プロスノーボーダーの収入はいくら?スポンサーが付くには?プロになる方法

スノーボードの年収
まさやん
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この記事では、プロスノーボーダーの収入はいくら?生活するレベルで稼げる人は?という話題について解説していきます。スノーボードの魅力に取りつかれてプロスノーボーダーを目指そう!という人もいると思いますが現実はどうなっているのでしょうか?

 

確かに、日本人でもスノーボードで生計を立てる人はいます。ただ、どれくらい稼ぐことができるのか?そもそも日本におけるスノーボーダーってどういう定義か?ということも知っておく必要がありますね。

 

ここでは、日本におけるプロスノーボーダーの定義(プロになる方法)からどれくらい稼ぐことができるのか?など気になることをまとめているため、これからプロを目指したいと考えている方の参考になれば幸いです。

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プロスノーボーダーの定義とは?

グラトリ向きのビンディング

そもそもスノーボードにおけるプロとはどのような人を示すのでしょうか?このあたりはしっかりと認識しておくべきことですね。日本でプロスノーボーダーと呼ばれている人は2パターン。「プロテスト合格者」と「スノーボードで飯を食っている人」のことを言います。

 

前者は、JSBA(日本スノーボード協会)という団体が主催する大会で上位入賞・ポイントランキングなどで上位入賞するなど条件を満たすことでプロ資格を得ることができます。そして、ライセンス料を協会に納めることでJSBAのプロを名乗ることができます。

 

スポーツですから、プロ野球選手・プロサッカー選手ということをイメージするかもしれませんね。スノーボードのプロは、一定条件を満たせば誰もがなることができるライセンス制度ということです(そのためプロだから飯を食えるわけではないです)。

 

後者の場合は、ライセンスという面ではプロと名乗れませんが、ライダーとしてメーカー、ショップなどにスポンサードされることで生計を立てている人もプロと認識されています。Youtuberは、、、どうなんでしょうか?明確なことは定まっていません。

 

カンタンに言いましたが、もちろんプロになろうとすれば、実力が必要になります。また、プロスノーボーダーには以下の種目があります。

ハーフパイプ

スロープスタイル

スノーボードクロス

ジャイアントスラローム

スーパージャイアントスラローム

スラローム

上記の種目があるため、どの種目でプロになりたいかハッキリさせる必要がありますね。多くの方はハーフパイプもしくはスロープスタイルでプロになりたいと考えていることかと思います。

 

中でもメジャーな種目ほど稼げる可能性が高まります(逆に競争も激しいです)。ちなみにグラトリという種目はありません。詳しくプロになるための方法を以下まとめてみました。プロになる方法は1つだけではあります。

全日本選手権大会

JSBA主催大会の全日本選手権大会で上位者にはプロ登録資格・プロツアー参加資格が与えられます(プロになるため協会に加盟するために年会費などが必要)。

 

この時点で協会にライセンス料を支払うことでプロになることができます。

 

この全日本選手権大会に出場するためには、以下のJSBA公認大会のいずれかで上位入賞必要があります。

【全日本選手権大会出場資格者】

GRADE1:優勝(JSBA会員であれば誰でも参加可能)

学生大会:上位者(JSAB会員の学生であれば誰でも参加可能)

地区大会:北海道/東北/関東/中部/東海/西日本の各地区大会1-3位

そのためJSBAに加盟は必然的な選択肢となりますね。プロを名乗る前にJSBAに上納金を収めることで、その可能性が広まります。

JSBAポイントランキング

JSBA公認大会(エキシビション大会は除外)に出場するとポイントを受け取ることができます。年齢に関係なく、このポイントランキングで上位入賞することでもプロになる資格を得ることができます。

 

ポイントランキングには「ツアーランキング」と「年齢カテゴリー別ランキング」が種目ごとにあります。

 

ここだけの話、全国各地で行われる参加すると加算される出場ポイントをゲットすることでプロライセンスを取得できる可能性はあります。そのため、お金がある程度あり、スノーボードに時間を割くことができる人なら大会上位にならなくても可能性があります。

 

ポイントランキングの参加ポイントでプロになった人と大会上位者のポイントでプロになった人ではレベルに差があるというのは業界では知られている話でもあります。

その他

これまでの2つが国内で活動するスノーボーダーがプロになるための方法ですが、JSBAの上位に位置するPSA ASIAプロトライアルもしくはPSA ASIAプロトライアルランキングにて規定の順位に入賞することでJSBAへのプロ登録も可能となっています。

日本のプロスノーボーダーの収入はいくら?

日本のプロスノーボーダーの収入

ここまでは、プロの定義やどうしたらプロスノーボーダーになることができるのか解説しました。そして、晴れてプロスノーボーダーになったらどれくらい稼ぐことができるのか?気になりますね。プロを目指すか左右するところでもありますね。

 

日本人でいえば、平野歩夢プロが最も稼いでいます。平野歩夢プロの年収について詳しく解説した記事もあるので参考にしてください(ちなみに軽く億はいきます)。プロには以下の収入があると考えていいでしょう。

【プロスノーボーダーの収入源】

  1. 各大会における優勝賞金(国内最大級の大会でも優勝100~300万円ほど)
  2. スポンサー収入(用具提供のみ提供、もしくは年間スポンサー料)
  3. レッスン料(半日5,000~10,000円程度)
  4. 自分が運営するショップの稼ぎ
  5. Youtubeなどの収益

人によってがメインとなる収入の柱が違う場合もあるでしょう。この中で最も重要なのはスポンサー収入です。スポンサー収入については用具提供のみの場合もあれば金銭が発生する契約もあります。

 

このスポンサー収入ですが、その人物の実績が評価されてスノーボードメーカー、飲料メーカーなどから声がかかるものですから、プロが誰でも契約できるものではありません。その金額や期間においても年齢や実績によりマチマチですね。

 

レッドブル・モンスターエナジーのナショナルチームから声がかかれば年間数百万円以上のスポンサー収入があるとも言われています。基本的には世界トップで活躍する人、将来有望株(10代)にオファーがあります。

 

よく「ライダー」ということを聞きますが、プロ・アマチュアが混合している言葉で話されています。どこかのショップライダー・プロライセンス保有者・メーカーライダーなどをまとめてライダーと言っていますね。

 

話が反れましたが、スポンサーが付く人もプロスノーボーダーの中でもトップレベル群で切磋琢磨している人でないと声がかかることはないでしょう。スノーボーダーでプロを目指して生計を立てるには、そのレベルまで自分の競技レベルを高める必要があります。

 

もしくは自分のファンを作りインフルエンサーとなることもライダーになる近道かもしれません(いぐっちゃんが良い例)。拡散力がある人はプロライセンスを保有していなくてもメーカーなどと契約する人もいますので(極稀)。

 

国内で活動しているプロスノーボーダーの年収は0円~800万円ほど(五輪に出場、世界最高峰で競技する人は例外)ではないでしょうか。この年収もスポンサー企業の増減や大会の活躍次第で左右されますからね。

 

日本ではマイナースポーツですから、なかなか厳しい現状があります。プロで生計を立てれたとしても、それで一生食べていけるとも限りません。プロで生計を立てていた方は、のちにプロショップ・メーカーへ就職することもあります。大半がスノーボードとは関係ない企業へ就職する人が多いですね。

生活するレベルで稼げる人どれくらい?

スノーボーダーとして滑ることだけで生計を立てることができる人はごく僅か(100人いるのか?)といっても過言ではありませんね。滑る競技をメインとして生計を立てる人は正確に数値を出すことはできません(そのようなデータが存在しないため)。

 

ちなみに、JSBAでプロ登録者が400~500人ほどです。感覚的なところですがその中でも滑ることがメインで生計を立てる人は数%くらいではないでしょうか?もう少し多いですかね?

 

ただ、中にはまだ学生の人も含まれていたりしますから、正確なところは分かりません。ですが、相当な狭き門だということは理解する必要がありますね。

 

またスポンサーが付いたとしても大会で活躍できない、スポンサーのことを考えた活動ができないというときにはスポンサー解除されることもあります。

 

スポンサー企業が不況になれば解除されることも考えられますね。景気が悪くなれば最初に経費削減するのは広告費とスポンサー料です。基本的にはメーカー・小売などに就職してサラリーマンとして生活している人が多いです。中には自身のショップを経営している人も少なからず存在しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?スノーボードのプロという概念ですが、プロサッカー選手、プロ野球選手とは違うことが分かったと思います。

 

スノーボードで生計を立てるためには、相当な努力と狭き門が待ち構えています。生涯的に稼ぐことが出来る人は、本当にプロになった人の中でも極々少数になることは間違いありません。

 

プロスノーボーダーという職業はとても狭き門ですね。それでも一部の人は滑ることだけで生計を立てていることは事実です。ライダーを辞めた後の生活を考えるといろいろと考えるところがありますね。

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ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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