ボード

スノーボードの形状【種類別に特徴を解説】

『形状』ですが、この言葉を聞いたことがありますか?この記事では、スノーボードの形状についてまとめています。形状とは、ボードを地面に置いたとき真横から見たボードの反り方のことを言います。

 

スノーボードの形状にはさまざまな種類があります。各社ごとに特徴がある形状がリリースされていますね。似ている形状もあったりと、細かく見るととても複雑ですが、基本的にまとめることができます。

 

スノーボード選びにおいてとても重要で間違えると買い替えも考えるレベルですから、知らない方は絶対に知っておくことをおすすめします!

要点:形状には大まかに6つ
  • キャンバー
  • ダブルキャンバー
  • ロッカー
  • フラット
  • ハイブリット

これらの形状について特徴・メリット・デメリットを解説していきますね。しっかりとあなたの用途にあった形状を選んでいきましょう!

【簡単なプロフィール】管理人:まさやん

  • スノーボード歴は13年(ある大会でエアー部門3位)
  • 長野で住み込み篭り経験あり
  • オフはスケボー、サップを楽しむ
  • 実は二児のパパ(笑)

スノーボードの形状は大きく3種類

スノーボードにはさまざまな形状がありますが、基本となる形状は「キャンバー」「ロッカー」「フラット」の3つです。あとは、それの組み合わせや細かな違いがあります。まずは、この3つのメリット・デメリットを解説します。

スノーボード形状①キャンバー

先ほどから何度も出ているキャンバーはスノボー定番の形状です。この形状がスノーボードの発祥といわれています。

 

何においても最初に開発されたものが広まっていくのは分かりますね。Burtonがスノーボードを開発してパイオニア企業になったのと同じことです。というかBurtonのリリースした形状です。

 

しかし、ロッカーの登場や二つの良さを持ちわせているダブルキャンバーなどの台頭によって一昔前からするとキャンバーボードの数はかなり減っています。

 

キャンバーとは地面に置いた時に地面とボードの間に隙間ができます。ボードがアーチ状になっています。ボード中心を頂点に図のように反りかえっていることが特徴です。

キャンバーのメリット・デメリット

キャンバー形状は、ターン、ジャンプなどスノーボードに欠かせない動きに威力を発揮します。ターンでの重心移動、ジャンプのときのアプローチやランディングの安定さは、とても定評があります。

 

要するにスノボーの基礎を学ぶには最もキャンバーボードが適していると個人的には思っています。これには異論があるという人もいることは知っています。

 

エッジかかりが少ないロッカーが初心者に向いているという人もいますが初めからキャンバーで慣れた方が僕は良いと感じています。

 

ロッカー乗りを覚えてしまうとキャンバーになったときに矯正が必要になるからです。僕の友人がキッカーにトライすためにキャンバーに乗り換えてとても苦労していたので。

 

ただ、初心者はロッカーの方が絶対に滑りやすいです。先ほども言いましたが逆エッジで転倒するリスクが低くなります。雪面にエッジが接しないよう反りかえっていますからね。

 

ここの判断は難しいところで、初心者におすすめするのであれば、僕個人の意見としては柔らかいキャンバーボード、次に挙げるダブルキャンバーなどをおすすめます。

メリット
  • 荒れたバーンでも安定しやすい
  • キッカーでオーリーをかけやすい
  • 雪面のエッジのグリップ力が強い
デメリット
  • パウダーで沈む
  • 逆エッジのリスクが高い

ピュアポップキャンバー (BURTON)

キャンバーとフラットの良いところ取りの形状となります。BURTONではこのような呼び方ですが、他メーカーだとキャンバーとして明記されていることもあります。

 

キャンバー特有の反発力・レスポンスはもちろんのことですが、足元をフラットにして直ぐにノーズ・テールに向かいカーブする形状のため、エッジ掛かりを軽減します。

 

キャンバーよりもポップな動きに対応することが可能です。このようにひと言でキャンバーといってもメーカーにより設定が異なることも多々あります。

おすすめキャンバーボードは?

スノーボード形状②ロッカーボード

ダブルキャンバーボードの説明の前にロッカーボードから見ていきましょう。はじめは、ロッカーと言われる形状は存在しませんでした。

 

スノーボード発祥時にはキャンバーと言われる形状しかありませんでした。パウダースノーを楽しむためにどうにか滑りやすい雪に埋まらないボードはないか?ということで設計されたボードがロッカー形状です。

 

そこからいろいろな形状が派生してスノーボーダーにボードの選択を楽しませてくれています。

 

ロッカーと説明に対してU字を描くようにノーズとテールが浮き上がっています。キャンバーという形状と全く逆の効果が得られます。

ロッカーのメリット、デメリット

簡単に言うとすでにしなっているボードです。すでにしなっているボードに乗ると、どのような滑りになるんでしょうか?メリット、デメリットを挙げてみます。

メリット
  • パウダーで浮くこと
  • ジャンプもターンも少ない力で行える
  • 逆エッジがキャンバーに比べ軽減!
デメリット
  • 荒れた雪面の衝撃をモロにくらう
  • 荒れた雪面はターンでぶっ飛ぶかも?
  • ジャンプは力むとすっぽ抜ける

ロッカーボードで最も気になることは荒れたバーンで板がバタつくことです。やはりロッカー形状は板が柔らかいため高速で滑ると安定性が欠けます。

 

柔らかいためグラトリに取り組みたい人におすすめな形状なことは言うまでもないですね!プレス、バター系のトリックは得意としますが、弾く系のトリックは苦手になります。

 

グラトリでもバター、プレス系に重きを置く人や初心者で逆エッジが怖い人にはおすすめします。以上がロッカーの説明です。

 

これから紹介するのは、ロッカーのデメリットを少なくした形状の説明です。要はロッカーの進化系といっても良いかもしれません。ロッカーの良さとキャンバーの良さを合わせ持ついいとこどりの形状です。

ロッカーボードのおすすめボード

スノーボード形状③フラットキャンバー

ダブルキャンバーと同時期に発売されたフラットキャンバー。平たい地面に置くとぴったりと地面にくっつきます。

 

言うならば、キャンバーとロッカーの中間の形状と言えるでしょう。じつはこの形状を初めに取り入れたのは、日本のあるメーカーなんです。

 

フラットキャンバーはボードがぴたりと雪面に接しているので、ボードコントロールが行いやすいです。エッジも接してるので、スピンの動作がとても間単にできるでしょう。

 

ということはツインチップでフラットキャンバーボードは、グラトリ、スピン、パークなど多彩なスタイルに合わせれます。

おすすめなフラットボード

スノーボード形状の発展版

これまで見てきた「キャンバー」「ロッカー」「フラット」が基本的な形状です。それらを組み合わせた形状をこれから見ていきましょう。各メーカーさまざまな形状があり似ているけど名称が異なったりとややこしい部分があるかもですが、まとめてみました!

ハイブリットロッカー(ダブルキャンバー)

ダブルキャンバーのデメリットダブルキャンバーボード

読んで字のごとく、キャンバーが2つある板のことです。ボードの中心はロッカーと同じですが、前足と後足の下に「反り」があります。板の中心が「ロッカー」だからハイブリットロッカーと覚えておけば混乱しません。

 

基本的にはダブルキャンバーと呼ばれることが多いです。

 

各メーカー呼び方が違いますが、同じ構造をしたボードが多くリリースされていますね。ダブルキャンバーのメリットとは何でしょうか?

ロッカーの弱みをキャンバーで解消?

ダブルキャンバーは、ロッカーと同じメリットを持っています。そのため、パウダーでは浮力があり、グラトリがしやすく、さらに逆エッジもにもなりにくいです。

 

ロッカーのデメリットを2つのキャンバーが解消しています。荒れたコースでもしっかりボードを踏むことができるし、パウダー上でもジャンプできるし、キッカーでもまくられにづらくなります。

 

こう聞くとダブルキャンバーがいいね!となりますがそうとは限りません。キャンバーほどの板の反発はないし、ロッカーほどの逆エッジの軽減もないです。

 

初心者から上級者までが乗れるオールマイティなボードのため性能が偏っていないのが特徴です。

 

デメリットを挙げるとするならば中途半端な板ということが言えます。が、最近はそれといってキャンバーと遜色ない感じがしています。そのためキャンバーのシェア落ちてきていますね。

フライングV(Burton)

BURTONには「FLYING V」という形状の板があります。見た目はダブルキャンバーと似ていますが、板の中心のロッカー部分がダブルキャンバーよりも強く入っています。

 

そのためダブルキャンバーよりも操作性が良くなります。BURTONの板では、この「FLYING V」を多くの板で採用していますね。同じ名前の板でも「FLYING V」と「ピュア・ポップ・キャンバー」の2種類がある場合もあります。

ダブルキャンバーのおすすめボードは?

ハイブリットキャンバー(ダブルロッカー・ツインロッカー)

ダブルキャンバーのデメリット

ボードの中心はキャンバー形状ですが、ノーズ・テールにかけてはロッカー形状をしています。ロッカー性能を持っているため踏み込めばしっかり反発が返るボードです。板の中心が「キャンバー」だからハイブリットキャンバーで覚えておきましょう。

 

滑走時にエッジがかかりやすく、オーリーの反発もよく操作性も良いバランスの取れたボードです。要するに、グラトリもキッカーもフリーランもいろいろトライしたい!という方におすすめできるオールラウンダー向けのボードです。

ハイブリットキャンバーの特徴は?

ハイブリットキャンバーは、ロッカーのようなルーズさがありますが、キャンバーもあるため板の反発を得ることができます。エッジ掛かりを押させつつもしっかりとして乗り心地になりますね。

 

キャンバーがあるため雪面をグリップする力も高めてくれるため安定性が増しています。また、ノーズ・テールがロッカー形状のためにパウダー滑走時にも浮力を確保しやすいです。

パウダーロッカー(マウンテンロッカー・Sロッカーなど)

ダブルキャンバーのデメリット

スノボーの中にはパウダースノーを滑るためだけに開発された板もあります。パウダーの環境で力を発揮します。キャンバーなどでパウダーを滑れば、ノーズが沈んでしまうことがあります。

 

しかし、このパウダーロッカーでは、そのようなことはありません。普通に滑るだけで勝手に埋もれずに新雪を滑ることができます。パウダーボードの形状は他にもいくつかありますがこの2つを知っていれば大丈夫です。

おすすめパウダーボード

用途・熟練度によって形状は違う

この形状については奥が深いですね。用途・熟練度・ジャンルによって異なります。これといった絶対的なものはありません。

 

たとえば、初心者を例にすると逆エッジをなくしたいという目的のみで選ぶとロッカー形状が良いです。ただ、スノーボードの上達のことを考えると別の選択肢。個人的にはキャンバーをおすすめします(もしくはダブルキャンバーorフラット)。

 

グラトリにおいてはフラットもしくはキャンバー、プレス主体であればロッカーでも良いかも。というように本当にグラトリというジャンルの中でも考え方によって形状の選択は変わってきますね。

さいごに

ここでは代表的な形状について解説してきました。メーカーによって同じ形状でも呼び名が違ったりします。ややこしいですが慣れですね(笑)ここにあるのを覚えておけば基本的に困ることはありませので!

 

さらにスノーボードを選ぶには形状以外の知識も必要となります。スノーボードの選び方については「スノーボードの選び方!初心者が失敗しないための知識をまとめ」を参考にしてくださいね!

ABOUT ME
まさやん
年間滑走回数30-50日程度。冬は雪山に篭もりがち。雪解けからはスケボーやSUPに取り組んでいます!
お困りならコチラを参考にしてください!
スノーボードのビンディングの選び方 スノーボード板の選び方スノーボードブーツの選び方
RELATED POST