2022.07.29 2025.11.26

【BATALEON】Evil Twinの評価はフリースタイル性が高く中でもパークと相性抜群！

まさやん

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スノーボード選びで「次こそはパークに挑戦したい」「グラトリをもっとスムーズに決めたい」と考えている方にとって、一度は耳にする名機といえばBATALEONのEvil Twin(エヴィルツイン)ではないでしょうか。

独特な形状が生み出す操作性は魅力的ですが、実際に自分に合っているのか、ネット上の評判だけでは判断しづらい部分もありますよね。スペック、実際の乗り心地を知りたいという疑問を持つ方も多いはずです。

この記事では、長年愛され続けるこのモデルの特徴を深掘りします。独自の3BTテクノロジーがグラトリやカービングにどう影響するのか、また初心者から上級者まで満足させる懐の深さはどこにあるのかを詳しく解説していきます。

記事のポイント

スペック面でのBATALEON Evil Twinの評価

項目	詳細
シェイプ	ツインチップ
形状	ミディアムキャンバー（Triple Base Technology）
フレックス	5/10（ミディアム）
ベース	Hyper Glide S
コア	Ultra Light Core
特徴	3BT + SideKick、Carbon SuperTubes

BATALEONを語る上で絶対に外せないのが、Triple Base Technology（3BT）という独自のソール形状ですね。これは、ボードのノーズとテール部分のソールが、スプーンのように船底状に反り上がっている構造を指します。

通常のキャンバーボードとは異なり、エッジが雪面からわずかに浮いた状態になるため、逆エッジのリスクを大幅に減らしてくれるのが最大の特徴です。

この構造のおかげで、ルーズな操作感が求められる場面ではスムーズにボードを動かせる一方、踏み込めばしっかりとキャンバーのグリップ力を発揮してくれます。

エッジの引っ掛かりを恐れずに攻められるという点は、多くのライダーから高い評価を得ているポイントです。特にジブやグラトリの着地で多少軸がズレても、この3BTが助けてくれる場面は多いかなと思います。

3BTをさらに進化させた機能として搭載されているのがSideKickです。これはノーズとテールの最も広い部分（ワイドポイント）のエッジを、さらに大きく反り上がらせる設計になっています。

これにより、ターンへの導入が驚くほどスムーズになり、荒れたバーンでも雪面を切り裂くように進んでいける感覚が得られます。

また、パウダースノーにおいてもこのSideKickが浮力を生み出す助けとなります。ツインチップのボードでありながら、新雪の上でもノーズが刺さりにくく、サーフィンのようなフロー感を味わえるのは大きなメリットですね。

操作性の高さと走破性のバランスが見事に保たれており、どんなコンディションでもストレスなく楽しめる工夫が凝らされています。

Evil Twinは、3BTという特殊な形状を採用していますが、基本構造はしっかりとしたキャンバーボードです。そのため、オーリーやノーリーを仕掛けた際には、キャンバー特有の力強い反発（ポップ）を感じることができます。

踏み込んだ力がダイレクトに返ってくるため、キッカーでの高さやグラトリでの高回転を生み出しやすい設計になっています。

ロッカーボードのようなルーズさがありながら、いざという時には爆発的な反発力を発揮するこの二面性が、多くのパークライダーを虜にしている理由の一つかもしれません。

「飛び」の動作において妥協したくない方にとっても、このキャンバープロファイルは頼もしい武器になるはずです。しっかりと板をたわませることで、その真価を発揮してくれます。

このモデルのフレックスは、10段階評価で5程度のミディアムフレックスに設定されています。ガチガチに硬いわけでもなく、ペラペラに柔らかいわけでもない、まさに「ちょうど良い」硬さですね。

この絶妙なフレックスバランスのおかげで、高速域での安定性を保ちつつ、低速でのプレストリックなどもやりやすくなっています。

また、トーション（ねじれ）も比較的扱いやすく調整されているため、足元の操作に対して素直にボードが反応してくれます。

コアの中に配置されたカーボン素材（Carbon SuperTubes）が、軽量化と同時に反発を強化しているため、しなやかさの中に芯があるような乗り味を楽しめます。

初心者から上級者まで、レベルを問わず扱いやすいと感じられる要因はこのあたりにあるようです。

Evil Twinという名前が示す通り、このボードはノーズとテールの形状、長さ、フレックスが全く同じ完全なツインチップです。

レギュラースタンスでもスイッチスタンスでも全く同じ感覚で滑ることができるため、フリースタイルな動きを極めたい方には最適なシェイプと言えます。

パークでの着地後にスイッチで滑り出したり、グラトリで回転しながら滑ったりする際にも、違和感なくスムーズに動作を繋げられます。スイッチライディングのスキルアップを目指す方にとっても、この左右対称の設計は大きな助けとなるでしょう。

癖のない乗り味は、自分の技術を素直に反映してくれるため、練習用のボードとしても非常に優秀かなと思います。