スノーボードのビンディングでレディースにおすすめモデルとブランドを解説
【BURTON】CITIZENの特徴や評価をレビューは初心者向きな扱いやすい重視！型落ちがお得！
まさやん
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スノーボードの道具選び、特にビンディングは滑りの快適さを左右する大切なギアですね。
BURTON「CITIZEN」というモデルが気になっているものの、実際に自分に合っているのか、どんな評価をされているのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
特に初心者の方や、これからグラトリやフリーランに挑戦したい女性にとって、使いやすさやコストパフォーマンスは非常に気になるポイントかなと思います。
この記事では、長年多くの女性ライダーに愛されてきたBURTON「CITIZEN」の特徴や実際の使用感を、客観的な視点から徹底的に解説していきます。
要点
- 初心者や女性ライダーから高く評価される理由
- 各ジャンルにおける得意・不得意なシーン
- 軽量設計が実際の滑走にどのようなメリットをもたらすか
- 購入前に知っておきたいサイズ感やフィット感
目次
BURTON・CITIZENのスペック評価と特徴
BURTON CITIZENは、初めてスノーボードをする方や、もっとスムーズにターンを覚えたいと考えている女性のために設計されたビンディングといえます。まずはその基本スペックを確認してみましょう。
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| フレックス | ソフト（Soft） |
| マウンティングシステム | Re:Flex™（全てのメジャーマウンティングシステムに対応） |
| レスポンス | Relaxed（ゆったりとした反応） |
| クッション | Re:Flex™ FullBEDクッション |
| ハイバック | シングルパーツ / MicroFLAD™ |
| 対象レベル | 初心者 〜 中級者 |
初心者をサポートするソフトフレックス
BURTON CITIZENの最大の特徴は、非常に柔らかく設定されたフレックスにあります。スノーボードを始めたばかりの頃は、ボードをコントロールするのに必要な脚力が十分に備わっていないことが多いですよね。
そんな時、硬いビンディングだと板に力を伝えるのが難しく、操作が遅れて逆エッジなどの転倒につながってしまうことがあります。
CITIZENのようなソフトフレックスのモデルは、少ない力でもビンディングが適度にしなってくれるため、体重移動がボードへスムーズに伝わります。
膝を曲げて重心を落とす動作もしやすく、ターンのきっかけ作りを優しくサポートしてくれるでしょう。無理に力を入れなくてもボードが反応してくれる感覚は、上達を目指す段階において大きな安心感につながると考えられます。
これから基本動作をしっかり身につけたい方にとって、この「扱いやすさ」は何よりの評価ポイントになるはずです。
疲れにくい軽量設計のメリット
一日中ゲレンデで滑っていると、夕方には足がパンパンになってしまうという経験は誰にでもあるものです。
特にリフトに乗っている間、片足でボードの重さを支え続けるのは、慣れていない方にとってはなかなかの重労働ですよね。BURTON CITIZENは、素材選びや構造の工夫により、軽量に仕上げられている点も魅力の一つです。
足元のギアが軽いということは、それだけ足への負担が減ることを意味します。リフト乗車中はもちろん、滑走中の操作においても、足を取り回すのが楽になるため、体力の消耗を抑えられるでしょう。
疲れにくいということは、それだけ長く滑っていられるということであり、結果的に練習時間を多く確保できることにもつながります。軽快な装備でストレスなく雪山を楽しみたい女性にとって、この軽量設計は大きなアドバンテージになると言えます。
女性に特化したトゥルーフィット構造
スノーボードギアにおいて、男性用モデルをただサイズダウンしただけのものは、女性の骨格や脚力に完全にマッチしないことがあります。
BURTONのレディースモデルには「トゥルーフィット」という設計思想が取り入れられており、CITIZENもその例外ではありません。
これは、女性のふくらはぎの形状や足のサイズに合わせて、ハイバックの高さや形状、ベースプレートの設計などが調整されているものです。
具体的には、女性のふくらはぎは男性よりも低い位置にあることが多いため、ハイバックがそれに合わせて設計されており、圧迫感の少ない快適なフィット感を実現しています。
道具が自分の体に合っていると、余計なストレスを感じることなく滑走に集中できるでしょう。女性専用に考え抜かれた設計だからこそ得られる一体感は、長時間のライディングでも快適さを損なわないための重要な要素となります。（参照：BURTON公式サイト）
フィット感に優れたストラップシステム
ビンディングの良し悪しを決める上で、ブーツを固定するストラップの質は非常に大切です。CITIZENには、足首を包み込む「Reactstrap」と、つま先をホールドする「Supergrip Capstrap」が採用されています。
これらのストラップは、ブーツの形状に合わせて隙間なくフィットするように作られており、締め付けによる痛みが出にくいのが特徴です。
特にトゥストラップ（つま先側）は、ブーツのつま先部分に被せるように装着することで、かかとをヒールカップの奥へと押し込み、ズレを防いでくれます。
また、バックルには「Smooth Glideバックル」が使われており、少ない力でスムーズに締め上げたりリリースしたりできるのも嬉しいポイントですね。
寒い雪山でグローブをしたままでも簡単に操作できるので、装着の手間取って焦ることも少なくなるでしょう。確実なホールド感と快適な操作性は、スノーボードを楽しむ上で欠かせない要素です。
Re:Flexがもたらす自然なボードの撓み
BURTONのビンディングでよく耳にする「Re:Flex（リフレックス）」という技術についても触れておきましょう。これは、ベースプレートの底面を肉抜きし、ディスク部分がボードのフレックス（しなり）を妨げないようにする構造のことです。
従来の硬い円盤状のディスクを使うビンディングでは、足元の部分だけボードが硬くなってしまい、板本来のしなりを感じにくいことがありました。
CITIZENに採用されているRe:Flexは、ボードと一緒にビンディング自体も柔軟にしなるように動くため、ボードの性能を最大限に引き出してくれます。
これにより、足裏で雪面を感じやすくなり、よりナチュラルな乗り心地を体験できるはずです。
また、このシステムはBURTONの板（The Channel）だけでなく、他社の一般的な板（4×4など）にも取り付け可能なので、板を選ばずに使える汎用性の高さも評価できる点と言えます。
ジャンル別に見るBURTON・CITIZENの評価
ここでは、BURTON CITIZENが実際にどのような滑りのスタイルに適しているのか、ジャンルごとに詳しく見ていきます。
ソフトフレックスな特性上、得意な分野とそうでない分野がはっきりしているモデルですので、ご自身のやりたいスタイルと照らし合わせてみてください。
| ジャンル | 評価（5点満点） |
|---|---|
| カービング | |
| フリーラン | |
| パウダー | |
| グラトリ（弾き系） | |
| グラトリ（乗り系） | |
| ラントリ | |
| キッカー（小〜中） | |
| キッカー（中〜大） | |
| ジブ |
低速域での快適なフリーラン性能
ゲレンデを気持ちよく流すフリーランにおいて、CITIZENは初心者から初級者が楽しむ速度域で非常に高いパフォーマンスを発揮します。
先述の通りフレックスが柔らかいため、低速でも板の操作がしやすく、凹凸のある斜面でも膝を使って衝撃を吸収しやすいのが特徴です。景色を楽しみながらゆっくり滑るクルージングには最適の相棒となるでしょう。
一方で、スピードを出してガンガン攻めるような滑りには、少し頼りなさを感じる場面があるかもしれません。高速域になると、ボードにかかる負荷が大きくなるため、ビンディングにもそれを受け止める剛性が必要になります。
CITIZENは柔らかい分、高速での細かい振動を拾いやすかったり、エッジへの力伝達がマイルドすぎたりすることが考えられます。したがって、ハイスピードでの安定感よりも、低中速での操作性や快適性を重視するライダーに向いている評価となります。
グラトリのプレスがしやすい柔軟性
近年人気のあるグラトリにおいて、CITIZENはその柔軟性を活かせる場面が多くあります。特に、板をしならせてノーズやテールに体重を乗せる「プレス系」のトリックや、バター系の動きには非常に適しています。
足首の自由度が高いため、スタイルを出したり、無理な体勢からリカバリーしたりするのが容易です。
これからグラトリの基礎であるプレスやオーリーを練習したい方には、扱いやすいモデルと言えるでしょう。ただし、板の反発を使って高く飛ぶ「弾き系」の高難度トリックを目指す場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
瞬発的な反応速度（レスポンス）が求められる動きでは、ビンディングが力を吸収してしまい、板の反発を最大限に引き出すのが難しくなるからです。
とはいえ、グラトリ入門として、まずは板の扱い方を覚える段階では、この柔らかさが逆に変な癖をつけにくく、良い練習台になってくれると考えられます。
パーク入門に適したジブの操作感
ボックスやレールなどの人工物に乗るジブアイテムにおいても、CITIZENのソフトフレックスはメリットに働きます。
ジブでは、ガチガチに固定されたビンディングよりも、ある程度足首が動かせる方がバランスを取りやすく、アイテムへの入りや着地での微妙な調整がしやすいからです。スタイルを出しながらアイテムを擦るような動きには、このルーズな感覚がマッチするでしょう。
また、軽量であるため、アイテムへのアプローチで板を取り回しやすい点もプラスに働きます。初めてボックスに入る時の恐怖心を、操作性の良さが少し和らげてくれるかもしれません。
ただし、大きな衝撃が加わるようなハードな使い方は想定されていないエントリーモデルであるため、パークメインでハードに使い倒すなら、耐久性の面でもう少し上のランクのモデルを検討するのも一つの選択肢です。あくまでパーク「入門」として、安全に楽しむ範囲での使用が適していると言えます。
高速カービングにおける安定性の確認
カービングターンを極めたい、あるいはカミソリのように鋭いターン弧を描きたいという方にとって、CITIZENの評価は少し慎重になる必要があります。
カービングでは、ブーツからビンディング、そしてエッジへと、いかにロスなく瞬時に力を伝えられるかが重要になります。
CITIZENのようなソフトフレックスでハイバックが柔らかいモデルは、強い遠心力や荷重に対して「よじれ」が生じやすく、エッジグリップが甘くなる傾向があります。
もちろん、緩斜面での基礎的なカービング練習ができないわけではありません。むしろ、最初は低速で丁寧なエッジ操作を覚えるのに役立ちます。
しかし、斜度が急になったりスピードが上がったりすると、板を抑え込む力が逃げてしまい、ターンがずれやすくなる可能性があります。
本格的なカービングを目指すのであれば、もう少しフレックスが硬く、レスポンスの良いモデルの方が、より安定した滑りを楽しめるでしょう。
パウダーランでの操作性と適性
パウダー（新雪）での滑走に関しては、CITIZENの柔らかさがサーフィンのような浮遊感を楽しむ手助けをしてくれます。
パウダーではエッジを立てる滑りよりも、面で雪を捉えてスムーズに動くことが求められるため、足首の自由度が高いビンディングは相性が悪くありません。
特にツリーランのような細かい木々の間を抜ける際や、緩い斜面のパウダーをまったり滑る時には、その操作性の良さが活きるはずです。
ただし、深いパウダーで転倒した際や、荒れた非圧雪バーンを突破する際には、ある程度のパワー伝達力が必要です。
柔らかすぎるがゆえに、瞬時の切り返しが遅れたり、雪の抵抗に負けてしまったりすることもあるかもしれません。パウダー専用機というわけではありませんが、ゲレンデ脇のパウダーを少し楽しむ程度であれば、十分にその楽しさを味わえるポテンシャルは持っていると言えます。
総括：初心者に向けたBURTON CITIZEN評価
最後に、BURTON CITIZENはどのようなライダーにとってベストな選択となるのかをまとめます。このモデルは、とにかく「スノーボードを嫌いにならないための快適さ」を最優先に作られていると感じられます。
痛くなりにくく、疲れにくく、そして思い通りに板が動いてくれる。これらは初心者が上達するための土台として非常に大切な要素です。
エキスパートのような鋭い滑りや高いジャンプには向かないかもしれませんが、週末に楽しく滑りたい、友達と一緒にゲレンデを自由にクルージングしたいという目的には、これ以上ないほどコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
無理にオーバースペックな道具を使うよりも、自分のレベルやスタイルに合ったCITIZENを選ぶことで、結果的にスノーボードの上達も早くなり、雪山での一日がより楽しいものになるはずです。
まとめ：BURTON・CITIZENの評価について
- 非常に柔らかいソフトフレックスで、初心者でも板の操作が容易
- 軽量設計により、リフト乗車中や長時間の滑走でも足が疲れにくい
- 「トゥルーフィット」構造で、女性のふくらはぎや足の形に快適にフィット
- Re:Flexシステム採用で、ボード本来の自然なしなりを妨げない
- ストラップのクッション性が高く、締め付けによる痛みが出にくい
- 低速でのフリーランやクルージングに最適な操作性を持つ
- グラトリのプレス系トリックやバター系の動きには相性が良い
- 足首の自由度が高く、ジブやパークの入門用としても扱いやすい
- 高速滑走やキレのあるカービングでは安定性に欠ける場合がある
- 弾き系の高難度グラトリにはレスポンス不足を感じる可能性がある
- パウダーではサーフライクな動きを楽しめるが、深雪でのパワー伝達は弱め
- エントリーモデルとして価格が抑えられており、コストパフォーマンスが高い
- 全てのメジャーなマウンティングシステムに対応しており、板を選ばない
- 激しい動きをする上級者よりも、快適さを求める初中級者に適している
- スノーボードの楽しさを知り、基礎を固めるための最初の一台として評価が高い
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フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30～50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
