【DRAKE】DFの評価はオールラウンドで特にパークに適性が高いボード!

スノーボード選びって、本当に悩みますよね。たくさんのブランドやモデルがあって、「自分に合うのはどれなんだろう?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特に、フリースタイルを楽しみたいと考えている方なら、イタリア発の人気ブランドDRAKE(ドレイク)の「DF」というモデルが気になっているかもしれません。
「DRAKE「DF」の評価は実際どうなの?」「どんな滑りに向いているの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではDRAKE「DF」の評価を徹底的に掘り下げていきます。
ボードの形状や硬さといった基本的なスペックから、得意なライディングスタイル、パークやグラトリでの適性、そしてオールラウンド性能まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、DFがあなたの滑りにフィットするのか、きっと判断材料が見つかるはずです。ぜひ、ボード選びの参考にしてくださいね。
- DRAKE「DF」の形状、硬さ、構造などの基本スペック
- フリースタイル(パーク・グラトリ)での適性
- 初心者から上級者まで対応するレベルの広さ
- 上位モデルDF PROとの性能や特徴の違い
DRAKE「DF」のスペックから見る評価
対象 | メンズ |
形状 | ダブルキャンバー |
シェイプ | ツインチップ |
ボードの硬さ | 10段階中4(やや柔らかい) |
対象レベル | 初心者から上級者 |
サイズ | 152,155,158,156W |
形状はダブルキャンバー?その評価は?
DRAKE「DF」のボード形状には「ダブルキャンバー」が採用されています。これは、足元の部分が盛り上がったキャンバー形状と、ボード中央部分が逆反りになったロッカー形状の、両方の特徴を組み合わせたハイブリッドな形状です。
このダブルキャンバー形状により、キャンバーボードが持つエッジグリップ力や反発力(ジャンプ時の跳ね返り)を保ちながら、ロッカーボードのようなスムーズなターン導入や、低速時での板の操作しやすさを実現しています。
特に、プレス系のグラウンドトリック(グラトリ)や、ボックス・レールといったアイテムへのアプローチがしやすくなるというメリットがあります。
また、パウダースノーでの浮力も得やすいため、ゲレンデ内の様々なコンディションに対応しやすい形状と言えるでしょう。初心者にとっては逆エッジのリスクを軽減し、中級者以上にとってはトリックの幅を広げる助けとなります。
フレックスは柔らかめ?評価を解説
DRAKE「DF」のフレックス(板の硬さ)は、10段階評価で「4」または「3」とされており、「やや柔らかめ」に分類されます。
この柔らかめのフレックスは、少ない力で板をしならせることができるため、特にグラトリでのプレス(板を押し付ける動作)や、ジブアイテム(レールやボックス)への対応がしやすいという特徴があります。低速域でのコントロール性にも優れており、細かい動きやトリックの練習に適しています。
ただし、柔らかい反面、高速でのカービングターンにおける安定性や、大きなキッカーでの着地時の安定感は、硬めの板に比べてやや劣る可能性があります。
とはいえ、DFは全くの初心者向けというわけではなく、フリースタイルを中心にオールラウンドに楽しみたいライダーにとって扱いやすいバランスのフレックス設定と言えるでしょう。より硬いフレックスを求める場合は、上位モデルのDF PRO(フレックス6)が選択肢となります。
シェイプは扱いやすいツインチップ
DRAKE「DF」のシェイプ(板の形状)は「ツインチップ」です。これは、ボードの前方(ノーズ)と後方(テール)の形状、そして硬さが全く同じになっているデザインを指します。
ツインチップの最大のメリットは、進行方向を切り替えるスイッチスタンス(利き足と逆の足を前にして滑ること)での滑走が非常にしやすい点です。レギュラースタンス(利き足を前にして滑ること)と同じ感覚で滑れるため、グラトリでのスピン系トリックや、パークでのジャンプの着地などで有利になります。
また、形状に前後がないため、どちらの方向に進んでも同じ乗り心地が得られ、バランスが取りやすいのも特徴です。
フリースタイル系のライディング、特にグラトリやパークライディングを重視するライダーにとっては、このツインチップ形状は非常に扱いやすく、トリックのバリエーションを増やすのに役立ちます。初心者にとっても癖がなく、基本的な滑りを習得しやすい形状と言えます。
高品質な素材と構造を評価
DRAKEのスノーボードは、ブランド全体として高品質な素材と最新技術を採用していることで評価されています。DFモデルにおいても、その特徴は随所に見られます。
例えば、滑走面には「シントラ6000ベース」という高品質なP-TEX素材が使われています。これは耐久性が高く、よく滑る(スピードが出やすい)という特徴を持っています。
ボードの芯材には、高品質なポプラ材を使用したウッドコアが採用されており、これが板の基本的な反発力や乗り味を生み出しています。
さらに、サイドウォール(ボード側面)にはウレタン素材が使われています。これは衝撃吸収性に優れており、滑走中の振動を軽減し、よりスムーズな乗り心地を提供します。
また、カーボンとケブラーを組み合わせたストリンガー(芯材に埋め込まれた補強材)が、ボードのねじれ剛性を保ちつつ、均一なパワー伝達と反発力を生み出しています。これらの素材と構造が高いパフォーマンスと耐久性を両立させています。
初心者もOK?対応レベルを評価
DRAKE「DF」は、メーカーの示す対応レベルとして「初心者から上級者まで」とされており、幅広い層のライダーに適したモデルと言えます。
その理由として、まず「ダブルキャンバー形状」と「やや柔らかめのフレックス」が挙げられます。ダブルキャンバーは、ターン時にエッジが引っかかりにくい(逆エッジになりにくい)特性があるため、ターン練習中の初心者にとって安心感があります。
また、柔らかめのフレックスは低速でも板をコントロールしやすく、少ない力でターンやトリックのきっかけを作りやすいです。
もちろん、ただ乗りやすいだけでなく、グラトリやパークでのトリックに必要な反発力や操作性も備えているため、フリースタイルを楽しみたい中級者や、さらにスキルアップを目指す上級者にも対応できるポテンシャルを持っています。
初めてのスノーボードとしても、その後のステップアップを見据えた板としても選択肢に入る、非常に汎用性の高いモデルと評価できます。
DRAKE「DF」のライディング性能と適性を評価
カービング | |
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フリーラン | |
パウダー | |
グラトリ(弾き系) | |
グラトリ(乗り系) | |
ラントリ | |
キッカー(小~中) | |
キッカー(中~大) | |
ジブ |
フリースタイル性能を評価
DRAKE「DF」は、スノーボードの中でも特に「フリースタイル」というジャンルにおいて高い評価を得ています。フリースタイルとは、ジャンプ(キッカー)、レールやボックスなどの人工物(ジブ)、平らな斜面でのトリック(グラトリ)など、自由なスタイルで滑ることを指します。
DFがフリースタイルに適している理由は、まずその「ダブルキャンバー形状」にあります。この形状は、板の反発力を活かしたジャンプや、トリックのきっかけとなる板の操作をしやすくします。
加えて、「やや柔らかめのフレックス」と「ツインチップ形状」もフリースタイル性能を高める要素です。
柔らかい板は少ない力で扱え、プレス系の技や細かな動きに対応しやすく、ツインチップはスイッチスタンス(逆向きでの滑走)を容易にするため、トリックの幅が広がります。まさにフリースタイルを楽しむための機能が詰まったモデルと言えるでしょう。
パーク(キッカー・ジブ)での評価
ゲレンデ内に設置されたジャンプ台(キッカー)や、レール、ボックスといったアイテム(ジブ)が設置されたエリアを「スノーパーク」と呼びます。DRAKE「DF」は、このパークライディングにおいて特に高い適性を持つと評価されています。
ダブルキャンバー形状は、アイテムへのアプローチや着地時にエッジが引っかかりにくいというメリットがあります。これにより、スムーズな滑り込みや安定した着地をサポートします。特に、ボックスやレールの上を滑る際には、板を扱いやすく感じられるでしょう。
また、やや柔らかめのフレックスは、ジブアイテム上で板をしならせる「プレス」系のトリックを容易にします。反発力も備えているため、中小サイズのキッカーでのジャンプにも十分対応可能です。衝撃吸収性に優れたサイドウォール構造も、着地時の安定感に貢献します。パークで様々な技に挑戦したいライダーにとって、DFは頼れる相棒となるはずです。
グラトリ適性を評価
「グラトリ(グラウンドトリック)」は、ゲレンデの緩やかな斜面などで、ジャンプをせずに板をしならせたり回転させたりするトリックのことです。DRAKE「DF」は、このグラトリを楽しむ上でも高い適性を持っています。
その大きな理由は、「ダブルキャンバー形状」と「やや柔らかめのフレックス」の組み合わせにあります。ダブルキャンバーは、板の中央部分が雪面から浮いているため、回転系のトリックで板を回しやすく、逆エッジのリスクも軽減します。
柔らかめのフレックスは、少ない力でノーズやテールを雪面に押し付けるプレス系のトリックを容易にし、表現の幅を広げます。また、低速域でのコントロール性にも優れているため、トリックの練習にも最適です。
ツインチップ形状であるため、スイッチスタンスでのトリックもスムーズに行えます。グラトリをメインに楽しみたいライダーにもおすすめできるモデルです。
オールラウンド性能も評価
DRAKE「DF」はフリースタイル性能に優れていますが、それだけでなく、ゲレンデ全体を幅広く楽しめる「オールラウンド性能」も高く評価されています。特定のジャンルに特化しすぎず、様々な滑り方に対応できるのが魅力です。
ダブルキャンバー形状は、フリースタイルでのメリットに加え、通常のターンにおいてもスムーズな操作感を提供します。エッジグリップ力も確保されているため、圧雪されたバーンでのカービングターンもある程度楽しむことができます。
また、ロッカー形状部分が持つ浮力によって、多少の非圧雪エリアやパウダーコンディションにも対応可能です。極端な深雪には向きませんが、ゲレンデ脇のパウダーを楽しむ程度であれば問題ないでしょう。
「どんなコンディションでも楽しく滑りたい」という要望に応えてくれる、まさに「Jack of all trades(何でも屋)」のような汎用性の高いボードと言えます。
上位/派生モデルとの違いを評価
DRAKE「DF」には、よりパフォーマンスを追求した上位モデルとして「DF PRO」が存在します。このDF PROと通常のDFでは、ターゲットとするライダーや性能に違いがあります。
最も大きな違いは、ボードの形状と硬さです。DFが「ダブルキャンバー形状」で「やや柔らかめ(フレックス4/10程度)」なのに対し、DF PROは「キャンバー形状」で「やや硬め(フレックス6/10程度)」に設定されています。
キャンバー形状と硬めのフレックスを持つDF PROは、より高い反発力と高速域での安定性を重視するモデルです。大きなキッカーでのジャンプや、キレのあるカービングターンなど、よりアグレッシブなライディングを求める中級者から上級者に向いています。
一方、DFはダブルキャンバーと柔らかめのフレックスにより、遊び心があり、トリックのしやすさや幅広いコンディションへの対応力に優れています。初心者から上級者まで、フリースタイルを楽しみながらオールラウンドに滑りたいライダーに適したモデルと言えるでしょう。この他に、女性向けの「DFL」「DFL PRO」やジュニア向けのモデルもラインナップされています。
まとめ:DRAKE「DF」の評価について
DRAKE「DF」は、フリースタイル性能に優れたオールラウンドなスノーボードと評価されています。最大の特徴は「ダブルキャンバー形状」で、キャンバーの反発力とロッカーの操作性を併せ持ち、エッジの引っかかりにくさとトリックのしやすさを両立しています。
フレックスは「やや柔らかめ」で、グラトリでのプレスやジブアイテムへの対応力が高く、低速でのコントロール性にも優れています。ノーズとテールが同じ「ツインチップ形状」のため、スイッチスタンスでの滑走が容易で、トリックの幅を広げます。
高品質な滑走素材や衝撃吸収性の高いサイドウォール構造も採用。初心者にとっては扱いやすく、中級者以上のフリースタイル用途にも応えるポテンシャルを持ちます。
ゲレンデ全体を楽しめるオールラウンド性も備えており、幅広いレベルのライダーにおすすめできるモデルです。よりアグレッシブな滑りを求める場合は、硬めのキャンバーモデル「DF PRO」が選択肢となります。
今回はDRAKEの「DF」について、ガッツリ評価をまとめてみましたがいかがでしたか?1 ダブルキャンバーにツインチップ、柔らかめフレックスと、まさにフリースタイル好きにはたまらないスペックですよね!
初心者から上級者までカバーできる懐の広さも魅力だと思います。
この記事が、皆さんのボード選びの参考になったなら、めちゃくちゃ嬉しいです!
スノーボードって本当に楽しいけど、くれぐれも安全には気をつけてくださいね。特に新雪は注意が必要みたいです。
これからもスノーボードギアの情報とか、役立ちそうなネタをマイペースに発信していくんで、また覗きに来てくれると喜びます!







