【ブーツ】

安いスノーボードブーツは各ブランドのエントリーモデルが狙い目【初心者必見】

まさやん
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スノーボード ブーツで安いモデルを探しているけれど、たくさんのブランドがあって、どれを選べば良いか迷っていませんか。特に初心者の方にとっては、自分に合うブーツの選び方は難しいものです。

型落ち品なら安く手に入ると聞くけれど、性能は大丈夫なのか、どんなモデルがおすすめなのか、疑問は尽きないでしょう。

この記事では、そんなお悩みを解決するため、後悔しない安いスノーボードブーツの選び方を基礎から解説し、具体的なおすすめブランドやモデルまで詳しくご紹介します。

  • 後悔しない安いブーツの基本的な選び方がわかる
  • 型落ち品や中古品を選ぶ際のメリットと注意点が理解できる
  • 人気ブランドの具体的なエントリーモデルを知ることができる
  • 購入したブーツを長持ちさせるための手入れ方法が身につく

賢い探し方!安いスノーボード ブーツの選択肢

後悔しないための基本的な選び方

スノーボードブーツを選ぶ上で最も大切なのは、自分の足に完璧にフィットするものを見つけることです。ブーツが足に合っていないと、滑走中に足が痛くなったり、力がボードにうまく伝わらなかったりして、上達の妨げになるだけでなく、怪我の原因にもなりかねません。

ブーツ選びの鍵となるのは「フィット感」と「フレックス(硬さ)」の2つです。フィット感を確認するためには、必ずスノーボード用のソックスを履いて試着することが大切になります。つま先がブーツの先端に軽く触れ、かかとをしっかり下ろしたときに指が少し動かせるくらいのサイズ感が理想的です。

フレックスについては、初心者は一般的に「ソフトフレックス」と呼ばれる柔らかいモデルを選ぶのが基本です。柔らかいブーツは足首の自由度が高く、少ない力でボードを操作できるため、ターンの練習などをスムーズに行えます。

逆に硬いブーツは反応が良い分、細かな操作が求められるため、ある程度滑れる中級者以上に向いています。したがって、価格だけで判断せず、この2つの基本をしっかり押さえることが、後悔しないブーツ選びの第一歩となります。

型落ちモデルが狙い目になる理由

スノーボードブーツの費用を賢く抑える方法として、最も一般的なのが「型落ちモデル」を狙うことです。型落ちモデルとは、最新シーズンではなく、1~2年前にリリースされた製品を指します。

最大のメリットは、何と言ってもその価格にあります。最新モデルと同等か、それに近い性能を持ちながら、定価の30%~50%引き、あるいはそれ以上安く購入できるケースも少なくありません。

スノーボードブーツの技術は日進月歩ですが、1~2年程度の型落ちであれば、性能が大きく劣ることはほとんどないでしょう。このため、最新のデザインや機能に強いこだわりがなければ、型落ち品は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と考えられます。

一方で、デメリットや注意点も存在します。人気のサイズやカラーは早く売り切れてしまうため、選択肢が限られる可能性があります。また、長期在庫品の場合、保管状態によっては素材が劣化していることもないとは言えません。これらの点を踏まえると、型落ちモデルは、最新機能よりもコストを重視し、自分に合うサイズが見つかれば非常にお得な買い物と言えるでしょう。

通販サイトを利用するメリットと注意点

通販サイトを利用すれば、店舗に足を運ぶことなく、膨大な種類のスノーボードブーツを比較検討できます。セールやクーポンを利用して安く購入できるチャンスも多く、価格面でのメリットは大きいでしょう。

ただ、ブーツ選びで最も重要なフィット感を直接確認できないという、致命的なデメリットが存在します。ブランドやモデルによってサイズ感が微妙に異なるため、普段履いているスニーカーと同じサイズを選んでも、足に合うとは限りません。

そこで、通販を賢く利用するためのポイントは、店舗での試着を前提とすることです。まずは実店舗で様々なモデルを試着し、自分の足に完璧にフィットするブランドとモデル、そして正確なサイズを把握します。その上で、同じモデルを通販サイトで探し、より安く購入するという流れが最も失敗の少ない方法です。

メリットデメリット・注意点
通販サイト・価格が安いことが多い
・品揃えが豊富で比較しやすい
・自宅で手軽に購入できる
・試着ができずフィット感が不明
・サイズ交換に手間や費用がかかる
・色味や質感が画像と異なる場合がある
実店舗・専門スタッフに相談できる
・実際に試着してフィット感を確認できる
・その場で購入して持ち帰れる
・価格が定価に近い場合が多い
・在庫が限られ、品揃えが少ない
・店舗まで足を運ぶ必要がある

このように、通販サイトと実店舗はそれぞれに長所と短所があります。両方のメリットをうまく活用することが、満足のいくブーツ選びにつながる鍵となります。

有名ブランドの低価格帯モデルとは

「有名ブランドのブーツは高価」というイメージがあるかもしれませんが、多くの人気ブランドは初心者やライトユーザー向けに、機能を絞った低価格帯の「エントリーモデル」をラインナップしています。

これらのモデルは、ブランドが長年培ってきたノウハウを活かしつつ、コストを抑える工夫がされているのが特徴です。

例えば、高価なモデルに使われる複雑なインナーの構造や、複数の締め分けができるレースシステムを簡略化することで、価格を抑えています。

特に近年では、ダイヤルを回すだけでブーツを締められる「BOA®フィットシステム」を搭載したエントリーモデルが増加しました。このシステムは着脱が非常に簡単で力も要らないため、初心者にとっては大きなメリットです。

また、前述の通り、フレックスは初心者が扱いやすいようにソフトに設定されていることがほとんどです。上位モデルのような俊敏なレスポンスはありませんが、その分ミスに寛容で、楽にボードを操作できます。

有名ブランドのエントリーモデルは、いわば「初心者がスノーボードを楽しみ、上達するために必要な基本性能」をしっかりと押さえたモデルと言えるでしょう。

中古品を購入する際のチェック項目

型落ち品よりもさらに価格を抑えたい場合、中古品という選択肢も視野に入ります。フリマアプリやリサイクルショップなどで、非常に安価でブーツが販売されているのを見かけることもあるでしょう。しかし、中古品の購入はメリット以上にリスクも大きいため、購入前には細心の注意が必要です。

チェックすべき最も重要なポイントは、ブーツ内部のクッションである「インナー」の状態です。

インナーのへたり

インナーは使用者の足型に合わせて変形し、消耗していく部分です。前の持ち主の足癖がついてしまっていたり、クッション性が失われてへたってしまったりしていると、本来のフィット感が得られません。インナーだけを取り出して、かかとやつま先周りが極端に薄くなっていないか確認することが求められます。

アウターの損傷

ブーツの外側であるアウターに、深い傷や亀裂がないかも確認が必要です。特に、ビンディングのストラップが当たる部分は負荷がかかりやすく、損傷が進んでいる場合があります。アウターの大きな損傷は、防水性の低下やブーツの寿命に直結します。

パーツの劣化

BOA®のワイヤーやダイヤル、靴紐タイプのレースやフックといったパーツ類が正常に機能するかも必ずチェックしてください。これらのパーツが劣化していると、滑走中に緩んでしまう危険性があります。

正直なところ、ブーツに関する知識が少ない初心者の方には、中古品の購入はあまりおすすめできません。もし検討する場合は、これらのチェック項目を念頭に置き、信頼できる出品者や店舗から購入することが最低条件となります。

安いスノーボードブーツ!人気エントリーモデル9選

Burton「Moto BOA®」

スノーボード界を牽引するブランド、Burtonが長年にわたって提供し続ける、まさに「王道」とも言えるエントリーモデルがMoto BOA®です。このブーツの最大の魅力は、誰の足にも馴染みやすい素直な履き心地と、圧倒的な軽さにあります。

ダイヤルを回すだけでブーツ全体を均一に締め上げられるBOA®フィットシステムを搭載しており、グローブをしたままでも簡単に着脱や調整が可能です。これは、リフト乗り場などで手間取りたくない初心者にとって、非常に大きなアドバンテージとなります。

フレックスは柔らかめに設定されており、少ない力でボードをコントロールできるため、ターンの導入や連続ターンを練習するのに最適です。これからスノーボードを始める人が、最初の一足として選んでまず間違いない、信頼と実績のあるモデルと言えます。

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Salomon「Launch BOA® SJ」

優れたフィット感で多くのファンを持つSalomonのエントリー向けモデルがLaunch BOA® SJです。このブーツの特筆すべき点は、足首部分を独立してホールドする「STR8JKT(ストレートジャケット)」という独自の機能にあります。

多くのブーツで起こりがちな「かかとの浮き」を、この機能が効果的に抑制します。かかとがしっかりと固定されることで、つま先側やかかと側への体重移動がよりダイレクトにボードへ伝わるようになります。これは、ターンを習得する上で非常に有利に働きます。

BOA®システムによる簡単な着脱性能と、このSTR8JKTによる高いホールド性能を両立しているため、快適性を保ちながら、より効率的な上達を目指したいと考える初心者にぴったりの一足です。デザイン性の高さも人気の理由の一つになっています。

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K2「Raider」

シンプルで扱いやすく、何よりコストパフォーマンスに優れているのがK2のRaiderです。派手な機能はありませんが、ブーツとして必要な性能を堅実にまとめ上げた、実直な作りのモデルです。

インナーには熱を加えることで自分の足型に合わせて成型できる「インチューションインナー」を採用しており、購入後に専門店で熱成型を行えば、まるでオーダーメイドのようなフィット感を得ることも可能です。もちろん、熱成型をしなくても、履いているうちに自然と足に馴染んでいきます。

ソフトなフレックスと癖のない履き心地は、どんな滑りのスタイルにも対応しやすく、一日中快適に過ごすことができます。できるだけ予算を抑えたいけれど、信頼できるブランドのブーツが欲しい、という方に最適な選択肢となるでしょう。

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HEAD「CLASSIC BOA」

スキー用品でも世界的に有名なブランドであるHEADが作る、非常に軽量なエントリーモデルがCLASSIC BOAです。ブーツの重さは、長時間のライディングにおける疲労に直結するため、この軽さは初心者にとって大きなメリットとなります。

構造は非常にシンプルで、BOA®フィットシステムで素早く簡単にブーツを締めることができます。難しい操作は一切なく、誰でも直感的に扱えるのが魅力です。

価格も比較的リーズナブルに設定されていることが多く、スノーボードを手軽に始めたいと考えるユーザーのニーズに応えています。デザインもシンプルで飽きのこないものが多く、どんなウェアにも合わせやすいでしょう。とにかく快適で楽なブーツを求めている方におすすめです。

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ThirtyTwo「Shifty BOA」

横乗りカルチャーに根差したデザインで人気のThirtyTwo。そのラインナップの中でも特に柔らかいフレックスを持つのがShifty BOAです。まるでスケートシューズのようなルックスと履き心地が特徴で、足首の自由度が非常に高い設計になっています。

この柔軟性は、これからグラウンドトリック(グラトリ)に挑戦してみたいと考える初心者にとても有利に働きます。ボードをプレスしたり、スピン系のトリックを行ったりする際に、ブーツが動きを妨げず、スムーズな動作をサポートしてくれるでしょう。

もちろん、通常のカービングターンにも問題なく対応できます。他の人とは少し違ったスタイルを出したい、ファッション性を重視したいという方や、グラトリに興味がある初心者に最適なモデルと考えられます。

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DC「Phase」

ストリートファッションのアイコン的存在であるDCが提供する、伝統的なシューレース(靴紐)タイプのエントリーモデルです。BOA®システムが主流となる中で、あえてクラシックな靴紐タイプにこだわるのには理由があります。

靴紐タイプの最大の利点は、締め上げる場所によって強弱を細かく調整できることです。例えば、足の甲は少し緩めに、足首周りはしっかりと締める、といった自分だけの最適なフィット感を作り出すことができます。

もちろん、着脱にはBOA®タイプよりも時間がかかるというデメリットはあります。しかし、スケートシューズのようなスタイリッシュなデザインと、自分の手でフィット感を追求する楽しさは、靴紐タイプならではの魅力です。時間をかけてでも、完璧なフィット感を求めたいこだわり派の初心者におすすめです。

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RIDE「Anthem」

RIDEのAnthemは、エントリーモデルという位置づけながら、中級レベルまで長く使えるしっかりとした作りが魅力のブーツです。BOA®フィットシステムに加え、タン(ブーツの舌部分)に搭載されたガイドがワイヤーを効果的に機能させ、足全体を均一にホールドする独自のシステムを採用しています。

これにより、ただ締め付けるだけでなく、包み込むような高いフィット感を実現しています。ソフトフレックスでありながらも、ある程度の反発力も備えているため、カービングターンのキレを磨きたい、オーリーの高さを出したい、といった次のステップに進む際にも、ブーツがしっかりと応えてくれます。

「最初は安いモデルで良いけれど、すぐに買い替えるのは避けたい」と考える、コストパフォーマンスと将来性を両立させたい方にぴったりの一足です。

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VANS「Hi-Standard OG」

スニーカーカルチャーを語る上で欠かせないVANS。そのスノーボードブーツのラインナップで、長年にわたり愛され続けているのが、クラシックな靴紐タイプのHi-Standard OGです。

VANSのアイコンであるサイドストライプが施されたデザインは、ゲレンデでの注目度も抜群です。見た目だけでなく、その性能も確かです。非常に柔軟なフレックスは足首の自由度を最大限に引き出し、スケートボードのようなスタイルでスノーボードを楽しみたいライダーに最適です。

特に、パークでのアイテムライドや、地形を活かした遊び、スタイリッシュなグラトリなどを楽しみたい初心者には、最高のパートナーとなるでしょう。ファッションとライディングスタイルを両立させたい方におすすめのモデルです。

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DEELUXE「D.N.A」

自分の足型に合わせてインナーを熱成型する「サーモインナー」で、究極のフィット感を提供することで有名なオーストリアのブランドがDEELUXEです。DNAは、そのラインナップの中では比較的ソフトなフレックスを持つフリースタイルモデルで、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

最大の魅力は、やはり熱成型によるパーソナルなフィット感です。専門店でインナーを温めて成型することで、自分の足の凹凸に完璧に合ったインナーが完成し、既製品とは思えないほどの快適性とホールド感を得られます。

初期投資として成型料金が別途かかる場合がありますが、足に問題を抱えやすい方や、フィット感に徹底的にこだわりたい方にとっては、それ以上の価値があるでしょう。価格帯は他のエントリーモデルより少し高めですが、フィット感を最優先するなら検討すべき一足です。

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最適な安いスノーボードブーツを選ぼう

この記事では、安いスノーボードブーツの賢い選び方から、具体的なおすすめのエントリーモデルまでを詳しく解説しました。価格を抑える方法はいくつかありますが、どの方法を選ぶにしても、最終的に最も大切なのは自分の足に合っているかどうかです。

  • ブーツ選びで最も大切なのはフィット感
  • 初心者はまずソフトフレックスのモデルを選ぶ
  • 安いブーツを探すなら型落ち品が有力な選択肢
  • 型落ち品は発売から1~2年以内のモデルが狙い目
  • 通販サイトは価格比較に便利だが試着が必須
  • 購入を決める前には必ずスノーボード用ソックスで試着する
  • 中古品はインナーのへたりやパーツの劣化を要確認
  • 多くの人気ブランドが初心者向けのエントリーモデルを用意している
  • BOAシステムは着脱が簡単で初心者にとってメリットが大きい
  • シューレース(靴紐)タイプは細かなフィット感の調整が可能
  • 自分の目指す滑りのスタイルを想像してブーツを選ぶ
  • デザインの好みだけでなく機能性もしっかり比較する
  • 使用後はインナーを取り出して別に乾かすと長持ちする
  • オフシーズンの保管は湿気の少ない冷暗所が基本
  • 最終的に信じるべきは自分の足の感覚
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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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