スノーボードのビンディングは3種類ある?パーツ部品の名称を知ろう!
ビンディングはブーツとの相性がとても大切です。そのため、ブーツが決まってから選ぶのが鉄則だと知っていますか?
まだ、ブーツにが決まっていない方はブーツを選びましょう。その理由としてはビンディングと相性が良いブーツが自分の足に合わないことがあるかもしれないからです。
ビンディングを先に買ったとします。次にブーツを買おうとするわけですが、ビンディングに相性がいいブーツを買いますよね?そのブーツが足に合わなければ、足に合うブーツを買うことでしょう。
そうなると相性が良くないギア同士をセッティングすることになるため、それぞれの良さが最大限引き出せません。それだけ重要なことなので覚えておいてもいいかもしれませんね。
ここではブーツに関することをまてとめて解説していきます。じつはビンディングは3種類あると知っていますか?また、それぞれパーツに名称があるので合わせて覚えておくといいですね!
スノボーのビンディングパーツの名称は?
ビンディングは多くのパーツを組み合わせることで作られています。名称を知っておくことで少しだけマニアックなスノボーの話ができるでしょう。
またヒールカップがあるベースプレートですがFLUXというメーカーはその部分が割れたりした場合は永久保証です。購入したショップに相談するとFLUXの方にかけあってもらえますよ。
私も購入して3年経過したビンディングのヒールカップが割れたことがありました。購入ショップに持っていきFLUXに申請してもらった新品ベースプレートが送られてきたのは今でも覚えています。
それからフラックスのビンディングしか使用していないのは言うまでもないですね!日本国内でも人気のあるビンディングのブランドだということが分かりますね。今やビンディングだけではありませんが!さらにFLUXについて知りたい方はコチラをどうぞ。
ついつい話がずれてしまいましたが、ここからビンディングにはどのような種類のモノがあるのか見ていきましょう。
ビンディングパーツ①ハイバック
ブーツの力を受けてビンディングのコントロールを操作する部分になります。このハイバックには硬さがありますが、硬いほど反応が高まる、サポート力が強いという傾向があります。ハードな滑りや大きな衝撃が加わるジャンルは硬いハイバックを選択します。
逆にハイバックが柔らかい場合は、力が加わると曲がって変形するため力の伝達がとてもナローになります。グラトリなど力の伝達がナローで足元が自由に動かすジャンルで選択されてます。キッカーなどでもスタイルを出しやすいという面からソフトなビンディングを選ぶこともあります。
またハイバックには左右対称のものもあれば、非対称ハイバックも存在しています。板にも左右非対称なものはありますが、どちらも人の体は左右対称ではないたことから、そのような設計にしています。人間工学に基づいたデザインを取り入れているブランドもあります。
ビンディングパーツ②アンクルストラップ
アンクルストラップは足首周りをビンディングに固定するストラップです。アンクルストラップの形状はメーカーによってさまざまなものが登場しています。ハニカム構造、網目状、上下非対称など、本当に各メーカーが工夫をこらしています。
アンクルストラップが違うとビンディングとブーツを装着したときのホールド感が違ってきます。また力の伝達も変わってくるため板の反応も全く違うものになりますね。
ビンディングパーツ③トゥーストラップ
トゥーストラップは、ブーツのつま先部分を固定するためのストラップになります。アンクルストラップと同様に各メーカーが多種多様な形状、硬さのものをリリースしています。
ビンディングパーツ④フォワドリーン
フォワドリーンはハイバックの角度を調整するパーツです。ハイバックの角度が90°だと膝を伸ばした状態でも立つことができます。角度を着けていくと膝を曲げないと立つことができなくなります。
つまりはフォワドリーンで角度を着けると自然と膝が曲がるため、ターンがしやすくなる、体勢を整いやすくなるためカービングなどがしやすくなります。
逆に90°に近いほど垂直に立つことができるため真っ直ぐに滑りやすくなります。グラトリなどが行いやすくなります。ハイバックに調整するための箇所があるビンディングもあれば、ハイバックとヒールカップを固定する部分で調整するタイプの2種類があります。
ビンディングパーツ⑤ヒールカップ
ヒールカップは、ブーツのかかと部分を支えるパーツになります。このヒールカップとブールがしっかりと密着することで力が伝わりやすく安定した滑りに繋がります。ヒールカップがアルミニウム合金を使っているメーカーもありますね。ヒールカップの高さによってレスポンスも変わります。
ビンディングパーツ⑥ベースプレート
ビンディングの土台となるパーツです。このベースプレートの硬さによってレスポンスも変わります。硬ければよりクイックな反応を受けることができます。柔らかいとナローな動きになります。
最近だと硬すぎると板のしなりに逆らうため、ベースはある程度は板のしなりに併せて曲がるような素材で作られている傾向があります。その方が板にかかるストレスが軽減されて折れてしまうリスクを下げています。
ビンディングパーツ⑦ラチェット
ラチェットはビンディングを固定するときに使用するパーツです。このパーツがあることでしっかりとブーツをビンディングを固定することができます。基本的には金属で制作されて耐久力がありますね。だいたいどこのメーカーも似たような作りになっています。
ビンディングパーツ⑧ディスク
ディスクは、ベースプレートとビンディングを固定するために必要なパーツです。穴からビズ回して、ビンディングと板を固定するためのパーツとなります。ここでビンディングの角度(アングル)を調整します。
このディスクには、大きいディスク・小さいディスクがあります。小さなディスクの方が板のしなりに対して負担が少なくなります。最近はミニディスクを採用しているビンディングも増えています。
スノーボードのビンディングの種類は?
スノーボードのビンディングの種類ですが、大きく分けると3種類に分けることができます。それぞれ、特徴がことなります。
ビンディングの種類①ストラップ型
このストラップ型がスノーボードでとても多い種類になります。基本的にはこのストラップ型のビンディングを選べば間違いないでしょう。
ストラップ型の特徴
- 他の種類に比べて種類が多い
- 種類が多いため好みのカラー、デザインが選べる
- 流通量が多いためパーツの取替え修理がスムーズ
- 初心者は、座ったまま装着するためお尻が冷える
ビンディングの種類②リアエントリー型
リアエントリー型はスリッパのようにブーツをビンディングに入れてかかと部分にあるレバーを上にあげるだけで固定されるシステムになります。
なんといってもストラップ型よりも楽にブーツを固定できるのが大きなメリットですね。お尻濡れませんよねw簡単に立った状態て装着できます、、、座ってだと装着できないですねw
FLOWやSPBindingでは多く採用されているビンディングの種類になります。
リアエントリー型の特徴
- ストラップ型のホールド感、ステップイン型の手軽さを兼ね備えたビンディング
- 着脱がスムーズ
- ブーツとの相性があるため確認が必要
- 深雪一番乗りにもってこい
- 立って装着するためお尻が濡れない
ビンディングの種類③ステップオン
ステップオンのスノーボードビンディング・ブーツについては近年目にすることが増えています。BURTONがいくつかのモデルで採用するようになり、増えている傾向があります。
その他にもYONEXからもステップインはリリースされています。これからステップオンブーツ・ビンディングをリリースしていくメーカーも増えていくかもしれませんね。
ステップオン型の特徴
- ストラップがなく、踏み込むだけで簡単に装着できる
- ステップイン用のブーツを選び必要がある
- ハイクアップ、室内ゲレンデなど、何度もボードを着脱するときに大変便利
- トゥやヒールが雪面に近く、俊敏な切り替えができる
ビンディングの取り付け方法
ビンディングを購入すればボードに取り付ける必要があります。専門的な知識が少しだけ必要になりますが、取り付ける方法自体はカンタンです。
カンタンにいえば、ビンディングを固定する場所を決めてビズ(ネジ)をプラスドライバーで締め上げるだけです。
ビンディングにはビズが同梱されているため、そのビスを使用すれば問題ありません。ビンディングの取り付け方で参考になるYoutube動画があったので掲載しておきます。
ビンディングの取り付け角度
先程さらっと流しましたが、取り付ける位置については専門知識があるとより自分に合う位置に取り付けることができるようになります。
ビンディングを取り付けるときに知っておくべき用語があります。「スタンス幅」「アングル角度(ビンディングの角度)」です。これらはジャンル(グラトリとかフリーランとか、、、)によって考え方が異なるため、スノーボードのアングル角度とスタンス幅を解説していますので、参考になれば幸いです!
さいごに
基本的には、ブーツを選ぶ際にはストラップ、もしくはリアエントリーになります。個人的なおすすめはストラップ式ですね!エアエントリーも使ったことがありますが、大きな衝撃で外れることがたまにありました。
このストラップ式でビンディングを決めていきますが、どういった視点でビンディングを選べばいいのかは、こちらをご参考にしてください。