【WRX】Mk-Tの評価は万能オールラウンドボード!レビューや型落ちは?
この記事ではWRX「Mk-T(マークティー)」についてまとめています。評価レビューも行いながら解説していきます。購入している人は型落ちも検討していると思いますので、そちらも紹介していきます。
WRXといえばYoutuberとして活躍している「いぐっちゃん」が2020年より始動したブランドです。まだまだ認知度は低いかもしれませんが、グラトリする人の中では徐々に広まりつつありますね。
独特の可変キャンバー形状で取り回しも良いオールラウンドボード!
【WRX】Mk-Tのスペックを評価
対象 | メンズ・レディース |
形状 | ダブルキャンバー |
シェイプ | ディレクショナルツイン |
ボードの硬さ | 10段階中4(やや柔らかい) |
対象レベル | 初心者から上級者 |
サイズ | 138・142・148.5・152・154 |
WRXのMk-Tスノーボードに使用されているテクノロジーがいくつか紹介されています。ここで注目されるべきは、二つの主要な構成要素です。
HX Plate
ボードのフレックスパターンを最適化するためのプレートです。レディースモデルでは、このHXプレートはサイドカット近くに配置され、ライダーがエッジをより効果的に利用できるようになっています。
メンズモデルでは、プレートはより大きく、ボードの中央に向かって広がる形状をしており、回転やフレックス時の安定性を高めるために配置されています。
ダブルキャンバー
これはボードの下面に適用される曲率のことで、ノーズとテールにキャンバー(反り上がり)があり、中央部分がフラットまたはわずかに凹んでいることを指します。
これにより、通常のキャンバーと同じ接雪長を保ちつつ、加重時にはノーズとテールが浮き上がり、取り回しのしやすさを向上させています。
また、グラフィックソールには、滑走性を向上させるためのマイクログラファイトが使用されており、雪上での滑りを滑らかにし、高いグリップ性を提供しています。
フレックス
フレックスバランスに関しては、ボードの前後と中央の柔軟性のバランスが示されており、全体のフレックスは44%(レディース)と47%(メンズ)となっています。
これにより、ボードは前後方向に均等なフレックスを持ち、カービングやトリック時の予測可能な挙動を提供します。
レディースとメンズモデルでフレックスパターンが異なり、これはライダーの体重や力の配分に合わせて調整されていることを示唆しています。
レディースモデルではノーズとテールのフレックスが高く、メンズモデルでは中央部分のフレックスがやや低く設定されています。
WRXはライダーのニーズに合わせて細部まで工夫を凝らし、パフォーマンスと快適性を最大化するためのテクノロジーを採用していることが読み取れます。
Mk-TとMk-Sの違いを比較
特徴 | Mk-T | Mk-S |
---|---|---|
形状 | 可変キャンバー | ダブルキャンバー |
HXプレート | エッジコントロールと安定性に最適化 | トリック時の回転とフレックスに強化 |
フレックスバランス | ノーズ 49% フットステップ 44% センター 37% フットステップ 44% テール 49% | ノーズ 53% フットステップ 45% センター 40% フットステップ 45% テール 53% |
コアマテリアル | 多様な環境でのパフォーマンスを強化 | 反応性と遊び心のあるパフォーマンスに最適化 |
トータルフレックス | 44% | 47% |
WRXのMk-Tは、カービングとオールマウンテンのライディングに最適化された設計で、均等に分布したフレックスとセンターの硬さが特徴です。
これにより、高速走行時の安定性とエッジのグリップが強化されています。
Mk-Sの設計は、ノーズとテールの増加したフレックスがプレイフルなライディングを可能にし、グラウンドトリックやパークライディングでの回転とトリックを容易にします。
HXプレートは、Mk-Sのものがトリック時の回転とフレックスを促進し、Mk-Tよりも中央部が柔軟で動きやすいです。
Mk-Sはフリースタイルとパークライディングに、Mk-Tはオールマウンテンとカービングにそれぞれ特化しています。
【WRX】Mk-Tの評価について
カービング | |
---|---|
パウダー | |
グラトリ | |
ラントリ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
ジブ |
WRXsbの「Mk-T」は、走る・切れる・遊べるという三面性を兼ね備えたスノーボードです。
グラトリに特化しつつカービングの楽しさも備え、様々なシーンでのカーブトリックやラントリックに対応する設計が特徴。
朝のピステンバーンから夕方の荒れた雪まで、一日を通して様々な遊び方で楽しめます。
ソールには滑走性に優れたマイクログラファイトを採用し、高いグリップ性と快適な滑走を実現。
独特の可変キャンバー形状は、通常時にはキャンバーと同じ接雪長を確保し、プレス時にはノーズとテールが浮き上がることで取り回しのしやすさを向上させます。
レビュー動画
WRXのMk-Tに乗り換えてから、スノーボードの楽しみ方が変わりました。以前はグラトリに特化したボードとカービング用のボードを使い分けていましたが、Mk-Tはその両方を一枚で実現してくれます。特にその柔軟性が気に入っています。
フレックスが柔らかめなので、パークでのトリックが格段にやりやすくなり、同時にカービング時のエッジグリップも信頼できます。ダブルキャンバーの効果か、加重変化に敏感で、思い通りにボードを操れるのが大きな魅力です。
ソールの滑走性も申し分なく、朝の硬いバーンでも夕方の荒れた雪でも安定したパフォーマンスを発揮します。オールラウンドながら専門性も感じられる、そんなバランスの取れたボードです。
初級者から中級者にステップアップする際に選んだのが、WRXのMk-Tでした。まずデザインが洗練されており、見た目もパフォーマンスも納得の一枚です。
HXプレートの効果が顕著で、ボードの反応性が高まっていることを実感します。カービングはもちろん、小さなジャンプやグラトリにも対応できるので、技を磨くのがこれまで以上に楽しいです。
サイズバリエーションも豊富なので、自分にピッタリ合うボードを選べたのも良かったです。ただ、ボードが柔らかい分、高速での安定性を求める上級者には物足りなさを感じるかもしれません。しかし、その分操作性に優れているため、テクニカルな滑りを楽しみたい人には最適なボードだと思います。
完全受注生産になると思います。もう既に早期予約で受付開始していますから、Mk-T・Mk-Sと検討している方はお早めに決断されることをおすすめします。オンラインストアでも予約を受け付けていたので、確認しておきましょう!
別の記事にてMk-Sについてはまとめています。そちらも参考になれば幸いです。22‐23シーズンよりMk-W(マークダブリュー)というNewモデルもリリースされる予定となっています。
型落ちモデルは希少
WRXのMk-T(マークティー)は型落ちを見つけることができませんでした。というのも、受注生産もしくは少数生産のため残っている板がない可能性が高いです。
まだ2020年から始まったブランドですから、本数はかなり限られていることでしょう。むしろ、WRXを見つけた時点で即買いしないと次に見たときには売り切れている可能性すらありますので!
合わせるビンディング
板については分かった!Mk-T(マークティー)を購入したいけど、どんなビンディングを合わせると良いのか知りたいという人も少なくないと思います。Mk-T(マークティー)の特徴から以下のビンディングをおすすめ候補として挙げてみました。
まとめ:【WRX】Mk-Tの評価やレビューについて
WRXのMk-Tスノーボードは、その革新的なデザインと高度なテクノロジーによって、どんな雪質にも対応する万能ボードとして注目を集めています。
特にダブルキャンバーの設計は、ライダーに優れたグリップと取り回しの容易さを同時に提供し、カービングとグラトリの両方で優れた性能を発揮します。
マイクログラファイトを採用したソールは、速さと滑走性の向上を約束し、どんな斜面でも滑らかなライディングを実現します。
HXプレートによるフレックスバランスの調整は、レディースとメンズのモデルで異なるニーズに対応し、よりカスタマイズされた滑りを可能にしています。
WRXのMk-Tは初心者から上級者まで幅広いスキルレベルのスノーボーダーに適しており、一日中どんな条件下でも楽しむことができる、真のオールラウンドボードです。