【FNTC】スノーボード全7種類の評価!グラトリ・カービングを意識した設計!型落ちモデルはお買い得!
- FNTCの全種類のスノーボードを知りたい!
- どんなテクノロジーが使われているの?
- どんなジャンルにおすすめなボードがあるの?
FNTCは、ここ数年でかなり注目度が上がってきているスノーボードブランドです。あなたも、FNTCのボードに興味を持っていることかと思います。ここ数年で種類も増えていますね。
そこで、この記事ではFNTCのスノーボードを全種類紹介していきます。僕はどのボードも試乗会で乗ったことがあるため、その経験からもお伝えしていきます。
まずは、FNTCに搭載されているテクノロジーを紹介したあとに、個々のモデルについて紹介していきます。より詳細な評価などは個別記事を用意しているため、合わせてご覧いただければと思います。
【FNTC】スノーボードのテクノロジー
FNTCのスノーボードには、さまざまなテクノロジーが搭載されています。ここで取り上げていくのは、ハニカムテクノロジー、コア構造、形状について見ていきます。それほど難しいことではありません。よりFNTCのスノーボードを知ることができます。
ハニカムテクノロジー
FNTCのスノーボードの最大の特徴といえば「ハニカムテクノロジー」を挙げることができます。このハニカムテクノロジーとは、コア構造がハチの巣状になっていることから、軽量化を実現しています。
従来であれば木材を重ね合わせることが大半ですが、ハニカムテクノロジーにより空洞を確保してより軽量化されています。
そのため、FNTCのスノーボードはどれも軽く、グラトリではノーリートリックなどでスイングスピードが速まりメイク率、回転数をアップさせるという効果があります。
コア構造
FNTCのスノーボードのコア構造には先ほどのハニカムテクノロジーをどこに搭載しているか3種類の仕様があります。「HONEYCOMB GT CORE」「HONEYCOMB AT-2 CORE」「HONEYCOMB B CORE」です。
HONEYCOMB B CORE
B COREは、最もベーシックなコア構造です。ボードの中心部にハニカムテクノロジーを搭載することで、柔らかいけど反発があるボードに仕上げることができます。グラトリの弾き系トリックと相性が良いですね。
HONEYCOMB GT CORE
GT COREは、ノーズ・テール、ノーズからテールの間にも施されています。そのため、Bコアよりも重量が45%軽くなっているようです。ノーリー720など、高回転トリック時にスイングスピードも向上して有利になります。
HONEYCOMB AT-2 CORE
AT-2 COREは、DDCというパウダー・カービング性能を高めたモデルのみで採用されています。ボード全体を軽くする目的もありますが、ノーズのみにハニカムテクノロジーを搭載して、前方をパウダーでの浮力を増すために設計されています。
形状
形状とは、スノーボードは平たいところにおいて、真横から見たボードの反り返り方のことを言います。FNTCでは5種類の形状があります。
CAMBER
CAMBERは反り方が弓なりになっているアーチ状です。接地面が2点あり、しっかりと雪面をグリップすることでエッジ抜けを軽減することができます。
黎明期からある形状でさまざまなボードに採用されていますが、近年はハイブリットキャンバーなどが台頭しているため数は少なくなっています。カービングボードではよく採用されています。FNTCではCVTのみで使用されています。
POP CAMBER
POP CAMBERはキャンバーのアーチがありつつも、ノーズ・テール部分はロッカーのように反り返っているハイブリットキャンバーのことを言います。キャンバーよりもエッジ抜けが良いため、グラトリでも弾き系トリックを得意とする形状です。「SoT」「TNT-C」で採用されています。
V-DOUBLE CAMBER
V-DOUBLE CAMBERはPOP CAMBERの中心にもロッカーがある形状のことを言います。いわゆる、ダブルキャンバーのことです。センターにロッカーがあることで、POP CAMBERよりもエッジの抜けが良いです。重心をどちらかに移動させると反対側が浮くためグラトリのプレス系トリックがとても行いやすいです。「CAT」で採用されています。
L-DOUBLE CAMBER
L-DOUBLE CAMBERは、ダブルキャンバーでも平たいところに置くとテールとノーズ部分が接しているという特徴があります。そのため、これまでダブルキャンバーは硬いバーンでのターンが欠点とされていましたが、克服した形状となっています。
POP CAMBERとV-DOUBLE CAMBERの中間的な印象です。エッジ抜けもよくて、センターにも張りがある、操作性がとても良い形状です。初心者向けな「TNT-L」に採用されています。
POW CAMBER
POW CAMBERは、ノーズに向かってS字を描くような形状になっています。いわいるパウダーロッカーと呼ばれている形状です。
深いパウダーでは、浮力を得ることができます。ターン時もしっかりと反応するため、さまざまなブランドがパウダー向けボードに採用している形状です。FNTCでは「DCC」が採用しています。
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【FNTC】スノーボード全7種類の評価
FNTCでは全7種類のボードがラインナップされています。グラトリ向き5種類、カービング向き2種類というジャンルを絞ったモデル展開をしています。とくに、グラトリでは「TNTシリーズ」が流行ったため、グラトリ定番ボードになっています。各モデルを見ていきましょう。
TNT-R
コア構造 | B コア |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | L-ダブルキャンバー |
フレックス | 10段階中3(柔らかい) |
定価 | 64,900円 |
おすすめジャンル | グラトリ(乗り系) |
TNT-Rはグラトリ界に大きな影響を与え、柔軟なしなりが魅力的で癖になると多くの人が感じています。初心者でも簡単にしならせることができ、プレスの安定感が抜群です。
また、センターにハニカムというバネを埋め込むことで、ダブルキャンバーの欠点を克服、程よいところで止まり、爆発的な反発が返ってくるというトランポリンのような感覚が味わえます。
TNT-Rは、グラトリに挑戦したい人や上達したい人にとって最適な選択になります。ほかの記事では、さらにTNT-Rの評価をまとめています。
TNT-C
コア構造 | Bコア |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | POP CAMBER |
フレックス | 10段階中4(やや柔らかい) |
定価 | 64,900円 |
おすすめジャンル | グラトリ(弾き系)・カービング |
TNT Cは、スノーボード初心者から上級者まで楽しめるマジックボードの代表格です。グランドトリックに特化したデザインは、このボードが「スノーボードそのものを楽しむ」というコンセプトで開発されたことを物語っています。
TNT Rの人気を継承したキャンバーモデルで、イージーハンドリングとセンターフレックスが柔軟な板のしなりと捻じれを提供します。
より軽い荷重で曲がってくれるオートマチックな乗り心地を実現し、初めてのマイボードとして、楽しさと笑顔を与えてくれる最高のボードがTNT Cです。ほかの記事では、さらにTNT-Cの評価をまとめています。
TNT-L
コア構造 | Bコア |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | L-ダブルキャンバー |
フレックス | 10段階中3(柔らかい) |
定価 | 64,900円 |
おすすめジャンル | グラトリ(弾き系・乗り系) |
「Lowダブルキャンバー」は、「Vダブルキャンバー」の硬いバーンでのターン性能を向上させるために開発されたキャンバー形状です。この形状により、スピード調整がしやすく、丁度良いズラしやすさがあり、ターンのやりやすさを兼ね備えています。
初心者でもターンを習得しやすく、グラトリのレベルアップも可能なボードになっています。「TNT L」は、スノーボード全体のレベルアップを目指して生まれました。ほかの記事では、さらにTNT-Lの評価をまとめています。
CAT
コア構造 | GTコア |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | V-ダブルキャンバー |
フレックス | 10段階中5(普通) |
定価 | 86,900円 |
おすすめジャンル | グラトリ(乗り系) |
昨シーズンのCATはフルモデルチェンジされ、超軽量ボディで経験値を超えるトリックができることが大好評でした。テーマは「遊びの領域を超えろ!」で、POPで楽しく、そして時には攻めた滑りを可能にするために開発されたボードです。
最先端のWキャンバーがプレスを簡単にし、カーボン V-RODがプレス時に最上級の安定感を作り出し、高反発を生み出し、弾きの高さを異次元のものにします。
さらに、HC-GT構造がボードの先端に重量を極限まで減らし、経験値を超える高回転を可能にします。ほかの記事では、さらにCATの評価をまとめています。
SoT
コア構造 | GTコア |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | POP CAMBER |
フレックス | 10段階中6(普通) |
定価 | 86,900円 |
おすすめジャンル | グラトリ(弾き系)・パーク |
昨シーズンのSoTは、超軽量ボディでトリックの幅が広がりました。グランドトリックの全ての性能も向上しました。
相反する性能をバランスよく整えるために、ハイブリッドキャンバーが採用されました。板の重さを忘れさせ、異次元の高回転を可能にするために、ハニカムコアHC-GTが先端に配置されました。
カーボンV-RODとセンターフレックスの絶妙なバランスが爆発的な反発を生み、ノーリーの高さを可能にしています。グラトリだけでなく、急斜面ではカービング、パークがあればジャンプも楽しめます。
SoTの真骨頂は、ゲレンデ全体を遊びのフィールドとして思いっきり楽しめることです。ほかの記事では、さらにSoTの評価をまとめています。
DCC
コア構造 | AT-2 |
シェイプ | ディレクショナル |
形状 | POW CAMBER |
フレックス | 10段階中5(普通) |
定価 | 90,200円 |
おすすめジャンル | パウダー・カービング |
「DCC=Deep Curve Control」というスノーボードは、グラトリに特化した唯一無二のモデルです。パウダーからカービングまで、あらゆるフリーライディングをカバーします。初心者向けではなく、熟練したライダーにとっても新しい挑戦を提供します。
ボードのフレックスやエッジに特殊なカービング機能が搭載されており、より高度なテクニックを習得することができます。DCCは、スノーボード愛好家にとって、最も魅力的な選択肢の一つです。
CVT
コア構造 | AT-2 |
シェイプ | ツインチップ |
形状 | キャンバー |
フレックス | 10段階中6(普通) |
定価 | 86,900円 |
おすすめジャンル | カービング |
CVTは手軽にカービングに挑戦したいスノーボーダーにおすすめの板です。性能はコンマ何秒を争うトップクラスのアルペンレーサー向けに作られたもので、瀧澤憲一スノボー先生が日本人の体格や環境に合わせて微調整しました。
価格も手ごろで、気楽に楽しめます。グラトリに基づいた板を作ってきたFNTCが、カービングに挑戦したい人向けの新しいコンセプトで製作しました。
FNTCの型落ちモデル
FNTCについては生産数は多めのためTNT-R、TNT-Cを中心に型落ちモデルも多く見かけます。TNT-R、TNT-Cは3万円前半が相場となっています。以下、FNTCの型落ちモデルを探すことができますのでご覧ください。
まとめ:FNTCのスノーボードの評価
この記事では、FNTCのテクノロジーを紹介して全種類のボードを紹介しました。どれも特長があるボードでしたが、気になるモデルはありましたか?
これからスノボーを始める、グラトリにチャレンジしたい人は「TNTシリーズ」、グラトリ上級者は「SoT」「CAT」を選ぶことができます。
それでは、あなたのスノーボードライフがより充実しますように!