【NOVEMBER】C-KENTIALの評価とスペックを徹底解剖!軽量FM2コアで超軽快!

まさやん
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「パウダーの日でもいつものように飛び跳ねたい」「フリーランの中にトリックを織り交ぜたい」と考えて、板選びに迷っていませんか。

パウダーボードの浮力とツインチップのような操作性を両立したモデルがあれば、雪山全体をもっと自由に遊べるかもしれませんね。そんな欲張りな願いを叶えてくれそうなのが、NOVEMBER SNOWBOARDSから登場した「C-KENTIAL(シーケンシャル)」です。

この記事では、24-25シーズンに登場し注目を集めているこのモデルについて、試乗レビューやカタログスペックなどの情報を基に詳しく解説していきます。

特に気になるカービング性能やグラトリ、ラントリでの使い心地、そして156cmというサイズ感についても深掘りしていきましょう。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

要点
  • NOVEMBER C-KENTIALのスペックや特徴についての評価がわかる
  • パウダーやカービングなどジャンル別の適正について理解できる
  • C-KENTIALが得意とするライディングスタイルが具体的にイメージできる
  • 購入前に知っておきたい注意点やメリットについて把握できる

NOVEMBERのC-KENTIALスペックを評価

2024-2025シーズンに新たなラインナップとして加わったC-KENTIALは、パウダーボードでありながらフリースタイルの要素を色濃く反映させたモデルとして注目されています。まずは、公式サイトやカタログスペックから読み取れる基本的な特徴について整理しておきましょう。

項目スペック詳細
モデル名C-KENTIAL (シーケンシャル)
シェイプディレクショナル / テーパード
形状パウダーキャンバー (POWDER CAMBER)
フレックス6.8 / 10 (MID FLEX)
コアFM2 CORE (超軽量)
サイズ156cm
ウェスト幅260mm
ノーズ幅310mm
テール幅290mm
価格121,000円 (税込)

パウダーキャンバーの形状や特徴

このモデル最大の特徴といえるのが、浮力と操作性を両立させるために採用されたパウダーキャンバーという形状です。足元にはキャンバーを残しつつ、ノーズ部分には長めのロッカーを配置することで、深雪でもノーズが沈み込みにくくなっているようです。

公式サイトの情報によると、このロッカーノーズのおかげで、前足に体重を乗せたままでもスムーズなパウダーライディングが可能とされています。

また、キャンバー部分がしっかり存在するため、圧雪バーンでのエッジグリップも損なわれていません。パウダーボード特有の「雪面を捉える感覚の希薄さ」を感じにくく、ゲレンデクルージングでも安定した滑りが楽しめる設計と言えますね。

パウダーでの浮きやすさと、オンピステでの反発力を兼ね備えたハイブリッドな形状は、朝一番のパウダーから午後の荒れたバーンまで、一日を通して遊び尽くしたい方にとって大きなメリットになるでしょう。

扱いやすいソフトなフレックス

一般的にパウダーボードやフリーライドモデルは、高速安定性を重視して硬めのフレックスに設定されることが多い傾向にあります。しかし、C-KENTIALはあえてミッドフレックスからややソフトな設定にチューニングされているのがユニークな点です。

カタログスペックではフレックス6.8と記載されていますが、試乗したライダーの感想などをリサーチすると、トーション(ねじれ)が使いやすく、数値以上に扱いやすいという声も散見されます。

この「硬すぎない」という特性は、低速域での操作性に大きく貢献します。例えば、ツリーランのような細かいコントロールが求められる場面や、地形を使って遊ぶ際に、板をたわませやすいというのは大きなアドバンテージになるはずです。

脚力に自信がない方や、ガチガチのカービングボードだと疲れてしまうという方でも、無理なく板をコントロールできる可能性が高いですね。しなやかに動く板は、雪面の凹凸をうまく吸収してくれるため、長時間のライディングでも疲れにくいという利点も考えられます。

独特なスクエアノーズのシェイプ

ボードの見た目でひときわ目を引くのが、角張ったスクエア形状のノーズとテールです。このデザインは単なる見た目のインパクトだけでなく、機能的な意味もしっかり込められているようです。

公式サイトによると、スクエアな形状にすることで雪面を捉える面積(表面積)を確保し、パウダーでの浮力を高める効果が期待できるとされています。

さらに、ノーズとテールを似たようなスクエア形状にすることで、スイッチライディング時の違和感を軽減する狙いもあるようです。パウダーボードでありながら、ジャンプの着地やスイッチでの滑走も視野に入れたデザインと言えるでしょう。

フリースタイルモデルのようなアウトラインを持っているため、パウダーの中でスピンをしたり、マッシュで飛んだりといったアクションも積極的に狙っていけそうですね。

いわゆる「THE パウダーボード」といった尖ったシェイプとは一線を画す、遊び心あふれるシルエットが魅力です。

軽量なFM2コアによる操作性

スノーボードの操作性を左右する重要な要素の一つに重量がありますが、C-KENTIALにはNOVEMBERのラインナップの中でも特に軽量な「FM2 CORE」が採用されています。

このコア材は、空気の含有量が多いウッドを使用することで、強度を保ちつつ大幅な軽量化を実現しているとのことです。板が軽いということは、それだけで取り回しが楽になり、スイングウエイト(回転させる時の重さ)の軽減にもつながります。

特にパウダーの中では、雪の抵抗があるため板を操作するのに普段以上の力が必要です。しかし、ボード自体が軽量であれば、その負担を最小限に抑えることができますね。

リフトに乗っている時はもちろん、ハイクアップをしてポイントを目指すようなシーンでも、この軽さは強力な武器になるはずです。

軽快な操作感は、長時間のライディングでも集中力を途切れさせず、最後まで楽しく滑り切るための重要なファクターと言えるでしょう。

156cmというサイズ感の特徴

C-KENTIALは、現在のところメンズ向けとして156cmのワンサイズ展開となっています。

この「156」という数字は、一般的なフリースタイルボードと比べると少し長めに感じる方もいるかもしれませんが、パウダーボードとしては標準的、あるいはややコンパクトな部類に入ります。しかし、この1サイズ設定にはメーカーの明確な意図が感じられます。

全長1560mmに対して、有効エッジは1150mmと短めに設定されており、接雪長も990mmとコンパクトです。これにより、実際の長さよりも短く感じるような、軽快な操作性を実現していると考えられます。

一方で、ウェスト幅は260mmとかなりワイドに設計されています。この「短くて太い」スペックは、取り回しの良さと浮力を両立させるための黄金比と言えるかもしれません。

まさやん
まさやん

身長170cm前後の平均的な日本人男性であれば、この1本でパウダーからフリーランまで幅広くカバーできる絶妙なサイズ設定と言えそうですね。

NOVEMBERのC-KENTIALをジャンル別に評価

スペックを確認したところで、次は実際の雪山でどのようなパフォーマンスを発揮するのか、具体的なシーンやジャンルごとに評価を深掘りしていきましょう。得意なこと、苦手なことを理解しておけば、自分のスタイルに合っているかどうか判断しやすくなりますね。

ジャンル評価 (5点満点)コメント
カービングワイドな幅でドラグしにくく、深く切れる
フリーラン荒れたバーンもパウダーも万能にこなす
パウダーロッカーノーズと太さで浮力抜群
グラトリ (弾き系)フレックスが柔らかめなので高反発ではない
グラトリ (乗り系)面が広くプレスなどが安定しやすい
ラントリ流れの中で遊ぶスタイルに最適
キッカー (小~中)安定感はあるが抜けのタイミングに慣れが必要
キッカー (中~大)パーク専用機に比べるとやや不向き
ジブ不可能ではないが、板の特性上推奨はしない

パウダーでの浮力や操作性

モデルのコンセプト通り、パウダーでの性能は非常に高い評価が期待できます。前述したロッカーノーズとワイドなウェスト幅のおかげで、深雪でもノーズが刺さることなく、自然と浮き上がってくれるでしょう。

実際に試乗したライダーの声などを参考にすると、後ろ足に極端に体重をかけ続けなくても浮力が得られるため、リラックスしたポジションでパウダーを楽しめるようです。

また、テーパードシェイプ(ノーズよりもテールが細い形状)によって、ターンの抜けが良く、パウダーの中での細かい方向転換もスムーズに行えます。ツリーランのような障害物が多い場所でも、思った通りのラインを描きやすい操作性の高さは特筆すべき点です。

単に浮くだけでなく「パウダーの中で自在に動ける」という点は、フリースタイル志向のライダーにとって非常に魅力的ですね。スプレーを上げたり、地形で当て込んだりと、アクティブにパウダーを攻略したい方にうってつけと言えます。

イージーなカービング性能

パウダーボードというと「圧雪バーンでのカービングは苦手」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、C-KENTIALはその点もしっかりカバーしています。

足元のキャンバー構造と、260mmという広めのウェスト幅が効いており、ブーツのつま先や踵が雪面に当たる「ドラグ」を気にせず、深くボードを立てたカービングが可能になります。

「イージーなカービング」と表現されることが多いように、ガチガチのハンマーヘッドボードのようにシビアなエッジ操作を要求されるわけではありません。適度なフレックスとトーションのおかげで、ターン導入がスムーズで、気持ちよく円を描くことができるでしょう。

特に、朝一のパウダーを楽しんだ後、午後のゲレンデを流すようなシチュエーションでも、ストレスなくキレのあるターンを楽しめるのは大きなメリットです。カービングを極めるというよりは、気持ちの良いターンを楽しむクルージングに向いていると言えますね。

グラトリやラントリへの適性

フリースタイル要素を取り入れたモデルだけあって、グラトリやラントリ(ラン&トリック)との相性も悪くありません。

特にラントリに関しては、フリーランの流れの中で180(ワンエイティ)や360(スリーシックスティ)を織り交ぜるようなスタイルに非常にマッチします。スクエア形状のノーズとテールは面で雪を捉える感覚があり、プレストリックなどの安定感も出しやすいと考えられます。

一方で、高回転や高さを求める弾き系のグラトリに関しては、少し慣れが必要かもしれません。セットバックが入っているディレクショナル形状であることや、ノーズとテールの長さが異なるため、完全なツインチップボードと同じ感覚で回そうとすると違和感を覚える可能性があります。

また、ミッドソフトなフレックスは爆発的な反発を生むタイプではないため、どちらかと言えば、地形や流れを使ったおしゃれなトリックや、中低速でのバター系トリックなどでその真価を発揮するでしょう。あくまで「パウダーボードとしては」かなりグラトリもしやすい、という認識が良さそうです。

地形遊びやフリーランの楽しさ

このボードが最も輝くのは、ゲレンデ脇の壁や起伏を使った地形遊び、そして自由なライン取りを楽しむフリーランの場面かもしれません。

FM2コアによる軽快な操作性と、適度な柔らかさは、予測不可能な雪面の変化にも柔軟に対応してくれます。壁に当て込んでスラッシュを上げたり、小さなギャップでオーリーをしたりといった動作が、直感的に行える楽しさがあります。

「Sequential(連続する)」という名前の由来通り、カービングからパウダー、そして地形遊びへと、シームレスに滑りをつなげていけるのがこのモデルの醍醐味です。

特定のジャンルに特化するのではなく、雪山全体を一つの遊び場として捉えるような滑り方には、これ以上ない相棒となるでしょう。

ゲレンデの端から端まで、あらゆるポイントで遊びながら滑り降りたいという欲張りなライダーの期待に応えてくれるポテンシャルを秘めています。

キッカーやパークでの安定感

パークライディング、特にキッカーに関しても、C-KENTIALはある程度の対応力を持っています。

アプローチでの安定感はしっかりしており、スクエアなテール形状のおかげで、着地時の安定性も確保されています。特にパウダーランディングのジャンプなどでは、その浮力と面で捉える形状が着地を助けてくれるはずです。

ただし、パークメインで滑ることを想定して作られたボードではないため、ジブアイテム(ボックスやレール)をガンガン攻めるような使い方はあまり推奨されません。ソールやエッジへのダメージを考えると、やはり雪の上での遊びをメインにするのがベターです。

また、巨大なキッカーを飛ぶようなシーンでは、もう少し硬いフレックスや長い有効エッジが欲しくなる可能性もあります。

あくまで、流している途中にポコジャンや小さめのキッカーがあったら飛んで楽しむ、といったスタンスで付き合うのが、この板の良いところを引き出せる使い方と言えるでしょう。

まとめ:NOVEMBERのC-KENTIALについて総合評価

この記事では、NOVEMBERのC-KENTIALについて、スペックや各ジャンルでの評価を詳しく解説してきました。

パウダーでの浮力はもちろんのこと、フリースタイルな動きやカービングまで楽しめる、非常にバランスの取れたオールマウンテンボードであることがわかりましたね。

最後に、これまでの情報を踏まえて、このモデルの評価ポイントをまとめておきましょう。

  • パウダーでの浮力と操作性を両立したパウダーキャンバー形状
  • ノーズのロッカー形状により深雪でも沈み込みにくい
  • ミッドソフトなフレックスで脚力に自信がなくても扱いやすい
  • トーションが使いやすく低速域でのコントロールも容易
  • スクエア形状のノーズとテールでスイッチや着地も安定する
  • FM2コア採用により軽量で取り回しが非常に軽い
  • 156cmのワンサイズだがワイドなウェストで浮力は十分
  • 有効エッジが短めで実際の長さよりもコンパクトに感じる
  • ドラグしにくいワイドウェストで深いカービングが可能
  • ラントリや地形遊びとの相性が抜群に良い
  • 本格的な弾き系グラトリよりも乗り系やバター系に向いている
  • パーク専用ではないがキッカーやジャンプもこなせる
  • パウダーボードでありながらフリースタイルな遊びができる
  • 朝一のパウダーから午後の荒れたバーンまで一日中遊べる
  • ジャンルを問わず雪山全体を流して遊びたい人に最適

この他にもNOVEMBERにはさまざまな板があるため、気になる場合はNOVEMBERのボードを評価した記事もあるためご確認ください!

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フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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