この記事では011artistic(ゼロワン)のDOUBLEシリーズFLY(フライ)とFLY SPIN(スピン)についてまとめています。評判や価格もですが、性能などマニアックなところまで見ていきます。
011といえばグラトリ上級者に定番の板ですが、高価なこともで知らえていますね。そのため、購入を検討されている方は、しっかりと違いを理解して買わないと、とても残念なことになりかねません!高い板なので型落ちを検討するのも手ですよね~!
この記事で011artisticのDOUBLE(FLY&SPIN)についてより知ることができます。
【011artistic】「DOUBLE FLY」「DOUBLE FLY SPIN」の評価レビュー
まずはDOUBLE FLYから見ていきましょう!
DOUBLE FLYの評価レビュー
【評価基準】
◎・・・バッチリ!とてもおすすめ!
○・・・おすすめ!そこそこ対応可能!
△・・・ちょっと使いづらさがある
?・・・不向きだけど無理ではない
ー・・・難あり
形状 | シェイプ | ||
---|---|---|---|
ハイブリッドキャンバー | ツインチップ | ||
Board FLEX | |||
Soft 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Hard | |||
LEVEL | |||
初心者・初級者・中級者・上級者 | |||
スタイル | |||
フリーラン | ○ | パウダー | ー |
カービング | ○ | ジブ | △ |
グラトリ(弾き系) | ◎ | グラトリ(バター系) | ○ |
キッカー | ○ | ハーフパイプ | ー |
size | |||
148.5cm 150cm 151cm 152cm 154cm 156cm |
『DOUBLEからDOUBLE FLYにアップグレード』
ソフトフレックス&トーションバランスで全てのユーザーを虜にする操作性は011の歴史です。今期から芯材を超軽量フォームコア(サーフボードに使われている素材)に変更することで最軽量化に成功しました。ソフトなトーション(ねじれ)でスタイルを出し、全くクセが無く弾けるDOUBLE FLYでゲレンデを自由に操れます。
DOUBLE FLY SPINの評価レビュー
【評価基準】
◎・・・バッチリ!とてもおすすめ!
○・・・おすすめ!そこそこ対応可能!
△・・・ちょっと使いづらさがある
✕・・・不向きだけど無理ではない
ー・・・難あり
形状 | シェイプ | ||
---|---|---|---|
ダブルキャンバー | ツインチップ | ||
Board FLEX | |||
Soft 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Hard | |||
LEVEL | |||
初心者・初級者・中級者・上級者 | |||
スタイル | |||
フリーラン | ○ | パウダー | ー |
カービング | ○ | ジブ | ◎ |
グラトリ(弾き系) | ○ | グラトリ(バター系) | ◎ |
キッカー | △ | ハーフパイプ | ー |
size | |||
148.5cm 151cm 152cm 153cm 154cm |
『反則レベルの翼性能』
アウトラインはDOUBLE FLYでもキャンバーとは違うエッジプレッシャーを軽減した乗り味。ダブルキャンバーの翼の反り上がりを反則レベルの最大限に上げました。コントロールが非常に軽く浮遊感溢れるフラットトリックも容易です。
また、コンベックス形状は011の中では最も強く設定され、雪面への抵抗が極めて少ないソール形状で縦にも横にも軽い操作性は圧巻です。2021-22シーズンからは芯材をフォームコアに変更してブランドで最軽量化に成功しました。
DOUBLE FLY PROの評価レビュー
形状 | シェイプ | ||
---|---|---|---|
ダブルキャンバー | ツインチップ | ||
Board FLEX | |||
Soft 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Hard | |||
LEVEL | |||
初心者・初級者・中級者・上級者 | |||
スタイル | |||
フリーラン | ○ | パウダー | ー |
カービング | ◎ | ジブ | ◎ |
グラトリ(弾き系) | ◎ | グラトリ(バター系) | ◎ |
キッカー | △ | ハーフパイプ | ー |
size | |||
150,152 |
DOUBLE FLY SPIN PROは、PEファイバー加えることによって高い反発を持たせたモデルです。この3種類の中で最も反発力が高いため、弾き系トリック、さらにはカービングへの適性が上がったことでラントリに高い適性を持たせることに成功しています。
011artisticのDOUBLE FLYとDOUBLE FLY SPINを比較
011artisticのDOUBLEのFLYとSPINには大きく異なる点があります。以下比較表を作りました。
DOUBLE FLY | DOUBLE FLY SPIN | |
形状(ベント) | ハイブリッドキャンバー | ダブルキャンバー |
ビベリング | なし | あり |
コンベックス | ハイグレード | スーパーハイグレード |
形状については、FLYはハイブリットキャンバーです。イメージ的にはほぼキャンバーと理解しておけば問題ありません。
それに対してSPINの方はエッジのかかりが軽減できるダブルキャンバー形状です。そのため、ひっかかりが少ないのはSPINですね。逆に弾き系トリックはFLYの方が性能が高いです。
ビベリングとはエッジを丸めるダリングとは異なりエッジの角度を調整することによりエッジの効きはそのままで抵抗を大幅に軽減することです。ダリングとは異なるのでしっかりと理解しておきましょう。ダリングしたスノーボードはゲレンデで使わないでくださいね(笑)このビベリングはSPINに施されています。
コンベックスとは、以下の画像のようにソールに丸みをもたせる加工のことを言います。

想像しても分かる通り、コンベックスが施されているとスピンしやすくなります。FLYよりもより丸みを帯びたスーパーハイグレードがSPINには搭載されています。
DOUBLE FLYとDOUBLE FLY SPINは折れる?
DOUBLE FLYとDOUBLE FLY SPINが折れてしまうという声がありますが、スノーボードの板はどんな板でも折れるリスクはあります。経年劣化・使用頻度によっても異なります。
とくにグラトリというジャンルは板に負担がかかるジャンルですから板が折れやすいことをしていることは認識した方が良いでしょう。そのため、とくに011の板が折れやすいか?というとそうではないですね。
折れることを気にして板を購入するのであれば011のようなハイエンドなブランドの板は購入するべきではないと思います。折れたときに相当なショックを受けますからね^^;
まとめ
- DOUBLE SPINはグラトリに特化したスノーボードを求めるユーザー向け
- DOUBLE FLY SPINは反発を活かすグラトリ、オールラウンドに滑りたいユーザー向け
- PROは、より高反発なボードでグラトリのみならず、ラントリやカービングにも取り組みたいユーザー向け
3種類とも性能が違うため自分に合ったスタイルはどちらなのか?という面で選ぶようにしてくださいね。それでは、011のDOUBLE FLYシリーズについてまとめました。
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