ALLIAN(アライアン)といえば「PRISM(プリズム)」というほど代名詞になっている人気のある板ですが、実は「PRISM」「PRISM LTD」「PRISM INVISIBLE(インビジブル) 」の3種類があることは知っていますか?
それぞれの特徴が若干異なるため「PRISMを買いたい!」と考えている方は、それぞれの違いを理解してから購入することをおすすめします。
この記事では、アライアンのプリズムで気になることをまとめました。それではさっそくアライアンのプリズムについて解説していきます。
【結論】プリズムは汎用性があるオーソドックスなキャンバーボード
【プリズムが向いている人】
- グラトリを楽しみたい(弾き系メイン)
- キッカーも飛びたい(ミニからミドル級(15M)まで)
- カービングもしっかりしたい
- オールラウンドに1枚で済ませたい
結論からいえば、プリズムは幅広いジャンルに対応できるオールラウンダーなボードです。1枚で全てのジャンルをカバーできます。
グラトリから見ると
- 硬さがあるため弾き系トリック(オーリー・ノーリー)向き
- プレス系トリックは不向きだが中級者以上であれば問題ない
- 乗り系トリックメインであれば選ばない
どうしてもキャンバー形状でミドルフレックスのためエッジが効きます。そのため、プレス系トリックはできないことはありませんが、ダブルキャンバーボードと比較すると難しいです。
ただ、ボード使いに慣れている中級者以上であれば問題ないレベル。オーウェル・ドライブなどもできます。ただし気を抜くとやられることもあります(笑)
カービング性能が高い
プリズムはキャンバーが6㎜入っているため、しっかりとしたエッジングができます。そのためカービング時の安定感があるため、安心して滑ることができます。通常のバーンであれば問題なくカービングを楽しむことができます。
キッカーでの使用感
- アプローチ・ランディングが安定する
- スピンの抜けでエッジコントロールがシビア
キッカーでの安定感はとてもあります。特にアプローチ・ランディングは安定感が高く安心して飛ぶことができます。
ただ、キャンバーが強めに入っていることから、スピンにおいては抜けに神経をとがらせることが多いです。10M級キッカーであれば安心して任せることができます。
【アライアン】プリズムのスペック
*「PRISM」と「PRISM invisible」はグラフィックが異なるだけです。「PRISM invisible」には158cmのサイズ展開があります。
Spec(cm) | 150 | 152 | 155 |
---|---|---|---|
Contact Length | 115 | 116 | 120 |
Side Cut(m) | 8.2 | 8.2 | 8.2 |
Nose Width | 28.6 | 28.8 | 29.3 |
Waist Width | 24.5 | 24.6 | 25.0 |
Tail Width | 28.6 | 28.8 | 29.3 |
Set Back | 0 | 0 | 0 |
Stance | 52-64 | 52-64 | 52-64 |
Flex(level 1~10) | 5 | 5 | 5 |
CAMBER 6mm
6mmのキャンバーは硬い雪面でもしっかりしたエッジコントロールが出来るので、 高速でのカービングが出来き、高いオーリー性能もある
TWIN TIP
ノーズとテール部が同じ形状をしたスイッチに最も適したボード。 一般的なフリースタイルボードとしてグラトリ、ジブ、パークに最適。
NANO CARBON 999
高分子、高密度で最も硬いシンタードカーボンベースに 通常の倍の時間を掛けて施すストーングラインディング仕上げ。 多くのアライアンモデルが(超速い!)と言われる理由がここにある。
STONE FINISH
硬いカーボンベースなどに施す仕上げ・チューニング作業で滑走性能を最高に高める。 アライアンボードには通常の2倍の時間をかけ丁寧に溝をいれ、 春先の湿った雪上でのスピードアップを可能にした。
>< BASALT
2cm幅のバサルを><状にコアー底に張り付けてあり、 3cmカーボンに比べ少し柔らかめ反発力を持つ。
【アライアン】プリズムのレビュー・評価
グラトリ | ジブ | キッカー |
◎ | 〇 | 〇 |
ハーフパイプ | フリーラン | カービング |
△ | ◎ | 〇 |
ビギナー | パウダー | オールラウンド |
〇 | △ | ◎ |
ALLIANの板すべてに言えることですが、表記よりも若干やわらかめと思った方がいいでしょう。プリズムはグラトリ・キッカーにも使える使い勝手の良い板なことは間違いありません。
ワンメイク・ジブ・グラトリ・フリーランどんなジャンルでも使いやすかったです。折れやすいというような口コミを見かけることもありますが、そういったことは感じませんでした。
使用している人はパークなどハードな滑りをする方が多いため板も折れる可能性があります。プリズムのユーザー層を考えると折れる人が多く出る可能性がありますが、他メーカーと比較して折れやすいということはないと思います。
【アライアン】プリズムの価格
ALLIAN RRISM,invisibleどちらも定価は「75,000円(税別)」です。早期割で10~15%オフになることもありますが、これは購入するショップによって違います。枚数もそれほど流通していないため、プリズムを検討されている方は早めに決断しましょう。
【アライアン】プリズムの型落ち

型落ちの場合は、30%オフ以上になることもありますが、人気のためにあまり多く見かけることはありません。サイズが残っていれば運がよかった!という感じですね。ほとんど、型落ちはないため即買いでもOK!以下より型落ちの最安値を探すことができます。
「プリズム」「プリズムLTD」の違いは?
PRISMには「PRISM」「PRISM LTD」「PRISM invisible」の3種類あることは前述しまいた。「PRISM invisible」には「PRISM」にない158㎝のサイズ展開があります。
あとはグラフィックが異なります。そのためPRISMを買う場合にはグラフィックもしくはボードの長さを見て「PRISM」か「PRISM invisible」を決めることになります。
ちなみに「PRISM LTD」と「PRISM・PRISM invisible」には明確な違いがあります。フレックスが「PRISM ltd」はフレックスが柔らかめで設定されています。数値上では「PRISM(invisible):5」「PRISM ltd:4.5」という微々たる差ですが、実際の板を曲げてみると違いが多少分かるレベルでは違っています。
そのため、グラトリに重きを置きたい場合は「PRISM LTD」です。が、この辺りは好みの差ですね。個人的には、滑っている分にはそれほど大きな違いは感じませんでした。
おすすめセッティングのビンディングは?

ALLIANのPRISMに合わせるビンディングは硬すぎず柔らかすぎないフレックスが相性が良いです。そのため、オールラウンダーな使い方になるならFLUXのTWやDSといったところです。グラトリで使用したい方には、さらに柔らかいビンディングでFLUXのEMやPRも良いですね。
まとめ
ここではALLIANのPRISMについてまとめました。個人的にはとても性能が高く誰もが扱いやすい板だと感じています。
最強のオールラウンドボードと称されているだけはありますね!国内でも有名で人気のあるブランドなので友人と被ることもあるかもしれませんよ~!
プリズムよりもグラトリに性能が特化している板を探している場合は、同じALLIANであればダメージが選択肢になります。ダメージについてより詳しいレビューをまとめています。
それでは、あなたのスノーボードライフがより充実したものになりますように!