【BURTON】グラトリおすすめブーツ6選！選び方も解説｜2025-26年版
グラトリのパフォーマンスを向上させるためには、ブーツ選びが非常に大切です。特に、世界的な人気ブランドであるBURTONのブーツには、グラトリに適したモデルが数多く存在します。
しかし、BURTONのブーツは種類が豊富なため、自分のレベルやスタイルに合ったモデルを見つけるのは難しいと感じるかもしれません。
グラトリ向けのブーツの選び方から、BOAシステムやStep Onといった機能の違い、さらにはおすすめのモデルまで、知りたいことはたくさんあるはずです。
この記事では、グラトリにおけるブーツの柔らかさの重要性や、BURTONのブーツが持つ多彩な機能について詳しく解説し、メンズ・レディースそれぞれでおすすめのモデルを具体的に紹介します。
この記事を読むことで、以下の点について理解が深まります。
- グラトリに適したBURTONブーツの具体的な選び方
- BOAやStep OnなどBURTON独自の機能のメリットとデメリット
- メンズ・レディース別のおすすめグラトリ向けモデル
- 自分の足にフィットするブーツを見つけるための重要なポイント
BURTONブーツでグラトリが上達する選び方とは
- グラトリに最適なブーツの柔らかさとは？
- BOAシステム搭載モデルのメリット
- ダブルBOAでフィット感を細かく調整
- 日本人の足に合うアジアンフィットの重要性
- 熱成形可能なインナーでフィット感向上
- Step On対応ブーツはグラトリ向き？
グラトリに最適なブーツの柔らかさとは？
グラトリ用のブーツを選ぶ上で、ブーツのフレックス、つまり柔らかさは最も考慮すべき要素の一つです。
一般的に、グラトリでは足首の自由度が高い方が、板のノーズやテールに乗るプレス系のトリックや、板をしならせる動きがしやすくなります。そのため、比較的柔らかいブーツが好まれる傾向にあります。
具体的には、10段階評価で3から6程度のソフトからミディアムフレックスのブーツが、多くのグラトリユーザーにとって扱いやすいでしょう。柔らかいブーツは、細かい動きに柔軟に対応できるため、スタイルを出しやすく、トリックの練習も快適に行えます。
ただ、柔らかすぎると高速での安定性が損なわれたり、高回転スピンのような強い力を必要とするトリックでパワーが伝わりにくくなったりするデメリットも考えられます。
逆に硬すぎるブーツは、足首の動きが制限されてしまい、グラトリ特有の繊細なボードコントロールが難しくなります。
自分のやりたいトリックや滑りのスタイルを考慮し、柔軟性とサポート性のバランスが取れた柔らかさのブーツを選ぶことが上達への近道です。
BOAシステム搭載モデルのメリット
BURTONのブーツに多く採用されているBOAシステムは、ダイヤルを回すだけでブーツのワイヤーを締めたり緩めたりできる画期的な機能です。
このシステムの最大のメリットは、何と言っても着脱の速さと手軽さにあります。ゲレンデで寒い中、グローブを外して紐を結ぶ手間が一切なく、リフトの上でも簡単に締め具合を微調整できるのは大きな利点です。
また、BOAシステムはワイヤーがブーツ全体を均一に締め上げるため、フィット感が高いという特徴も持ちます。従来の紐タイプのように、部分的に強く締まりすぎたり、逆に緩んでしまったりすることが少ないため、一日中快適な履きこなしを維持しやすくなります。
一方で、注意点も存在します。ワイヤーが一点に集中して圧力をかける構造上、人によっては足の甲などに痛みを感じる「当たり」が出ることがあります。
さらに、万が一ゲレンデでダイヤルが破損したり、ワイヤーが切れたりすると、その場で修理するのは困難です。
ただ、近年のBOAシステムは非常に耐久性が向上しており、通常の使用で破損するケースは稀になっています。試着の段階で、自分の足に圧迫感がないかを入念に確認することが大切です。
ダブルBOAでフィット感を細かく調整
BOAシステムには、ダイヤルが一つだけのシングルBOAと、二つ搭載されているダブルBOAのモデルが存在します。ダブルBOAの最大の魅力は、ブーツの上の部分（すね周り）と下の部分（足の甲周り）を、それぞれ独立したダイヤルで締め分けられる点にあります。
これにより、より個人の足の形や好みに合わせた、オーダーメイドに近いフィット感を実現できます。
例えば、かかとの浮きを抑えるために足の甲周りはしっかりと締めつつ、足首の柔軟性を確保するためにすね周りは少し緩めに設定する、といった調整が可能です。
グラトリでは足首の自由度がトリックの出来栄えに直結するため、このような微調整ができる機能は非常に有効です。
もちろん、シングルBOAに比べて構造が複雑になるため、価格がやや高くなる傾向があります。また、調整箇所が二つに増える分、最適な締め具合を見つけるまでに少し時間がかかるかもしれません。
しかし、一度自分に合ったセッティングを見つけてしまえば、シングルBOAでは得られない高いレベルの快適性と操作性を手に入れることができるでしょう。
フィット感にこだわりたい方や、より高度なトリックに挑戦したい方には、ダブルBOA搭載モデルが有力な選択肢となります。
日本人の足に合うアジアンフィットの重要性
BURTONのブーツラインナップには「ワイドフィット（Wide Fit）」と呼ばれるモデルが用意されています。
これは、一般的に幅が広く甲が高い傾向にあるアジア人の足の骨格に合わせて設計されたラスト（足型）を採用したモデルです。
海外ブランドのブーツを履いた際に、長さは合っているのに横幅が窮屈に感じたり、甲が圧迫されて痛みを感じたりした経験がある方も少なくないでしょう。
ワイドフィットのモデルは、こうした問題を解消するために、つま先周りの幅を広めに、甲の高さを十分に確保して作られています。
自分の足に合わないブーツを無理に履き続けると、痛みや不快感だけでなく、ブーツ内部で足が動いてしまい、かかとが浮く原因にもなります。かかとの浮きは、ボードへの的確なパワー伝達を妨げ、エッジングの精度を低下させるため、上達の大きな妨げとなります。
特に、繊細なボードコントロールが求められるグラトリにおいては、ブーツと足の一体感は極めて重要です。日本人の足型を持つ多くのスノーボーダーにとって、アジアンフィットは快適性とパフォーマンスを両立させるための鍵となると考えられます。
熱成形可能なインナーでフィット感向上
BURTONの多くのブーツには、「Imprint（インプリント）」と呼ばれる熱成形可能なインナーが搭載されています。これは、専用のヒーターで温めるか、あるいは自分の体温で、インナーが履く人の足の形にぴったりと合わせて変形し、フィット感を劇的に向上させる機能です。
新品のブーツは、どうしても自分の足の形と完全に一致しているわけではないため、部分的に圧迫感があったり、逆にかかと周りに隙間ができてしまったりすることがあります。
熱成形を行うことで、こうした違和感を解消し、まるでオーダーメイドのような履き心地を実現することが可能です。足とブーツの隙間がなくなることで、ボード操作のレスポンスが向上し、よりダイレクトなコントロールが可能になります。
注意点として、熱成形は専門店に設置された専用のヒーターで行うのが最も効果的です。もちろん、数回履いているうちに自分の体温である程度は足に馴染んできますが、購入時にプロのスタッフに成形してもらうことをお勧めします。
また、一度成形すると形状が固定されるため、他人に貸したり、中古で購入したりする際にはフィット感が合わない可能性があることも覚えておきましょう。
Step On対応ブーツはグラトリ向き？
ストラップを使わずに、ブーツをはめ込むだけでバインディングに固定できるBURTONの画期的なシステムが「Step On（ステップオン）」です。リフトを降りてから滑り出すまでの時間が劇的に短縮されるため、非常に人気の高いシステムとなっています。
グラトリでの使用に関しては、メリットとデメリットの両方が存在します。最大のメリットは、やはり着脱の手軽さです。コースの途中で少し練習したい時など、気軽に脱着できるのは便利です。
また、足とボードの一体感が高く、レスポンスが非常に速いという特徴もあります。このダイレクトな反応性は、キレのあるカービングやスピン系トリックにおいては有利に働くでしょう。
一方で、従来のストラップ式バインディングに比べて、足首周りの可動域がやや制限されると感じるライダーもいます。特に、スタイルを重視するプレス系のトリックでは、ストラップ式の自由度の高さを好む声も少なくありません。
また、ブーツとバインディングの選択肢がStep On専用のものに限られてしまう点も考慮が必要です。最終的には個人の好みやスタイルによりますが、レスポンスの速さを重視するならStep On、足首の自由度や柔軟性を優先するなら従来のストラップ式、という視点で検討するのが良いでしょう。
グラトリにおすすめのBURTONブーツモデル
- 驚きの軽さと柔らかさが魅力のMOTO
- 初心者にも扱いやすいRULER
- ミディアムフレックスの万能機SWATH
- レディースの定番で柔らかいMINT
- 軽快な動きをサポートするWAVERANGE
- フィット感抜群で人気のLIMELIGHT
| モデル名 | 性別 | 硬さ | 主な対象レベル | BOAオプション | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| MOTO | メンズ | 3 | 初心者 | BOAあり/紐あり | 非常に柔らかく軽量。 価格も手頃で入門に最適。 |
| RULER | メンズ | 6 | 初心者〜中級者 | BOAあり/紐あり | MOTOよりもしっかりしたサポート力。 オールラウンドな定番モデル。 |
| SWATH | メンズ | 5 | 中級者 | ダブルBOAのみ | 足首の動きを妨げない構造。 軽量で軽快な操作性。 |
| MINT | レディース | 3 | 初心者 | BOAあり/紐あり | 非常に柔らかく forgiving。 レディースの入門モデルとして定番。 |
| WAVERANGE | メンズ/レディース | 4 | 初心者〜中級者 | BOAあり | 軽量で足首の自由度が高い。 MINTやMOTOからのステップアップに。 |
| LIMELIGHT | レディース | 5 | 初心者〜中級者 | BOAあり | WAVERANGEよりサポート力。 フィット感と操作性を両立。 |
驚きの軽さと柔らかさが魅力のMOTO
MOTOは、BURTONのメンズブーツラインナップの中でも特に柔らかく、軽量なモデルとして知られています。その扱いやすさと手頃な価格から、スノーボードを始めたばかりの初心者の方に絶大な人気を誇ります。
グラトリの観点から見ると、このブーツの最大の武器はその「柔らかさ」です。フレックスは非常にソフトに設定されており、足首を自由に動かしやすいため、プレスやバター系のトリックを練習し始めたばかりの方でも、ボードをしならせる感覚を掴みやすいでしょう。
また、ブーツ自体が非常に軽いため、長時間の練習でも足が疲れにくいというメリットもあります。
ただし、その柔らかさゆえに、高速滑走時の安定性や、高いオーリー（ジャンプ）に必要とされる反発力は、上位モデルに比べると控えめです。
これからグラトリを始めてみたい方や、難しいトリックよりも、まずは楽しく基本的な動きをマスターしたいという方に最適な一足と言えます。BOAシステムを搭載したモデルも選択可能です。
初心者にも扱いやすいRULER
RULERは、長年にわたり多くのスノーボーダーに愛され続けている、BURTONのベストセラーモデルの一つです。初心者から中級者まで、幅広いレベルのライダーに対応できるオールラウンドな性能が特徴です。
フレックスはMOTOよりも少し硬めのミディアムに設定されており、初心者に必要な柔軟性を持ち合わせながらも、滑走にある程度慣れてきたライダーが求めるサポート力とレスポンスを兼ね備えています。
この絶妙なバランスが、グラトリにおいても非常に効果的です。基本的なプレス系のトリックはもちろん、少し反発を使ったスピンやオーリーにも挑戦しやすくなります。
まさに「スノーボードの楽しさを教えてくれるブーツ」であり、グラトリ、カービング、フリーランと、ジャンルを問わずに高いパフォーマンスを発揮します。
これからグラトリを本格的に練習していきたいけれど、他の滑りも楽しみたいという欲張りな方にぴったりのモデルです。
ミディアムフレックスの万能機SWATH
SWATHは、グラトリやパークライディングといったフリースタイルな滑りを好むメンズの中級者ライダーから高い支持を得ているモデルです。最大の特徴は、ダブルBOAシステムと、足首部分が独立して動くように設計された「アーティキュレーティングカフ」の組み合わせにあります。
この構造により、ブーツの上下をしっかりとホールドしながらも、足首は非常にスムーズに動かすことができ、グラトリ特有の細かく、そしてダイナミックな動きを邪魔しません。
フレックスはミディアムで、柔らかさと反発力のバランスが良く、軽快な操作性を実現しています。軽量な素材を使用しているため、スピン系のトリックで板を回しやすいのも嬉しいポイントです。
初心者向けの柔らかいブーツからのステップアップとして、よりトリックの精度を高めたいと考えている中級者の方に最適な選択肢となります。ダブルBOAによるフィット感の高さと、動きやすさを両立したSWATHは、あなたのグラトリスキルを次のレベルへと引き上げてくれる可能性を秘めています。
レディースの定番で柔らかいMINT
MINTは、BURTONのレディースブーツの中で長年愛され続けている、まさに定番中の定番モデルです。MOTOのレディース版とも言える位置づけで、非常に柔らかいフレックスと軽量な作りが特徴です。これからスノーボードやグラトリを始めたい女性に最初の一足として広くおすすめされています。
このブーツの最大の魅力は、MOTOと同様にその柔軟性です。足首への負担が少なく、一日中快適に過ごせます。グラトリにおいては、この柔らかさがボードの繊細なコントロールを可能にし、特にプレス系のトリックでスタイルを出しやすくなります。
快適性を重視した設計でありながら、BOAシステム搭載モデルも用意されており、着脱の手軽さも兼ね備えています。
サポート力は控えめなため、ハイスピードでの滑りには向きませんが、グラトリの基本を楽しく学びたい女性にとって、最高のパートナーとなるでしょう。
軽快な動きをサポートするWAVERANGE
WAVERANGEは、グラトリやパークを軽快に楽しみたいライダーのために設計されたユニセックスモデルです。
メンズ・レディース共にラインナップされており、フレックスはMINTやMOTOよりも少し硬めのミディアムソフトに設定されています。これにより、トリックに必要な柔軟性を保ちながら、適度なサポート力を提供します。
このモデルの魅力は、軽量性と足首周りの自由度の高さにあります。動きを妨げない設計のため、バター系のトリックや低速での細かいボードさばきが非常にやりやすくなっています。
MINTやMOTOでは物足りなさを感じ始めたけれど、LIMELIGHTやSWATHほどのサポート力はまだ必要ない、という初中級レベルのライダーにぴったりの一足です。
これからグラトリのバリエーションを増やしていきたいと考えているライダーにとって、WAVERANGEは創造性を刺激し、新しい動きに挑戦する楽しさを教えてくれるでしょう。
フィット感抜群で人気のLIMELIGHT
LIMELIGHTは、初心者から中級者へのステップアップを目指す女性ライダーに人気のモデルです。MINTやWAVERANGEよりもさらにフレックスを硬めに設定し、サポート力を高めることで、滑走の安定性とトリックのレスポンスを向上させています。
フレックスはグラトリに最適なミディアムソフトで、トリックに必要な柔軟性を確保しつつ、ターンやオーリーでのパワー伝達もスムーズに行えます。
また、かかとをしっかりとホールドする構造や、熱成形可能なインナーにより、高いフィット感を実現している点も大きな魅力です。
MINTでは少し柔らかすぎると感じる方や、グラトリだけでなく、カービングやフリーランもバランス良く楽しみたいと考えている女性に最適なモデルです。
快適な履き心地とパフォーマンスを両立させたLIMELIGHTは、あなたのライディングの可能性をさらに広げてくれるはずです。
まとめ：最適なBURTONブーツでグラトリをとことん楽しもう
この記事では、BURTONのブーツでグラトリを楽しむための選び方と、メンズ・レディース別のおすすめモデルについて詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。
- グラトリには足首の自由度が高い柔らかめのブーツが向いている
- フレックスは3から6程度が扱いやすい目安
- BOAシステムは着脱が簡単でフィット感の調整がしやすい
- ダブルBOAは上下を締め分けられ、より細かなフィット調整が可能
- 日本人の足には幅広・甲高設計のアジアンフィットがおすすめ
- 熱成形インナーはフィット感を劇的に向上させる
- Step Onはレスポンスが良いが、足首の自由度はやや低い
- メンズ初心者には柔らかく軽量なMOTOがおすすめ
- メンズ定番のRULERはオールラウンドに使える
- メンズ中級者には動きやすいSWATHがステップアップに最適
- レディース初心者には定番で快適なMINTがおすすめ
- 初中級者には軽快なユニセックスモデルWAVERANGEが最適
- レディース中級者にはフィット感の良いLIMELIGHTがおすすめ
- 自分のレベルとやりたいスタイルに合ったブーツ選びが上達の鍵
別の記事では「グラトリにおすすめなブーツを紹介！選び方からレベル・ブランドごとに解説！」もあるため、よりグラトリ向きなブーツを知りたい場合は確認してくだい。
