【BURTON】ディープシンカーはフリーライド・オールマウンテンの多用途で評価が高いモデル!
「BURTON DEEP THINKERの評価が気になっている」「パウダーもカービングもこれ1本で楽しみたい」そんな風に思っていませんか?
ダニー・デイビスが監修したこのモデル、実際どんな滑り心地なのか気になりますよね。「少し硬くて扱いにくいかも?」「自分に合うサイズ感はどう選べばいい?」といった不安を持つ方も多いはずです。
この記事では、実際の試乗レビューや詳細なスペックをもとに、その実力を徹底解剖していきます。
グラトリやラントリへの適性はあるのか、あえて型落ちモデルを選ぶメリットは何なのか、購入前に知っておきたいポイントを網羅しました。ぜひ最後まで読んで、相棒選びの参考にしてくださいね。
- BURTON DEEP THINKERの総合評価と特徴
- パウダーやカービングなどジャンル別の適性
- ダニー・デイビス監修モデルの魅力と性能
- 型落ちモデルを選ぶ際のメリットと注意点
BURTON・DEEP THINKERの特徴と評価
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シェイプ | ディレクショナル(7mmテイパー) |
| 形状 | ディレクショナルキャンバー |
| フレックス | ディレクショナル(ミディアム〜アグレッシブ) |
| コア | Super Fly II 700g Core |
| ベース | Sintered WFO |
| マウンティング | The Channel |
ダニー・デイビス監修モデルの魅力
BURTONのライダーであり、スタイルマスターとして知られるダニー・デイビス。彼が監修したDEEP THINKERは、単なるパウダーボードでもなければ、普通のフリースタイルボードでもありません。「山全体をパークのように遊びたい」という彼のスタイルが色濃く反映されていますね。
特筆すべきは、マーク・ゴンザレスなどの著名なアーティストが手掛けることが多いグラフィックの芸術性だけでなく、その乗り味が非常にユニークであることです。
フリーライディングの要素とフリースタイルの要素が高い次元で融合しており、パイプからサイドカントリーまで、あらゆる地形でクリエイティブなラインを描くことができます。
ダニーのような独創的な滑りを目指すライダーにはたまらない一本かなと思います。
ディレクショナルキャンバーの性能
このボードの最大の特徴とも言えるのが、ディレクショナルキャンバーという形状です。足元にはしっかりとしたキャンバーが入っており、ノーズ部分にかけてロッカー形状になっています。
これにより、圧雪バーンではキャンバー特有の強力なエッジグリップと安定感を得られる一方で、深雪に入るとノーズロッカーが自然な浮力を生み出してくれます。
通常のキャンバーボードだとパウダーでノーズが刺さりやすいことがありますが、この形状なら後ろ足に過重し続けなくても楽に浮いてくれますね。
逆に、完全なロッカーボードに比べて反発力もしっかりあるため、荒れたバーンでも板が暴れにくく、安心して突っ込んでいける信頼感があります。まさに「いいとこ取り」の形状と言えます。
絶妙なフレックスと反発力のバランス
フレックスに関しては、全体的に少し硬めの設定になっています。特にテール部分には強い反発力(ポップ)を持たせてあり、オーリーをした時の高さは目を見張るものがありますね。
カーボンハイライトという素材が使われているため、軽量ながらもレスポンスが非常に良く、踏み込んだ分だけしっかりと返ってくる感覚が味わえます。
ただ硬いだけではなく、足元のトーション(ねじれ)は適度に使えるように調整されているので、操作性が悪いわけではありません。
高速域ではバタつかずどっしりとした安定感がありながら、いざという時にはクイックに動かせる。
この絶妙なバランスが、上級者を唸らせる理由の一つかもしれません。初心者の方には少し手強く感じるかもしれませんが、乗りこなせるようになるとこれ以上ない武器になりますよ。
お得な型落ちモデルを選ぶメリット
スノーボードギアは毎年新しいモデルが発売されますが、DEEP THINKERに関しては、基本的なコンセプトやコアとなるスペック(シェイプやベンドなど)が毎年大きく変わるわけではありません。
もちろん、年式によってコアの素材配分や反発のチューニングが微調整されることはありますが、劇的な変化ではないことが多いですね。
そのため、性能面で大きな妥協をすることなく、予算を抑えるために型落ちモデルを選ぶのは非常に賢い選択だと考えられます。
むしろ、このボードは毎年グラフィックが個性的で大きく変わるため、「性能は今のままで、去年のデザインの方が好きだった」という理由で旧モデルを探すファンも少なくありません。
ショップの在庫処分や中古市場をチェックして、自分好みのデザインをお得に手に入れるのも一つの楽しみ方ですね。
推奨されるスタンス幅とセッティング
このボードのポテンシャルを最大限に引き出すには、推奨スタンス位置(リファレンス)を基準にするのがおすすめです。
基本的には最初から25mmのセットバックが入っている設計なので、推奨位置にビンディングを取り付けるだけで、パウダーでの浮力とカービングの切れ味のバランスが最適になるよう作られています。
ダニー・デイビス本人は比較的狭めのスタンス幅を好む傾向にありますが、一般的にはご自身の身長や股下に合わせた自然な幅で問題ありません。
もしパウダーが深い日は、そこからさらに1〜2cm後ろにセットバックすることで、より楽にノーズを浮かせることができます。
逆に、春先のシャバ雪やパークメインの日は、少しセンター寄りに戻して取り回しを良くするなど、状況に合わせてセッティングを変えてみるのも面白いですよ。The Channelシステムのおかげで、微調整が簡単なのも嬉しいポイントです。
BURTON・DEEP THINKERのジャンル評価
| ジャンル | 評価(5点満点) |
|---|---|
| カービング | |
| フリーラン | |
| パウダー | |
| グラトリ(弾き系) | |
| グラトリ(乗り系) | |
| ラントリ | |
| キッカー(小~中) | |
| キッカー(中~大) | |
| ジブ |
パウダーでの圧倒的な浮力と操作性
パウダー性能については、文句なしに高い評価を与えられます。前述したディレクショナルキャンバーに加え、7mmのテイパー(ノーズがテールより太い形状)が入っているため、テールが雪に沈み込みやすく、自然とノーズが持ち上がります。
これにより、深い新雪の中でも後ろ足パンパンにならずにクルージングを楽しめますね。
特筆すべきは、単に浮くだけでなく、パウダーの中での操作性が抜群に良い点です。ツリーランのような細かい木々の間を抜ける場面でも、思った通りのラインをトレースできます。
大きなオープンバーンでスプレーを上げるのも気持ちいいですが、細かい地形変化に合わせて当て込んだり飛んだりする、フリースタイルなパウダーランこそがこのボードの真骨頂と言えます。
フリーランで感じる高速安定性
朝一のピステンバーン(圧雪)から、午後の荒れた斜面まで、フリーランの性能はピカイチです。
ベース素材には「Sintered WFO」という非常に滑走能力の高いソールが採用されており、ワクシングをしっかりしていれば驚くほどのスピードが出ます。
まさに「ミサイル」のような加速感を味わえるでしょう。高速域になればなるほどボードの安定感が増し、バタつきをほとんど感じさせません。
多少のデコボコ道でも、ボード自体が衝撃を吸収していなしてくれる感覚があり、突き上げ感に悩まされることなく攻めていけます。
ゲレンデ全体をハイスピードで流しながら、壁を見つけては駆け上がるといったアグレッシブな滑りには最適かなと思います。
キレのあるカービング性能の実力
カービング性能も非常に優秀です。7mmのテイパーが入っていると聞くと「ターン後半でテールが抜けやすいのでは?」と心配になるかもしれませんが、キャンバーのグリップ力が強いため、しっかりと雪面を捉えて離しません。
むしろ、テールの抜けが良い分、ターンの切り返しが非常にスムーズで、軽快に次のターンへと移行できます。
ゴリゴリのハンマーヘッドボードのような「レールに乗ったような感覚」とは少し違いますが、自分で板を踏んで曲げていく楽しさがありますね。
ターン弧の調整も自在で、ロングターンからショートターンまでリズミカルに刻むことができます。特にヒールサイドターンの抜けが気持ちよく、カービング中に地形を見つけてそのまま飛び出す、といった動きもスムーズに繋げられます。
キッカーやパークでのエアの高さ
パークライド、特にキッカーに関してはかなり調子が良いです。ボード自体の反発(ポップ)が強いため、リップを抜ける瞬間にタイミングよく踏み切れば、いつもより高いエアが得られる感覚があります。
空中でのバランスも取りやすく、ディレクショナルシェイプでありながらスイッチ着地も問題なくこなせます。
ただし、フレックスが硬めなので、着地での衝撃吸収には少し自身の脚力も必要になります。
また、ジブ(ボックスやレール)に関しては、不可能ではありませんが、積極的におすすめはしません。
硬さがあるためプレスをするのにパワーがいりますし、エッジを痛めるリスクを考えると、やはりジャンプやパイプといった「飛ぶ」系のアアイテムの方が相性は抜群ですね。
地形で遊ぶラントリへの適応力
最近流行りのラントリ(ランニング&トリック)にも高い適応を見せます。
特に、平地でぺたぺたとバター系トリックをするよりも、スピードに乗った状態で地形を使ってスピンしたり、ギャップを飛び越えたりするような、高回転・高反発なトリックに向いています。
フレックスに張りがあるため、低速でのプレスやマニュアル系のトリックはずっと維持するのが少し大変かもしれません。
しかし、その分弾く力は強いので、ノーリー720のような高回転トリックを狙う際には強力な武器になります。
「地形遊びの延長でトリックを入れる」というスタイルの方には、これ以上ない相棒になるはずです。
山全体を遊び場に変えられる万能ボード
これまでの特徴を踏まえると、BURTON DEEP THINKERは「滑る場所を選ばず、山全体を遊び場に変えられる万能ボード」と言えます。
パウダーボードの浮力と、フリースタイルボードの遊び心を高いレベルで兼ね備えている点が最大の魅力ですね。
初心者の方には少し硬くて扱いづらい部分があるかもしれませんが、中級者以上で「ただ滑るだけでは物足りない」「地形を使ってクリエイティブに遊びたい」という方にはドンピシャなモデルです。
一本でどんなコンディションの日でも対応できるため、車に積んでおくメインボードとして非常に頼りになります。
ダニー・デイビスのように、自由な発想で雪山を楽しみたい方は、ぜひ一度乗ってみてください。きっと新しい世界が見えてきますよ。
まとめ:BURTON「DEEP THINKER」の評価について
- ダニー・デイビス監修の万能モデル
- パウダーとカービングを両立する形状
- ディレクショナルキャンバー採用
- 7mmテイパーで操作性が高い
- フレックスは少し硬めで反発が強い
- 高速域での安定性は抜群に良い
- パウダーでの浮力も十分に確保
- キッカーでの高さが出るポップ感
- ジブよりもジャンプや地形遊び向き
- ラントリは弾き系トリックが得意
- 型落ちでも性能差が少なく狙い目
- グラフィックの芸術性が高い
- 中級者から上級者に特におすすめ
- 一本で山全体を滑り倒せる
- 推奨スタンスで乗るのがベスト
「CUSTOM」「PROCESS」も同じジャンルを得意としているため比較すると良いかもしれません。
BURTONのスノーボード全種類まとめた記事もあるためご興味ある人はご覧ください。それでは、あなたのスノーボードライフがより充実しますように!































