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【FANATIC】FTC TWINの評価は?特徴・性能からおすすめレベルまで解説

まさやん
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FANATIC「FTC TWIN」の購入を検討しているけれど、実際の評判や口コミが気になりますよね。この板に関するレビューやインプレを参考に、特徴や性能を詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

特に、グラトリやパーク、カービング、そしてフリーランといった様々な滑りでの乗り心地や、どんな人におすすめなのか、初心者から中級者、上級者まで、どのレベルに合っているのかは重要なポイントです。

また、型落ちや中古の板を選ぶ際に失敗や後悔をしないためにも、正確な情報が求められます。この記事では、FANATIC「FTC TWIN」の評価について、スペックからジャンル別の適性まで、あらゆる角度から徹底的に掘り下げて解説していきます。

記事のポイント
  • FANATIC「FTC TWIN」の基本スペックと性能的な特徴
  • グラトリやカービングなどジャンル別の詳しい適性
  • 本当に自分に合ったレベルの板なのかという疑問
  • 購入前に知っておきたいメリットと注意点

FANATIC・FTC TWINのスペックを徹底評価

項目スペック詳細
対象メンズ
シェイプツインチップ
形状ポップキャンバー
硬さ(フレックス)3 / 10 (ソフト)
軽さ(スイングウェイト)9 / 10 (非常に軽い)
ねじれ(トーション)4 / 10 (やや柔らかめ)

独自のハニカムコア構造

FANATICの代名詞とも言えるのが、ノーズとテールに搭載された独自のハニカムコア構造です。これは蜂の巣のような六角形を並べた構造で、強度を保ちながら大幅な軽量化を実現しています。

このため、FTC TWINは板の先端部分が非常に軽くなっているのが大きな特徴です。実際に手に持ってみてもその軽さを実感できますが、滑走中にはさらに大きなメリットをもたらします。

例えば、グラトリで板を回転させる際の操作性(スイングウェイト)が格段に向上します。少ない力でスムーズに板を回せるため、高回転のスピントリックにも挑戦しやすくなるでしょう。

また、リフトに乗っている際の足への負担が軽減されるのも、地味ながら嬉しいポイントです。

扱いやすいソフトなフレックス

FTC TWINは、全体的にソフトなフレックス(板の硬さ)に設定されています。これは特に、グラトリにおいて大きなアドバンテージとなります。

板をしならせる「プレス」系のトリックが非常にやりやすく、初心者の方でも簡単に板をコントロールする楽しさを味わうことが可能です。低速域でも板がしっかりと反応してくれるため、ゲレンデの緩斜面でトリックの練習をするのに最適と言えます。

ただし、デメリットとしては、超高速域でのライディングにはあまり向いていない点が挙げられます。

スピードを出すと板がバタつきやすくなり、安定感が損なわれることがあります。あくまで、トリックや中低速での自由なライディングを楽しむためのモデルと考えるのが良いでしょう。

安定性の高いキャンバー形状

このモデルは、オーソドックスなキャンバー形状を採用しています。キャンバーは、板の中央部分が雪面から浮き上がったアーチ状の構造で、体重をかけることでエッジがしっかりと雪面を捉えるのが特徴です。

この形状により、優れた反発力(オーリーパワー)が生まれます。グラトリで高さを出すトリックや、パークのキッカーで力強く飛び出す際に、その性能を十分に発揮してくれるはずです。

また、カービングターンにおけるエッジグリップ力も高く、キレのあるターンを楽しめます。ソフトフレックスでありながら、足元の安定感を確保しているのは、このキャンバー形状のおかげです。

ロッカーボードのようなルーズさはないため、エッジの引っかかりには少し注意が必要ですが、基本的なターンを習得したい初心者にも扱いやすい設定になっています。

操作性に優れたツインチップ

FTC TWINは、ノーズとテールの形状が全く同じツインチップボードです。これにより、レギュラースタンス(通常の滑走姿勢)でもスイッチスタンス(逆向きの滑走姿勢)でも、全く同じ乗り心地を実現します。

グラトリやパークでは、スイッチからのアプローチや着地が頻繁に求められるため、ツインチップは必須の要素です。どちらの方向にも違和感なく滑れることで、トリックの幅が大きく広がります。

フリーランにおいても、スイッチ走行を練習したり、地形遊びのバリエーションを増やしたりと、ゲレンデ全体を遊び尽くすための高い自由度を提供してくれます。

滑走性が高いシンタードベース

ソール(滑走面)には、滑走性能に優れたシンタードベースが採用されています。これは、 ポリエチレンを高温高圧で焼き固めた素材で、ワックスが浸透しやすく、非常に良く滑るのが特徴です。

特に春先の湿った雪や、気温が高い日のゲレンデでは、その滑走性の高さをはっきりと体感できるでしょう。板がしっかりと走ってくれるため、スピードが落ちやすい緩斜面でもストレスなく滑り抜けることが可能です。

一方で、シンタードベースは性能を維持するために、定期的なワックスがけが不可欠です。メンテナンスを怠ると本来の滑走性を発揮できないため、こまめに手入れをすることが大切になります。

グラフィックとデザインの特徴

FANATICのボードは、毎年ユニークで洗練されたグラフィックが採用されることでも知られています。

FTC TWINも例外ではなく、シンプルながらも存在感を放つデザインが多くのスノーボーダーから支持されています。デザインは乗り手のモチベーションにも影響を与える重要な要素です。

FTC TWINは、性能だけでなく、ゲレンデで映えるデザイン性を重視する方にも満足度の高い選択肢となるでしょう。

毎シーズン新しいデザインが登場するため、型落ちモデルを狙う際には、好みのグラフィックで選ぶという楽しみ方もあります。

ジャンルで見るFANATIC・FTC TWIN 総合評価

ジャンル評価 (5点満点)
カービング
フリーラン
パウダー
グラトリ(弾き系)
グラトリ(乗り系)
ラントリ
キッカー(小〜中)
キッカー(中〜大)
ジブ

グラトリやラントリの適性

FTC TWINが最も輝くジャンルは、間違いなくグラトリとラントリ(グラトリをしながらフリーランすること)です。この板の持つ特徴のほとんどが、グラトリのために最適化されていると言っても過言ではありません。

まず、ハニカムコアによるスイングウェイトの軽さが、スピン系のトリックを驚くほど容易にします。

次に、ソフトフレックスがプレストリックをしやすくし、多彩な表現を可能にします。

そして、キャンバー形状が生み出す反発力が、オーリーやノーリーといった弾き系のトリックに高さを与えてくれます。

これらの要素が組み合わさることで、初心者から上級者まで、全てのレベルのグラトリ愛好家が満足できる操作性を実現しています。

これからグラトリを始めたい人にとっては、上達を早めてくれる最高のパートナーになるでしょう。

パークやキッカーでの反発力

パークライディングにおいても、FTC TWINは高いポテンシャルを発揮します。特に、反発力のあるキャンバー形状は、キッカーでのアプローチに安定感をもたらし、力強いジャンプを可能にします。

スイングウェイトが軽いため、空中でのグラブやスピンといったトリックもスムーズに行えます。比較的小さめから中規模のキッカーであれば、全く問題なく楽しむことができるはずです。

ただし、非常に大きなサイズのキッカーに挑戦する場合、ソフトフレックスがやや物足りなく感じるかもしれません。

高速でのアプローチや着地の衝撃で板が負けてしまう可能性があるため、プロレベルのジャンプを目指すのであれば、より硬いパーク専用モデルを検討する方が良いと考えられます。

ジブでの取り回しの良さ

ジブ(レールやボックスなどの人工物)においても、この板は非常に扱いやすいです。ソフトなフレックスは、アイテムに板を擦り付ける際に柔軟にしなり、安定したライディングをサポートします。

また、軽量であるため、細かい板さばきが要求される場面でもライダーの意図に素早く反応してくれます。

ツインチップ形状なので、どちらの方向からでもアイテムにアプローチできるのも強みです。パーク内のジブアイテムで基本的な技を練習するには、最適な一本と言えます。

フリーランにおける安定性

ゲレンデを自由に滑り降りるフリーランでは、FTC TWINの操作性の高さが光ります。軽い力でターンを仕掛けることができ、地形の凹凸を利用した遊びや、コース脇の壁を使ったスラッシュなど、クリエイティブなライディングを楽しめます。

中低速域でのコントロール性能は抜群で、滑ること自体の楽しさを再認識させてくれるでしょう。仲間と談笑しながらゆったりと滑るようなスタイルにもぴったりです。

前述の通り、高速域での安定性はハードフレックスの板に一歩譲ります。スピードを追求する滑りよりも、ゲレンデを遊び場として捉え、自由なラインを描きたいライダーに向いています。

カービングのキレと操作性

FTC TWINはソフトフレックスの板ですが、キャンバー形状のおかげでカービング性能も決して低くありません。ターンの際にはエッジがしっかりと雪面を捉え、心地よいグリップ感を得られます。

特に、ターンの始動が非常にスムーズで、クイックな切り返しが可能です。ショートターンやミドルターンでゲレンデをリズミカルに滑っていくのは非常に楽しいでしょう。

もちろん、カービング専用のハンマーヘッドボードのような、レールの上を滑っているかのような異次元のキレ味はありません。

しかし、フリースタイルボードとして考えれば、十分すぎるほどのカービング性能を備えており、ターン技術の向上を目指すライダーの期待にも応えてくれます。

パウダーでの浮力と操作性

パウダースノーにおける適性は、FTC TWINの数少ない弱点かもしれません。キャンバー形状とツインチップの組み合わせは、構造的にパウダーでの浮力を得にくいからです。

新雪が深く積もった日には、意識的に後ろ足に重心を置かないと、ノーズが雪に刺さってしまいがちです。

ビンディングの取り付け位置を通常より後ろに下げる(セットバックを入れる)ことで多少は改善しますが、パウダー専用ボードのような快適な滑走は難しいでしょう。

もちろん、滑れないわけではありませんが、パウダーライディングをメインに考えているのであれば、ロッカー形状や長めのノーズを持つ専用のモデルを選ぶことを強くおすすめします。

総括:FANATIC・FTC TWINの評価について

この記事で解説してきたFANATIC「FTC TWIN」の重要なポイントを以下にまとめます。

  • FANATIC独自のハニカムコアで非常に軽量
  • スイングウェイトが軽く板の操作がしやすい
  • グラトリに最適なソフトなフレックス設定
  • 低速でも板をしならせやすい
  • プレス系のトリックが簡単にできる
  • 反発力とグリップ力に優れたキャンバー形状
  • オーリーやノーリーで高さを出しやすい
  • スイッチスタンスでも違和感のないツインチップ
  • グラトリやパークでのトリックの幅が広がる
  • 滑走性の高いシンタードベースを採用
  • 湿った雪でもよく滑る
  • 最高の相棒はグラトリとラントリ
  • 小〜中規模のキッカーやジブも得意
  • フリーランや地形遊びも楽しめる
  • 高速での安定性やパウダーでの浮力はやや苦手

この他にもFANATICにはさまざまなボードがあります。別記事でFANATICのボードを全種類まとめた記事もあるため参考になれば幸いです。

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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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