2021.11.03 2025.12.11

【NITRO】BANKERの評価はフリースタイル性が高いパウダーボード！バンクドスラロームもOK！

まさやん

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【NITRO】BANKER

NITRO「BANKER（バンカー）」が気になっているけれど、「自分に扱えるスペックなのかな？」「パウダーやカービングの評価はどうなんだろう？」と疑問を感じていませんか？

特にQuiverシリーズの中でも「最速」との呼び声高いこのモデルが、バンクドスラロームだけでなく、普段のゲレンデクルージングやパウダーランでどれほど楽しめるのかは、購入前にしっかり確認しておきたいポイントですよね。

また、毎年のように進化するスノーボードギアの中で、あえて型落ちモデルを選ぶメリットがあるのかどうかも気になるところかなと思います。

この記事では、NITRO「BANKER」のスペックや乗り味、得意なジャンルについて、試乗レビューやライダーの評判も交えながら詳しく解説していきますので、ぜひ板選びの参考にしてみてください。

記事のポイント

NITRO「BANKER」の評価が高い理由と特徴
カービングやパウダー性能の実際の評価
苦手なジャンルとNITRO「BANKER」の評価
NITRO「BANKER」の評価とお得な選び方

NITRO・BANKERのスペック面で評価
NITRO「BANKER」をジャンル別に評価

NITRO・BANKERのスペック面で評価

【NITRO】BANKER

項目	詳細
シェイプ	ディレクショナル / テーパード
形状	トゥルーキャンバー (TRUE CAMBER)
フレックス	8/10 (硬め・レスポンス重視)
ソール	シンタード・スピードフォーミュラIIベース
コア	パワーコアII
サイドカット	プログレッシブ (加速するターン弧)

トゥルーキャンバーが生む強力な反発

NITRO「BANKER」の最大の特徴とも言えるのが、足元に採用された「トゥルーキャンバー」です。

最近はハイブリッドやロッカー形状の板も増えていますが、このモデルは昔ながらの正統派キャンバーを採用しており、踏み込んだ時に返ってくる反発力が桁違いに強いですね。

ターン後半で板をしっかりと踏み込むと、まるでバネのように次のターン方向へと体を押し出してくれる感覚を味わえるかなと思います。

この強力な反発力は、荒れたバーンや高速域での安定感にも直結しています。エッジが雪面をがっちりと捉えて離さないため、スピードを出しても板がバタつきにくく、ライダーが意図した通りのラインを描きやすいのが魅力です。

脚力はそれなりに求められますが、その分だけ自分で板をコントロールして滑る楽しさ、「板に乗せられる」のではなく「板を操る」喜びをダイレクトに感じられる仕様だと言えます。

高速滑走を支えるシンタードベース

滑走性能を語る上で欠かせないのが、NITROが誇る「シンタード・スピードフォーミュラIIベース」の存在です。このソール素材は、ワックスの浸透性が非常に高く、春先のシャバ雪からハイシーズンの極寒パウダーまで、あらゆる雪質で高い滑走性を発揮してくれます。

特に緩斜面や平坦な連絡コースで、周りのスノーボーダーが失速していく中で、自分だけスイスイと進んでいける快感は、このグレードのソールならではの特権かもしれません。

NITRO「BANKER」は「Quiverシリーズ」の中でも最速モデルと位置付けられており、バンクドスラロームの大会でコンマ1秒を争うようなシーンでも信頼できるスピード性能を持っています。

メンテナンスさえしっかり行っていれば、滑り出しの初速から圧倒的な速さを体感できるはずです。「とにかく速い板が欲しい」「緩斜面で止まりたくない」と考えている方にとって、このソールの品質は非常に心強い要素になります。

軽量さと強度を兼ね備えたコア素材

ボードの心臓部には「パワーコアII」という、ポプラ材とビーチ材を組み合わせたウッドコアが使用されています。

全面的に軽量なポプラ材を使いつつ、負荷のかかる部分に強度の高いビーチ材（ブナ）を配置することで、軽快な取り回しと、折れやヘタリに強い耐久性を両立しているのがポイントです。

実際に持ってみると、フレックスの硬さから想像するよりも軽く感じる方が多いかもしれません。

このコアのおかげで、ハードなライディングを繰り返しても板の反発力が長持ちしやすく、シーズンを通して高いパフォーマンスを維持できます。

硬めのフレックス設定（10段階中8程度）でありながら、ガチガチで動かない鉄板のような感覚ではなく、しなやかさの中に芯のある強さを感じられる乗り味に仕上がっています。

ライダーのパワーをロスなく雪面に伝えてくれるので、キレのある動きが可能になるわけです。

ディレクショナルシェイプの特性

NITRO「BANKER」のアウトラインは、ノーズが少し長めでテールが短い「ディレクショナルシェイプ」を採用しており、さらにノーズからテールにかけて幅が狭くなる「テーパード」が入っています。

この形状のおかげで、ターンへの導入が非常にスムーズになり、ターン後半ではテールの抜けが良く、次々とリズム良く切り返しを行えるのが特徴です。特にカービングやバンクの中での操作性は抜群ですね。

また、ノーズエリアにボリュームがあるため、パウダーなどの非圧雪バーンでも自然と浮力を得やすくなっています。セットバックが入っていることで、後ろ足に体重を乗せやすく、深雪でもノーズが刺さりにくい設計です。

スイッチスタンスでの滑走はツインチップに比べると違和感がありますが、フリーライディングにおいては理にかなった、非常に完成度の高いシェイプだと言えます。「基本はレギュラースタンスで山全体を攻めたい」というスタイルには最適です。

お得な型落ちモデルの市場価値

【NITRO】QUIVER BANKER 型落ちモデル

最新モデルのグラフィックも魅力的ですが、NITRO「BANKER」に関しては、基本的な構造やコンセプトが大きく変わらない年式も多いため、型落ちモデルを狙うのも賢い選択肢の一つです。

スノーボードギアの価格が高騰している昨今、1シーズン前のモデルというだけで数万円安く手に入るケースも珍しくありません。性能面で大きな妥協をすることなく、浮いた予算をビンディングやブーツ、あるいはリフト券代に回せるのは大きなメリットですね。

ただし、NITRO「BANKER」は非常に人気のあるモデルなので、状態の良い型落ち品や人気のサイズ（159cmなど）はすぐに売り切れてしまう傾向があります。特に「Quiverシリーズ」はコアなファンが多く、中古市場でも値崩れしにくい印象です。

もし自分に合うサイズの型落ちモデルを見つけたら、早めに決断することをおすすめします。基本的な滑走性能は年式を問わず高水準なので、デザインが気に入れば旧モデルでも全く問題なく楽しめるはずです。

NITRO「BANKER」をジャンル別に評価

【NITRO】BANKER

ジャンル	評価 (5.0満点)	コメント
カービング	5.0	ズレないエッジグリップと加速感が最高。
フリーラン	5.0	荒れたバーンも突き進める走破性あり。
パウダー	4.5	ノーズの浮力が強く、スピードに乗れる。
グラトリ(弾き)	2.0	硬くてしならせるのにかなりの脚力が必要。
グラトリ(乗り)	1.5	プレス系の動きは維持が難しく不向き。
ラントリ	3.5	高速域での大きなアクションなら可能。
キッカー(小~中)	3.0	安定感はあるが、遊びは少ない。
キッカー(中~大)	4.0	アプローチが速く、着地も耐えられる。
ジブ	1.0	硬さとキャンバー形状のため推奨しない。