スケートボードのトラックの選び方!サイズ幅や種類について!
- スケートボードのトラックって何が違うの?
- トラックのサイズが合わない、、、
- トラックを間違えて買ってしまったかも、、、
というスケボーのトラック選び方が分からない人向けにこの記事をまとめました。スケボーでも重要な役割を担っているトラックですから、各ブランドさまざまな製品をリリースしています。
一見するとどれも同じでデザイン性で決めればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、実は細かな違いがあるため理解することで、こんなはずじゃなかったのに、、、ということもなくなります。
それでは詳細なスケボーのトラックの選び方を紹介していきます。実際どんな商品がおすすめなのかも最後で紹介していきますので、迷ったらそちらを参考にしてくださいね。
トラックの選び方①LO(ロー)・HI(ハイ)
どのブランドにもLO(ロー)・HI(ハイ)という規格があります。場合によってはMI(ミドル)の設定があるブランドもありますね。これはトラックの高さを示しています。
見た目だとほんとに誤差程度に思うかもしれませんが、この高さの違いが全く使う感覚が異なってきます。それぞれ一長一短ありますので、違いをよく理解しておくと良いですよ。どちらが良い・悪いではなくて、滑っているとスケーターによって好みが違ってきます。
LOの特徴
- 車高が低いため53mm程度のウィールが装着可能。
- トラックの可動域が狭く、ターン性能が落ちますが安定感がある。
- トリック時にテールを叩くタイミンがHIより早い。
スケートボードに安定感を求める必要がある初心者にはLOが比較的扱いやすいです。ただ、初心者だからLOというわけでもありません。まず、どちらに乗っても慣れると、そのトラックの高さがその人の基準になります。
LOを乗っていてHIに変えると違和感や難しさが出てきます。逆も同じことです。初めから目的に合わせてトラックを選んで慣れる方が良いですよ!ランプのような種目はLOを選ぶと安定感もあり滑りやすいです。トリックでもコントロール重視なトリックはLOがおすすめです。
HIの特徴
- 車高が高いため大きな直径ウィールが装着可能
- トラックの可動域が広く、よりクリックにターンすることができる。
- トリック時にテールを叩くタイミングがLOより遅れる。
HIの最大のメリットといえば、オーリーの高さが出しやすいことです。テールを弾くタイミングが遅い、つまりは、デッキがより高く持ち上がった状態からオーリーすることができます。そのためデッキを弾き高さが求められるトリックがやりやすくなります。
ストリート・トリックを取り組むスケーターが好んで使っている傾向がありますが、個々の好みになりますね。
LO(ロー)・HI(ハイ)のメリット・デメリット
以下は、スケートボードのトラックのLO(ロー)・HI(ハイ)のメリット・デメリットを比較表にまとめたものです。
トラックのタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
LO(ロー) | – 低い位置に取り付けられるため、スケートボードが安定しやすい – グラインド時のバランスが取りやすい – ボードが地面に近いため、オリーリングがしやすい | – オーリーが若干しにくい – 跳ね上げるトリックの際に地面に接触しやすい – カービング時のターンが浅めになりやすい |
HI(ハイ) | – オーリーがしやすい – 跳ね上げるトリックの際に地面と接触しにくい – カービング時のターンが深くなりやすい | – 低い位置に取り付けられるLOに比べて、スケートボードがやや不安定に感じられることがある – グラインド時のバランスがやや難しい |
これらの特性を考慮して、個々のスケーターの好みやスタイルに合わせてトラックを選ぶことが重要です。自分の滑りに合ったトラックを選ぶことで、より快適なスケート体験ができるでしょう。
トラックの選び方②重量
スケートボードでトラックの重量は気になる人が多い項目です。たとえば、重量が軽い自転車と重い自転車はどちらが早く走れるでしょうか?当たり前ですが前者ですよね。
それと同じでスケートボードは軽ければ軽いほど早くも走れますし、少ない力で操ることができます。重い方が力の入れ方、扱いにくいうことは想像すると分かるかもしれません。
トラックの軽量化ということで各ブランドで独自に工夫して設計されています。そのため、重量については、ブランドごとでも違います。その中でも、軽いもの重いものもあります。
トラックの選び方③おすすめブランドとサイズ
ここではトラックトップシェア3ブランドを紹介していきます。デッキサイズに推奨されるトラックサイズはブランドごとに違います。おすすめトラックと目安数値も掲載しておきます。それに合わせておけば基本的に間違えることはないでしょう。
- デッキサイズを確認
- HIかLOどちらが良いか決める
- 価格帯・ブランドを決める
このように選んでいけば比較的絞っていくことができます。トラックの価格帯については、7,000円台から15,000円ほどになります。
多い価格帯は10,000円前後です。ブランドごとにそれほど大差はありません。15,000円のような高価格帯のトラックはチタン合金など特殊な金属が使われています。
基本的には7,000~10,000円程度のトラックで十分ですね!
INDEPENDENT
デッキサイズ | トラックサイズ |
7.5 inch – 7.875 inch(19.0cm – 20.0cm) | 129 |
7.875 inch – 8.125 inch(20.0cm – 20.6cm) | 139 |
8.125 inch – 8.375 inch(20.6cm – 21.3cm) | 144 |
8.375 inch – 8.625 inch(21.3cm – 21.9cm) | 149 |
8.625 inch – 9.0 inch(21.9cm – 22.8cm) | 159 |
上記がデッキサイズとトラックサイズになります。この基準でINDEPENDENTのトラックを選んでみましょう。INDEPENDENTでは、「HI」「MID」「LO」の設定があります。どれが良いか分からない場合は、以下人気があるトラックを紹介しておきます。
【重さ】 129 : 379g 139 : 391g 144 : 398g 149 : 402g 159 : 407g 169 : 417g
【高さ】 MID : 63mm
【重さ】 129 : 350g 139 : 360g 144 : 368g 149 : 370g
【高さ】 MID : 62mm
VENTURE
デッキサイズ | トラックサイズ |
7.5 inch – 7.875 inch(19.0cm – 20.0cm) | 5.0 |
7.875 inch – 8.125 inch(20.0cm – 20.6cm) | 5.2 |
8.125 inch ~ 8.375 inch(20.6cm ~ 21.3cm) | 5.6 |
8.375 inch ~ 8.625 inch(21.3cm ~ 21.9cm) | 5.8 |
8.625 inch(21.9cm) 以上 | 6.1 |
上記がベースとなるデッキサイズとトラックサイズです。あとは製品ごとに車高「HI」「LO」と「重量」が異なってきます。VENTUREで人気があるトラックを紹介しておきます。
【重さ】 5.0 LO : 355g 5.2 LO : 370g
【高さ】 LO : 58mm
【重さ】 5.0 HI : 353g 5.2 HI : 372g 5.6 HI : 376g 5.8 HI : 380g 6.1 HI : 383g
【高さ】 HI : 63mm
THUNDER
デッキサイズ | トラックサイズ |
〜 7.4 inch(18.8cm) | 143 |
7.5 – 7.875 inch(19.0cm – 20.0cm) | 145 |
7.875 – 8.125 inch(20.0cm – 20.6cm) | 147 |
8.125 – 8.375 inch(20.6cm ~ 21.3cm) | 148 |
8.375 – 8.625 inch(21.3cm ~ 21.9cm) | 149 |
8.625 – 8.875 inch(21.9-22.5cm) 以上 | 151 |
8.875inch(22.5cm) – | 161 |
THUNDERの特徴はトラックが軽いことです。車高のHIでもほかブランドLO程度の高さになるため安定感があるトラックが揃っています。
【高さ】 143/145/147 HI : 60mm 148/149/151/161 HI : 62mm
【ブッシュカラー】 143/145/147/149/151/161 : 青 148 : オレンジ
【高さ】 147 HI : 59mm
まとめ:トラックはデッキサイズの確認必須!
トラックの選び方について基本的なことをまとめました。特に、デッキサイズによって推奨されるトラックサイズが異なります。この部分は絶対に抑えておきましょう!
難しことではないので、しっかりとウィールの選び方を覚えていただけたら嬉しいです!全体的なスケボーの選び方をまとめている記事もあるためそちらも参考になれば幸いです。