【BURTON】ステップオンセット23-24シーズン全種類を評価!壊れると口コミ?評判が広がりコラボ増加!
- BURTONのステップオンってどうなの?
- ステップオンは他社メーカーの板でも使えるの?
- ステップオンを買いたいけどどれが良いの?
BURTONのステップオンは独自に開発された新たなビンディング・ブーツです。そのため、今までのストラップタイプとは根本的に構造が違います。なかなか新しい技術ですから理解しがたいこともあるかもしれません。
ただ、このステップオンを使用すると本当に楽になるため、よりスノボーが快適になります。実は、評判が良いことでバートン以外のブランドとのコラボも広がりを見せています。
そこで、この記事ではステップオンとは?ということからどんな種類があるのか取り上げていきます。セットアップをどうしたら良いかなど具体的なこともまとめています。
個人的なおすすめは最もコスパが良いベーシックな下記のステップオンビンディングです。他にも複数あるため気になる方は読み進めてくださいね。
【BURTON】ステップオンの種類
BURTON Step-Onシステムは、スノーボードのバインディングとブーツの連結を簡単かつスムーズに行うことができる革新的なシステムです。2017年に初めて発売され、以降も改良が重ねられ、現在でも進化し続けています。
Step-Onシステムの使用方法は非常にシンプル。ブーツをヒールファーストでバインディングに乗せるとヒールクリップが固定され、その後つま先を下げるとクリック音が鳴ります。この簡単な操作でブーツとバインディングがしっかりと連結されます。脱ぐときもヒールのレバーを引いて足を回すだけで簡単に脱ぐことができます。
Step-Onシステムの利点は、伝統的なストラップ式のバインディングと比較して操作が迅速かつ容易であることです。また、ブーツとバインディングの接続点が一箇所のヒールと二箇所のつま先という構造になっており、優れた応答性とパフォーマンスを提供します。
ステップオンを解説していく上でステップオンビンディングとステップオンブーツがあることを知っておきましょう。ステップオン同士でなければ装着することができません。また、ステップオンブーツは同一ブランドであってもストラップ式に装着することはできません。
ステップオンビンディングはRe:flexを採用しているため、他社メーカーのボードに装着することはできます。
ステップオンビンディングの種類
ステップオンビンディングはメンズ3種類・レディース3種類・キッズ1種類があります。それぞれ見ていきましょう。
【メンズ】ステップオンのビンディング全種類
「ステップオンX」はXベースという硬くてレスポンスが良い素材を採用しています。とにかく、俊敏性があって細かな調整を求める方におすすめです。
ハードなタフな滑りと相性が良いでしょう。メンズのステップオンビンディングで最も硬いです。
「ジェネシス」は極上の快適さとプレイフルなレスポンスとの絶妙なバランスが冴えるバインディングに仕上がっています。
最高レベルの快適さと応答性を持つサスペンションのようなキックバックハンモックに加え、足裏のクッションでより長時間ライディングが楽しめます。
「ステップオン」は標準的なメンズモデルで最も安価です。ステップオンのジェネシスが価格面で無理な場合は標準ステップオンにしましょう。フレックスはミディアムです。
「ステップオンローバック」は2023年にリリースされた新しいステップオンビンディングです。従来のモデルと比較すると極端にはバックが短くなっているという特徴があります。そのため、ルーズなレスポンスとなるためグラトリ、ジブなどに適正が高くなっています。
【レディース】ステップオンのビンディング全種類
レディース専用モデルの「ステップオンX」です。レディースステップオンで最も硬いビンディングです。カービング・スロープスタイルなどで高い性能を発揮します。
レディース専用モデルの「ステップオン エスカペイド」です。ミディアムフレックスでさまざまなジャンルで評価が高いです。ハイエンドなオールラウンドなビンディングと評判です。
レディース専用モデルの「ステップオン」です。ミディアムフレックスでオーソドックスなステップオンビンディング。レディース専用モデルとして最安値。
【キッズ】ステップオンビンディング全種類
キッズ用で唯一のステップオンモデルです。
ステップオンブーツの種類
ステップオンブーツもビンディングと同様にメンズ・レディース・キッズと分かれています。ビンディングよりも種類があるため選び幅がありますよ。またアジアフィットの設定はないようです。それぞれ紹介していきます。
【メンズ】ステップオンブーツ全種類
BURTON「ステップオン アイオン」は定評があるアイオンのステップオンバージョンです。新品でも足に馴染む履き心地とテクニカルなライナーをプラスすることで快適に履くことができます。このステップオンブーツの中では最も剛性が高いブーツです。
BURTON「ステップオン フォトン」は馴染みやすいミディアムフレックス(アイオンとスワスの中間)で広く誰もが違和感なく使うことができるブーツです。どれが良いか分からない場合はフォトンがおすすめです。
BURTON「ステップオン スワス」は軽くてミドルフレックスなステップオンブーツです。可動域を広げる立体裁断カフを採用することでヒールのホールド感が向上しています。最も汎用性があり、さまざまなライダーにフィットします。
BURTON「ステップオン ルーラー」はステップオンのメンズブーツで最安値。操作性と快適性が高くスノーボード初級者・グラトリにおすすめです。最新のステップオンローバックと合わせるとよりグラトリに特化していきます。
BURTON「ステップオン ケンドー」は伝統的な紐ブーツ。ミディアムフレックスと硬めのタンが特徴です。あらゆる動きにレスポンシブに対応する操作感と自由で楽な履き心地にコアなユーザーが多いです。パウダースノーをスノーサフィンするような用途で乗り心地が最高に楽しいです。
アイオン | フォトン | スワス | ケンドー | ルーラー | |
柔1⇔硬10 | 8 | 7 | 6 | 4 | 5 |
フリーラン | |||||
カービング | |||||
パウダー | |||||
グラトリ | |||||
パーク | |||||
ハーフパイプ |
【レディース】ステップオンブーツ全種類
BURTON「ステップオン フェリックス」はオールラウンドなブーツです。ハイレベルな保温性と快適性、そしてスノーボード史上最も直感的なコネクションを持っています。ミディアムフレックスで万能なビンディングです。
BURTON「ステップオン リチュアル」はレディース専用モデルで最も軽量なハイエンドブーツです。林間からナチュラルハーフパイプまでぴったりのプレイフルでレスポンスをもたらすミディアムフレックス。
BURTON「ステップオン ライムライト」は程よい硬さがありレスポンスが良いブーツ。直感的なブーツとバインディングのコネクションで、どんな地形も軽々と乗りこなせます。
【キッズ】ステップオンブーツ ジップライン
キッズモデルでは唯一のステップオン対応ブーツです。このブーツ以外に選べるものがないため、キッズでステップオンを使用するならジップラインになります。
【BURTON】ステップオンの壊れるという口コミは?
しっかりと固定されるかと思っていましたが、若干遊びがあります。多少ブーツのソールに雪が付着していても問題なく装着することができました。ストラップの毎回着脱する手間がなく、かなり快適です!
厳しい状況でもブーツをしっかり固定してくれて、レスポンスも良いから気に入っています。でも、雪がヒール部分にたまると装着が難しくなったり、特定の角度でリリースレバーを引くのが少し難しいことがあるところデメリットですね。慣れてしまえば問題ないです。
子ども用にステップオンを購入しました。これまではストラップ式で毎回付けるのに苦労していましたが、ステップオンにすることで、その手間から解放されてとても楽になりました。子どももお尻が濡れなくて嬉しがっています。
コストパフォーマンスを考える人にはあまりおすすめできません。ブーツとビンディングで8万円くらいは必要になります。ただ、個人的にはその価値があると思います。スノーボードが初めての人でも、従来のバインディングの手間をかけたくない人でも、ステップオンシステムは非常に使いやすいです。
ステップオンに関して「壊れる」ということが検索されているようですが、現状壊れたという情報を見かけることがありませんでした。
ステップオンのメリット
ステップオンについて一番のメリットは着脱がカンタンになることです。動画のようにリフトを降りながら装着することができます。それ以外にどのようなメリットがあるのでしょうか?実際に使用しているためステップオンのメリットを挙げてみました。
- 見た目がシンプルで革新的でかっこいい(⇐超主観w)
- 着脱がとてもカンタンで早い
- ストラップ式よりもクイックに反応する
- 初心者でもカンタンに装着できる
- 座らなくて良いためお尻が濡れない
- とくにキッズボーダーにはおすすめ!
メリットで特質べきはお子さんが使うときです。ステップオンであれば面倒なビンディングを付ける作業が無くなります。これは本当に親も楽できるという大きなメリットです。ステップオンだといちいち屈まなくとも装着できるため、本当に楽になりました。
お腹がつっかえて前かがみが苦しい、、、という場合もステップオンならラクラクで問題なし!!!!
ステップオンのデメリット
ステップオンを見た時にとても革新的な技術で購入したいと考えた方も多いと思います。通常のストラップ式と比較してどのようなデメリットがあるのか挙げてみました。メリットばかりではないため、デメリットをすることで購入を検討されると良いですね。
- 重い傾向がある
- 友達が装着を待つ必要がある(ストラップ式の場合)
- ストラップがないため強く締め付けられない
- バイン・ブーツの雪を取り除く必要がある
- ストラップ式よりも高価
- ストラップ式との互換性はない
このようなデメリットがあります。最も注意する点は「ストラップ式との互換性はない」ということです。そのため、ステップオンの同士しか装着できません。現状ブーツがストラップ式な場合は、ステップオンバインとステップオンブーツを購入する必要があります。
また、ステップオンブーツをストラップ式ビンディングに装着することも不可です。これが大きなデメリットとなります。あと、そうなると高価になるので、、、。
個人的にはメリットが大きく勝っているためステップオンはおすすめです。ステップオンのシステムはブランドを超えて広がりつつありますから、さらに選択肢が増えていきますね!
BURTONが以前出していたステップインとの互換性もないためご注意ください!
ステップオン以外のブーツが気になる方はノーマルのブーツをまとめた記事があるためご確認ください。
【BURTON】ブーツの全種類まとめ!サイズ感・硬さやおすすめジャンル
【BURTON】ステップオンのセットは?
ステップオンの種類は上記で挙げたものが全部です。ストラップタイプよりも数が限られていることが分かったと思います。そのため、セットとなるストラップオンビンディング・ブーツが決まってきます。
セット販売されていることもあります。ここではビンディングを主語としてマッチするステップオンブーツを紹介していきます。
ステップオン「X」のセットアップの考え方
ステップオンXはとても硬いビンディングです。そのため性能を最大限に活かすには硬めのブーツを選ぶ必要があります。アイオン・フォトンが候補として挙げることができます。
ステップオン「ジェネシス」のセットアップの考え方
ジェネシスはXよりも柔軟性があるビンディングです。アイオン・フォトン・スワス・ルーラーが候補として挙げられます。自分が取り組みたいジャンルによってブーツの硬さを決めましょう。
標準ステップオンの2点セット
標準ステップオンとセットアップするビンディングは、ケンドー・スワス・ルーラーです。オールラウンドに使用できるセットアップです。好みに合わせてブーツの硬さを見て選びましょう。
【BURTON】ステップオンのサイズについて
ステップオンビンディングのサイズは「S/M/L/XL」があります。それぞれのサイズと表にまとめました。メンズとレディースで異なるためご注意ください。
ビンディングサイズ | S | M | L | XL |
メンズブーツ | 24-26 | 26.5-28.5 | 29-31 | 32-33 |
レディースブーツ | 22-23 | 23.5-25.5 | 26-27 | なし |
キッズブーツ | なし | なし | 21-25 | なし |
BURTON以外にもステップオンが広がりを見せる!
ステップオンはとても好評でスノーボード業界でも注目を集めています。そのため、ステップオンを採用するコラボレーションが広がっています。現在、コラボしているのはFLUXとDC Shoesです。
「BURTON」と「FLUX」のコラボ
BURTONとFLUXとのコラボが実現しました。FLUXから「FLUX DS STEP ON」がリリースされています。
「BURTON」と「FLUX」のステップオンビンディングの違い
BURTONとFLUXのステップオンビンディングの違いですが、ベースとなるシステムは同じですがフットヘッドが異なります。BURTONは柔らかめなEVAパッド、FLUXは硬めで雪がつきづらいFOOT-ONが採用されています。
さらにハイバックも異なります。BURTONはブーツと接する面積が広くホールド感が強いですが、FLUXはくびれが強くより自由度が高い仕様となっています。カービングはBURTON、グラトリはFLUXの方が向いていますね。
FLUX「DS」の方が、よりブーツのフレックスを感じやすいです。これは完全に好みによりますね。個人的には両方買いたいです!
「BURTON」と「DC Shoes」のコラボ
BURTONとDC ShoesがコラボしてDC Shoes発のステップオンブーツ(メンズ2種・レディース2種・)がリリースされています。これまでDC Shoesのブーツを使用していた人、BURTONしか選択肢がなかった人の選び幅がとても広がりました。
かなり好評で売り切れているショップも多いようです。おそらく、そもそもの生産量が少ないことが推測されます。検討されている方はお早めにどうぞ。
「BURTON」と「NITRO」のコラボ
NITROからもステップオンブーツがリリースされています。メンズ「PROFILE」、レディース「CAVE」となっています。
【BURTON】ステップオンの型落ち
ステップオンの型落ちモデルですが、シーズン終わりに見かけることがあります。そのため、気になる方は以下より確認してください。時期によってはステップオンの型落ちがないこともあります。
型落ちモデルであればビンディングが3万円前半、ブーツが4万円前半で購入することができます。Newモデルであればセットで10万円前後になります(モデルによる)。
ステップオンの付け方
BURTONのステップオンの付け方はカンタンです。初めは戸惑うかも知れませんが、慣れるとすぐできるようになります。ゲレンデに行く前に、自宅等で付ける練習をすると良いですね。手順としては以下の要領です。
- ブーツのかかと側から着用を始めましょう。ブーツのヒールクリートをバインディングのヒールバックルに合わせて踏み込み、カチッと音(1回聞こえます)がしたらかかと側は装着完了です。
- つま先側に重心を移動させてトウの両サイドを固定するとカチッ(2回聞こえます)とします。これで装着は完了です。
外し方はとても簡単でヒールカップに付いているリリースレバーを上方向に引っ張り上げると外すことができます。
【BURTON】ステップオンのQ&A
ステップオンに関しはさまざまな疑問があると思います。お問い合わせいただく質問・ネット上で見かける質問をまとめてみました。
「ステップオン」と「ステップイン」は互換性があるのか?
BURTONはステップオンの前にステップインという規格のビンディング・ブーツを販売していました。これらは全く異なるもので互換性はありません。ステップインのビンディングにステップオンのブーツを着用することはできません。
ステップオンビンディングは他社ブランドの板にも装着できるの?
ステップオンはRe:flexを採用しているため、他社ブランドの板にも装着することができます。全てのメジャーマウンティングシステム(4×4、3D、The Channel)に装着可能です。
ただし、3Dマウンティングシステム搭載スノーボードに取り付けるには、3Dヒンジディスクを別途購入する必要があります。
勝手に外れることはあるの?
勝手に外れてしまうケースとして考えられるのは、ブーツの裏に雪が付着しているためしっかりとブーツ・ビンディングが装着できていない可能性が高いです。
ただし、BURTONは米国企業のため製品由来で事故が起きると多額の損害賠償請求を受けることがあります。そのためメーカーは相当な製品テスト・チェック等を行っています。
そのため、既定通りに装着しているときに外れること稀だと思います。少なくとも僕は聞いたことがありません。
シーズンの違うステップオンに互換性はありますか?
リリースされたシーズンが異なっていてもステップオン同士のビンディング・ブーツであれば装着可能です。モデルが異なっていてもステップオン同士なら問題ありません。
ハイバックを調整してフォワードリーンを買えられますか?
フォワードリーンの調整はカンタンにできます。ハイバック内側に2つのビス穴があるので、締めたり緩めたりすることで角度の調整が可能となっています。
ストラップ式と比較してレスポンスが悪くなるの?
ステップオンについてレスポンスがストラップ式と比較すると劣るという意見を目にすることがあるかもしれません。たしかに、2021年モデルではレスポンスが悪いという意見がありました。
ただ、そこから2022年モデルよりステップオン機構を改良しています。最近のBURTONが公式に行った調査では、多くのスノーボーダーがステップオンの方がクイックに反応すると回答しています。
まとめ
この記事では、ステップオンについてまとめました。ステップオンは高いビンディング・ブーツですが、それ以上の満足度を与えてくれることは間違いないでしょう。
型落ちで考えるのもありかもしれませんね。ただ人気のため型落ちはなかなか見かけません。
BURTONにはステップオン以外のビンディング・ブーツも多種多様です。それらについても別の記事でまとめているので参考になれば幸いです。