2025.11.29

【CAPiTA】ブラックスノーボードオブデスの評価はフリーライド性能が高いモデル！

まさやん

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CAPiTA「THE BLACK SNOWBOARD OF DEATHが持つ圧倒的な存在感や、オールマウンテンボードとしての性能が気になっていませんか？「伝説」とも称されるこのモデルですが、実際の乗り味や自分に扱えるスペックなのか、不安を感じている方も多いでしょう。

ネット上には「試乗レビュー」や「型落ち」に関する情報が散らばっていますが、本当に知りたいのは、カービングのキレやパウダーでの浮力、そしてMEGA DEATHとの違いといった具体的な使用感ではないでしょうか。

この記事では、スペックの詳細から得意なジャンルまでを徹底的に深掘りし、あなたの疑問を解消します。

記事のポイント

CAPiTA・THE BLACK SNOWBOARD OF DEATHのスペック評価

項目	内容
シェイプ	ディレクショナル
形状	Alpine V1 Profile (ハイブリッドキャンバー)
フレックス	6.5 / 10 (ミッドスティフ)
コア素材	Thermopolymer Hover Core™
ソール	HyperDrive™ Base
セットバック	あり (0.5インチ程度)

このモデル最大の特徴といえば、やはり「Alpine V1 Profile」と呼ばれる独自のハイブリッドキャンバー形状です。足元のキャンバー領域が広く取られているため、雪面をしっかりと捉えるグリップ力は非常に強力です。

圧雪バーンでのカービングターンでは、エッジが抜ける心配をすることなく、思い切り板を立てていける安心感があります。

一方で、ノーズ部分にはリバースキャンバー（ロッカー）が採用されており、パウダーでの浮力を十分に確保しています。

通常のキャンバーボードでは埋まってしまいそうな深雪でも、ノーズが自然と浮き上がってくるため、後ろ足に過度な負担をかけずにクルージングを楽しめます。

テール部分はフラットに近い形状になっており、ターン後半の抜けやオーリーの反発をサポートしてくれます。この絶妙なプロファイル設定によって、ゲレンデのあらゆるコンディションに対応できる万能性が生まれています。

スノーボードの重量は滑りの疲労感に直結しますが、このボードには「Thermopolymer Hover Core™」という非常に軽量で強度の高いコア材が使われています。

ポプラや桐といった木材に、リサイクルされたサーモポリマー素材を組み合わせることで、驚くほどの軽さと反発力を両立しています。手に持った瞬間、その見た目の重厚感とは裏腹な軽さに驚く方も多いはずです。

さらに、コアには「Forged Carbon」がブレンドされており、これがパワー伝達の効率を劇的に高めています。

ライダーが踏み込んだ力がダイレクトにエッジへと伝わるため、少ない力でも板をコントロールしやすいのが特徴です。

軽量化は単に持ち運びが楽になるだけでなく、空中で板を回す際のスイングウエイト軽減にも貢献しており、実際の数値以上に軽く感じる取り回しの良さがあります。

滑走性能を左右するソールには、CAPiTAの中でも最高ランクに位置する「HyperDrive™ Base」が採用されています。

このソールは密度が高く非常に硬い素材で作られており、ワックスの浸透性も良好です。春先のシャバ雪や、厳冬期の極寒パウダーといった滑走速度が落ちやすい状況でも、失速することなくグングンと前に進んでくれます。

実際に滑ってみると分かりますが、緩斜面での伸びが他のボードとは明らかに違います。友人がスケーティングをしている横を、そのまま滑り抜けていけるほどの滑走性は痛快です。

また、硬いソールは傷にも強いため、多少のブッシュや石を踏んでしまっても深いダメージになりにくいというメリットもあります。メンテナンスをしっかり行えば、その驚異的なスピード性能を長く維持できるでしょう。

フレックスは10段階中の6.5と設定されており、ミッドスティフ（やや硬め）に分類されます。

しかし、ガチガチで棒のような硬さではなく、芯のあるしなやかさを感じられるのがこのボードの優れた点です。

高速域ではバタつきを抑えて安定感を保ちつつ、低速時や細かいターンが必要な場面では、足元の操作に対して素直に反応してくれます。

トーション（ねじれ）も適度に使えるように調整されているため、ターン導入時のきっかけ作りがスムーズです。

「THE BLACK SNOWBOARD OF DEATH」という厳つい名前から、非常に難しい板を想像するかもしれませんが、実際には中級者以上であれば十分に扱える懐の広さを持っています。

硬さの中に粘りがあるため、荒れたバーンでも弾かれることなく、雪面を舐めるように滑走できる操作性の高さが魅力です。

毎年進化を続けるこのモデルですが、基本的なコンセプトや形状の方向性は大きく変わっていません。そのため、予算を抑えたい場合は型落ちモデルを狙うのも賢い選択です。

特に近年のモデルであれば「Alpine V1 Profile」や軽量コアといった主要なスペックは搭載されていることが多く、滑走性能に劇的な差を感じることは少ないと考えられます。

ただし、最新モデルではコアの配合比率やソールのストラクチャー加工など、目に見えない部分で微調整が行われています。これにより、年々トーションの使いやすさが向上したり、更なる軽量化が図られたりと、完成度は確実に高まっています。

デザインの好みも重要な要素ですが、最新のテクノロジーによる最高の乗り味を求めるなら最新作、コストパフォーマンスを重視するなら状態の良い型落ちモデルという選び方がおすすめです。