この記事では、スノーボードのパーク向けおすすめ板と選び方について紹介しています。スノーボードにはいくつかのジャンルが存在していますが、その中でも人気があるパークというジャンルに注目していきます。
似た言葉にスロープスタイルという言葉がありますが、これは種目の名前でスロープスタイルで滑る場所をパーク(キッカーやジブが設置されているコース)と言います。そのため、スロープスタイル=パークと理解してもOKです。
パークを滑るにはある程度の基準を満たしている板で取り組むほうが安全です。そのため、おすすめ板を紹介することはもちろん、合わせて選び方も知っておくと自分に合うスノーボードを選ぶことができます。それでは、早速スノーボードのパーク向けおすすめ板と選び方をみていきましょう。
パーク向きのスノーボードの条件とは?

パークには、ジブ・キッカーの2つのセクションがあります。キッカーとジブに必要な要素というのは異なります。そのため、パークというジャンルでは、どちらにも対応できるモデルを選ぶ必要があります。
パーク向きの板の中でもジブが得意、キッカーが得意と分かれることがあります。キッカーもジブもパーフェクトに向いているという板は基本的にはありませんので悪しからず。
【パーク向きなスノーボードの条件】
形状 | キャンバー系統・ダブルキャンバーがメイン |
シェイプ | ツインチップもしくはディレクショナルツイン |
硬さ | ミディアムからハード(キッカーのサイズ感による) |
パーク向きのスノーボードの選び方として上記を満たすスノーボードが候補となります。また板の硬さについてはパークの規模感によって考え方が変わってきます。
基本的にはキッカーサイズを基準として10メートル以上のキッカーを飛ぶ場合はミディアムでもハードより以上のフレックスがある方が安定して飛ぶことができます。これからのことを考えて以下の項目で選んでいきます。
パーク向け板の選び方①長さについて
スノーボードには長さがあります。この長さも2種類あります。全長と有効エッジです。パーク向けの板の選び方としては、有効エッジをメインとして見ていくことをおすすめします。
僕の場合は、この有効エッジが基準値~少し長め(+2cm程度)を目安として板を選んでいます。この値については人それぞれのため、有効エッジの長さの求め方をまとめている記事を参考にしてください。
また全長については長いほどアプローチに安定感が増しますが、キッカーのスピンの難易度が上がって行く傾向があります。このあたりは形状も加味する必要があるため一概には言えない面もあります。
有効エッジの選び方が難しいという場合は、板の全長は自分の身長マイナス18cmを基準として選んでみましょう。
パーク向け板の選び方②サイドカーブ
サイドカーブとは、スノーボードのクビレのことを言います。スノーボードのエッジ部分は真っ直ぐではなくて曲がっていることに気づくと思います。その曲がりをサイドカーブと言い、そのサイドカーブの曲がり具合でスノーボードの特徴もことなります。
サイドカーブの曲がりがキツいほど、キッカーではスピンしやすいです。曲がりがユルいほど安定したアプローチを得られることができます。
パーク向きの板の条件はマストですが、選び方①②についてマニアックな部分のため省略していもOKです。こだわりたい人は選び方①②も意識すると良いですよ。
パーク向きなスノーボード板
パーク向きの板の条件や選び方をまとめてきましたが、これからはその条件を満たしたスノーボードを紹介していきます。
基本的には、紹介するスノーボードを選ぶことでパーク向きな板を大きく外すことはなくなります。面倒な方は以下より選べば問題ありませんよ。
また、ジブ・キッカーのほかにも初心者・中級者・上級者へのおすすめ度合いも評価してみました。スノーボード選びの参考になれば幸いです!
パークにおすすめな板①BEAST
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
NITRO「BEAST(ビースト)」ですが、NITROを代表する飛び板として知られています。ビックキッカーまで対応可能で安定した飛びを支えてくれてますね。
キッカー中級者以上でパワフルなキャンバーボードを求めているパークユーザーにおすすめなスノーボードです。ビーストの評価やレビューもまとめています。
パークにおすすめな板②×5
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
MOSS「×5(バイファイブ)」は、MOSSの中でも特にキッカーに強い板です。国産クオリティーで品質的にも申し分ないですね。品質的には超一級ですから、ハイエンドなパーク向け板を探し求めている方におすすめです。
キャンバー・ツインチップとオーソドックスながらフレックスは普通よりもややソフトめです。そのため、ジブでの扱いやすいためパークに向けた性能を併せ持っているスノーボードといえますね。
×5(バイファイブ)の評価やレビューもまとめています。気になる方は参考にしてくださいね。
パークにおすすめな板③HELIX
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
RIDEのフラグシップモデルともいえるHELIX(ヘリックス)。元RIDEライダーだった角野友基選手が使用していたモデルになります。そのため、スロープスタイル・ビックエアでの相性は抜群といえます。
ハイブリットキャンバーでツインチップ、硬さもやや硬めという飛び板として申し分ない設置です。どちらかといえば、飛びの重きを置いている板となっています。プロ選手がスロープスタイル・ビックエアで使用するため、その設定になるのは仕方ないことですね!
さらにHELIXについて詳細なジャンル評価やレビューなどをまとめています。
パークにおすすめな板④6PIECE
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
SALOMON「6PIECE(シックスピース)」はキャンバー、硬さは普通、ツインチップというザ・キャンバーという仕様となっています。オーソドックスな昔からあるキャンバーボードいう仕様が個人的に大好きですね。
扱いやすい板のため、初心者にもおすすめなパーク向きな板です。性能からさまざまなジャンルにも対応できる幅広いオールラウンド性もあります。
別の記事にて6PIECE(シックスピース)の適正ジャンルの評価などさらに深いことをまとめています。
パークにおすすめな板⑤OUTSIDER
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
CAPiTA「OUTSIDER(アウトサイダー)」はハイブリットキャンバーでツインチップ、硬さは普通よりも若干硬めな仕様です。パーク向きな板ですが、ハーフパイプもこなせるパワフルなスノーボード。
高速滑走時の性能が高く安定したアプローチが期待できます。飛びで最も重要なアプローチに重きを置いているパークらいだーにおすすめなスノーボードです。
OUTSIDERについてより詳しい適正ジャンルやレビューが気になる方はまとめ記事もご覧ください。
パークにおすすめな板⑥PROCESS
ジブ | |
キッカー | |
初心者 | |
中級者 | |
上級者 |
BURTON「PROCESS」といえば、マークマクモリスが使用しているモデルです。そのためスロープスタイル(キッカー・ジブ)で使用するには申し分ないボードに仕上がっています。
形状がキャンバーとFLYING V(ダブルキャンバー)とあるため、好みな方を選択できるところも他にあまりない魅力になっています。
他の記事でPROCESSについて評価などをまとめているためご興味あれば、そちらも参照してみくださいね。
スノーボードのパーク向けおすすめ板!選び方も紹介のまとめ
この記事では、スノーボードのパーク向けおすすめな板を紹介してきました。どれか気になるパーク向きな板がありましたか?どれも甲乙つけがたいスノーボードですからね。
他の記事ではキッカー向きなビンディングも紹介しています。あなたのスノーボード選びが少しでも捗れば幸いです!