【BURTON】SCRIBEの評価と全地形対応力!疲れにくい装着感が特徴!
「次のビンディング、何にしようかな?」「BURTON SCRIBEってよく聞くけど、私のスタイルに合うのかな?」
そんなふうに悩んでいませんか。スノーボードのギア選びは、滑りの楽しさを左右するとても大切なポイントですよね。
特に女性ライダーにとって、足元の快適性や操作性は上達スピードにも大きく関わってきます。
BURTON「SCRIBE(スクライブ)」は、多くの女性スノーボーダーから支持され続けている定番モデルですが、実際にどのような特徴があり、どんな滑りに向いているのか、詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。
また、カービングやグラトリなど、特定のジャンルでの使用感も気になるところですね。
この記事では、BURTON SCRIBEのスペックや実際の使用感を徹底的に分析し、あなたが最高の相棒を見つけるためのお手伝いをします。ぜひ最後まで読んで、ギア選びの参考にしてくださいね。
- オールラウンドなミディアムフレックスによる操作性の高さ
- Re:Flexシステムがもたらす自然なボードのしなり
- グラトリやパークでのスタイルが出しやすい柔軟性
- 長時間のライディングでも疲れにくい快適なストラップ仕様
BURTON SCRIBEのスペック評価
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| モデル名 | Women’s Burton Scribe Re:Flex Snowboard Bindings |
| ベースプレート | シングルパーツ構造(30%ショートグラス / ナイロン合成素材) |
| マウンティング | Re:Flex™(全てのメジャーマウントシステムに対応) |
| ハイバック | シングルパーツ構造 / 傾角ハイバック / DialFLAD™ |
| レスポンス (硬さ) | Medium / Soft (メーカー表記:Medium) |
| アンクルストラップ | Reactstrap™ |
| トウストラップ | Supergrip Capstrap™ |
| クッション | Re:Flex™ FullBEDクッション |
扱いやすいミディアムフレックス
スノーボードの操作性を決める上で、ビンディングの硬さは非常に大切な要素です。公式サイトの情報によると、Scribeは「Playful(遊び心のある)」と「Medium(中間の)」の中間に位置するフレックス設定とされています。
実際に触れてみると、ガチガチに硬いわけではなく、かといって柔らかすぎて頼りないわけでもない、絶妙なバランスに仕上がっているのがわかります。
この「ちょうど良い硬さ」が、様々なコンディションで安定した滑りを支えてくれるんですね。例えば、朝一番の圧雪バーンから午後の荒れた雪面まで、どんな状況でも足首の動きを妨げずにスムーズなライディングを可能にします。
これからステップアップを目指す中級者の方にとっても、板の反発を感じやすく、操作のきっかけがつかみやすい設定と言えるでしょう。あまり力を入れなくても板に意思が伝わりやすいので、脚力がそれほど強くない女性ライダーにも優しい設計だと感じます。
快適性を高めるストラップの仕様
一日中スノーボードを楽しんでいると、足の甲や指先が痛くなってしまうことはありませんか。Scribeに採用されている「Reactstrap(リアクトストラップ)」は、縫い目を最小限に抑えた3D成型で、ブーツを包み込むようなフィット感が特徴です。
圧力が一点に集中しにくいため、長時間滑っていても痛くなりにくいのが嬉しいポイントですね。
また、つま先側を固定する「Supergrip Capstrap(スーパーグリップキャップストラップ)」も見逃せません。これは、ブーツのつま先に被せるように装着するタイプで、グリップ力が非常に高く、激しい動きをしてもズレにくい設計になっています。
公式サイトによると、廃棄物削減のためにインジェクション成型を採用しているとのことで、環境への配慮もなされているようです。(参照:Burton公式サイト)
ストラップがしっかりとブーツをホールドしてくれる安心感は、滑りへの集中力を高めてくれるはずです。
Re:Flexシステムのメリット
Burtonのビンディングには大きく分けて「EST」と「Re:Flex」の2種類がありますが、ScribeのRe:Flexモデルは汎用性の高さが魅力です。
これは、Burtonの板(The Channelシステム)だけでなく、他メーカーの一般的な4×4インサートホールの板にも取り付けが可能なシステムです。
Re:Flexの最大の特徴は、ベースプレートの底面を肉抜きし、ディスク自体もしなるように設計されている点にあります。これにより、ビンディングを取り付けた部分の板が硬くならず、ボード本来のフレックス(しなり)を最大限に引き出すことができるんです。
板が自然にしなることで、ターン中の雪面への食いつきが良くなったり、オーリーをした時の反発が得やすくなったりと、多くのメリットが生まれます。今まで板の硬さを感じていた方も、このシステムのおかげで「あれ、板が扱いやすくなったかも」と感じるかもしれませんね。
女性用モデルのサイズとフィット感
Scribeは女性専用に設計された「Women’s Specific True Fit」デザインを採用しています。これは単にサイズを小さくしただけでなく、女性のふくらはぎの形状や足の大きさに合わせて、ハイバックの高さやベースプレートの幅などが最適化されているということです。
サイズ展開は通常、S、M、Lの3種類が用意されています。公式サイトのサイズチャートを目安にすると、一般的な女性のブーツサイズであればMサイズが適合するケースが多いですが、ブーツのメーカーやモデルによって外寸が異なるため注意が必要です。
もし可能であれば、実際に自分のブーツを持参してショップで合わせるのが一番確実かなと思います。ジャストフィットするビンディングは、力の伝達ロスを減らし、より繊細なボードコントロールを可能にしてくれるでしょう。
反応の良いハイバックの性能
ハイバックは、踵側のターン(ヒールサイドターン)のレスポンスを左右する重要なパーツです。
Scribeのハイバックは、人間工学に基づいた「傾角ハイバック」設計になっており、自然な足のスタンスにフィットするように作られています。これにより、無理な力を入れなくてもエッジにパワーを伝えやすくなっています。
また、「DialFLAD」という機能が付いていて、ハイバックの角度(フォワードリーン)を工具なしで簡単に調整できるのも便利です。
例えば、カービングをしっかり楽しみたい時は前傾を強めにし、パウダーやジブでリラックスして滑りたい時は直立気味にする、といった使い分けが雪上で手軽に行えます。
さらに「Living Hinge」テクノロジーにより、ハイバックの回転調整も独立して行えるため、自分の好みに合わせた細かいセッティングができる点も、上達志向のライダーには嬉しい機能ですね。
BURTON SCRIBEのジャンル別評価
| ジャンル | 評価 (5点満点) | 解説 |
|---|---|---|
| カービング | ほどよい安定感はあるが、 高速域でのキレ味重視なら硬めモデル推奨。 | |
| フリーラン | 地形遊びやクルージングに最適。疲れにくい滑りが可能。 | |
| パウダー | 柔軟性があり、サーフライクな動きが楽しめる。 | |
| グラトリ (弾き系) | 適度なレスポンスでノーリーなども打ちやすい。 | |
| グラトリ (乗り系) | プレスがしやすく、スタイルが出しやすい。 | |
| ラントリ | 流しながらのトリックもスムーズに繋げられる。 | |
| キッカー (小~中) | アプローチの安定性と着地の衝撃吸収性が良い。 | |
| キッカー (中~大) | ビッグキッカーにはもう少し剛性が欲しい場面も。 | |
| ジブ | 自由度が高く、ボックスやレールでの操作性が抜群。 |
フリーランでの安定した滑走能力
ゲレンデ全体を流すフリーランにおいて、Scribeは非常に優秀なパートナーになります。前述の通りミディアムフレックスの特性が活き、圧雪バーンでのターンはもちろん、コース脇の凸凹や壁などの地形でも柔軟に対応できるからです。
ガチガチのレースボードのように「切って進む」というよりは、「雪面に合わせて遊ぶ」ような滑り方が得意な印象ですね。
また、足裏の「FullBEDクッション」が雪面からの振動を効果的に吸収してくれるため、荒れたバーンを滑っても足への負担が少なくて済みます。朝から夕方までリフトを回しても疲れにくいというのは、スノーボードを長く楽しむ上で大きなアドバンテージになります。
仲間とワイワイ滑るファンライドにはもってこいの性能と言えるでしょう。
グラトリにおける操作性の高さ
グラトリ(グラウンドトリック)を楽しむライダーにとって、Scribeはかなり魅力的な選択肢の一つです。
特にプレス系のトリック(板をしならせてノーズやテールに乗る技)では、ビンディングの適度な柔軟性が足首の自由度を高め、スタイルを出しやすくしてくれます。
「バター」と呼ばれるような、雪面にねっとりと板を押し付ける動きもやりやすいですね。
一方で、弾き系のトリック(オーリーやノーリーなど板の反発を使う技)に関しても、ベースプレートのレスポンスが良いため、タイミングさえ掴めばしっかりと板を弾くことができます。
あまりに柔らかすぎるビンディングだと反発をもらいにくいことがありますが、Scribeはそのあたりのバランスが絶妙です。
これからグラトリを本格的に練習したい方にとっても、癖がなく扱いやすいモデルだと考えられます。
パークやジブへの適応力
キッカーやボックス、レールといったパークアイテムでの使用感も上々です。特にジブ(人工物に乗るトリック)においては、Re:Flexシステムによる板の自然なフレックスが活き、アイテムの上での微妙なバランス調整がしやすくなっています。
多少体勢が崩れても、ガチガチに固定されすぎない分、リカバリーが効きやすいと感じる場面も多いでしょう。
キッカーに関しては、小〜中規模のジャンプであれば全く問題なく対応します。着地の際も、足裏全体のクッションが衝撃を和らげてくれるので安心感がありますね。
ただ、プロレベルの巨大なキッカーを飛ぶような場合には、もう少し剛性の高いモデルの方が安定するかもしれません。
ですが、一般的なゲレンデのパークを楽しむレベルであれば、十分すぎるほどの性能を発揮してくれるはずです。
カービング時のエッジコントロール
カービングターンに関しては、「キレッキレの高速カービング」を追求するなら、より硬いモデル(例えばBurtonのLexa Xなど)の方が向いているかもしれません。しかし、Scribeがカービングに適していないかというと、決してそんなことはありません。
中低速での丁寧なカービングや、気持ちよくGを感じるような滑りには十分対応します。
DialFLADでハイバックのフォワードリーン(前傾角度)を入れることで、ヒールサイドターンの反応を早めることができるため、セッティング次第でキレのあるターンも楽しめます。
むしろ、硬すぎないおかげで足首を使いやすく、雪面の凹凸をいなしながらスムーズにターン弧を描くことができるのはScribeならではの良さです。
「攻めるカービング」よりは「楽しむカービング」に向いていると言えますね。
パウダーでの浮力と操作感
新雪が積もったパウダーの日でも、Scribeは快適に機能します。パウダーライディングでは、細かいエッジ操作よりも面でのコントロールや、重心移動によるフロー(流れ)が大切になりますが、Scribeの適度なルーズさがここで生きてきます。
足首を柔らかく使えるため、サーフィンのような感覚で雪の上を滑るのに適しているんです。
ディレクショナルシェイプのパウダーボードに合わせても良いですし、ツインチップの板でセットバックを入れて滑る際も、違和感なくマッチします。ストラップが低温下でも硬くなりにくい素材でできているため、極寒のパウダー環境でも着脱がスムーズなのはありがたいですね。
パウダー専門機とまではいかなくとも、オールマウンテンボードとの組み合わせで十分に深雪を楽しめるポテンシャルを持っています。
初心者にも扱いやすい性能
「初心者セットを卒業して、きちんとしたメーカーのビンディングが欲しい」と考えている方にも、Scribeは非常におすすめできます。
エントリーモデル(初心者向け)よりも少ししっかりとした作りですが、扱いづらさはほとんどありません。むしろ、道具の性能が自分の技術を助けてくれる感覚を味わえるはずです。
最初の一本として選んでも、上達して中級者、上級者になってからも長く使い続けられるのがこのモデルの素晴らしいところです。
公式サイトなどでも「あらゆる地形で楽しめる」といった紹介がされていますが、まさにその通りで、自分のスタイルが定まっていない段階でも、これを選んでおけば色々なジャンルに挑戦しやすいでしょう。(参照:Burton公式サイト)
迷ったらこれ、と言える安心感がScribeにはあります。
まとめ:BURTON「SCRIBE」の総合評価について
- オールラウンドな性能でどんな地形にも対応
- ミディアムフレックスが絶妙な操作性を実現
- 足首の自由度が高くスタイルが出しやすい
- グラトリのプレス系トリックと相性が抜群
- Re:Flexシステムで板本来の性能を引き出す
- FullBEDクッションが着地の衝撃を軽減
- 3Dストラップが長時間の快適性を提供
- フォワードリーン調整が工具なしで簡単
- 初心者から上級者まで幅広いレベルに適合
- カービングも楽しめるが高速域特化ではない
- パークやジブでのリカバリーがしやすい
- コストパフォーマンスに優れた中級モデル
- ほとんどのボードに取り付け可能な互換性
- 女性専用設計でフィット感が非常に高い
- 迷ったらこれを選べば間違いない定番モデル































