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【ボード】BURTON

【BURTON】ネームドロッパーの評価はフリースタイル特化！特にパーク性能が高いモデル！

まさやん
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【BURTON】NAME DROPPER
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BURTON「NAME DROPPER(ネームドロッパー)」や「グラトリ」「型落ち」といったキーワードで検索しているあなたは、おそらく次のような疑問をお持ちではないでしょうか。

「ネームドロッパーは本当にグラトリやジブに向いているのか？」「柔らかすぎてカービングはできないのではないか？」「型落ちモデルでも性能は十分なのか？」

この記事では、バートンの名機であるネームドロッパーの特徴を深掘りし、あなたのスタイルに合うかどうかを一緒に見極めていきたいと思います。

このボードは、パークライディングやストリートでのパフォーマンスを最大限に引き出すために設計された、非常にユニークで楽しいモデルですよ。

記事のポイント
  • ネームドロッパーのスペックや独自の機能
  • グラトリやジブでの具体的な使用感と評価
  • 型落ちモデルを選ぶ際のメリットと注意点
  • 得意なジャンルと苦手なシーンの相性
目次
  1. BURTON「NAME DROPPER」のスペック評価
    1. ピュアポップキャンバーの操作性
    2. 独自の非対称形状Off-Axis
    3. Filet-O-Flexの柔軟性
    4. ソフトなフレックスの特徴
    5. 型落ちモデルを選ぶメリット
  2. BURTON「NAME DROPPER」のジャンル別評価
    1. ジブやボックスアイテムの適性
    2. グラトリにおけるプレスのしやすさ
    3. パークライディングの総合性能
    4. フリーランやカービングの安定性
    5. パウダーでの浮力と操作感
    6. BURTON「NAME DROPPER」の総合評価
    7. BURTON「NAME DROPPER」の評価まとめ

BURTON「NAME DROPPER」のスペック評価

【BURTON】NAME DROPPER

BURTON NAME DROPPERのスペックを評価するにあたり、まずはカタログスペックを整理しました。このボードがなぜ「パークやジブに最強」と言われるのか、その理由がこの表に詰まっています。

項目スペック内容
シェイプツインチップ
形状（ベンド）ピュアポップキャンバー
フレックスソフト（柔らかめ）
コアSuper Fly 800gコア / Off-Axis
構造Filet-O-Flex（フィレオフレックス）
ベースシンタード
マウントThe Channel

ピュアポップキャンバーの操作性

BURTON NAME DROPPERに採用されている「ピュアポップキャンバー」は、通常のキャンバーとは一味違います。足の外側にフラットな部分を設けることで、キャンバー特有の強い反発力を維持しつつ、エッジの引っ掛かりを軽減しているのが大きな特徴です。

これにより、キッカーでの踏み切りやオーリーの高さはしっかりと出しながら、ドライブスピンやプレス系のトリックではスムーズな動きが可能になります。

「キャンバーの安定感は欲しいけど、逆エッジが怖い」という方には、まさに理想的なハイブリッド形状だと言えるでしょう。操作性が非常に高く、自分の意図した通りにボードが動いてくれる感覚は、一度味わうと病みつきになるかもしれません。

独自の非対称形状Off-Axis

このボードを語る上で外せないのが、「Off-Axis（オフアクシス）」という独自の非対称設計です。

これは、トゥ（つま先）側とヒール（かかと）側のエッジ形状やコアの厚み調整を、アングル（スタンス角度）に合わせて非対称に設計している技術のことですね。

通常、人間のかかと側はつま先側に比べて力を伝えにくい構造になっていますが、Off-Axisはヒールサイドのエッジグリップを物理的にサポートしてくれます。

ダックスタンス（左右の足を外側に開くスタンス）で乗ることを前提に作られているため、スイッチスタンスでの滑走やトリックのアプローチでも、違和感なくスムーズなターンが描けるはずです。

パークライダーのために考え抜かれた、バートンならではのこだわりを感じます。

Filet-O-Flexの柔軟性

「Filet-O-Flex（フィレオフレックス）」は、ボードの極限までの薄さを実現するテクノロジーです。

コアを薄くすることで驚くほどの軽さと柔軟性を手に入れていますが、ただ薄いだけではありません。

足裏のバインディング取り付け部分にはパッドが入っており、衝撃吸収性と強度もしっかり確保されています。

この構造のおかげで、板全体が非常にしなやかにたわみ、少ない力でもしっかりとプレスすることができます。

ジブアイテムに乗った時の「板がアイテムに吸い付くような感覚」は、このFilet-O-Flexの恩恵が大きいですね。

脚力がそれほど強くない方や、長時間のライディングでも疲れにくいボードを探している方にもぴったりだと思います。

ソフトなフレックスの特徴

BURTON NAME DROPPERのフレックスは、ラインナップの中でもかなりソフトな部類に入ります。手で押してもグニャリと曲がるほどの柔らかさは、低速でのトリックや地形遊びにおいて最強の武器となるでしょう。

特に、プレスの維持やマニュアル系のトリックでは、この柔らかさが絶妙な安定感を生み出します。硬い板では弾かれてしまうような場面でも、ネームドロッパーなら粘り強く耐えてくれるんですね。

ただし、高速域ではバタつきを感じることもあるため、スピードを出してガンガン攻めるというよりは、中低速でスタイルを出して遊ぶ滑りにマッチしていると言えます。

型落ちモデルを選ぶメリット

スノーボードギアの価格が高騰する中、型落ちモデルを狙うのは非常に賢い選択です。BURTON NAME DROPPERに関しては、基本的なコンセプトである「Off-Axis」や「Filet-O-Flex」といった主要なテクノロジーは、ここ数年のモデルで大きく変わっていません。

つまり、1〜2年前のモデルであっても、最新モデルと遜色ない性能を十分に体感できるということです。グラフィック（デザイン）の好みさえ合えば、定価の3〜4割引きで購入できることも珍しくありません。

浮いた予算を質の良いブーツやバインディングに回すことで、トータルのセットアップをグレードアップさせるのも良い作戦かなと思います。

BURTON「NAME DROPPER」のジャンル別評価

【BURTON】NAME DROPPER

次に、具体的なシチュエーションごとの適性を5点満点（0.5点刻み）で評価しました。得意な分野が非常にハッキリしているボードだということが分かります。

ジャンル評価（5点満点）
ジブ（BOX/レール）
グラトリ（乗り系・プレス）
グラトリ（弾き系）
ラントリ
パーク（キッカー 小〜中）
パーク（キッカー 中〜大）
フリーラン
カービング
パウダー

ジブやボックスアイテムの適性

ジブやボックスにおいて、BURTON NAME DROPPERは間違いなくトップクラスの性能を発揮します。評価は文句なしの5.0です。

前述したOff-AxisのエッジグリップとFilet-O-Flexの柔軟性が組み合わさることで、レールやボックスの上での安定感が抜群なんですね。

特に、アイテムへの入り（イン）から抜け（アウト）まで、エッジが引っかかるリスクが少なく、安心して攻めることができます。

板がアイテムの形状に合わせてしなってくれるため、スタイルを出したノーズプレスやテールプレスが驚くほど決まりやすい。ジブをメインに練習したい方にとっては、これ以上ない相棒になってくれるはずです。

グラトリにおけるプレスのしやすさ

グラトリ、特に「乗り系」と呼ばれるプレスやマニュアル系のトリックに関しては、神がかった扱いやすさを持っています。

ソフトフレックスとピュアポップキャンバーの組み合わせにより、体重移動だけで簡単に板が浮き上がり、維持することができます。

一方で、高反発を利用した「弾き系」のノーリー720などの高回転トリックに関しては、3.5点としました。

板が柔らかく力を吸収してしまうため、タイミングを掴むのに少しコツがいります。

とはいえ、反発がないわけではないので、しっかりと板の芯を踏めれば十分に対応可能です。

脱力したスタイルで、バター系のトリックを繋いでいくような滑りには最高にマッチしますよ。

パークライディングの総合性能

パーク全体を流すようなライディングにおいて、このボードは非常に優秀です。小〜中規模のキッカーや地形を使ったジャンプでは、軽快な取り回しが光ります。

空中でのバランスも取りやすく、着地の衝撃もFilet-O-Flexが吸収してくれるため、体への負担も少ないですね。

ただし、プロレベルの巨大なキッカー（15m級以上など）に入ると、着地での強度が少し心配になるかもしれません。

高速アプローチでの安定性がやや欠けるため、ビッグエアを目指すというよりは、スロープスタイル的にパーク全体を遊び尽くすスタイルに向いています。

パーク初心者が恐怖心なく練習する最初の一本としても最適かなと思います。

フリーランやカービングの安定性

フリーランやカービングに関しては、正直なところ「それなり」といった評価になります。ソフトフレックスであるため、高速でのカービングでは板がバタつきやすく、キレのあるターンを求める方には物足りないでしょう。

しかし、Off-Axisのおかげでヒールサイドのグリップ力は意外としっかりしています。「ガチガチのカービング」ではなく、「地形に合わせて軽くターンを楽しむ」程度であれば全く問題ありません。

むしろ、エッジが噛みすぎない分、逆エッジのリスクが低く、リラックスしてクルージングを楽しむことができます。ゲレンデ脇の壁に当て込んだり、少し荒れた雪面をいなしたりするような滑り方はとても楽しいですよ。

パウダーでの浮力と操作感

残念ながら、パウダー（深雪）での性能は期待できません。完全なツインチップ形状であり、キャンバーベースの構造なので、浮力はほとんどないと言っていいでしょう。

もしパウダーの日にこのボードで挑むなら、セットバック（バインディング位置を後ろに下げること）を限界まで入れて、後ろ足荷重で耐える必要がありますが、それでも足への負担はかなり大きいです。

パウダーの日には別のボードを用意するか、圧雪されたコースで楽しむことに割り切るのが賢明です。このボードはあくまで、整備されたパークやコース脇でのトリックを楽しむためのものだと捉えてください。

BURTON「NAME DROPPER」の総合評価

ここまでの内容を踏まえると、BURTON NAME DROPPERは「パーク、ジブ、グラトリを本気で楽しみたい人のための特化型ボード」であると言えます。何でもできるオールラウンドボードではありませんが、特定のジャンルにおいては他を圧倒する楽しさと性能を持っています。

特に、これからジブやグラトリに挑戦したい初心者から、スタイルを追求したい中上級者まで、幅広い層に「スノーボードの遊び方」を教えてくれる一枚です。

もしあなたが、「速く滑ること」よりも「自由に遊ぶこと」に重きを置いているなら、このボードは間違いなく最高の選択肢になるはずです。型落ちモデルも含めて探してみれば、コスパ良く最高のおもちゃが手に入るかもしれませんね。

BURTON「NAME DROPPER」の評価まとめ

【BURTON】NAME DROPPER
  • ネームドロッパーはパークとジブに特化したボード
  • ピュアポップキャンバーは操作性と反発のバランスが良い
  • エッジの引っ掛かりが少なくドライブ系トリックが得意
  • 独自のOff-Axis構造がダックスタンスに最適化されている
  • ヒールサイドのエッジグリップが強化されている
  • Filet-O-Flexにより極薄かつ軽量に作られている
  • フレックスは非常にソフトでプレスが容易
  • 型落ちモデルでも基本性能は高くコスパが良い
  • ジブやBOXでの安定感は5点満点の最高評価
  • グラトリの乗り系トリックとの相性が抜群に良い
  • 高回転の弾き系トリックには少し慣れが必要
  • 高速カービングやビッグキッカーには不向き
  • パウダーでの浮力は期待できない
  • 初心者から中級者のスキルアップに最適
  • 自由に遊びたいライダーのための最高の一本
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フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30～50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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