【RIDE】CIRCUIT CARBONの評価は?カービング性能と通常モデルとの違いを解説

こんにちは、Snowboard Hackのまさやんです。
RIDEの「CIRCUIT CARBON(サーキット カーボン)」が気になっているけど、「通常のCIRCUITと何が違う?」「カーボンモデルにするほど性能差がある?」「カービングで本当にレスポンスが良いの?」と迷っていませんか。
CIRCUIT CARBONは、RIDEのA-Series AluminumシャーシにCarbon Slimeback 2.0を組み合わせた、かなり攻めた性格のビンディングです。
レスポンスはAggressiveに分類され、オールマウンテンだけでなくパウダーにも対応。特にカービングや高速フリーランで、足元からボードへ素早く力を伝えたい人にはかなり魅力があります。
ただし、通常のCIRCUITも同じA-Series Aluminumシャーシを採用する高性能モデルです。つまり、「CARBONの方が高いから絶対に上」という単純な話ではありません。
この記事では、CIRCUIT CARBONの評価やカービング性能、通常CIRCUITとの違い、価格差を払う価値がある人まで分かりやすく解説します。
- CIRCUIT CARBONが向いている人と合わない人
- Carbon Slimeback 2.0など主要テクノロジーの特徴
- カービングで感じる剛性とレスポンス
- 通常CIRCUITとの違いと選び分け
RIDE「CIRCUIT CARBON」の評価
結論から言うと、CIRCUIT CARBONはカービングや高速フリーランでレスポンスを最優先したい中上級者におすすめしたいハイエンドビンディングです。
RIDEではレスポンスをAggressive、得意ジャンルをAll Mountain・Powderとしています。
最大の特徴は、カーボンとウレタンを組み合わせたCarbon Slimeback 2.0。
足を入れたときの反応がかなり速く、特にヒールサイドへ踏み込んだときにハイバックがしっかり支えてくれる感覚があります。
A-Series Aluminumシャーシも反応が速いため、ブーツからの入力をロスさせず、エッジへ伝えていくタイプですね。
その一方で、カーボンだけでガチガチに固めているわけではありません。
ハイバックにはウレタン、足元にはA-Series TPUやPerformance Footbedが使われているため、高いレスポンスと振動吸収を両立しようとしているところがCIRCUIT CARBONらしい部分です。
| モデル | CIRCUIT CARBON |
|---|---|
| シャーシ | A-Series Aluminum |
| ハイバック | Carbon Slimeback 2.0 |
| レスポンス | Aggressive |
| 得意ジャンル | All Mountain / Powder |
| サイズ | M / L |
低速でゆるく遊ぶというより、しっかりスピードを出して板へプレッシャーをかけることで良さが分かりやすいモデルです。
向いている人と合わない人
CIRCUIT CARBONが向いているのは、まずカービングや高速フリーランを重視する人です。
ハイバックからヒール側への反応が速いため、ターンの切り替えでビンディングの遅れをできるだけ感じたくない人には相性が良いです。
硬めのブーツや反発の強いボードと組み合わせて、ギア全体をレスポンス重視に仕上げたい人にもおすすめできます。
パウダーやフリーライドでも、急斜面やスピードが出る場所でボードを素早くコントロールしたい人なら性能を生かしやすいでしょう。
反対に、グラトリやジブを中心に柔らかく足首を動かしたい人には、CIRCUIT CARBONはかなり強く感じる可能性があります。
初心者についても、操作できないわけではありませんが、このレスポンスの高さを必要とする場面はそれほど多くないかなと思います。
小さな入力にも反応するビンディングなので、まだボードコントロールが安定していない段階では、むしろ扱いにくさにつながることがあります。
カービング、高速フリーラン、フリーライドを中心に、ビンディングの剛性とレスポンスを重視する中上級者に向いています。
CIRCUIT CARBONの特徴と性能
CIRCUIT CARBONはカーボンハイバックだけが特徴ではありません。
A-Series Aluminumシャーシ、A-Series TPU、Dual Material Ankle Strap、Performance Footbedなど、レスポンスを高めながら不快な振動を抑えるためのパーツが組み合わされています。
それぞれ単体で見るより、「入力を素早く板へ伝えつつ、足元が必要以上に暴れないようにする」という全体設計で考えると分かりやすいですよ。
Carbon Slimeback 2.0の特徴
CIRCUIT CARBON最大の特徴が、Carbon Slimeback 2.0です。
一般的にカーボンを使ったハイバックというと、とにかく硬くしてレスポンスを高めるイメージがありますよね。
Carbon Slimeback 2.0は少し考え方が違います。
ラミネートされたカーボンにウレタンを組み合わせることで、カーボンの軽さ・サポート力・反応の速さを生かしながら、ウレタンによる振動吸収も狙っています。
カービングでハイバックへしっかり荷重したときは、グニャッと逃げる感覚が少なく、入力したぶんだけボードが反応しやすいです。
それでいて完全なカーボン一枚板のような無機質な硬さではなく、荒れたバーンで細かな振動を拾ったときにも乗り味を整えてくれます。
このあたりが、単純に「硬いビンディング」とCIRCUIT CARBONを分けるポイントですね。
特に硬めのボードをしっかり踏み込むライダーほど、このハイバックの良さは感じやすいかなと思います。
A-Series Aluminumシャーシの乗り味
ベースにはRIDEのA-Series Aluminumシャーシが使われています。
アルミシャーシのメリットは、やはり力を伝えたときのレスポンスです。
コンポジット系シャーシでは素材自体がしなることで入力を少しマイルドにしてくれますが、アルミは足元からの入力をダイレクトに伝えやすい特徴があります。
ただし、現在のA-Seriesは「ただ硬いアルミシャーシ」という作りではありません。
従来よりアルミ部分の重なりなどを抑えて、ライダーの荷重に対して適度にシャーシが動くように設計されています。
そのため、足元を完全に固定してしまうというより、ボードを動かすために必要なレスポンスを残しながら、板本来のフレックスも使いやすくする方向です。
また、シャーシがナイロンや一般的な樹脂製ベースより細身なので、ボードのノーズからテール方向のフレックスを邪魔しにくい点も特徴です。
トゥ・ヒール方向へのレスポンスはかなり速いため、エッジの切り替えを素早く行いたいカービングとの相性は良いですね。
CIRCUIT CARBONのカービング性能
CIRCUIT CARBONを選ぶ最大の理由になるのが、カービングでのレスポンスです。
カービングではブーツを動かしてからボードのエッジが反応するまでのロスが少ないほど、ターンへ入りやすくなります。
CIRCUIT CARBONはカーボンハイバックとアルミシャーシの組み合わせなので、この反応がかなり速いです。
特にハイスピードから次のターンへ切り替える場面では、足元の動きについてくる感覚が分かりやすいですよ。
レスポンスが速く深いターンを作りやすい
実際にCIRCUIT CARBONを使用したときの印象として、まず感じたのがかなり剛性が高く、レスポンスが良いことです。
他ブランドで感覚を例えるなら、FLUXでいうとXV並の反応の速さを感じました。
もちろんCIRCUIT CARBONとXVではシャーシやハイバックの作りが違うので、完全に同じ乗り味という意味ではありません。
ただ、「少し足を動かしたときにビンディングがすぐ反応する」というレスポンス感で考えると、かなりハイレベルな部類です。
FLUX XVもFLUXの中で最速クラスのレスポンスを持つハイエンドモデルなので、XVのような硬くて反応が速いビンディングが好きな人なら、CIRCUIT CARBONも違和感なく候補にできると思います。
ヒールサイドではハイバックへ体重を預けると、入力を受け止めてすぐにエッジへ伝えてくれる感覚があります。
トゥサイドについても、A-Series Aluminumシャーシとストラップのホールドによって、足首の動きがボードへ伝わりやすいです。
カービングで板を深く倒していくときは、レスポンスだけでなくビンディングそのものの剛性も安心感につながります。
速度が上がって大きな荷重をかけてもビンディング側が頼りなく感じにくいため、硬めのボードをしっかり踏み込みたい人には特に相性が良いですね。

私が使った印象ではかなり剛性があります。足元の遊びを楽しむタイプというより、入力したらすぐ板が動いてほしい人向けですね。レスポンス感はFLUX XVを連想するレベルでした。
高速域でもバタつきを抑えやすい
CIRCUIT CARBONの面白いところは、高剛性なのに振動対策もしっかり考えられていることです。
足元にはA-Series TPUが配置され、ウレタンによって雪面から伝わる振動を抑えながら、ターン中に体重をかけたときのサポートも行います。
Performance Footbedも単純なEVAだけではありません。
ラバー・EVA・樹脂を組み合わせることで、レスポンス、耐久性、振動吸収、安定感をバランスさせています。
カーボンハイバックにもウレタンが組み合わされているため、CIRCUIT CARBONは「全部を硬くしてレスポンスだけを追求したビンディング」ではないんですよね。
荒れた圧雪バーンを高速で滑ると、ボードやブーツを通して細かな振動が足へ伝わってきます。
高剛性ビンディングの場合、この振動までダイレクトに拾って疲れにつながることがありますが、CIRCUIT CARBONでは各所にダンピング素材を入れて乗り味を整えています。
そのため、朝一の締まったバーンだけでなく、午後に荒れてきた雪面でも高速フリーランを楽しみやすいです。
特に「反応は速くしてほしいけど、足裏までガチガチなのは嫌」という人には、この設計はかなり魅力的だと思います。
CIRCUIT CARBONと通常CIRCUITの違い
CIRCUIT CARBONを検討するときに避けて通れないのが、通常のCIRCUITとの比較です。
名前を見ると「通常CIRCUITの全部をカーボン化した上位モデル」のように感じるかもしれません。
実際には共通する部分がかなり多く、最大の違いはハイバックです。
| 比較項目 | CIRCUIT CARBON | CIRCUIT |
|---|---|---|
| シャーシ | A-Series Aluminum | A-Series Aluminum |
| レスポンス | Aggressive | Aggressive |
| ハイバック | Carbon Slimeback 2.0 | Overmold Highback |
| アンクルストラップ | Dual Material Ankle Strap | Dual Material Ankle Strap |
| トゥストラップ | Minimalist Toe Strap 2.0 | Minimalist Toe Strap 2.0 |
| フットベッド | Performance Footbed | Performance Footbed |
| 得意ジャンル | All Mountain / Powder | All Mountain |
こうして比べると、シャーシ・ストラップ・フットベッドなどは共通しています。
つまり通常CIRCUITも決して廉価版ではなく、かなり性能の高いAggressiveレスポンスのモデルです。
CARBONを選ぶかどうかは、カーボンハイバックによる反応性や軽さにどこまで価値を感じるかが大きなポイントになります。
最大の違いはハイバック
通常CIRCUITにはOvermold Highbackが採用されています。
これは下部にナイロンを使ってサポート・レスポンス・安定感を出し、上部に柔らかいウレタンを組み合わせた構造です。
ヒール側へのレスポンスを確保しながら、横方向へある程度動ける柔軟性と快適性を持たせています。
一方のCIRCUIT CARBONは、Carbon Slimeback 2.0。
ナイロン主体の通常モデルよりも、カーボンによる軽さ・剛性・レスポンスを強く意識した構造です。
このため、ターンへ入る瞬間の反応や、高速域でハイバックを強く踏んだときの支えはCARBONの方が分かりやすく感じます。
逆に言えば、通常CIRCUITのOvermold Highbackには上部の柔軟性というメリットがあります。
足首をある程度自由に動かしながらオールマウンテンを滑りたい人なら、必ずしもCARBONが正解ではありません。
反応の速さを最優先するならCARBON、少し動きやすさも残したいなら通常CIRCUITという考え方が分かりやすいです。
価格差を払う価値はある?
ここが一番悩むところですよね。
通常CIRCUITでもA-Series AluminumシャーシやPerformance Footbedなどを搭載していて、基本性能はかなり高いです。
そのため、「普通にカービングやフリーランを楽しみたい」という人なら、通常CIRCUITでも十分満足できる可能性があります。
CIRCUIT CARBONに価格差を払う価値が出てくるのは、レスポンスのわずかな差までこだわりたい人です。
高速カービングでターンの切り替えをできるだけ速くしたい、硬いボードをしっかり踏みたい、ビンディングのたわみや遅れをできるだけ減らしたい。
こういった人なら、Carbon Slimeback 2.0のメリットを感じやすいでしょう。
逆に、中低速のフリーランが中心だったり、そこまでビンディングへ強い荷重をかけなかったりする場合は、CARBONの性能を使い切れないかもしれません。
私なら、コストパフォーマンスなら通常CIRCUIT、性能を優先して妥協したくないならCIRCUIT CARBONという選び方をします。
CIRCUIT CARBONのサイズとブーツ相性
CIRCUIT CARBONのサイズ展開はMとLです。
| サイズ | ブーツサイズの目安 |
|---|---|
| M | 24〜28cm |
| L | 28〜33cm以上 |
特に迷いやすいのが28cm前後ですね。
公式サイズではMとLの境目になるため、単純に「28cmだから絶対にL」と考える必要はありません。
ブーツメーカーによって同じ28cmでも外寸が違うため、実際には使用しているブーツとのフィッティングで判断するのがおすすめです。
MとLの選び方
サイズ選びでは、まずブーツがビンディング中央へきれいに収まるか確認します。
CIRCUIT CARBONはシャーシを調整できるため、ブーツとのセンタリングはかなり追い込みやすいです。
とはいえ、サイズが大きすぎるとブーツに対してビンディングが余り、必要以上に動きが出ることがあります。
反対に小さすぎると、ストラップ位置やトゥ・ヒールの収まりが悪くなります。
28cm前後でM・Lの両方が候補になる場合は、ブーツの外寸だけでなく、使用するボード幅とのバランスも確認してください。
カービングではブーツのつま先やかかとの出方が大きすぎるとドラグにつながるので、板に取り付けた状態でセンタリングを見ることが大切です。
数値はあくまで一般的な目安です。ブーツメーカーやモデルによって外寸が異なるため、正確な適合情報はRIDE公式サイトをご確認ください。
サイズの境目で迷う場合は、使用するブーツとボードを持参したうえで、最終的な判断はスノーボードショップのスタッフなど専門家に相談することをおすすめします。
CIRCUIT CARBONの評価まとめ
RIDE CIRCUIT CARBONは、A-Series AluminumシャーシとCarbon Slimeback 2.0を組み合わせた、高レスポンス志向のハイエンドビンディングです。
特にカービングや高速フリーランでは、足元からの入力に対する反応がかなり速く、硬めのボードをしっかり踏み込む滑りと相性が良いです。
- 高い剛性とレスポンスを求めるならCIRCUIT CARBON
- カービング・高速フリーランとの相性が良い
- 通常CIRCUITとの最大の違いはハイバック
- コスパを重視するなら通常CIRCUITも有力
実際に使った印象でも、CIRCUIT CARBONはかなり剛性が高く、レスポンスの速さが際立っていました。
感覚的にはFLUXのXVを連想するレベルなので、柔らかく遊ぶビンディングというより、自分の入力をすぐボードへ伝えて攻めたい人に向いています。
通常CIRCUITでも基本性能はかなり高いので、誰にでもCARBONをおすすめするわけではありません。
それでも、カービングや高速域でビンディングのレスポンスまで妥協したくないなら、CIRCUIT CARBONを選ぶ意味は十分にありますよ。










































