【ブーツ】

【SALOMON】MALAMUTE DUAL BOAの評価!上級者向けハードブーツの性能と使用感を詳細分析

まさやん
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

SALOMONのMALAMUTE DUAL BOA(マラミュート デュアル ボア)は、スノーボードブーツ市場で高い評価を得ているモデルです。特に、その卓越したパフォーマンスとフリーライドにおけるサポート力、そして耐久性は多くのユーザーレビューで言及されています。

本記事では、このブーツの具体的なスペックや特性、そしてカービングやパウダー、さらにはパークといった様々なライディングスタイルへの適性を詳細にレビューします。

デュアルBoa®システムによるフィット感や、ハードフレックスがもたらすレスポンス、快適性を追求したインナー構造など、あらゆる角度からその実力を検証、 MALAMUTE DUAL BOAの評価の真相に迫ります。

このブーツがあなたのスノーボードライフをどのように変える可能性があるのか、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること
  • 詳細なスペックとブーツの構造
  • 様々なライディングスタイルへの適性
  • デュアルBoa®システムのフィット感
  • ハードフレックスによる性能と快適性

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」の評価:詳細スペックを徹底分析

対象メンズ・レディース
サイズ感普通
フレックス(1柔⇔10硬)10
重さ(1軽⇒10重)4
締め付け力(1弱⇒10強)10
サイズ25.0~29.0(5mmピッチ)

デュアルBoa®システムによるフィット感と締め分け

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」を履いてみて、まず感動したのがデュアルBoa®システムによるフィット感です。

ブーツの異なる2つのゾーンを独立したダイヤルで締め分けられるので、自分の足の形や好みに合わせて、本当に細かく調整できるんです。これは従来のブーツではなかなか難しかったことだと思います。

例えば、私はつま先側は少し緩めにして、足首周りはしっかりホールドしたいのですが、このブーツならそれが完璧にできます。ブーツの上部をしっかり締めてフレックスと安定性を確保しつつ、サイドダイヤルで足の甲部分を締め上げれば、最高の反応性とコントロール性能が引き出せると感じました。

グローブをしたままでもダイヤルを回すだけで簡単に素早く調整できるので、滑走中でも状況に合わせて最適なフィット感にできるのは本当に便利です。この精密な締め分けのおかげで、足とブーツが一体になったような感覚になり、パワー伝達効率が上がり、疲労も軽減されるのを実感しました。

最上級の硬さが実現するレスポンスとサポート力

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、サロモンのブーツラインナップの中でも「最上級のハードフレックス」を誇ると聞いていましたが、実際に履いてみるとその硬さが生み出すレスポンスとサポート力に驚きました。

この硬いアッパーシェルは、私のちょっとした動きにも瞬時に反応してくれる高いレスポンス性能と、どんなに過酷なコンディションでも足元をしっかり支えてくれる強力なサポート力を提供してくれます。

硬いブーツは、体重移動やエッジングのパワーをロスなくボードに伝えられるので、特にハイスピードでのカービングや、急斜面を滑り降りるフリーライドでその真価を発揮すると感じました。ターン中のエッジコントロールがすごく正確になりますし、板のバタつきも抑えられるので、安定した滑走が可能です。

また、アッパーに組み込まれている「パワーバー」という補強材がブーツの剛性をさらに高めてくれるので、どんなタフな状況でも自分のパフォーマンスを最大限に引き出してくれるのを感じました。この卓越したレスポンスとサポート力があるからこそ、上級者としてよりアグレッシブなライディングに挑戦できると確信しました。

快適性を持続させるインナー構造と素材技術

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、ハードなライディングをサポートするだけでなく、長時間の使用でも快適性が持続するようにインナー構造と素材技術にも工夫が凝らされていると感じました。ブーツ内部の快適さは、滑っている時の集中力維持や疲労軽減に直結するので、ここは本当に重要なポイントです。

このブーツには、足に吸い付くような正確なフィット感の「プレシジョンライナー」が採用されているので、滑っている時に足がブーツの中でズレる感覚がほとんどありません。カービングのような繊細なボードコントロールをする際には、このインナーブーツのフィット感が特に重要だと実感しました。

さらに、ミッドソールに天然ゴムを30%配合した「Fuze Surge素材」が使われているため、優れた弾力性、反発力、そして快適なクッション性を感じられます。ジャンプの着地時や荒れた雪面を滑る際に足にかかる衝撃を効果的に和らげてくれます。

また、保温材として78%リサイクル素材を使用した「3M™ Thinsulate™インサレーション」が入っているので、厳冬期の冷えから足を守ってくれますし、「クイックドライインソール」がブーツ内の湿気を素早く排出してくれるので、足がずっとドライで快適な状態に保たれるのは本当にありがたいです。

これらの素材技術のおかげで、どんなに過酷な状況下でも快適にパフォーマンスを続けることができました。

長期使用を支える耐久性とプロテクション機能

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、サロモンのブーツの中でも特にサポート力と耐久性に優れていると聞いていましたが、実際に使ってみてその丈夫さに驚きました。フリーライドのようなタフな環境での使用を想定しているだけあって、数シーズンにわたって高いパフォーマンスを維持できるように、本当にしっかりとした作りが施されています。

ブーツの骨格となる部分に採用されている「パワーフレーム」が、ブーツ全体の強度を高めて型崩れを防ぎ、製品寿命を延ばしてくれているのを感じます。また、つま先とかかと部分にはラバー素材による補強がされているので、バインディングとの摩擦や衝撃からブーツを保護してくれるだけでなく、フィット感と一体感も高まっているように感じました。このラバートゥキャップは、ビンディング装着時の安全性も高めてくれるプロテクション機能も果たしていると思います。

さらに、サロモン独自の「Fit To Ride構造」が、軽量性と快適性を実現しつつ、ブーツ本来のフレックス性能を損なうことなく耐久性を向上させているのが素晴らしいです。これらのプロテクション機能と耐久性への配慮があるからこそ、安心してハードなライディングに集中し、このブーツを長期間愛用できると確信しています。

MTN GOATアウトソールのグリップ性能と安定性

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」に採用されている「MTN GOATアウトソール」は、特にフリーライドのような雪山全体を滑る際に、優れたグリップ性能と安定性を提供してくれると感じました。このアウトソールがあるからこそ、どんな雪面状況でも安心してライディングできるのだと思います。

MTN GOATアウトソールは、サロモンが持つWinter Contagrip®という独自のラバーコンパウンド技術が基になっていると聞きましたが、その名の通り、自然の地形や氷のような滑りやすいコンディションでも本当に高いグリップ力を発揮してくれます。天然ゴムが50%も使われているというのも、環境に配慮しつつ高性能を実現している証拠だと感じました。

深い雪の中をハイクアップする時や、不安定な場所でボードをコントロールする際に、このアウトソールの確かなグリップ力は本当に大きな助けとなります。また、しっかりとしたブロックパターンは雪が詰まるのを防いでくれるので、安定した足元を確保でき、自分のバランス維持とパワー伝達をしっかりサポートしてくれます。

耐久性にも優れていて、岩場や硬い雪面との接触にも耐えられるタフさがあるのも頼もしいです。これがあるから、どんな地形でも自信を持って攻めることができると実感しました。

通常のMALAMUTEの違いについて

SALOMON MALAMUTE DUAL BOAと通常のMALAMUTEの最も大きな違いは、ブーツの締め付けシステムだと感じました。

MALAMUTE DUAL BOAは、その名の通り「デュアルゾーンBoa®フィットシステム」を搭載しています。これは、ブーツの前面と側面、あるいは上部と甲部分といった異なる2つのエリアを、それぞれ独立したダイヤルで締め分けられるシステムだと実感しました。これにより、自分の足の形や好みに合わせて、より精密でパーソナルなフィット感を得ることができます。

一方、通常のMALAMUTEは、伝統的なシューレース(靴紐)タイプです。こちらは紐を自分で引っ張って結ぶことでフィット感を調整します。

締め付けシステム以外の基本的なブーツの性能、例えばフリーライドに最適化された設計、高い反応性を持つアッパー、グリップ力に優れたMTN GOATアウトソール、そして足をしっかりホールドするインナー構造などは、両モデルで共通していると感じました。

価格面では、DUAL BOAシステムを搭載したモデルの方が若干高価です。どちらを選ぶかは、ダイヤル操作の手軽さや細やかな調整力を重視するか、あるいは従来のシューレースの締め心地を好むかといった、個人の好みや慣れによって判断すると良いでしょう。

あわせて読みたい
【SALOMON】マラミュートの評価はハイパフォーマンスなブーツ!レビューや型落ちは?
【SALOMON】マラミュートの評価はハイパフォーマンスなブーツ!レビューや型落ちは?

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」の評価:ライディングスタイル適性

適性が高いジャンル

カービング・パーク

カービング
フリーラン
パウダー
グラトリ
ラントリ
キッカー(小~中)
キッカー(中~大)
ジブ

カービング:高速域でのエッジコントロール性能

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」を履いて、高速でカービングターンを繰り返してみると、その真価を強く感じました。

カービングにこれほど適しているのは、やはりサロモンのラインナップの中でもトップクラスの硬さを持つハードフレックスにあると確信しました。この硬さが、私の体重移動や足首のわずかな動きにも瞬時に反応し、ボードにダイレクトに力を伝えてくれるんです。

高速で滑っている時、エッジを雪面にしっかりと食い込ませてターンをコントロールするには、ブーツの高い反応性と安定性が不可欠です。MALAMUTEの硬いアッパーシェルは、ターン中にブーツが負けてしまう感覚が全くなく、ブレのない正確なエッジコントロールをサポートしてくれました。

デュアルBoa®システムで足全体を細かく、かつ強力にホールドできるので、足とブーツの一体感が増し、よりダイレクトな操作感を得られます。これのおかげで、自信を持って高速域でのカービングターンに集中でき、本当にキレのある滑りを実現できると実感しました。

フリーライド:タフな斜面での安定性とパワー

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、整備されていない自然なタフな斜面を滑るフリーライドで、ライダーに絶大な安定性とパワーをもたらしてくれると感じました。

フリーライドでは、急斜面やパウダースノー、時にはアイスバーンなど、刻々と変化する雪面状況に対応する必要がありますが、このブーツはまさにそうした厳しい環境下で求められる強力なサポート力と耐久性、そしてレスポンスの良さを兼ね備えています。

MALAMUTEの極めて硬いアッパーと、パワーバーと呼ばれる補強材が、どんな状況でも私の足首をしっかりと支え、安定したライディングを可能にしてくれます。これにより、ボードコントロールに集中でき、アグレッシブな滑りにも挑戦する自信が持てました。

また、MTN GOATアウトソールは、雪の上での優れたグリップ力を発揮し、ハイクアップや不安定な足場での安定性を高めてくれます。デュアルBoa®システムによる確実なホールド感と合わせて、私の力を無駄なくボードに伝え、タフな斜面を攻略するためのパワーを生み出してくれると実感しました。

オールマウンテン:多様なバーンへの対応力

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、ゲレンデの圧雪コースから、新雪が積もった非圧雪エリア、さらにはバックカントリーまで、あらゆる雪山を滑りこなすオールマウンテンスタイルにも高い適応力を示してくれると感じました。

このブーツが持つハードフレックスと高いレスポンス性能は、様々なバーンコンディションにおいて安定したパフォーマンスを引き出す上で非常に重要だと実感しています。

圧雪されたバーンでは、その硬さが正確なエッジングと高速安定性を実現し、キレのあるカービングターンを可能にしてくれます。一方、パウダースノーや荒れた雪面では、強力なサポート力が足元のブレを抑え、バランスを保ちながら力強い滑りをサポートしてくれます。

デュアルBoa®システムにより、状況に応じてフィット感を微調整できるので、長時間のライディングでも快適性が維持しやすいのも良い点です。このように、MALAMUTEは多様な地形や雪質に対して高いレベルで対応できるため、ゲレンデ全体を遊び尽くしたい私にとって、本当に頼れる一足です。

パーク・グラトリ:操作性と柔軟性の観点から

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、その際立った硬さから、主に高速系やパワー系のライディングスタイルに適していると感じています。

ジャンプ台やレールなどのアイテムが設置されたスノーパークや、平らな斜面で板を回転させるグラトリといった、ブーツの柔軟性や足首の自由な動きが求められるスタイルにおいては、正直に言って一般的な柔らかいブーツと比べると扱いが難しい側面があると感じました。

MALAMUTEの硬いフレックスは、細かな足首の動きを制限する可能性があるため、繊細なボードコントロールやスタイリッシュな動きを表現するには不向きに感じるかもしれません。

しかしながら、これはあくまで一般的な傾向です。私自身のスキルレベルや好みによっては、パークやグラトリでもMALAMUTEを選択することはあります。

特に、大きなジャンプ台(ビックキッカー)やU字型のコース(ハーフパイプ)など、着地時の衝撃が大きく、高い安定性が求められる種目では、MALAMUTEが持つサポート力とレスポンスの良さが活かされることがあります。

ただし、これらのスタイルをメインに楽しみたい初心者や中級者にとっては、より柔軟性のあるブーツの方が操作しやすく、上達も早いだろうと感じます。

上級者向け:ハイレベルな要求に応える性能

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、その設計思想と性能特性から、スノーボード経験が豊富で、高い滑走技術を持つ上級者向けのブーツだと断言できます。

このブーツが上級者に支持される理由は、まず第一にそのハードフレックスと卓越したレスポンス性能にあると実感しました。

上級者は、自分の微妙な体重移動やエッジ操作をダイレクトにボードに伝え、より精密なコントロールを求めますが、MALAMUTEの硬さは、こうしたハイレベルな要求に応え、私の意図を忠実に板に反映させてくれます。

また、高速滑走時やハードなバーンコンディションにおいても、ブーツが負けることなく安定したサポートを提供してくれるので、安心してアグレッシブなライディングに集中できます。

デュアルBoa®システムによる細やかなフィット調整や、耐久性の高い構造も、長時間の使用や過酷な条件下でのパフォーマンス維持を重視する上級者にとっては重要なポイントです。

逆に、まだ足首の使い方が未熟な初心者や中級者にとっては、この硬さが足の自由度を奪い、操作を難しく感じさせる可能性があります。そのため、自身のスキルレベルを見極めた上で選択することが重要だと感じました。

まとめ:SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」の評価について

SALOMON「MALAMUTE DUAL BOA」は、その詳細なスペック分析と多様なライディングスタイルへの適性評価から、高性能を求めるスノーボーダーにとって注目のブーツです。デュアルBoa®システムは、2つのゾーンを独立して締め分けられ、個々の足に合わせた精密なフィット感を実現します。

最上級のハードフレックスは、高速域でのカービングやタフなフリーライドにおいて、抜群のレスポンスと強力なサポート力を提供。快適性にも妥協はなく、プレシジョンライナーやFuze Surgeミッドソール、3M™ Thinsulate™インサレーションなどが長時間の快適なライディングを支えます。

さらに、パワーフレームやラバートゥキャップによる高い耐久性とプロテクション機能、MTN GOATアウトソールの優れたグリップ性能と安定性も特徴です。

オールマウンテンでの多様なバーンへの対応力も高く評価される一方、パークやグラトリには硬さが影響する可能性も指摘されています。総じて、ハイレベルな要求に応える上級者向けのブーツと言えるでしょう。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
記事URLをコピーしました