BURTONの初心者向けビンディングはどれ?失敗しない選び方を解説

スノーボードを始めようと決意したものの、BURTONのビンディングは種類が豊富で、どれが自分に最適なのか見分けるのは難しいものです。
この記事では、なぜBURTONがおすすめなのかという理由から、初心者がBURTONビンディングを選ぶ際の3つのポイント、そして結論として初心者に本当におすすめのモデルを2つ紹介し、さらに注意点として初心者が選ぶべきではない上級者向けモデルまで、網羅的に解説していきます。
ビンディングは板とブーツを繋ぐ重要なパーツであり、ここでの選択が今後の上達スピードやスノーボードの楽しさを大きく左右します。
この記事を読むことで、BURTONの初心者向けビンディングに関する疑問や不安が解消され、自信を持って自分に最適なモデルを選べるようになります。
- なぜ多くの初心者にBURTONが選ばれるのか、その明確な理由
- ビンディング選びで失敗しないための具体的な3つのチェックポイント
- 初心者におすすめの定番モデルとその特徴
- 購入前に知っておくべき注意点や、選ぶべきではない上級者向けモデル
BURTON初心者ビンディングの失敗しない選び方

このセクションでは、BURTONのビンディングを選ぶ上で、初心者がまず押さえておくべき基本的な知識と、失敗しないための具体的なポイントを解説します。
- なぜBURTONが初心者に最適なのか?
- 選び方で重要な3つのポイント
- 重要な硬さ(フレックス)の目安
- ブーツに合う正しいサイズ選び
- 全ての板に対応するRe:Flex
- The Channel専用のEST
- 安心のW48ワランティ(保証)
なぜBURTONが初心者に最適なのか?
数あるスノーボードブランドの中で、なぜ特に初心者にBURTONがおすすめされるのでしょうか。その理由は、品質の高さ、長年にわたる信頼性、そして初心者の上達をサポートする豊富な製品ラインナップにあります。
BURTONは、スノーボードの創世記から業界をリードしてきたトップブランドであり、その開発力は他社の追随を許しません。世界中のトップライダーからのフィードバックを基に製品開発が行われているため、機能性や耐久性は非常に高い水準にあります。
また、初心者が無理なく扱える柔らかいモデルから、プロが使用する高性能なモデルまで幅広く揃っているため、自分のレベルや目指すスタイルに合った製品を見つけやすいのが大きな魅力です。
さらに、正規購入品に対する手厚い保証制度が整っている点も、初めての道具選びで不安を抱える初心者にとっては、大きな安心材料となるでしょう。
全国の多くのスノーボードショップで取り扱いがあるため、実際に製品を手に取って選んだり、専門スタッフに相談したりしやすい環境が整っていることも、BURTONが選ばれる理由の一つです。
選び方で重要な3つのポイント
BURTONのビンディングを選ぶ際に、初心者が特に注目すべきポイントは「フレックス(硬さ)」「サイズ」「取り付けシステム」の3つです。
これらは互いに関連し合っており、一つでも自分に合っていないものを選ぶと、上達の妨げになったり、最悪の場合、怪我に繋がったりする可能性もあります。
フレックスはビンディングの操作性に直結し、サイズはブーツとのフィット感、つまりは一体感を左右します。そして、取り付けシステムは、手持ちのスノーボードの板に取り付けられるかどうかを決定する重要な要素です。
言ってしまえば、この3つのバランスが取れて初めて、ビンディングは本来の性能を発揮します。それぞれのポイントについては、この後の見出しで詳しく解説していきますが、まずはこの3点がビンディング選びの基本のキであることを理解しておくことが大切です。
重要な硬さ(フレックス)の目安
ビンディング選びにおいて、フレックス(硬さ)は乗り心地を決定づける非常に重要な要素です。初心者の場合、「柔らかい」フレックスのモデルを選ぶのがセオリーです。
なぜなら、柔らかいビンディングは足首の自由度が高く、少ない力で板を操作できるからです。これにより、スノーボードの基本であるターンの練習がしやすくなります。
また、低速域でのコントロール性に優れているため、バランスを崩した際のリカバリーも比較的容易です。長時間滑っても足が疲れにくいというメリットもあります。
逆に、硬いフレックスのビンディングは、力を加えた際の反応が非常に速く、高速での滑走時には安定感が増します。しかし、これはある程度滑れる中級者以上にとってのメリットであり、初心者にとっては反応が良すぎて操作がシビアに感じられます。
小さな体重移動にも板が過敏に反応してしまうため、意図しないエッジの引っかかり(逆エッジ)を誘発しやすくなるのです。
BURTONのビンディングには1から10までのフレックス指標がありますが、初心者の方は「3〜5」程度の柔らかめのモデルを目安に選ぶと良いでしょう。
ブーツに合う正しいサイズ選び
ビンディングのサイズ選びは、フレックスと同様に重要です。必ず、自分が使用するスノーボードブーツのブランドとサイズに適合したものを選んでください。サイズが合っていないと、様々なトラブルの原因となります。
例えば、ビンディングがブーツに対して大きすぎると、ストラップを最大限締めてもブーツがしっかりと固定されません。これにより、ブーツがビンディングの中で動いてしまい、体重移動がスムーズに板へ伝わらず、操作性が著しく低下します。
逆に、ビンディングが小さすぎると、ブーツを無理やり押し込むことになり、ストラップで強く締め付けすぎて足が痛くなったり、血行が悪くなってしまったりします。
BURTONのビンディングは主にS、M、Lの3サイズで展開されており、それぞれに対応するブーツのサイズ(cm)が定められています。
ビンディングサイズ | メンズブーツ対応サイズ(cm) | ウィメンズブーツ対応サイズ(cm) |
---|---|---|
S | 24 – 26 | 21 – 23 |
M | 26 – 29 | 23 – 25 |
L | 28+ | 25+ |
表はあくまで目安であり、ブーツのメーカーやモデルによって外側の大きさ(アウターサイズ)は異なります。可能な限り、実際に自分のブーツを店舗に持参し、ビンディングと合わせてフィット感を確認する「フィッティング」を行うことを強くおすすめします。
全ての板に対応するRe:Flex
BURTONのビンディングには、主に2つの取り付けシステムが存在します。その一つが「Re:Flex(リフレックス)」です。これは、非常に汎用性が高いシステムで、BURTON製のスノーボードはもちろん、BURTON以外のほぼ全てのブランドの板に取り付けることが可能です。
現在、市場に流通しているスノーボードの取り付け穴の規格は、主に「4×4」「2×4」、そしてBURTONが独自に開発した「The Channel(ザ・チャネル)」の3種類です。Re:Flexは、付属している専用のディスクプレートを交換することで、これら全ての規格に対応できます。
このため、将来的にBURTON以外のブランドの板に買い替える可能性も考慮すると、初心者の方にはまずRe:Flexを選んでおけば間違いないと言えます。ビンディングだけ先に購入する場合や、どの板に適合するかわからない場合でも、Re:Flexであれば安心して選ぶことができます。
The Channel専用のEST
もう一つの取り付けシステムが「EST(イーエスティー)」です。これは、BURTONの「The Channel」システムが搭載された板にのみ取り付けが可能な専用ビンディングです。
ESTビンディングの最大の特徴は、一般的なビンディングにある中央のディスクプレートが存在しないことです。ビンディングの両側面にあるネジで板に直接固定するため、足裏と板の間に余計なパーツが介在しません。
これにより、足裏の感覚がよりダイレクトに板へ伝わり、板本来のしなり(フレックス)を最大限に引き出すことができるというメリットがあります。セッティングの自由度も非常に高いです。
ただし、これはあくまでThe Channel搭載の板でのみ得られる恩恵です。前述の通り、4×4や2×4といった一般的な取り付けシステムの板には、物理的に取り付けることができません。
もし、スノーボードの板もBURTONのThe Channel搭載モデルを選ぶと決めているのであれば、ESTは最高のパフォーマンスを発揮する選択肢となります。しかし、そうでなければ、汎用性の高いRe:Flexを選ぶのが賢明な判断です。
安心のW48ワランティ(保証)
BURTON製品を選ぶ大きなメリットの一つに、手厚い保証制度「W48ワランティ」があります。これは、正規ディーラーで購入したBURTONのビンディングに対し、購入日から2年間の保証を提供するというものです。
例えば、通常の使用範囲内でストラップが切れてしまったり、バックルが破損してしまったりした場合、この保証の対象となります。スノーボードは時に過酷な環境で使用されるため、予期せぬパーツの破損が起こる可能性もゼロではありません。
このような場合に無償で修理やパーツ交換の対応をしてもらえるのは、特に初心者にとって大きな安心に繋がります。
なお、ビンディングの土台となるベースプレート部分に関しては、なんと永久保証の対象となっています(一部モデルを除く)。これは、製品の耐久性に対するBURTONの自信の表れとも考えられます。
ただし、この保証を受けるためには、BURTON JAPANの正規ディーラーで購入した証明(レシートなど)が必要になる点には注意してください。(参照:BURTON公式サイト)
BURTON初心者ビンディングのおすすめモデルと注意点

ここでは、数あるBURTONのラインナップの中から、特に初心者におすすめのモデルを具体的に紹介します。また、購入する際の注意点や、初心者が避けるべき上級者向けモデルについても解説していきます。
- 定番中の定番モデルFREESTYLE
- もう一つの選択肢CARTELとは
- 購入前に知っておくべき注意点
- 初心者が避けるべき上級者向けモデル
- まとめ:BURTON初心者ビンディング選びの結論
定番中の定番モデルFREESTYLE
もしあなたがBURTONのビンディング選びで迷ったら、まずは「FREESTYLE(フリースタイル)」を検討することをおすすめします。これは、長年にわたり初心者向けモデルの定番として君臨し続けている、まさにエントリーモデルの決定版です。
FREESTYLEが初心者から絶大な支持を得ている理由は、その絶妙なバランスにあります。まず、フレックスが非常に柔らかく設定されているため、少ない力で簡単に板を操ることが可能です。これにより、ターンの導入がスムーズになり、上達のスピードを早めてくれます。
また、シンプルな構造でありながら、ライディングに必要な機能は十分に備わっており、耐久性も高いです。それでいて価格はBURTONのラインナップの中では比較的リーズナブルに設定されています。
まさに、初心者がビンディングに求める「扱いやすさ」「耐久性」「コストパフォーマンス」という3つの要素を高次元で満たしたモデルと言えるでしょう。これからターンを覚えたい、慣れてきたら簡単なグラトリにも挑戦してみたい、といった幅広いニーズに応えてくれます。

もう一つの選択肢CARTELとは
「CARTEL(カーテル)」は、BURTONのラインナップの中でも特に人気が高く、中級者から上級者、さらにはプロライダーまで幅広く愛用されているオールラウンドモデルです。
FREESTYLEと比較すると、CARTELは明らかに硬めのフレックス設定になっています。そのため、高速で滑走した際の安定感や、キレのあるカービングターンを行う際の反応性は抜群です。
上位モデルに採用されている高性能なストラップや、足への負担を軽減するクッショニング機能も搭載されており、よりアグレッシブな滑りに応えてくれます。
しかし、これらの特徴は初心者にとってはデメリットになる可能性もはらんでいます。反応性が良い分、操作にはより正確性が求められ、少しのミスが大きなバランスの崩れに繋がることもあります。
ただ、運動神経に自信があり、最初からハイスピードな滑りを目指す人や、1シーズンで一気に上達したいという強い意志がある人であれば、将来的なステップアップを見越してCARTELを選択肢に入れるのも一つの考え方です。

購入前に知っておくべき注意点
ビンディングを購入する際には、いくつか知っておくべき注意点があります。特に、インターネット通販を利用する場合は慎重な判断が求められます。
最も注意すべきは、やはりブーツとのフィッティングです。前述の通り、ビンディングとブーツの相性は非常に重要で、メーカーが提示するサイズチャートだけでは判断できない微妙なフィット感の違いが存在します。
可能であれば、必ずスノーボード専門店に自分のブーツを持参し、実際にビンディングと組み合わせて確認してください。
また、インターネットでは「型落ちモデル」が安く販売されていることがあります。最新の機能にこだわらなければ、高品質な製品を安価に手に入れる良い機会ですが、保証期間が通常より短くなっている場合や、そもそも保証が適用されないケースもあるため、購入前によく確認することが大切です。
さらに、「並行輸入品」と記載されている製品にも注意が必要です。これらは海外から直接買い付けられたもので、日本の正規代理店(BURTON JAPAN)の保証が一切受けられません。価格が安いからといって安易に飛びつくと、後々トラブルになった際に後悔することになる可能性があります。
初心者が避けるべき上級者向けモデル
BURTONには魅力的な高性能モデルが数多く存在しますが、初心者のうちは避けるべきモデルもあります。高価なモデルが必ずしも自分に合っているとは限らないのです。
具体的には、以下のような特徴を持つモデルは、初心者の上達を妨げる可能性があるため注意が必要です。
硬すぎるハイパフォーマンスモデル
「Genesis(ジェネシス)」や「X-Base(エックスベース)」といったモデルは、非常に硬い素材(カーボンなど)が使用されており、プロレベルの脚力や技術を前提に設計されています。
反応が極めて速いため、初心者が使うと板をコントロールしきれず、転倒を繰り返してしまう原因になります。
特殊なシステムを持つモデル
近年人気の「Step On(ステップオン)」は、ストラップを使わずにブーツを固定できる画期的なシステムです。
脱着が非常に簡単なため初心者にも魅力的に映りますが、まずはストラップ式のビンディングでしっかりと板を操作する感覚を養うことが上達への近道です。
滑りに慣れないうちから使うと、細かい調整が難しく感じられるかもしれません。まずはFREESTYLEのようなスタンダードなモデルで基本をマスターすることをおすすめします。
まとめ:BURTON初心者ビンディング選びの結論
この記事で解説してきた、BURTONの初心者向けビンディング選びの重要なポイントを以下にまとめます。
- 初心者は品質と信頼性の高いBURTONを選べば失敗が少ない
- 選ぶべき最重要ポイントはフレックスとサイズと取り付けシステムの3つ
- フレックスは柔らかい設定のモデルが操作しやすく上達を助ける
- 初心者向けのフレックスの目安は3から5の範囲
- ブーツのサイズとビンディングのサイズ適合は必ず確認する
- 可能であれば店舗で実際にブーツと合わせてフィッティングを行う
- BURTON以外の板も使うなら汎用性の高いRe:Flexがおすすめ
- BURTONのThe Channel搭載の板とセットならESTも選択肢になる
- 正規ディーラー購入品には2年間の手厚いW48ワランティが付帯する
- 初心者向けモデルの定番はFREESTYLE
- FREESTYLEは扱いやすさと価格のバランスが非常に優れている
- CARTELは高性能だが初心者には硬すぎて扱いにくい可能性がある
- ネットでの購入はサイズ不適合や保証外のリスクに注意する
- 硬すぎる上級者向けモデルは上達の妨げになるため避ける
- Step Onは便利だがまずはストラップ式で基本を覚えるのが良い
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