スノーボードのミドルターンを徹底解剖!5つの重要ポイントを深掘り!
スノーボードのミドルターン、それは多くのスノーボーダーがマスターしたいと願うテクニックの一つです。
しかし、実際にはそのテクニックには多くの繊細な要素が組み合わさっています。この記事では、その複雑な要素を5つの重要なポイントに絞り、それぞれを詳しく解説しています。
ターンの前半での体の位置、エッジングの角度、上半身のバランス、そしてトレーニング方法など、ミドルターンを成功させるための具体的なステップを提供します。
この記事を読むことで、スノーボードのミドルターンがこれまで以上にスムーズに、そして美しくなるでしょう。
ぜひ、この機会にミドルターンのテクニックを磨き、スノーボードのパフォーマンスを次のレベルへと引き上げてください。
ミドルターン/バランス:ヒール側は前脇、トウ側は後ろ脇を締めてターンするとフォームが安定
- ミドルターンのリズムが不安定で遅くなってしまう人
- ミドルターンでよく転んでしまう人
- ミドルターンでカービングですべりたい人
ヒールサイド:前脇をしめてターンに入り、 ターン後半で開放する
切り替えたらすぐに前の手を少し開くように構え、前側の腕を脇につけるように締めて滑っていきます。後ろ腕は脇につけずに軽く構えましょう。
ターン後半では、前側の脇を締めたまま肩を少し上げ、脇を解放しながらトウサイドに切り替えていきます。
ヒールサイドでは、前手を軽く開いて腕を体につけるように前側の脇を締めてターンしていきます。
トウサイド:後ろ脇をしめてターンに入り、 ターン後半で開放する
後ろ側の手を軽く開くように構え、ターン前半から後ろ側の腕を脇につけるように滑っていく。前腕は脇につけずに軽く構えましょう。
ターン後半では、脇を締めたまま肩を少し上げ、腕を放しながらヒールサイドに切り替えていきます。
トウサイドでは、後ろ手を軽く開いて腕を体につけるように後ろ側の脇を締めてターンしていきます。
山側になるほうの脇を締めてターンに入ると上半身が安定する
ここからは、ミドルターンを磨くためのトレーニング方法について紹介します。ミドルターンは、ロングターンとショートターンの中間のターンサイズです。
このミドルピッチでのターンコントロールは、バランスを取ることが難しいと言われています。
ターン中のバランスが悪いと、リズムが取れずにターン弧が大きくなったり、ボードがズレたりしてしまいます。そのため、上半身のバランスを保つ必要があります。
ここで紹介するのは、山側になる方の脇を締めてターンする方法です。ヒールサイドターンでは、切り替え直後から前腕を脇につけて、前側の脇を締めてターンに入っていきましょう。
ターン後半では、前側の脇を締めたまま前肩を上げてターンを仕上げていき、腕を脇から放しながら切り替えていきます。
トウサイドターンでは、ターン前半から後ろ側の手を軽く広げながら、後ろ腕を脇につけるように締めてターンしていきましょう。
ターン後半では、後ろ側の脇を締めたまま後ろ肩を上げてターンを仕上げて、腕を脇から開放しながら切り替えていきます。
こうすることで、上半身のバランスが保たれ、スムーズに切り替えていくことができます。切り替えの早いミドルターンでは、確実にターン中のフォームをキープして滑らなければ、一定のリズムでカービングターンを連続することはできません。
このトレーニングを試して、ターン中のバランスを安定させましょう。こうすることで、上半身のバランスが保たれ、スムーズに切り替えていくことができます。
切り替えの早いミドルターンでは、確実にターン中のフォームをキープして滑らなければ、一定のリズムでカービングターンを連続することはできません。
このトレーニングを試して、ターン中のバランスを安定させましょう。
- ヒールサイドターンに入ったら左腕を脇につけてターンする
- ターン後半にかけて腕を脇につけたまま左肩だけを上げていく
- 肩を上げながら脇に付けている腕を開放して、切り替えていく
- トウサイドターンに入ったら右腕を脇につけてターンしていく
- ターン後半にかけて右腕を脇につけたまま
- 右肩 だけを上げていく右肩を上げながら右脇につけている腕を 開放して、切り替えていく
- 繰り返し、 ヒールサイドターンに 入ったら左腕を脇につけてターンしていく
- ターン後半にたけて左腕を脇に付けたまま左肩をターンに合わせて上げていく
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ミドルターン/谷回り:1本のオールで漕ぐようにターンに入ると谷回りから角付けすることができる
- カービングでミドルターンができない人
- 谷回りからエッジを立てられない人
- ターン後半、ボードがズレてしまう人
ヒールサイド
谷回り:オールを使って漕ぎながら、前手を下げてターンに入ることで、ヒールサイドエッジから角付けしていくことができます。
山回り: ターン後半、前手を引くことで後ろ手を出して切り替えていきます。
トウサイド
谷回り:1本のオールで漕ぐように、後ろ手を下げてターンに入ることで、トウサイドエッジから角を付けることができます。
山回り:ターン後半、 後ろ手を 引くことで 前手を出 して切り替えていく。
スノーボードを漕ぐイメージで滑ると、谷回りからしっかりと角付けしてターンに入ることができます。
スノーボードを持って滑っている場合は、棒を持っているイメージで滑れば同じようにできます。
切り替えから体が谷側に移動できるため、ターン前半から強い角付けで雪面を捉えることができます。
これによって、カービング要素が強くなり、深いターン弧を描くことができます。
ターンを確実に仕上げれば、テンポよくリズムをとることができる
ミドルターンは、ターンの前半にあたる谷回りから確実に角付けして入らなければ、カービングしていくことができません。
この技術は非常に難しく、ミドルターンで連続してカービングするためには、切り替え直後から強い角付けで雪面を捉え、確実な谷回りをしながら滑る必要があります。
そのためには、切り替えで体を谷側に運ぶ必要があります。ターン前半で体を谷側に移動させるには、1本のオールを漕ぐようなイメージで滑るのが効果的です。
ヒールサイドのターン前半では、前腕を突き出してターンに入ることで、体を谷側に運ぶことができます。
切り替え直後からは、ヒールサイドエッジを強く立ててターンに入ることができます。
続いて、オールを漕ぐように前腕を引きながら後ろ腕を突き出し、トウサイドターンに切り替えていきます。
この時のタイミングを合わせることができれば、切り替え直後からトウサイドエッジを立ててターンに入ることができます。
そのまま続けて、後ろ腕を引きながら前腕を突き出し、ヒールサイドエッジに切り替えていきます。
これを繰り返すことで、ミドルターンに必要な要素である、ターン前半の強く角付けした谷回りができるようになります。
ターン前半から強い角付けで雪面を捉えることができれば、スピードに乗った深いターン弧を描くことができます。
- トウサイドターンからヒールサイドへと切り替えている
- 1本のオールで漕ぐように前腕を下げながら前に出して、 棒の先端から雪面を触れていくイメージですべる
- ターン後半、オールを漕ぐイメージで前腕を引きながら後ろ腕を少しづつ出していく
- 前腕をさらに引いて、右手を出していく
- 右手を下げながら切り替える
- 1本のオールで漕ぐように後ろ腕を下げながら前に出してターンに入っていく
- 後ろ腕側の棒の先端から雪面に触れていくイメージでターンしていく
- ターン後半、オールを漕ぐイメージで後ろ腕を引きながら前腕を少しづつ出していく
- 後ろ腕をさらに引いて、 前腕を出していく
- 後ろ腕を下げながら前に突き出し、 ヒールサイドへと切り替えていく
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ミドルターン/リズム:足を伸ばしながらグリップを強め腕を振り上げてターンを仕上げる
- ミドルターンのリズムが遅くなってしまう人
- ターンが浅くなってスピードがどんどん出てしまう人
- 切り替えが遅くなってターン弧が大きくなってしまう人
ターン後半、 後ろ足を意識して素早く切り替える
ミドルターンでは、リズムが非常に重要です。リズムが遅いとターン弧が大きくなりすぎ、早いと小さくなりすぎてしまいます。
適切なリズムを刻むことで、理想的なミドルターンになります。そのリズムを作るポイントは、ターン後半の仕上げの部分にあります。
トウサイドターンでは、時計の文字盤をイメージして4時から5時にかけてターンを仕上げます。
4時の辺りで後ろ腕を下から上に振り上げながら、同時に両足を伸ばすことでエッジングを強めます。
タイミングよくエッジグリップが強まると、弧は深く切れ上がり、ターンが仕上がります。
ターンが仕上がる瞬間にグリップが強まるので、そこを支点にして素早く、確実に切り替えることができます。
同時に、山回りのターンをしっかりと切り上げることで、弧を深く切ることができ、連続したミドルターンを描くことができます。
ヒールサイドターンでは、文字盤の8時の位置からターンを仕上げ始めます。前腕を下から上に振り上げて、同時に両足を伸ばすことでエッジングを強めます。
エッジグリップが強まると、弧が深く切れ上がり、ターンが仕上がります。ターンの仕上げの瞬間に足場ができるため、そこを支点に切り替えていきます。
このように、自分からターンを仕上げる運動を積極的に行なうことで、リズムが取れるようになります。意識してトライしてみましょう。
時計の文字盤をイメージして仕上げのタイミングを覚える
トウサイドターン、ヒールサイドターンともに、足を伸ばしてエッジングを強め、ターンを仕上げます。
時計の文字盤で例えると、トウサイドターンは4時から5時にかけて、ヒールサイドターンは7時から8時にかけてターンを仕上げていきます。
足を伸ばしながらエッジングを強めるとターン弧が切れ上がり、グリップが強まるのでそこに足場ができ、次のターンへと切り替わっていきます。
この足場をしっかり作ることが、良いリズムのポイントとなります。グーフィースタンスの場合は逆です。
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ミドルターン/後ろ足:後ろ足を意識して切り替えればターン前半からカービングできる
- ミドルターンの谷回りの角付けできない人
- ミドルターンでズレてしまう人
- 切り替えが遅く、ターン弧が大きくなってしまう人
ヒールサイド
ヒールサイドはツマ先 を引き上げて足首を ロックしたままカカトからエッジング。
トウサイド
トウサイドは後ろのヒ ザをツマ先方向に出しながら曲げ、 それに合わ せて足首を曲げること でツマ先からダイレク トにエッジングする
後ろ足を使ってダイレクトに切り替える
上の写真のように、後ろ足を意識してエッジを切り替えていきます。
ヒールサイドでは、ツマ先を引き上げて足首をロックしたままエッジングし、トウサイドでは、後ろの膝をツマ先方向に出すことで足首を曲げてトウエッジで直接角付けしていきます。
うまくできたら素早く切り替えることができ、強い角付けでターンに入ることができます。
ターン後半、 後ろ足を意識して素早く切り替える
ミドルターンはリズムが早いため、ターン前半から確実にエッジングしていかなければ、カービングを維持することができません。
ここでは、ターン前半から確実にエッジングするために、後ろ足を意識しながら切り替えていくためのポイントを紹介します。
ヒールサイドへの切り替えは、後ろ足のツマ先を引き上げて足首をロックしたままカカトからエッジングしていきます。
同時におしりを谷側に運ぶように重心を移動させると、より強くエッジングしていくことができます。
トウサイドへの切り替えは、後ろのヒザをツマ先方向に出すことで足首を曲げて、ツマ先からダイレクトにエッジングしていくことができます。
このようにリズムが早いミドルターンの中で後ろ足への意識が重要となります。
普段、前足ばかり意識してしまい後ろ足はおろそかになりがちという人も多いのではないでしょうか。
しっかり後ろ足も意識できると素早く切り替えることができ、ターン前半から確実に雪面を捉えてターンに入ることができます。
ターン前半の谷回りから強い角付けでターンに入ることができれば、最後までカービングを維持して滑ることができます。
もちろん、前足も無意識でいいわけではありません。後ろ足と連動させて切り替えていくことでエッジを切り替えていきましょう。
後ろ足が素早く動くことで前足から雪面を捉えることができ、ターン弧をしっかりと作っていくことができます。
- ミドルターン中盤しっかりと角付けを保つ
- ターン後半にかけて足を伸ばしながらエッジングを強めて切り替えていく
- 後ろ足を意識して素早くトウサイドエッジへと切り替えていく
- 後ろ足のツマ先からダイレ クトにエッジングしてトウサイドターンへと切り替わる
- 角付けを保ってトウサイドターンに入っていく
- トウサイドターン後半、ターンを仕上げながら切り替えの準備に入る
- 足を伸ばしながらエッジングを強めて 切り替えていく
- 後ろ足を意識して素早くヒールサイドエッジへと切り替えていく
- 後ろ足のカカトからダ イレクトにエッジングしてヒールサイドターンへと切り替わる
- ターン前半から確実に角付けすることで、カー ビングを保つことができる
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ミドルターン/体軸:手で雪面を触るようにターンすれば軸が傾いて強いカービングになる
- 角付けが弱くてカービングにならない人
- 体軸を傾けることができない人
- ミドルターンのリズムが不安定な人
ヒールサイド:肩のラインを保ちながら前側の手を雪面に近づけていく
ヒールサイドターンは、胸を軽く進行方向に向けてフォームを作り、左手は雪面に触れるように、右手は前ヒザの上に置くようにしてターンしていきます。
このとき、肩のラインが平行に保たれ、体の中心線と肩のラインを結ぶ『十文字』がキープされることが重要です。
雪面に手が触れるくらい近づけば、それだけ体軸が傾き、角付けが強くなっているという目安になります。
トウサイド:頭を起こして両手を雪面に近づけていく
トウサイドターンは、両手で雪面に触れるようにして滑っていく技術です。この時に、頭が倒れて目線も傾くと転倒しやすくなります。
そのため、頭をしっかりと起こして目線を平行に保つことがポイントとなります。
両手が雪面に触れるくらい近づけば、体軸が強く傾いているため、角付けも強くなり、鋭いカービングターンが可能になります。
体軸を強く傾けることでカービング要素が強くなり、深いターン弧を描ける
ミドルターンでは、ターン弧が大きくならないよう、強い角付けでターンをつないでいくことが重要です。
角付けが弱いと、ターンが大きくなり、ターン弧も浅くなってしまうため、スピードに負けてボードがズレてしまいます。
このような事態を避けるためには、体軸を強く傾けてターンすることが必要です。体軸とは、体の見えない軸のことで、体が倒れると体軸も傾くことになります。
スノーボードは直滑降以外は、大なり小なり体軸が傾いてすべっています。ハイスピードのバイクや自転車が曲がる時に内側に傾くイメージと同じです。
体軸を強く傾けると、角付けも強くなるため、深くターンすることができます。雪面を手で触れるようにターンすることで、体軸の傾きを作りましょう。
ヒールサイドターンでは、股関節とヒザを曲げながら前の手で雪面に触れるようにターンします。
ここで重要なのは、雪面に触れようとする意識が強すぎると腕だけが伸びてバランスを崩してしまうため、肩のラインを保ったまま前の手を雪面に近づけていくことです。
トウサイドターンでは、両手を雪面に近づけていきます。この時の注意点は、頭が倒れるとバランスが崩れやすくなるため、頭を起こして目線を進行方向に送り続けることが大切です。
このように雪面に手を近づけてターンすることで、体軸が強く傾き、角付けを保つことができるため、鋭いカービングのミドルターンを実現できます。
ヒールサイド
- ヒールサイドターンへ切り替えて、股関節とヒザを曲げてフォームを作っていく
- 肩のラインを平行に保ちながら前の手で雪面に触れるようにターンする
- 胸を少しターン方向に向けて、前の手で雪面に触れるようなイメージ、 右手は前ヒザの上に置くようにターンする
- 左手を雪面から離して切り替えていく
トウサイド
- 低い姿勢から起き上がりトウサイドへと切り替えて いく
- トウサイドに切り替えたら両手を雪面につけ るように姿勢を低くしていく
- ターン後半にかけて両手で雪面に触れるようにターンしていく
- 体軸の傾きが強いので、頭が倒れ過ぎないように起こして目線を斜面に対して平行に保つ
まとめ:スノーボードのミドルターンについて徹底解剖
- ターン前半で体を斜面側に移動させることがカービングの鍵
- ターンを確実に仕上げることで、テンポよくリズムを取る
- ヒールサイドとトウサイドの切り替えには強い角度付けが必要
- 体軸を傾けることで強いカービングが可能
- ターン中の上半身のバランスが重要であり、それを保つために脇を締める
- ターン後半で足を伸ばしながらエッジングを強める
- 後足を意識することで素早いエッジの切り替えが可能
- ターン前半から確実に角度を付けると、カービングを維持できる
- ターン中のリズムが不安定な人には特に有用
- トレーニングは角度付けが弱くてカービングにならない人や体軸を傾けられない人に推奨
スノーボードのミドルターンについて、多くの方が悩んでいると思いますが、この記事で紹介した5つのポイントをしっかりと押さえれば、よりスムーズで美しいターンが可能です。
まず、ターンの前半で体を斜面側にしっかりと移動させることが、カービングの成功に繋がります。また、ヒールサイドとトウサイドの切り替えには、強い角度付けが必要とされています。
この角度付けがしっかりできると、ターン中でもバランスを崩すことなく、美しいカービングを維持できます。
さらに、上半身のバランスも非常に重要です。特に、ターン中に脇を締めることで、上半身の安定が保たれます。後足を意識することで、エッジの切り替えもスムーズに行えるでしょう。
最後に、トレーニングは特に、角度付けが弱くてカービングにならない方や、体軸をうまく傾けられない方におすすめです。
以上のポイントを意識するだけで、ミドルターンが格段に上手くなるはずです。ぜひ、次回のスノーボードで試してみてください。