【ALLIAN】プリズムの評価は汎用性があるオーソドックスなキャンバーボード!
ALLIAN(アライアン)といえば「PRISM(プリズム)」というほど代名詞になっている人気のある板ですが、実は「PRISM」「PRISM LTD」「PRISM INVISIBLE(インビジブル) 」の3種類があることは知っていますか?
それぞれの特徴が若干異なるため「PRISMを買いたい!」と考えている方は、それぞれの違いを理解してから購入することをおすすめします。
この記事では、アライアンのプリズムで気になることをまとめました。それではさっそくアライアンのプリズムについて解説していきます。
ALLIAN・PRISMの評価:スペックと性能を検証
素材と構造が与える滑走性能
ALLIAN PRISMには、滑走性能を引き出すための素材と構造が施されています。Nano Carbon 999ベースがその代表で、この素材は一般的なベース素材よりも滑りが良く、特に高速時に力を発揮します。
この素材は非常に耐久性が高く、少ない抵抗で雪面を滑れるため、全体のスピードアップに繋がります。特に、滑らかな雪面だけでなく、荒れた雪面やパウダーでも安定したスピードと滑り心地が体感できます。
また、V-Carbon構造やバサルト繊維を組み込んでおり、ボードの中心部分は柔らかくしながらも、両端(ノーズとテール)に高い弾力性を持たせています。このため、操作がしやすく、ジャンプや回転などの動きに対しても安定感を保つことができます。
この構造によって、ボードは滑りやすくもパフォーマンス性の高い仕上がりになっており、あらゆるシチュエーションで使用者のスキルを引き出します。
ALLIAN PRISMの素材と構造は、初心者だけでなく、中級者や上級者にも対応している点が魅力です。素材の耐久性と優れた滑走性能を活かし、あらゆるシーンで自信を持って滑ることができるでしょう。滑りの感覚を一段と高めたい方にとって、このボードの素材と構造は理想的な選択肢といえます。
カーボンベースによるスピード評価
ALLIAN PRISMの特徴の一つであるNano Carbon 999ベースは、スピードに対する評価が非常に高いです。通常のボードと異なり、滑りに特化したこのカーボンベースは、摩擦を極限まで減らすことで、スムーズで高速な滑りが可能になります。
また、寒冷な環境でもその性能が劣化しにくく、安定した滑走力を維持します。スピード感を求めるライダーにとって、このカーボンベースは信頼できる素材です。
実際、カーボンベースによって全体の重さが抑えられており、軽量かつ反応が良いため、スピードを重視するパフォーマンス系のライダーにも適応します。スピードを上げてもエッジの効きが良く、コントロールが失われにくいのが特徴です。そのため、カーボンベースの利点は特に、安定した滑りが求められる高速ライディングやトリック時に発揮されやすいと言えます。
さらに、カーボンの素材感はメンテナンス性にも優れ、摩耗しにくいため長期間使用しても滑走性能が低下しにくいのもポイントです。高速ライディングを意識したい方や長く使えるボードを探している方には、このカーボンベースは大きな魅力でしょう。
ツイン形状のメリットと用途
ALLIAN PRISMのボードはツイン形状を採用しており、これは前後対称なデザインであるため、初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用しやすい特徴を持っています。ツイン形状の利点は、進行方向にかかわらず、同じようにボードを操作できることです。
これにより、スイッチライディングや逆滑りが簡単に行えるため、パークでのジャンプや回転トリックを練習する際にも適しています。
また、ツイン形状は左右のバランスが取りやすく、体重移動がスムーズにできるため、初心者でも安定感のある滑りが可能です。トリックの習得や、オールマウンテンでの多様な滑り方を実現するために、ツイン形状は多用途に適応します。
逆に、フリーライドや高速ダウンヒルを主とするライダーには、他の形状が適している場合もありますが、オールマウンテンでの対応力の高さから、幅広いシチュエーションで使えることが強みです。
さらに、センタースタンスの配置もこの形状の特徴で、ボードの操作性をさらに高めています。結果として、初心者からプロまでが無理なく使えるボード設計となっています。
スタンス設定と操作性の関係
ALLIAN PRISMは、48~60cmのスタンス設定が可能で、ライダーの身長やスタイルに合わせて幅広く対応できます。スタンスの幅を調整することで、操作性やバランスが変わるため、自分に合ったスタンス設定は滑走の快適さに大きく影響します。
スタンスを広めに設定することで、バランスが取りやすくなり、特にパークでのトリックやジャンプの安定性が増すため、パフォーマンス系のライディングに適しています。一方、狭めに設定することで、素早いターンが可能になり、動きが軽快になるため、カービングやテクニカルな滑走にも適しています。
操作性を高めるために、自分に合ったスタンスを見つけることは重要です。また、ALLIAN PRISMのフレックスは程よい硬さで、幅広いスタンスに対応できる柔軟さを備えているため、スタンス設定の幅が広がります。これにより、個々の滑り方やスキルに応じて自在に設定できる点も評価されています。
フレックスの硬さと安定性の評価
ALLIAN PRISMのフレックス(硬さ)は5/10と、ミディアムな設定です。この適度な硬さにより、滑走時の安定感が高く、特に荒れた雪面でも安定したライディングが可能です。また、柔らかすぎないため、スピードが上がってもボードがぶれにくく、初心者から上級者まで多くのライダーにとって安心できる滑り心地を提供します。
さらに、フレックスの硬さはトリックやジャンプにも最適で、高い弾力性を発揮するため、跳ね返りやすさが感じられます。ジャンプ後の着地や方向転換もスムーズに行えるため、トリックを多用するライダーにも支持されています。
これによって、パークライディングやオールマウンテンのあらゆる場面で、柔軟な滑りと安定性の両方を確保できます。一方で、フレックスが硬いボードは、足や体への負担が大きくなることもあるため、長時間滑走する際には注意が必要です。
ALLIANの板すべてに言えることですが、表記よりも若干やわらかめと思った方がいいでしょう。プリズムはグラトリ・キッカーにも使える使い勝手の良い板なことは間違いありません。
ワンメイク・ジブ・グラトリ・フリーランどんなジャンルでも使いやすかったです。折れやすいというような口コミを見かけることもありますが、そういったことは感じませんでした。
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ALLIAN・PRISMの評価:ジャンル別の使用感
フリースタイル(その中でもエアー)
カービング | |
---|---|
パウダー | |
グラトリ | |
ラントリ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
ジブ | |
ハーフパイプ |
パークライディングでの評価
ALLIAN PRISMは、パークライディングに適した特性を持つボードです。ツイン形状と中程度のフレックスにより、ジャンプやトリックに挑戦しやすく、パーク内での自由な動きが可能です。
特に、ボードの中央に柔軟性を持たせつつ、両端はしっかりとした反発力を持っているため、回転時やジャンプの着地で安定感が得られます。また、Nano Carbon 999ベースの滑らかさが、雪面との摩擦を減らし、スピードを落とさずに流れるようなライディングをサポートします。
一方で、硬めのフレックスは、パーク内での操作に若干の慣れを要する可能性もありますが、これにより高速トリックにも対応できるよう設計されています。パークでの多彩な動きに合わせやすく、ジャンプや回転の連続でもブレにくい点が評価されています。このように、パークでのライディングに最適なボードと言えるでしょう。
カービングでの使用感
ALLIAN PRISMは、カービングでも安定した操作性を発揮します。中程度のフレックスにより、適度な硬さでエッジをしっかり立てやすく、ターン時の安定感が増すため、スムーズなカービングが可能です。
ボード全体に使われているカーボン素材の軽量性が、カービング時の体重移動をサポートし、滑らかなターンを実現しています。特に、高速でのカービングにおいても、滑らかで安心感のある操作が可能です。
また、Nano Carbon 999ベースにより、雪面との摩擦が少なくスピードを維持しやすいため、カービング中も流れるように滑れます。しっかりしたターン性能を持ちながらもコントロール性が高いため、初心者から上級者までカービングの滑りを楽しむことができます。カービングに求められる安定感と滑走力を兼ね備えたボードといえるでしょう。
レールでの使用感と安定性
ALLIAN PRISMは、レールでの使用にも優れた安定性を発揮します。ツイン形状により、前後の操作性が均一で、どちらの方向でも安定して乗ることが可能です。これにより、レール上でのバランスを取りやすく、ライダーは安心してトリックに集中することができます。
特に、両端の反発力が高いため、レールからの跳ね返りや、着地後の動きにも対応できる作りになっています。Nano Carbon 999ベースの滑りやすさも、レール上でのスムーズな移動をサポートしており、ボードが引っかかりにくくなっています。
レールでの滑りに必要な反発と柔軟性のバランスが取れているため、トリックやスタイルを決めやすいボードと言えるでしょう。レールでの安定性を重視するライダーにとって、ALLIAN PRISMは高いパフォーマンスを提供します。
フリーライドでの操作性の特徴
ALLIAN PRISMは、フリーライドでの操作性にも対応した設計です。中程度のフレックスが荒れた雪面でも安定感を保ち、安心してスピードを上げることができます。また、カーボン素材の軽量性と剛性により、激しい地形変化でもしっかりとボードが反応し、ライダーの操作にスムーズに応えてくれます。
特に、フリーライド時のボードの安定性は、Nano Carbon 999ベースの滑りやすさが支えており、滑走の流れを途切れさせずに進むことが可能です。ボードの反発力が強いため、斜面を利用したターンや、ジャンプ時の着地でもスムーズに滑れるのが特徴です。
また、柔軟なスタンス調整が可能なため、あらゆる地形やスタイルに合わせやすく、自由自在なフリーライドを楽しむことができます。
初中級者向けの適応性について
ALLIAN PRISMは、初中級者向けにも十分な適応性を備えています。中程度のフレックスにより、操作しやすさと安定性のバランスが取れているため、無理なくボードをコントロールできます。
特に初心者にとって、スノーボードの硬さが適度であることは重要で、力を入れすぎずにターンや減速が行えるため、滑り出しから安心して扱えるでしょう。
また、Nano Carbon 999ベースの滑らかさは、少ない抵抗でスムーズに滑る感覚を提供し、初心者が自然なスピード感を身につけやすくなっています。柔軟なスタンス設定も、初中級者にとっての調整のしやすさを提供しており、ボードの安定した形状が技術向上に適しています。
トリックや自由なスタイルでのライディングを目指す初中級者にも、このボードは良い選択といえるでしょう。
高速滑走での安定感と安全性
ALLIAN PRISMは、高速滑走においても高い安定性と安全性を実現します。Nano Carbon 999ベースがスピードを出しやすく、さらに摩擦を軽減する設計がなされているため、雪面での滑らかさを維持したまま速度を上げられます。
また、ボード全体の剛性がしっかりとしており、特にカーボン素材の軽量で反応が速い性質が、速度が増した際にも安全な滑りをサポートします。
高速滑走時にはエッジの食いつきの良さが重要ですが、ALLIAN PRISMのエッジ性能は、ターン時やブレーキングでのコントロール性が高いため、スピードが上がっても安心です。
荒れた雪面でもボードの安定感が失われにくいため、パウダーや深雪の斜面でも一貫した安全な滑りを楽しむことができます。高い安定性は、安全性を考慮した高速ライディングを可能にしています。
メンテナンスと耐久性の総評
ALLIAN PRISMは、耐久性とメンテナンス性が高く評価されています。Nano Carbon 999ベースは摩耗しにくい素材であるため、長時間使用しても滑走性能が低下しにくく、比較的メンテナンスが少なくて済むのが特徴です。
また、カーボン素材やバサルト繊維といった高品質素材を使用しているため、ボード自体が強く、凹みや割れなどのダメージにも強い設計です。
さらに、石仕上げの表面加工が施されており、雪面との滑りが良いだけでなく、ワックスの保持力が長持ちする点もメンテナンス面での利点です。これにより、頻繁にワックスをかける必要がなく、少ない手間で滑走性能を維持できます。
耐久性の高さから、シーズンを通して一貫したパフォーマンスを発揮するボードとしても、長期的な利用に安心して選べる製品です。
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ALLIAN・PRISMの評価以外に気になること
- 型落ちでモデルについて
- 「プリズム」「プリズムLTD」の違いは?
- おすすめのビンディング
- おすすめのブーツ
型落ちでモデルについて
型落ちの場合は、30%オフ以上になることもありますが、人気のためにあまり多く見かけることはありません。サイズが残っていれば運がよかった!という感じですね。ほとんど、型落ちはないため即買いでもOK!以下より型落ちの最安値を探すことができます。
「プリズム」「プリズムLTD」の違いは?
PRISMには「PRISM」「PRISM LTD」「PRISM invisible」の3種類あることは前述しまいた。「PRISM invisible」には「PRISM」にない158㎝のサイズ展開があります。
あとはグラフィックが異なります。そのためPRISMを買う場合にはグラフィックもしくはボードの長さを見て「PRISM」か「PRISM invisible」を決めることになります。
ちなみに「PRISM LTD」と「PRISM・PRISM invisible」には明確な違いがあります。フレックスが「PRISM ltd」はフレックスが柔らかめで設定されています。数値上では「PRISM(invisible):5」「PRISM ltd:4.5」という微々たる差ですが、実際の板を曲げてみると違いが多少分かるレベルでは違っています。
そのため、グラトリに重きを置きたい場合は「PRISM LTD」です。が、この辺りは好みの差ですね。個人的には、滑っている分にはそれほど大きな違いは感じませんでした。
おすすめのビンディング
ALLIAN PRISMに適したビンディングとして、中程度のフレックスを持つビンディングが推奨されます。これは、ALLIAN PRISMのボード自体が適度な柔軟性と剛性を備えており、ミディアムフレックスのビンディングがこの特性を最大限に活かすためです。
中程度の硬さを持つビンディングは、パークライディングやフリーライドにも適応でき、滑りのスタイルに合わせた柔軟なコントロールを可能にします。
例えば、調整可能なストラップビンディングは、ブーツのフィット感を最適化しやすいため、多くのユーザーにとって快適な選択肢です。
また、軽量素材で作られたものを選ぶと、スピードやコントロール性能が向上し、全体のパフォーマンスも引き出しやすくなります。
ストラップの形状がしっかりとしているモデルは安定感があり、トリックを行う際や高速で滑走する際にも有利です。以下のビンディングがおすすめです。
おすすめのブーツ
ALLIAN PRISMに合わせるブーツには、柔軟性とフィット感がバランス良くあるものが適しています。ALLIAN PRISMは、パークやフリーライドにも対応できるため、柔らかすぎないブーツを選ぶことで、操作性と安定感を高めることができます。
ブーツの硬さは、ミディアムから少し柔らかめのものが理想的です。これにより、初心者や中級者にも扱いやすく、滑りながらの動きも自然に行えるでしょう。
また、快適性を求めるのであれば、熱成形インナーを備えたブーツが非常におすすめです。インナーが熱成形できるタイプのブーツは、足の形に合わせてフィットするため、長時間滑っても疲れにくくなります。
ALLIAN PRISMの軽量設計と相まって、フィット感を重視したブーツ選びが、全体の滑りを快適にします。PRISMに最適なビンディングとして、以下の製品が挙げられます。
まとめ:ALLIAN・PRISMの評価について
ここではALLIANのPRISMについてまとめました。個人的にはとても性能が高く誰もが扱いやすい板だと感じています。
最強のオールラウンドボードと称されているだけはありますね!国内でも有名で人気のあるブランドなので友人と被ることもあるかもしれませんよ~!
プリズムよりもグラトリに性能が特化している板を探している場合は、同じALLIANであればダメージが選択肢になります。ダメージについてより詳しいレビューをまとめています。
それでは、あなたのスノーボードライフがより充実したものになりますように!