2022.11.25 2025.11.30

【DEATH LABEL】BLACKFLAGはグラトリ適性がとても高い超ソフトなボード！

まさやん

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

【DEATHLABEL】BLACKFLAG

これからスノーボードを本格的に楽しみたい、あるいは「もっと柔らかい板でグラトリを練習したい」と考えているのではないでしょうか？

特にグラトリやジブなどのトリックに挑戦したい方にとって、板選びは非常に悩ましいポイントですよね。市場には数多くのモデルが存在するため、どれが自分に合っているのか迷ってしまうのも無理はありません。

DEATH LABEL（デスレーベル）の中でもエントリー層から絶大な支持を得ているこのBLACKFLAG（ブラックフラッグ）は、その圧倒的な柔らかさと操作性で知られています。

この記事では、BLACKFLAGの具体的なスペックや特徴、さらにはDW（ダブルキャンバー）モデルとの違いや型落ちモデルのお得な選び方まで、購入前に知っておくべき情報を網羅しました。

初心者の方やレディースライダーの方も、この板の特徴をしっかり理解することで、雪山での楽しさが倍増するはずです。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

記事のポイント

DEATH LABEL BLACKFLAGの基本的なスペックと特徴
グラトリやジブなどジャンル別の詳細な評価
型落ちモデルを選ぶ際のメリットと注意点
BLACKFLAGがどんなユーザーに最適かの判断基準

DEATH LABEL・BLACKFLAGのスペックと評価
DEATH LABEL BLACKFLAGをジャンル別に評価

DEATH LABEL・BLACKFLAGのスペックと評価

【DEATHLABEL】BLACKFLAG

項目	スペック詳細
シェイプ	ツインチップ
形状	ローキャンバー (LOW CAMBER)
フレックス	スーパーソフト
コア	BAMBOO CORE
ソール	IS4000
ターゲット	初心者〜中級者 / グラトリ・ジブ

ローキャンバー形状の特徴とメリット

BLACKFLAG最大の特徴の一つは、ローキャンバー（LOW CAMBER） という形状を採用していることです。一般的なキャンバーボードに比べてアーチが低く設定されているため、雪面への接地面が多く、安定感が非常に高いのが魅力ですね。

この形状の最大のメリットは、逆エッジのリスクを大幅に軽減できる点にあります。初心者が最も恐れる「不意にエッジが引っかかって転倒する」という事態が起きにくいため、恐怖心を感じずに練習に打ち込めるのは嬉しいポイントかなと思います。

また、通常のキャンバーボードよりも軽い力で板を踏み込めるため、ターンのきっかけがつかみやすく、スノーボードの基礎を覚えるのにも適しています。

さらに、ローキャンバーはグラトリとの相性も抜群です。接地面が広いためプレス系のトリックで安定しやすく、キャンバー特有の反発力も適度に残されているため、弾き系のトリックにも対応可能です。まさに、操作性と安定性のいいとこ取りをした形状と言えますね。

驚くほど柔らかいソフトフレックス

このモデルを語る上で外せないのが、驚くほど柔らかいソフトフレックス です。DEATH LABELのラインナップの中でも特に柔らかい部類に入り、脚力の弱い方や女性、体重の軽いライダーでも簡単に板をしならせることができます。

板が柔らかいということは、それだけ少ない力で操作できるということを意味します。例えば、グラトリで板を浮かせるオーリーや、ノーズやテールに体重を乗せるプレス動作が、驚くほどスムーズに行えるようになるはずです。

これまで硬い板に乗っていて「板が全くしならない」「トリックのきっかけがつかめない」と悩んでいた方にとっては、世界が変わるような感覚を味わえるかもしれません。

また、この柔らかさは地形遊びや低速でのトリック練習でも真価を発揮します。無理な力を入れずに板をコントロールできるので、長時間滑っても疲れにくいというメリットもありますね。リラックスしたスタイルで、ゲレンデ全体を遊び場に変えたい方にはぴったりのフレックス設定です。

軽量なバンブーコアの採用と効果

BLACKFLAGの乗り味を支えているのが、芯材に使用されている BAMBOO CORE（バンブーコア） です。ポプラ材に竹（バンブー）をブレンドすることで、軽量化と同時にしなやかな反発力を実現しています。

竹という素材は、非常に粘り強く、折れにくいという特性を持っています。これにより、ソフトフレックスでありながらも、ただ柔らかいだけでなく、曲げた後にしっかりと元の形状に戻ろうとする「反発力」が生まれます。

この反発があるおかげで、グラトリのノーリーやオーリーの際に、タイミングよく踏み込むことで気持ちの良いポップ感を得られるのです。

さらに、板自体が非常に軽量であるため、リフト乗車時の足への負担が少ないのも見逃せません。スイングウエイト（板を振った時の重さ）も軽くなるため、スピン系のトリックを練習する際にも、板を回しやすく感じるはずです。軽さと強さ、そして反発力を兼ね備えたバンブーコアは、この板の性能を底上げする重要な要素となっています。

幅広いサイズ展開と適正サイズ

BLACKFLAGは、メンズからレディースまで対応する 幅広いサイズ展開 も魅力の一つです。一般的に、137cm、142cm、148cm、151cm、154cmといったサイズが用意されており、小柄な女性から大柄な男性まで、自分の体格に合った長さを選ぶことができます。

このモデルを選ぶ際の適正サイズですが、基本的には「自分の身長マイナス15cm〜20cm」を目安にすると良いでしょう。

特にグラトリやジブをメインに考えている場合は、通常よりも少し短めのサイズを選ぶことで、板の取り回しが格段に向上します。短い板は回転させやすく、プレスもしやすいため、トリックの習得スピードが上がる可能性があります。

一方で、フリーランや安定性を重視したい場合は、少し長めのサイズを選ぶのも一つの手です。ただし、BLACKFLAGは元々操作性が高いモデルなので、迷ったら少し短めを選んで、その軽快な操作性を存分に楽しむのがおすすめかなと思います。自分にぴったりのサイズを見つけて、快適なライディングを楽しんでください。

型落ちモデルを選ぶ際のポイント

【DEATHLABEL】BLACKFLAG

スノーボードギアをお得に手に入れたい方にとって、型落ちモデル は非常に魅力的な選択肢です。BLACKFLAGは人気モデルであるため、市場には前年度やそれ以前のモデルが出回っていることがよくあります。

型落ちモデルを選ぶ最大のメリットは、やはり価格の安さです。最新モデルと比較して数割安く購入できることも珍しくなく、浮いた予算をビンディングやブーツ、ウェアなどに回すことができます。

性能面に関しても、BLACKFLAGは基本的なコンセプト（ローキャンバー、ソフトフレックス、バンブーコアなど）が大きく変わることは少ないため、1〜2年前のモデルであれば、最新モデルと遜色ない性能を楽しめることが多いです。

ただし、購入の際には注意点もあります。まず、人気サイズはすぐに売り切れてしまうため、希望の長さが見つからない場合があることです。

また、保管状態によってはエッジが錆びていたり、ソールが酸化していたりすることもあるため、信頼できるショップで購入するか、購入後にチューンナップに出すことを検討すると良いでしょう。デザインの好みさえ合えば、型落ちモデルは賢い選択と言えます。

DEATH LABEL BLACKFLAGをジャンル別に評価

【DEATHLABEL】BLACKFLAG

ジャンル	評価（5点満点）
カービング	
フリーラン	
パウダー	
グラトリ（弾き系）	
グラトリ（乗り系）	
ラントリ	
キッカー（小〜中）	
キッカー（中〜大）	
ジブ	

グラトリでのプレスや弾きの性能

BLACKFLAGが最も輝くフィールドと言えば、やはり グラトリ（グラウンドトリック） です。特にプレス系のトリックにおいては、満点に近い性能を発揮します。

前述の通り、非常に柔らかいフレックス設定になっているため、体重移動だけで簡単にノーズやテールを浮かせることができます。

マニュアルやノーズプレスといった基本的な技はもちろん、板をねじりながら行うバター系のトリックでも、逆エッジになりにくく、スムーズなスタイルを出せるのが特徴です。初心者の方でも「自分、上手くなったかも？」と錯覚するほど、板が素直に反応してくれます。

弾き系のトリックに関しては、ローキャンバー形状とバンブーコアの反発によって、意外なほどしっかりとしたポップ感を得られます。

もちろん、硬いキャンバーボードのような強烈な反発はありませんが、タイミングを合わせれば十分に高く飛ぶことが可能です。少ない力で弾けるため、脚力に自信がない方でも高回転スピンに挑戦しやすいのが大きなメリットですね。

ジブやボックスでの操作性の高さ

グラトリと並んで得意とするのが、ジブやボックス でのライディングです。この板の特性は、アイテムに入る際のプレッシャーを大きく軽減してくれます。

柔らかいフレックスとトーション（ねじれ）のおかげで、アイテムの上での操作性が抜群に良く、ボードスライドやノーズプレスといった技が非常にやりやすいです。

板がアイテムの形状に合わせてしっかりとしなってくれるため、スタイルを出しやすく、安定感も確保できます。

また、ローキャンバー形状はエッジが引っかかりにくいため、サイドインする際のリスクも低く、ジブ初心者の方でも安心してトライできるでしょう。

ソール素材に使用されているIS4000は、耐久性がありながらメンテナンスも比較的楽な素材です。ジブで酷使してもある程度のタフさを持っているため、パークデビューの一本としても最適かなと思います。

アイテムに入ってみたいけれど怖い、という方の背中を優しく押してくれるようなボードです。

フリーランでの安定性とカービング

一方で、フリーランやカービング 性能については、特性を理解した上での使用が求められます。BLACKFLAGはあくまでトリックや遊びやすさに特化したモデルであるため、高速域での安定性やキレのあるカービングはそこまで得意ではありません。

低速から中速域でのクルージングであれば、操作性が高く、非常に快適に滑ることができます。

しかし、スピードを出して荒れたバーンを滑走する場合や、急斜面でエッジを深く食い込ませるようなカービングでは、板の柔らかさが仇となり、バタつきを感じることがあります。

エッジグリップ力もキャンバーボードに比べるとマイルドなため、ズレを伴うようなスライドターンの方が相性は良いですね。

したがって、ガチガチのカービングを楽しみたいという方には物足りないかもしれません。ですが、地形を使って遊んだり、壁に当て込んだりといった「遊びながらのフリーラン」であれば、十分にその楽しさを享受できるはずです。自分のスタイルに合わせて判断することが大切ですね。

パークやキッカーでの対応力

パークやキッカー での対応力については、アイテムのサイズによって評価が分かれます。小〜中規模のキッカーや、ポコジャン（小さなジャンプ台）であれば、全く問題なく楽しめます。

アプローチでの操作性が良いため、抜けのタイミングを合わせやすく、空中でのバランス補正もしやすいのが利点です。

着地に関しても、板が柔らかいので衝撃を吸収しやすく、多少バランスを崩しても転倒を防いでくれる寛容さがあります。初めてキッカーに挑戦する方にとっては、非常に頼もしい相棒となるでしょう。

しかし、ビッグキッカーやハイスピードでのアプローチが必要な大きなアイテムには不向きです。着地の衝撃に板の反発が耐えきれず、潰れてしまう可能性があります。

また、高速アプローチでの安定感も不足しがちです。あくまでファンライドや練習用のパークボードとして割り切って使うのが正解かなと思います。

ラントリやパウダー滑走の適性

最近流行りの ラントリ（ラン＆トリック） については、低速〜中速でのトリックを織り交ぜたライディングであれば、十分に楽しむことができます。

カービング中にトリックを入れるというよりは、流しながらバター系のトリックやスピンを入れるスタイルに向いています。

板が軽いので取り回しが良く、次の動作への移行もスムーズに行えます。ただし、高速でのラントリには板の剛性が足りないため、ゆったりとしたペースで遊ぶのがおすすめです。

パウダー滑走 に関しては、ツインチップ形状であり、パウダー専用のロッカー形状などではないため、深い新雪では浮力を得にくいのが正直なところです。

もちろん、セットバックを入れたり（ビンディング位置を後ろに下げる）、技術でカバーしたりすることは可能ですが、基本的には圧雪バーンやパークでの使用がメインとなるボードです。

パウダーの日は別の板を用意するか、無理せずコース脇のちょっとしたパウダーを楽しむ程度に留めておくのが無難ですね。

まとめ・DEATH LABEL・BLACKFLAGの評価について

【DEATHLABEL】BLACKFLAG

DEATH LABEL BLACKFLAGの総合評価として、この板は 「スノーボードの楽しさを最大限に引き出してくれる最高の遊び道具」 であると言えます。

何よりもその「柔らかさ」と「軽さ」が最大の特徴であり、初心者やグラトリ入門者にとっては、上達への近道となるモデルです。

逆エッジの恐怖心を減らし、少ない力で板を操作できる感覚を養うことができるため、スノーボードがもっと好きになるきっかけを与えてくれるでしょう。

ジブや低速でのグラトリに関しては、上級者のセカンドボードとしても十分に活躍できるポテンシャルを秘めています。

一方で、高速カービングやビッグキッカー、本格的なパウダーランを求める方には向きません。しかし、自分の目的が「ゲレンデで自由に遊びたい」「グラトリをマスターしたい」という点にあるなら、これほど適した板はなかなかないはずです。

BLACKFLAGを選べば、きっと雪山での一日がこれまで以上に充実したものになるに違いありません。

とにかく柔らかく脚力の弱い人でも扱いやすい
ローキャンバー形状で逆エッジのリスクが低い
軽量なバンブーコアにより疲れにくく操作性が高い
グラトリのプレス系トリックとの相性が抜群に良い
ジブやボックスなどのアイテムに入りやすい
初心者のファーストボードとして最適解の一つ
中級者の遊び用セカンドボードとしても優秀
高速カービングや荒れたバーンではバタつきやすい
ビッグキッカーには剛性が足りず不向きである
パウダーでの浮力はあまり期待できない
型落ちモデルはコスパが高く入手しやすい
サイズ展開が豊富で女性から男性まで対応可能
DW（ダブルキャンバー）モデルと比較して安定感がある
デザインが個性的でゲレンデで映える
メンテナンスが比較的楽なソール素材を使用している

この他にもDEATH LABELに多種多様なモデルが存在しています。全種類の板をまとめた記事もあるため参考になれば幸いです。