターンやスピード感が求められるため、技術と安定性が重要です。

ラントリ向きなベント(プロファイル・形状)

ラントリに向いているベントですが、基本的な考え方としてカービング重視だとキャンバー・可変キャンバー、グラトリ重視だとダブルキャンバーがおすすめです。

ベントについてより詳しいことは別の記事で解説しているため参考になれば幸いです。

板の長さは基準よりもワンサイズUP

ラントリ向きなボードを選ぶときには、ボードの全長を見るよりも接雪長を確認する必要があります。接雪長とは、ボードが実際に雪に触れているエッジの長さのことを言います。

超高速域で180トリックするのか?中速域で高回転を混ぜ込むのか?など、いろいろと理想とするところがあると思います。

ラントリにおけるメリット
  • 接雪長が長い:高速時のグリップ力・カービング時の安定感がある
  • 接雪長が短い:操作性が高くなりグラトリしやすくなる

ラントリにおけるボードの長さですが、あなたがどのようなラントリスタイルを想像しているかで異なってきます。

ちなみに、基準となる接雪長の長さですが「身長mm×0.7」で算出することができます。接雪長はどのメーカーも「mm」で表記されています。

ex)身長170cm:1,700mm×0.7=1,190mm(目安)

板の太さについて

ラントリ向きな板を選び時にボードの太さも注意したいです。メーカーによっては通常バージョンとワイド幅の2種類を用意しているモデルもあります(そこまで種類は多くない)。

ラントリにおけるメリット
  • 太い:高速域の安定感が増す
  • 細い:素早い動作が行いやすい

一般的には、ラントリであれば細い方が好まれる傾向があります。絶対的な答えはありません。そのため、あなたのラントリスタイルに合わせて考えてみましょう。

数種類の板が候補として挙がっている場合には板の太さも選ぶ基準として見てみましょう。個人的には太さ重視する傾向があります。

ラントリの板はミドルフレックス

ラントリ向きな板の固さについては、ミドル(ミディアム)フレックスがおすすめです。高速域での安定感・グラトリの繰り出しやすさを考える必要があります。

ソフトでもないハードでもない中間のミドルフレックスを選ぶことで、安定感・操作性の良さ、両方のメリットを得ることができます。

ラントリに及ぼす板の硬さ
  • ハード:滑走時には絶大な安定感を得られるがトリックがとても難しくなる
  • ミドル:高速域・トリックでの安定感・操作性が程よい
  • ソフト:高速域の滑走で板がバタつき安定感が欠けるがトリックは出しやす

こだわる人はサイドカーブの値も確認

スノーボードを地面において真上から見ると、例外なくボードがくびれています。そのくびれをサイドカーブと言います。

このくびれ具合もボードによって異なります。たとえば、サイドカーブの値が7500mmだとすると、そのまま円を描くと半径7500mm(7.5m)の円を描くことができます。

カービングのときに特に注目したい数値ですが、ラントリもカービング要素が強いためサイドカーブも確認したいところ。ただ、自分が乗りたい板がある場合はそちらを優先すれば良いし、サイドカーブでボードを選ぶことは個人的にはありません。

サイドカーブの値について
  • 数値が大きい:直進性が強くなるため、ロングターンに向いている
  • 数値が小さい:蛇行性が強くなるため、ショートターンに向いてる

ラントリにおすすめな板を9モデル紹介!

ラントリに向けて専門的に開発されている板は数は相当少ないです。ただ、ラントリに向いている特徴を持っている板はたくさんあります。

その中でも、人気な板を紹介してきます。各モデルの特徴や何がどう?ラントリにおすすめなのか?という理由もまとめています。

【CROOJA】BEETLE|ラントリ特化の圧倒的な反発力

項目内容
ブランド / モデルCROOJA / BEETLE
形状ハイブリッドキャンバー
フレックスミディアム(やや張りあり)
推奨スタイルラントリ、高回転グラトリ
特徴圧倒的な反発力、高速安定性

近年、ラントリ・グラトリシーンを席巻しているブランド「CROOJA(クロージャ)」。そのラインナップの中で、ラントリにおける「絶対的なエース」として君臨するのがこのBEETLE(ビートル)です。

プロデューサーである江端翔兵(いぐっちゃん)と中川智貴が、「自分たちが本当に乗りたいラントリボード」を追求して開発。

単に硬いだけでなく、「強靭な反発」と「しなやかな操作性」という相反する要素を、独自の可変キャンバー構造で実現しました。発売直後から完売が相次ぐ、今のトレンドを象徴する一本です。

【CROOJA】BEETLEがラントリにおすすめな3つの理由

① ラントリ専用に計算された「絶妙なフレックス」

グラトリ板のようにただ柔らかいだけではありません。高速カービングに耐えうる「張り(コシ)」がしっかり残されています。そのため、スピードを出しても板がバタつかず、カービングのG(遠心力)を受け止めて、それを次のトリックの反発力に変えることができます。「走って、弾く」というラントリの理想的な動作が、驚くほどスムーズに行えます。

② 逆エッジを恐れずに攻められる「可変キャンバー」

足元はキャンバー形状でグリップ力を確保しつつ、ノーズとテールの接雪点をわずかに浮かせた構造になっています。これにより、カービング中はしっかり噛むのに、トリックの導入や着地では「ルーズさ」が出て、致命的な逆エッジを防いでくれます。リスクを減らして攻めた滑りができるのが最大の魅力です。

③ 中川智貴・江端翔兵のスタイルを完全再現

今のラントリシーンを牽引する彼らのスタイルに憧れるなら、この板が最短ルートです。彼らが実際にテストを重ね、「この動きがしたい」を具現化しているため、YouTubeで見るようなキレのあるラントリに挑戦したい方にとって、これ以上の相棒はいません。

詳細な解説はコチラ!
【CROOJA】BEETLEの評価は?グラトリ性能と乗り心地を徹底解説
【CROOJA】BEETLEの評価は?グラトリ性能と乗り心地を徹底解説

【FNTC】SoT|弾きと取り回しの最適バランス

項目内容
ブランド / モデルFNTC / SoT
形状ハイブリッドキャンバー
フレックスミディアムソフト
推奨スタイルラントリ、グラトリ全般
特徴軽量、しなりと反発の融合

「スノーボードを遊ぶ」ことに特化したブランドFNTCにおいて、TNTシリーズと双璧をなすハイエンドモデルがこのSoTです。

最大の特徴は、ノーズとテールに採用されたハニカムコアによる「驚異的な軽さ」です。スウィングウエイト(板を振った時の重さ)が極限まで軽いため、ラントリ中の素早い切り返しやスピン動作が、ワンランク上のスピードで行えます。

グラトリからのステップアップを目指すユーザーや、軽快な操作感を好むラントリ派に絶大な支持を得ています。

【FNTC】SoTがラントリにおすすめな3つの理由

① 驚異的な「スウィングウエイト」の軽さ

ノーズとテールの先端に軽量なハニカムコア(蜂の巣構造の素材)を配置することで、板を回した時の「遠心力」を極限まで軽減しています。板の重量自体が軽いのはもちろん、実際に乗って回した時に数値以上の軽さを実感できます。高回転スピンを狙う際、あと半回転が足りない…という悩みを解決してくれます。

② 「しなり」と「弾き」のハイブリッド

板のセンター部分は適度にしなりやすく、プレスやタメを作りやすい設計です。しかし、いざ踏み込むと、カーボン素材特有の鋭い反発が返ってきます。「柔らかいのに反発がある」という不思議な感覚は、脚力の弱い方でも高いオーリーを可能にし、長時間のライディングでも疲れにくいというメリットも生みます。

③ グランドトリックの基礎から応用まで

ラントリだけでなく、低速でのグラトリ練習にも最適です。板の挙動が素直で癖が少ないため、新しいトリックを覚える際の「先生役」としても優秀。ラントリを含めたフリースタイル全般をレベルアップさせたい方に最適です。

詳細な解説はコチラ!
【FNTC】SoTの評価レビュー!合わせるビンディングやTNT-Cと比較
【FNTC】SoTの評価レビュー!合わせるビンディングやTNT-Cと比較

【BC STREAM】BRAH|カービングのキレを極めたラントリ

項目内容
ブランド / モデルBC STREAM / BRAH(ブラフ)
形状ダブルロッカー(可変キャンバー)
フレックスミディアム
推奨スタイルカービング、ラントリ
特徴マニュアル感覚の操作性

BRAH(ブラフ)はテクニカル選手権やカービングシーンで圧倒的な実績を持つ「BC STREAM」が、本気でラントリ市場に投入した意欲作です。

名機と呼ばれるハンマーヘッド形状の「R-2」をベースに、ラントリに必要な「遊び」の要素をミックス。

通常、カービングボードは遊びにくいものですが、BRAHは「カービングボードの切れ味で、グラトリボードのように遊べる」という、これまでの常識を覆す性能を持っています。走りを妥協したくない玄人好みのモデルです。

【BC STREAM】BRAHがラントリにおすすめな3つの理由

① カービングボード譲りの「エッジグリップ」

多くのラントリボードがトリック性能を優先する中、BRAHは「カービング性能」を最優先に考えられています。雪面を切り裂くような鋭いターン弧を描くことができ、アイスバーンなどの厳しいコンディションでもエッジが抜けにくい安心感があります。「まずはカッコいいターンがしたい」という方に刺さる一本です。

② 自分で操作する楽しさ「マニュアル感」

オートマチックに曲がる板ではなく、ライダーが踏み込む位置やタイミングによって挙動が変わる奥深さがあります。板のセンターから可変するダブルロッカー形状により、足元の操作だけで板をねじったり、ずらしたりが自在。乗り手が上達すればするほど、そのポテンシャルを引き出せる「育てる楽しみ」がある板です。

③ ラントリ特化の「ワイドなウエスト幅」

通常モデルでもやや太めのウエスト幅に設定されており、深いカービングをしてもドラグ(ブーツのはみ出し)がしにくくなっています。これにより、安心して板を限界まで立てることができ、迫力のあるターンからのトリックが可能になります。

詳細な解説はコチラ!
【BC STREAM】BRAHの評価は?スペック・グラトリ・カービング性能を網羅的に解説
【BC STREAM】BRAHの評価は?スペック・グラトリ・カービング性能を網羅的に解説

【OGASAKA】CT-TWIN|王道の走りをスイッチでも

項目内容
ブランド / モデルOGASAKA / CT-TWIN
形状キャンバー
フレックスミディアムハード
推奨スタイルフリーラン、ラントリ
特徴圧倒的なグリップ、スイッチ性能

1912年創業の日本最古のスキーメーカー、小賀坂スキー製作所が誇るスノーボードブランド「OGASAKA」。その代名詞とも言える「CT(Comfort Turn)」シリーズのツインチップモデルです。

「迷ったらCTを買え」と言われるほどの完成度を誇るCTのカービング性能はそのままに、スイッチスタンスやトリックの動作を行いやすく改良されたモデルが「CT-TWIN」

「正確無比なカービング」をベースに、大人の余裕を感じさせるトリックを織り交ぜたいライダーにとって、これ以上の選択肢はないと言えるでしょう。

【OGASAKA】CT-TWINがラントリにおすすめな3つの理由

① 「検定」も受けられるほどの基礎性能

ラントリをしてみたいけれど、基礎スキーやバッジテストなどの「正しい滑り」もおろそかにしたくない。そんな真面目なスノーボーダーに最適です。OGASAKAが長年培ってきた芯材構成により、振動吸収性が非常に高く、荒れたバーンでもシルクの上を滑っているような上質な乗り味を提供します。

② 違和感ゼロの「スイッチカービング」

通常のカービングボードは進行方向(ディレクショナル)に特化していますが、CT-TWINは完全なツインチップ。レギュラーでもグーフィー(スイッチ)でも、全く同じ感覚でカービングが可能です。ラントリの中にスイッチランを織り交ぜる、テクニカルな滑りを目指すなら唯一無二の選択肢です。

③ 強化された反発力

ベースとなった「CT」よりも、少し反発が強めにチューニングされています。これにより、カービングの切り換え時に板の反動を使って高く飛び出したり、リズミカルにエッジを入れ替えたりする動作が軽快に行えます。

詳細な解説はコチラ!
【OGASAKA】CT-TWINの評価を徹底解説|性能・使いやすさ・魅力
【OGASAKA】CT-TWINの評価を徹底解説|性能・使いやすさ・魅力

【NOVEMBER】DX4|高速域での自由自在な操作性

項目内容
ブランド / モデルNOVEMBER / DX4
形状フリーキャンバー(ハイブリッド)
フレックスミディアムソフト
推奨スタイルラントリ、パーク
特徴走る・弾く・遊べる

オガサカ直営のファクトリーブランドとして、高い品質とデザイン性で人気を博す「NOVEMBER」。そのラインナップの中で、ラントリからパークまで対応するフリースタイルモデルの決定版が「DX4」です。

「DESIRE」などのグラトリモデルよりも高速域に強く、「KJ」などのパークモデルよりも扱いやすいという絶妙な立ち位置。

独自の「フリーキャンバー」システムにより、プレス時の安定感と、弾く時の反発力が高次元で両立されています。様々なゲレンデ状況に対応できる「万能型ラントリボード」です。

【NOVEMBER】DX4がラントリにおすすめな3つの理由

① 独特の乗り味「フリーキャンバー」

足元にはキャンバーがあり、ノーズ・テールにかけてフラットなゾーンがある独自の形状を採用。これにより、「プレスをした時は面で安定し、弾く時は点で爆発する」という、いいとこ取りの挙動を実現しています。特にプレス系のトリックをした時の安定感は抜群で、スタイルを出しながら滑ることができます。

② パークや地形遊びも全対応

ラントリだけでなく、キッカーやジブ(BOXやレール)に入りたい時もDX4なら一本で対応できます。NOVEMBERならではの頑丈な作りと衝撃吸収性は、ハードなランディングにも耐えうる信頼感があります。ゲレンデの全てを遊び場にしたいフリースタイラー向けです。

③ コンベックスソールによる「抜け」の良さ

ソール(滑走面)が船底のようにわずかに盛り上がっているため、逆エッジのリスクが大幅に軽減されています。また、エッジの切り替えが非常にスムーズで、ヌルヌルとした独特の操作感が病みつきになります。

詳細な解説はコチラ!
【NOVEMBER】DX4の評価と軽量設計でのトリック性能が魅力
【NOVEMBER】DX4の評価と軽量設計でのトリック性能が魅力

【WRX】Mk-W|ワイドボディが生む安定感と反発

各サイトで出品されていたら即完売するため、見かけたら購入しないと次に見たときには在庫なくなっていますよ!来季の早期予約も既に始まっています!
項目内容
ブランド / モデルWRX / Mk-W
形状ハイブリッドキャンバー
フレックスミディアム
推奨スタイルラントリ(安定重視)
特徴ドラグリスク減、強烈な反発

「RICE28」の人気ライダーであった江端翔兵氏が、ラントリ専用ブランドとして立ち上げた「WRX」。そのフラッグシップモデルであるMk-Sをベースに、ウエスト幅を広げたワイドモデルがこのMk-Wです。

近年、ブーツサイズに関わらず、ドラグ(つま先やかかとが雪面に触れること)を防ぎ、安定感を高めるためにワイドボードを選ぶのがトレンドになっています。

「太いのにキレる」という魔法のような乗り味は、多くのライダーを虜にし、中古市場でも高値で取引されるほどの人気を誇ります。

【WRX】Mk-Wがラントリにおすすめな3つの理由

① ドラグを恐れない「ワイドボディ」

足のサイズが大きい(27cm以上など)男性にとって、カービング中の「ドラグ」は深刻な悩みです。Mk-Wはウエスト幅を大胆に広げることで、この物理的な限界を突破。ブーツが雪面に当たることを気にせず、思いっきり板を倒し込めます。

② ダブルカーボンリボンの「爆発的瞬発力」

板の中に配置されたカーボンのリボンが、踏み込んだパワーを逃さず、強力な反発力へと変換します。ラントリにおいて重要な「ノーリー720」などの高回転トリックを打つ際、板が驚くほど高く跳ね上げてくれるのを実感できるでしょう。

③ 走るソールで「初速」が違う

WRXは滑走性能(ソールの素材や仕上げ)にも徹底的にこだわっています。春先のシャバ雪や湿雪でも板が止まらず、常にスピードに乗った状態でトリックに入れます。ラントリにおいて「スピード=カッコよさ」であるため、この走りの良さは大きな武器になります。

詳細な解説はコチラ!
【WRX】Mk-W(マークダブリュー)の評価レビューは?スペックや特徴も!
【WRX】Mk-W(マークダブリュー)の評価レビューは?スペックや特徴も!

【SPREAD】LTA-F|軽さと反発が織りなすスタイルの極致

早期予約が始まっています。生産数量も限られているため早く売り切れることが想定されるため検討されている場合はお早めに!
項目内容
ブランド / モデルSPREAD / LTA-F
形状キャンバー
フレックスソフト(センターソフト)
推奨スタイルグラトリ、ラントリ
特徴操作性重視、軽量設計

グラトリシーンのカリスマ、尾川慎二氏がプロデュースする「SPREAD」。LTA-Fは、同ブランドの中で最も軽量で、操作性にフォーカスしたモデルです。

通常のLTAが反発重視の設計であるのに対し、LTA-Fはセンターフレックスを柔らかく設定することで、「板をたわませる」感覚を掴みやすくしています。

これにより、脚力に自信がない方や、繊細なボードコントロールを求める方でも、スタイリッシュなラントリが可能になります。洗練されたグラフィックも人気の理由の一つです。

【SPREAD】LTA-Fがラントリにおすすめな3つの理由

① センターフレックスの柔軟性

キャンバーボードでありながら、板の真ん中(足と足の間)が柔らかく設計されています。これにより、板を「への字」に曲げるような操作が簡単に行えます。プレスやマニュアル系のトリックでスタイルが出しやすく、力の弱い方でも板を完全にコントロール下に置くことができます。

② 尾川慎二イズムの「軽量設計」

SPREADのプロデューサー尾川慎二氏が追求する「軽快なラントリ」を実現するために、無駄な重さを極限まで削ぎ落としています。長時間のライディングでも脚への負担が少なく、リフト終了まで集中してトリックの練習ができます。

③ 弾き系トリックへの適性

柔らかいだけでなく、ノーズとテールの反発ポイントはしっかり作られています。板をしっかりしならせてから解放した時の「パチン!」という弾きの速さは、SPREADならでは。ソールの滑走性も高く、ドライブスピンなどの擦る系の動きもスムーズです。

詳細な解説はコチラ!
【SPREAD】LTA-Fは乗り系トリックが得意なグラトリ板!
【SPREAD】LTA-Fは乗り系トリックが得意なグラトリ板!

【CAPiTA】DOA|世界が認めた究極のオールラウンダー

項目内容
ブランド / モデルCAPiTA / D.O.A.
形状ハイブリッドキャンバー
フレックスミディアム
推奨スタイルオールラウンド、ラントリ
特徴世界一の賞賛実績、コスパ

アメリカ・シアトル発、世界で最もクールなスノーボードブランドの一つである「CAPiTA」。

その象徴とも言えるD.O.A.(Defenders of Awesome)は、トランスワールド・スノーボーディング誌の「グッドウッド・アワード」を7年連続で受賞するという快挙を成し遂げた伝説のボードです。

次世代のハイブリッドキャンバー形状と、環境に配慮しつつ高性能なウッドコアを融合。「世界で認められた性能」を比較的リーズナブルな価格で手に入れられることから、ラントリ初心者からプロライダーまで、世界中のスノーボーダーに愛されています。

【CAPiTA】DOAがラントリにおすすめな3つの理由

① 世界最高峰の「コストパフォーマンス」

独自の生産ライン「マザーシップ」で作られるCAPiTAのボードは、高品質な素材を使いながらも価格が抑えられています。同等スペックの他ブランドと比較してもコストパフォーマンスが圧倒的に高く、浮いた予算を良質なビンディングやブーツに回せるのも大きなメリットです。

② 全方位で80点を叩き出す「万能性」

「ラントリ専用」ではありませんが、カービング、グラトリ、パーク、パウダーと、スノーボードの全ての要素をハイレベルでこなせます。「今日はラントリ中心、明日はパーク」といった日によってスタイルを変えたいユーザーにとって、これほど頼もしい相棒はいません。

③ サイドウォールの耐久性

板の側面(サイドウォール)にケブラー素材を使用しており、衝撃に非常に強くなっています。ラントリ練習中に誤ってブッシュや他人の板と接触しても壊れにくく、長く愛用できるタフさを持っています。

詳細な解説はコチラ!
【CAPiTA】DOAの評価はオールラウンドで特にパーク適性が高いモデル!
【CAPiTA】DOAの評価はオールラウンドで特にパーク適性が高いモデル!

【011 Artistic】X FLY SPIN|異次元の軽さで回し放題

項目内容
ブランド / モデル011 Artistic / X FLY SPIN
形状ダブルキャンバー
フレックスソフト
推奨スタイルグラトリ、低~中速ラントリ
特徴最軽量クラス、スピン特化

日本のグラトリブームを創り出したパイオニアブランド「011 Artistic」。その数あるラインナップの中で、最も軽量で、最も回転性能に優れたモデルがX FLY SPINです。

「スピン」の名が示す通り、独自のダブルキャンバー形状と超軽量芯材の組み合わせにより、「コマのように回る」感覚を体験できます。

高速カービングよりも、低〜中速域でバター系のトリックや高回転スピンを連発する「魅せるラントリ」を目指すユーザーにとって、最強の武器となります。

【011 Artistic】X FLY SPINがラントリにおすすめな3つの理由

① 異次元の「回転性能」

「スピン」という名の通り、板を回すことに関しては右に出るものがありません。独自のダブルキャンバー形状が雪面との接点を減らし、まるでコマのようにクルクルと回ることができます。低速〜中速域でのラントリにおいて、この回転力は圧倒的なアドバンテージになります。

② 最軽量クラスの「軽さ」

フォームコア(泡のような素材)を使用することで、スノーボード界でも最軽量クラスの軽さを実現しています。リフトに乗っている時ですら軽く感じるほどで、脚力の弱い女性や、体力の消耗を抑えたい週末スノーボーダーに最適です。

③ バター系トリックの「無敵感」

板がロッカー形状(U字)になっているため、プレスをした時にエッジが引っかかりません。雪面を撫でるようなバター系のトリックや、プレスのまま回転する動作が驚くほど簡単にメイクできます。「魅せる」滑りを追求したい方に。

詳細な解説はコチラ!
【011Artistic】X FLY SPINの評価は?最軽量ダブルキャンバーの実力とグラトリ性能
【011Artistic】X FLY SPINの評価は?最軽量ダブルキャンバーの実力とグラトリ性能

まとめ:ラントリにおすすめな板について

この記事では、グラトリの中でも「ラントリ」というジャンルについてまとめてきました。

ラントリに向いているボードの特徴や具体的な板を紹介しましたが、あなたが気になるボードがありましたか?少しでもラントリの知識が深まっていれば嬉しく思います。

それではあなたのスノーボードライフがより一層充実しますように!

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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