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【SALOMON】マラミュートの評価はハイパフォーマンスなブーツ!レビューや型落ちは?

まさやん
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スノーボードブーツ選びでSALOMONのMALAMUTE(マラミュート)について、様々なレビューを参考にしながら詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

MALAMUTEは、サロモンが誇るメンズブーツコレクションの中でも特に注目されるモデルであり、その性能は多くのライダーから高い評価を得ています。

フリーライドパフォーマンスを追求して設計されたこのブーツは、サポート力と耐久性に優れ、過酷なコンディションでもライダーの足元をしっかりと支えます。

この記事では、MALAMUTEの基本的なスペックから、実際のユーザーのレビュー、そしてフリーライドやカービングといったライディングスタイル別の評価まで、網羅的に情報をまとめていきます。あなたが納得できるブーツ選びの一助となれば幸いです。

この記事で分かること
  • ブーツの硬さや重さなどの基本スペック
  • フリーライドやカービングでの性能評価
  • 型落ちモデルの入手可能性と注意点
  • ユーザーレビューからわかるリアルな使用感

SALOMON「MALAMUTE」の基本スペックと評価

サイズ感フレックス(1柔⇔10硬)
やや小さめ8
WEGHT(1軽⇒10重)HOLD(1弱⇒10強)
68

このブーツの硬さと重さは?

SALOMON「MALAMUTE」は、しっかりとした硬さを持つスノーボードブーツとして知られています。具体的には、10段階評価で8程度の硬さに位置付けられることが多く、特にBOAシステムを搭載したモデルは最も硬い10と評価されることもあります。

この硬さは、体重をかけた際に足首があまり曲がらないほどで、ハイスピードでの滑走や、大きなジャンプ、急斜面といった状況で足元を安定させ、ライダーの力を的確にボードへ伝えるのに役立ちます。そのため、カービングやフリーライド、バックカントリーといったパワフルな滑りを好む中級者から上級者の方に適しています。

ブーツの重さに関しては、シューレース(紐)で締めるクラシックなタイプは標準的な重さとされ、10段階評価で8程度です。一方で、ダイヤルでワイヤーを巻き上げて締めるBOAシステム搭載モデルは、パーツが増えることもあり、やや重めの8程度と評価されています。

ただし、近年では「Fit to Ride」構造と呼ばれる軽量化技術も取り入れられており、以前のモデルと比較すると軽く、扱いやすくなっているという声もあります。

BOAとシューレース:2つのモデルの違い

SALOMON「MALAMUTE」には、主に2つの締め上げ方式のモデルがあります。一つは伝統的なシューレース(紐)タイプ、もう一つは「MALAMUTE DUAL BOA」と呼ばれるBOAシステムを搭載したタイプです。ブーツの基本的な性能や硬さといった特性は共通していますが、足をブーツに固定する方法が異なります。

シューレースタイプは、「Powerlock Lacing System」という強力な締め上げシステムを採用していることが多く、ケブラー素材の丈夫な紐を使用し、部分ごとに締め具合を調整できるのが特徴です。自分の好みに合わせて細かくフィット感を調整したい方や、紐ならではのしっかりとしたホールド感を重視する方に向いています。

一方、DUAL BOAモデルは、ブーツの甲部分とすね部分の2箇所にBOAダイヤルが配置されており、それぞれのゾーンを独立して締めたり緩めたりできます。ダイヤルを回すだけで素早く、そして均等に締め付けられるため、着脱が非常に簡単です。

また、滑走中でもグローブをしたまま微調整がしやすいというメリットもあります。より手軽に、かつ精密にフィット感を調整したい方におすすめです。どちらのタイプも高いホールド力を持ちますが、締め方の好みや利便性で選ぶと良いでしょう。

気になるこのブーツのサイズ感

SALOMON「MALAMUTE」のサイズ感については、いくつかの異なる意見が見られます。一部のレビューでは「やや小さめ」と感じるという声がありますが、サロモンの公式情報や多くのユーザーレビューでは、基本的に普段履いているスニーカーと同じサイズ、あるいはハーフサイズアップ程度で適合する場合が多いようです。

特に最近のモデルでは「Fit To Ride」という新しい構造が採用されており、これにより以前よりもコンパクトな設計でありながら、快適なフィット感を実現しているため、普段の靴のサイズ選びに近い感覚で選べるようになっています。

ただし、足の形(幅広、甲高など)やふくらはぎの太さによっては、タイトに感じることがあるかもしれません。特に海外ブランドのブーツであるため、日本人の足型に完全にフィットするとは限りません。

もし可能であれば、実際に店舗で試着してみるのが最も確実な方法です。試着の際は、普段スノーボードで使用する厚手の靴下を履いて、かかとが浮かないか、つま先が適度に動かせるかなどを確認しましょう。Mondopoint(センチメートル表記)でサイズを選ぶと、より正確なサイズ選びがしやすくなります。

快適性を追求した機能とは?

SALOMON「MALAMUTE」は、ハードな滑りを支えるしっかりとした作りでありながら、ライダーが快適に過ごせるための機能も充実しています。まず、ブーツ内部のインナーブーツには「Full Custom Fit Pro」や「Precision」といった熱成型可能な素材が使われています。

これにより、自分の足の形に合わせてインナーをカスタマイズでき、まるでオーダーメイドのようなフィット感を得ることが可能です。かかとの浮きを抑え、足全体を均等に包み込むことで、長時間の使用でも疲れにくく、高いパフォーマンスを維持できます。

インソール(中敷き)には、「OrthoLite Eco-Hybrid」などが採用されており、クッション性が高く、足裏への衝撃を和らげてくれます。また、「QuickDry」機能により、ブーツ内部が蒸れにくく、汗をかいても乾きやすい工夫がされています。これにより、足をドライで快適な状態に保つことができます。

さらに、ミッドソールには「Fuze Surge」という衝撃吸収性と反発性に優れた素材が使われており、着地の衝撃を緩和しつつ、次のターンへのスムーズな移行をサポートします。保温材として「3M Thinsulate」が使われているモデルもあり、寒い日でも足の冷えを軽減してくれます。

アウトソールにはグリップ力と耐久性に優れた「MTN GOAT」ソールが採用され、雪上での歩行時やビンディング装着時の安定感も高めています。これらの機能が複合的に作用し、ライダーに快適な履き心地を提供しています。

長く使える?このブーツの耐久性

SALOMON「MALAMUTE」は、サロモンのブーツラインナップの中でも特にサポート力と耐久性に優れていると評価されています。フリーライドやハードなカービングといった過酷な条件下での使用を想定して設計されており、長期間にわたって高いパフォーマンスを維持できるように作られています。

実際に、複数のシーズンにわたって愛用しているユーザーからは、「4シーズン使ってもまだ現役」といった声も聞かれるほどです。

この高い耐久性を支えているのが、ブーツの構造です。「Power Frame」と呼ばれる補強材がブーツのアッパー部分に組み込まれており、型崩れを防ぎ、ブーツ全体の剛性を高めています。

これにより、長期間使用してもへたりにくく、新品に近いレスポンスを保ちやすくなっています。また、アッパー素材自体も非常に硬く、反応性に優れたものが使用されています。

アウトソールには「MTN GOAT」ソールが採用されており、これも耐久性とグリップ力に定評があります。雪面との摩擦やビンディングとの接触にも強く、摩耗しにくいのが特徴です。

型落ちモデルについて

SALOMON「MALAMUTE」の型落ちモデルは、市場で見かける機会が比較的少ないと言われています。これは、MALAMUTEが主に中級者から上級者をターゲットとした高性能モデルであり、一般的なエントリーモデルと比較して生産数が限られている可能性が考えられるためです。しかし、もし型落ちモデルを見つけることができれば、いくつかのメリットがあります。

最大の魅力は、やはり価格でしょう。最新モデルと比較して、機能面で大きな遜色がないにもかかわらず、より手頃な価格で購入できる可能性があります。MALAMUTEは元々高価なブーツなので、型落ちを狙うことで予算を抑えつつ高性能なブーツを手に入れるチャンスです。特に、数年前のモデルであっても、その耐久性の高さから長く愛用しているユーザーもいます。

型落ちモデルを探す際は、正規取扱店のセール情報や、中古品を扱う専門店、オンラインのマーケットプレイスなどをチェックしてみると良いでしょう。状態の良いものが見つかれば、非常にお得な買い物になる可能性があります。購入前には、ブーツの状態(特にBOAシステムやシューレースの消耗具合、ソールの減りなど)をしっかりと確認することが大切です。

ライディングスタイル別にSALOMON「MALAMUTE」 を評価

フリーラン
パウダー
カービング
ジブ
グラトリ(弾き系)
グラトリ(バター系)
ラントリ
キッカー
ハーフパイプ

フリーライドでの性能をチェック

SALOMON「MALAMUTE」は、フリーライドにおいて非常に高い性能を発揮するブーツとして設計されています。フリーライドとは、ゲレンデの圧雪されたコースだけでなく、未圧雪のパウダースノーや自然の地形など、山全体を自由に滑るスタイルを指します。

このような多様な雪面状況や変化に富んだ斜面に対応するためには、ブーツにはしっかりとしたサポート力と正確な操作性が求められます。

MALAMUTEは、サロモンのラインナップの中でも特に硬く、反応性に優れたアッパー(ブーツの甲の部分)を持っています。

この硬さが、ハイスピードでの滑走時や、急斜面、凹凸のあるバーンを滑り降りる際に足首をしっかりと固定し、安定したライディングを可能にします。また、ライダーの微妙な動きもダイレクトにボードに伝えるため、複雑な地形でもボードコントロールがしやすくなります。

さらに、「MTN GOATアウトソール」というグリップ力に優れたソールが採用されており、雪上での歩行やハイクアップ(滑り降りるために雪面を登ること)の際にも安定感を提供します。これらの特徴により、MALAMUTEはあらゆるコンディションでフリーライドのパフォーマンスを最大限に引き出すことができるブーツと言えるでしょう。

カービングにおける強みとは?

カービングとは、スノーボードの板のエッジを雪面に深く食い込ませ、キレのあるターンを描きながら滑るスタイルです。このカービングにおいて、SALOMON「MALAMUTE」は多くの強みを発揮します。

最も大きな強みは、その「高いレスポンス性」です。ブーツの硬さとしっかりとした作りが、ライダーの足首の動きや体重移動を瞬時にボードに伝え、エッジへの正確なパワー伝達を可能にします。これにより、シャープでキレのあるターンや、高速域での安定したエッジコントロールが実現できます。

MALAMUTEはサロモンのブーツの中でも特に硬いフレックス(ブーツの曲がりにくさの度合い)を持つモデルであり、これが高速カービング時の安定性に大きく貢献します。スピードが出ている状況でもブーツが負けることなく、しっかりと足元を支えてくれるため、ライダーは安心してボードをコントロールし、深いターンを描くことができます。

また、ブーツ内部のフィット感も重要です。MALAMUTEは「Full Custom Fit Pro」ライナーなど、熱成型可能なインナーを採用しているため、自分の足の形にぴったりと合わせることができ、かかとの浮きを抑え、足全体をしっかりとホールドします。この高いフィット感が、より繊細なボード操作を可能にし、カービングの質を高めてくれるのです。

パークでの使用感と適合性

パークとは、ジャンプ台(キッカー)やレール、ボックスといった人工的な障害物(ジブアイテム)が設置されたエリアのことです。SALOMON「MALAMUTE」は元々フリーライドやカービングといったハイスピード系の滑りに適した硬めのブーツですが、パークでの使用に関しても一定の評価があります。

一部のユーザーレビューでは、MALAMUTEをパークで使用しているという声も見られます。特に大きなキッカーでのジャンプや、ハーフパイプといった高いエアーが求められる場面では、MALAMUTEのしっかりとしたサポート力とレスポンスの良さが着地時の安定性や空中でのボードコントロールに貢献する可能性があります。ブーツが硬いため、着地の衝撃で足首がぐらつくのを防ぎ、力強い踏み切りをサポートしてくれるでしょう。

ただし、レールやボックスといったジブアイテムをメインに楽しむ場合や、細かな動きや足首の自由度が求められるグラウンドトリック(平地でのトリック)には、MALAMUTEの硬さがややオーバースペックと感じられるかもしれません。

より足首の自由度が高い、少し柔らかめのブーツの方が動きを出しやすいという側面もあります。そのため、パークでの使用を考える場合は、どのようなスタイルのライディングを重視するかによって適合性が変わってくると言えるでしょう。

上級者がこのブーツを選ぶ理由

SALOMON「MALAMUTE」は、多くの上級者スノーボーダーから選ばれるブーツです。その主な理由は、このブーツが提供する「高いサポート力」と「正確なレスポンス」にあります。上級者は、ハイスピードでの滑走や、急斜面、複雑な地形といった厳しいコンディションでも、自分の意図通りにボードをコントロールしたいと考えます。

MALAMUTEの極めて硬いアッパーと「Power Bars」のような補強材は、そのような状況下でも足首をしっかりと支え、ライダーの力をロスなくボードに伝達します。これにより、正確でパワフルなライディングが可能になります。

また、耐久性の高さも上級者にとって重要なポイントです。ハードなライディングを繰り返しても性能が落ちにくく、長期間にわたって信頼できるパフォーマンスを発揮してくれることは、頻繁に山へ通う上級者にとって大きなメリットとなります。「Power Frame」構造などがブーツの強度を高め、型崩れを防ぐことで、数シーズンにわたってその性能を維持します。

さらに、フィット感のカスタマイズ性も魅力の一つです。熱成型可能なインナーや、細かく調整できるレーシングシステム(紐やBOA)により、個々の足の形や好みに合わせた最適なフィット感を得ることができます。

これにより、快適性とパフォーマンスの両立が図れ、長時間のライディングでも集中力を維持しやすくなります。これらの要素が複合的に作用し、自身の限界に挑戦し続ける上級者にとって、MALAMUTEは信頼できるパートナーとなるのです。

高いレスポンスはこのブーツの魅力か

SALOMON「MALAMUTE」の大きな魅力の一つは、間違いなくその「高いレスポンス」です。レスポンスが良いということは、ライダーが足首やヒザを使ってボードに力を伝えようとしたときに、ブーツがその動きに素早く、そして正確に反応してくれることを意味します。

MALAMUTEは、サロモンのブーツラインナップの中でも特に硬いフレックスを持つモデルであり、この硬さがダイレクトな操作感を生み出します。

例えば、高速でカービングターンを行う際、エッジからエッジへ素早く切り返すためには、ブーツがライダーの意図を瞬時にボードへ伝える必要があります。MALAMUTEの高いレスポンス性は、このような場面で非常に有効です。また、フリーライドで予期せぬ地形変化に遭遇したときにも、素早い反応でボードをコントロールし、バランスを保つのに役立ちます。

この高いレスポンスは、ブーツのアッパー部分の剛性や、足をしっかりとホールドする「Precision Harness」などの内部構造、そして「Powerlock Lacing System」や「Dual BOA」といった締め上げシステムによって実現されています。

これらの要素が組み合わさることで、ライダーのわずかな動きも逃さずボードに伝え、より精密で力強い滑りを可能にするのです。したがって、自分の滑りをより高いレベルへ引き上げたいと考えるライダーにとって、MALAMUTEの高いレスポンスは非常に大きな魅力と言えるでしょう。

まとめ:SALOMON「MALAMUTE」の評価について

SALOMON「MALAMUTE」は、中級者から上級者向けの高性能スノーボードブーツです。10段階評価で7~10という非常に硬いフレックスが特徴で、ハイスピードでの滑走やパワフルなライディングにおいて足元を安定させ、ライダーの力を的確にボードへ伝えます。

シューレースとBOAの2モデルがあり、好みや利便性で選べます。サイズ感はやや小さめとの声もありますが、基本的には通常サイズかハーフアップで、試着が推奨されます。

熱成型可能なインナーや衝撃吸収・速乾機能など快適性も追求されており、耐久性にも優れ、長期間の使用が可能です。「Power Frame」構造により型崩れしにくく、レスポンスを維持します。

フリーライドやカービングではその高いレスポンス性能を存分に発揮し、上級者から支持されています。パークでの使用は、大きなキッカーには適しますが、ジブやグラトリには硬すぎる場合があります。総じて、高いサポート力とダイレクトな操作性を求めるライダーにとって魅力的なブーツと言えるでしょう。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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