【BURTON】ビンディングを全種類を網羅!EST・The Cannel・Re:Flexとは?
この記事では、BURTONのビンディングをメンズ・レディースともに全種類を紹介しています。さらに、EST・The Cannel・Re:Flexというビンディング規格についても分かりやすくまとめました。
BURTONのビンディングには、それぞれ特徴があることから、自分のレベル・スタイル・ジャンルに合ったものを選ぶ必要性があります。
ここでは、BURTONのビンディングについてジャンル適正についてもみていきます。それぞれのビンディングを知ることで自分に最適なビンディングを知ることができるでしょう!
今、BURTONのビンディングの購入を検討している方はぜひ読んでいただきたい内容となっています!とくに、EST・The Cannel・Re:Flexのビンディングの規格についてはよく理解しておきましょう。
BURTONのビンディング全て網羅
ここではBURTONのビンディングについてすべて見ていきます!その前に、BURTONのビンディングについて、いくつか知っておくべきことがあるので、そちらを解説していきますね!
ビンディングを選ぶ際にも必要なことになります。「EST」「The Cannel」「Re:Flex」「ステップオン」という言葉が出てきますが、こちらを理解していないとBURTONのビンディングをより深く知ることができません。
BURTONのビンディングを勧めているブログもありますが、このことを書いていない記事が見受けられました。知らない人だと間違って買ってしまい返品するケースもあると思います。以下、用語の説明していきます。
The Channel(ザ・チャネル)とは?
「The Channel」とは、BURTONの「板」に搭載されたシステムのことを言います。つまり、「The Channel」はBURTONの板の規格です。そのためビンディングの用語ではありません。
上図のようにBURTONの板には溝が彫ってあります。この溝を「The Channel」と言います。その「The Channel」に取り付けできるビンディングのテクノロジーを「EST」と言います。
このあたりが結構ややこしいために、初心者スノーボーダーの方で買い間違える方もいるのでご注意くださいね!
The Channel(ボード)へ対応するために、EST非対応ビンディングは別売りディスクを購入することでセッティングできます。BURTON以外のブランドでも多くが別売りディスクを販売しているか、最初からESTに対応しているディスクが付いていることが多いです。
BURTONのESTとは?
BURTONのビンディングは他のメーカーと比べると変わっています。それは「EST」というシステムを採用しているからです。
総称して「ESTビンディング」と呼ばれることが多いです。こちらの動画を見てもらうと分かりやすいですね。
この動画のようにビンディングのサイドにビズで固定する部分があります。「The Channel」に特化して取り付けられるビンディングが「EST」と表記されています。
そのため「ESTバインディング」はBURTONの板以外に付けることはできません。ここを注意していないと間違えて買ってしまって後悔しますよ!
ESTのメリットは板のしなりが自然になりボードへのストレスが軽減されます。従来のディスクプレートだと、板が曲がるとディスクプレートの部分は曲がりません。
稀に大きな負担がかかるとビンディングの際部分を支点としてボードが折れることがあります。
実感としてはトーションが通常のビンディングよりも効きやすくなっている感じがします。「反応の速さ」を求めるカービングなどはESTと相性が良いですね。
BURTONのRe:Flex(リフレックス)とは?
「Re:Flex」ですが、さきほど取り上げたようにBURTONビンディングの取り付け方式の名前ですね。このRe:Flexであれば、他社の板にも固定することができます。
この形をしているディスクプレートがRe:Flexです。上下のビズ穴で「4×4」「2×4」を固定します。真ん中でBURTONの板を固定することができますね。
つまり、2×4、4×4、もしくは3Dなどのビス止め対応することもできます。ちなみにRe:flex仕様でも別売りディスクプレートを購入ることでThe Channelに対応させることもできます。
BURTONのステップオンとは?
BURTONにはステップオンというシステムを搭載したビンディングがあります。このステップオンビンディングには、ステップオンブーツのみ装着が可能となっています。
以前、ステップインというシステムがありましたが、それとは互換性がなく全く新しい技術です。混同しないように気をつけてください。別記事にてBURTONのステップオンについてまとめています。
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BURTONのビンディングの選び方
BURTONのビンディングについてシステムなど解説してきました。それらを踏まえて個人的なBURTONのビンディングの選び方についてお伝えしていきます。
ステップオン or ストラップタイプ
BURTONビンディングには大きな違いがあります。ステップオンとストラップタイプです。どちらのビンディングを選ぶかで費用面が大きく異なります。
どちらが自分にマッチするか考えてみましょう。別記事でステップオンの選び方はまとめています。以下、ストラップタイプで選んだ場合を解説していきます。
EST or Re:Flex
BURTONのビンディングには「EST」と「Re:Flex」があることを解説していますが、どちらを選ぶかは、ボードがBURTON、それ以外かで変わります。BURTONのボードであればEST、BURTON以外のボードであれば基本的にはRe:Flexを選びましょう。
取り組むジャンル
スノーボードでは取り組むジャンルによって適正なビンディングが異なります。
あなたが取り組んでいる、もしくは取り組もうと考えているジャンルがある場合は、その特徴を知ってからマッチするビンディングを選びましょう。
たとえば、カービングでキレッキレなターンを目指したい場合はビンディングの剛性が高い方が良いですね。
それだとメンズなら「CARTEL X」「CARTEL」レディースなら「ESCAPADE」を候補として挙げることができます。
予算感で絞る
あとは、ここまでの選び方で候補として挙げたビンディングの価格を見ていきましょう。
ものによっては大きな価格差があるため、あなたの予算で絞っていくと購入できて用途にマッチするビンディングを選ぶことができます。
さきほど例に挙げたCARTEL X(EST)は定価52,800円、CARTELは定価46,200円となっているため大きく選択を左右するポイントとなります。
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BURTONの全種類ビンディングを紹介!
BURTONのビンディングにおいては、これまでのことを深く理解してから購入を検討していくださいね。間違ってしまうと悲しい気持ちになりますので。
また、ここ取り上げているのはストラップタイプのビンディングを全種類挙げています。別の記事でステップオンについてはまとめています。
Hitchhiker X Split
このビンディングはスプリットボード専用です。スプリットボードとは、板が縦に割る仕組みになっていてスキーのように滑ることができるスノーボードです。
バックカントリーにて雪深いところをハイクするためにも使用することができます。そのため、雪山登山してバックカントリーを楽しむなど、最上級者でも自然の雪山を楽しむ方が選ぶモデルです。
Genesis X
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
BURTONといえば、この「Genesis(ジェネシス)シリーズ」を思い浮かべる人も多いと思います。それだけ、BURTONのビンディングの中でも憧れですよね〜!全体的に硬くはないけど、とても反応がクイックです。
どんなシチュエーションでも対応できる性能を持っています。ちなみに「Genesis X」と「Genesis」とあるのでお間違えなく!
「Genesis X」には、素材にカーボンが含まれていることで次に出てくる「Genesis」より固い仕上がりとなっています。よほどのことがない限り、「Genesis」を選択することが多いですね!
Cartel X
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
CARTEL Xはプロ仕様に設計され、あらゆる斜面を滑るためのビンディングとなっています。レスポンシブなハイバックとフリースタイル用のゼロフォワードリーンを特徴としており、ボードの感覚を向上させています。
さらに、CARTEL Xは優れた耐久性を持ち、長期にわたって使用することができます。また、快適なフィット感と安定性を提供し、滑走中の安心感を高めます。
さらに、CARTEL Xは独自のテクノロジーを搭載しており、迅速な反応性と素晴らしいパフォーマンスを実現します。どんな条件下でも優れた制御性を発揮し、滑りのスキルを向上させます。
Genesis
【EST】と【Re:Flex】と【StepOn】の3種類で展開
「Genesis(ジェネシス)」はBURTONの中でも最高レベルのサスペンション機能が施されています。とても快適なビンディングで頼りになります。
高度な人間工学的設計を採用していることからその性能はピカイチですね。さまざまなジャンルで活躍してくれる頼もしい存在です。
Malavita
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
BURTONチームライダーにも愛用者が多い「Malavita(マラビータ)シリーズ」です。フリースタイルマインドなヒールハンモックや優れたクッション性、ミディアムなフレックスは健在です。
レスポンスを高めつつシームレスなフィット感と究極の快適性を提供してくれますよ。マルチな性能を持っていることでファンも多いビンディングです。
Cartel
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
Cartel(カーテル)はBURTONビンディングの中でも、オールマイティかつコスパに優れているモデルです。
ハンモックストラップ2.0が採用されたことでさらにお買い得感が出ていますね。程よい剛性がありパーク・カービングで使用する人が多いです。
また、さまざまなブランドとコラボすることでシーズンによっては、その時にしか購入することができないデザインがリリースされていることもあります。それだけ人気が高いモデルだということが分かります。
Mission
【Re:Flex】のみで展開
MISSON(ミッション)は、初マイボードで少し良いビンディングを求めている方におすすめ。コストパフォーマンスが良いため買いやすいですね。メンズモデルのエントリーモデルです。
Freestyle
【Re:Flex】のみで展開
BURTON「FREESTYLE」の同ブランドのエントリーモデル。初心者がとりあえず選ぶのであればこれでOKでしょう。
本当は「カーテル」「マラビータ」「ジェネシス」あたりを検討したいところですが、費用面でもまずはFREESTYLEで上達してから上位モデルを購入していきましょう。
ESCAPADE
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
BURTON「ESCAPADE(エスカペイド)」はレディース専用ハイエンドモデルです。さまざまなジャンルにおいて高い評価を得ているビンディングです。これ以上なクオリティーでどんな滑るにも対応することができます。
LEXA
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
BURTON「LEXA(レクア)」は、レディース専用モデルでオーソドックスなビンディングです。さまざまなジャンルに対応できるオールマイティなビンディング。とくにグラトリ・フリーランと相性が良いです。
LEXA X
【EST】と【Re:Flex】の2種類で展開
BURTON「LEXA X(レクサ・エックス)」レディース専用モデルで最もフレックスが硬いビンディングです。
Xベースという硬い素材を採用したベースプレートを採用しているため、Xが付くか付かないかで性能が真逆になります。カービング・ハーフパイプなどでも高い性能を発揮します。
SCRIBE
【Re:Flex】のみで展開
BURTON 「SCRIBE(スクライブ)」は初心者からステップアップしたいと考えている女性ライダーにおすすめです。硬さがミディアムほどでさまざまなジャンルで活躍してくれます。
CITIZEN
【Re:Flex】のみで展開
BURTON 「CITIZEN(シチズン)」はレディースのエントリーモデルです。初心者向けにリリースされているため、初マイボードを探している女性におすすめです。
ベーシックな機能を搭載することで操作しやすさが特徴なビンディングです。型落ちになるとかなりリーズナブルになるため、こだわりがないなら型落ちも狙ってみましょう。以下のシチズンの詳細記事で型落ちも紹介しています。
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BURTONのビンディングでよく比較されるモデル
BURTONのビンディングを選ぶときにはさまざまなことが気になります。そのため、比較表などがあると自分に合ったビンディングを見つけやすくなります。
BURTONでは同じようなことが質問されているケースが多いため、それらのトピックスをまとめました。
カーテル・マラビータ・ジェネシス
BURTONのビンディングを検討するときに比較されるのが、「カーテル」「マラビータ」「ジェネシス」です。この違いを知ることで最適なビンディングを知ることができますね。
アンクルストラップ | ベースプレート | |
カーテル | ハンモックストラップ2.0(硬い) | ショートファイバーグラス45% 混合ナイロン素材 |
マラビータ | 非対称ハンモックストラップ(普通) | ショートファイバーグラス30% 混合ナイロン素材 |
ジェネシス | ハンモックストラップ(やや硬い) | ショートファイバーグラス30% 混合ナイロン合成素材 |
「ファイバーグラス」という素材ですがガラスを繊維状にしたものです。この素材が多ければ多いほど、硬い仕上がりになります。そのため、ベースプレートだけを見ると「カーテルが最も硬い仕様」となっています。
クイックな反応を求める人は「カーテル」。ルーズさを求める人は「マラビータ」。その間くらいでという方は「ジェネシス」。これは実際に試乗会や使っている友人に試し乗りさせてもらうのがいいですね。感覚は人それぞれ違うので!
さらに詳細に比較した記事もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
メンズビンディングを比較
硬さ | 重さ | おすすめジャンル | |
X | 9 | 3 | レース・カービング・ハーフパイプ |
GENESIS X | 8 | 4 | カービング・パーク・パウダー |
CARTEL X | 6 | 4 | パーク・カービング |
GENESIS | 6 | 6 | カービング・オールマウンテン |
MALAVITA | 7 | 6 | パーク・フリースタイル |
CARTEL | 6 | 6 | パーク・フリースタイル |
MISSION | 4 | 6 | 初心者・オールラウンド |
FREESTYLE | 4 | 5 | 初心者・オールラウンド |
Hitchhikerについてはバックカントリー専用ビンディングのため省きました。各モデルの硬さと重さを個人的な判断で示しています。
ジャンルについても特におすすめなジャンルを提示しただけで、他のジャンルでも十分に楽しめます。こだわる方はジャンルも気にしながら決めていただければ幸いです!
レディースビンディングを比較
硬さ | 重さ | おすすめジャンル | |
ESCAPADE | 5 | 8 | オールラウンド |
LEXA | 4 | 6 | パーク |
LEXA X | 8 | 6 | カービング・パーク |
SCRIBE | 5 | 5 | パーク・グラトリ |
CITIZEN | 2 | 4 | グラトリ・初心者 |
BURTONのレディースモデルのビンディングは全5種類あります。その中でも、おすすめなビンディングは用途やレベルによっても異なります。
初心者であればCITIZEN(シチズン)というエントリーモデルがおすすめです。ターンをそつなくこなすレベルであれば、おすすめジャンルより、あなたに合ったジャンルに適性があるビンディングを選ぶと良いです。
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BURTONビンディングの細かなパーツについて
ビンディングにはさまざまなパーツが使用されています。その違いで、ビンディングの特徴などが異なるわけですが、以下、代表的なパーツの違いや特性をまとめました。
アンクルストラップについて
BURTONでは2種類のアンクルストラップを採用しています。ちなみに、アンクルストラップとは、足首周りを固定するストラップのことを言います。「ハンモックストラップ」「非対称ハンモックストラップ」が採用されています。
非対称ハンモックストラップはブーツを包み込むような感覚で優れたレスポンスと耐久力が高いです。ハンモックストラップは縫い目のない構造と必要最低限の素材で抜群の反応性を発揮します。
どちらが良い悪いではなくて、そのビンディングの特性によって使用されているアンクルストラップが違っています。
トゥストラップ
トゥストラップはブーツのつま先部分を固定するストラップです。「スーパーグリップキャップストラップ」「スーパーグリップキャップストラップ 2.0」が採用されています。
個人的な感想として使用感はどちらのストラップも違いは感じられませんでした。
ベースプレート
BURTONのベースプレートでは、ショートファイバーグラスを含んだナイロン合成素材が使われています(上位モデル)。ショートファイバーグラスの含有量で硬さが変わっています。
ショートファイバーグラスの含有量が多いほど硬さが増します。逆に、少ないほどナイロンが占める割合が増えるため柔軟性が増していきます。また、下位モデルでは高耐久ポリカーボネイト素材を採用しています。
ハイバック
ハイバックは3種類あります。
The Hinge
足の動きと共にダイナミックにフレックスすることで可動幅が増し、パワフルなオーリーを可能。
内側のバネ張力と成型ハンモックを組み合わせてレスポンスの向上と振動の軽減を実現した完璧なサスペンションでかかとを守ります。
ウルトラハイバック
シンプルでミニマルな構造で、最もパフォーマンスの高い軽量カーボン合成素材で構成されています。
傾角ハイバック
クイックなレスポンスを提供し、ボードのフレックスを最大限に引き出すシングルパーツ構造。
まとめ:BURTONのビンディング全種類の評価について
ここではBURTONでリリースされているビンディングについて取り上げてきました。どれも特徴が違うために、いろいろと検討していきたいですね!
「EST」「The Cannel」「Re:Flex」についてはしっかりと理解しておきましょう。
「・・・なんのことだ?」となっている方はこの記事を頭から読み直してくださいね(・∀・)以上、BURTONのビンディングについてまとめてみた!でした!
あなたに最適なビンディングが見つかりますように!