X Games League冬季ドラフト結果!日本人6選手の所属チームと新リーグを解説

まさやん
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X Gamesが大きく変わろうとしています。

2026年9月16日、ロサンゼルスで初となる「MoonPay X Games League Winter Draft」が開催され、2027年から始まる冬季X Games Leagueの所属選手が決まりました。

180人を超えるスキー・スノーボード選手がドラフト対象となる中、4クラブに選ばれたのは合計40人。その中には村瀬心椛、戸塚優斗、清水さら、長谷川帝勝、荻原大翔、深田茉莉と、日本のスノーボーダー6人も名を連ねています。

これまでのX Gamesは、基本的に各大会で個人のメダルを争うイメージが強い大会でした。しかしX Games Leagueでは、個人成績に加えて所属クラブにもポイントが入り、複数大会を通じてシーズン王者を決めます。

この記事では、X Games League冬季ドラフトの結果を中心に、日本人スノーボーダー6人の所属クラブ、新しいX Gamesの仕組み、2027年シーズンの日程までまとめます。

X Games League冬季ドラフトで日本人6選手が選出

今回のWinter Draftでは、4つのクラブがそれぞれ10選手を指名しました。

各クラブは男子5人・女子5人で構成され、スキーとスノーボードの両競技から選手を入れることが条件です。

日本からドラフトされたスノーボーダーは以下の6人です。

選手所属クラブ主な種目
深田茉莉XC Golden Stateビッグエア/スロープスタイル
荻原大翔XC Golden Stateビッグエア/スロープスタイル
長谷川帝勝XC New Yorkビッグエア/スロープスタイル
村瀬心椛XC Park Cityビッグエア/スロープスタイル
戸塚優斗XC Park Cityスーパーパイプ
清水さらXC Park Cityスーパーパイプ

個人的に特に目を引くのはXC Park Cityに日本人3選手が集まったことです。

一方、ビッグエア・スロープスタイルで世界トップクラスの日本勢は、深田茉莉と荻原大翔がXC Golden State、長谷川帝勝がXC New Yorkと分かれました。

これまで個人同士として見てきた日本人選手が、今後は別々のクラブのポイントを背負って戦うことになります。X Gamesの見方そのものが少し変わりそうですね。

XC Golden State|深田茉莉・荻原大翔

XC Golden Stateには、日本から深田茉莉と荻原大翔が加入しました。

同クラブには、男子ハーフパイプのScotty James、フリースタイル界を代表するMarcus Kleveland、Lily Dhawornvejといったスノーボーダーも所属しています。

深田茉莉と荻原大翔はいずれもビッグエアやスロープスタイルで世界と戦う日本のトップクラス。特に荻原大翔は、高回転トリックで世界のスノーボードシーンを一気に前進させているライダーの一人です。

荻原大翔については、荻原大翔の戦績やこれまでの活躍をまとめた記事でも詳しく紹介しています。

Golden Stateはビッグエア・スロープスタイルだけでなく、Scotty Jamesというスーパーパイプの絶対的な存在も抱えています。種目のバランスという意味でも注目したいクラブです。

XC New York|長谷川帝勝

XC New Yorkに加入した日本人スノーボーダーが長谷川帝勝です。

このクラブのスノーボード勢はかなり豪華です。

  • Mark McMorris
  • Mia Brookes
  • 長谷川帝勝
  • Red Gerard
  • Jessica Perlmutter

中でもMark McMorrisはWinter X Gamesの歴史を代表するライダー。Red GerardやMia Brookesもスロープスタイル、ビッグエアでトップクラスの実力を持っています。

その中に長谷川帝勝が加わる形になりました。

長谷川帝勝もビッグエア・スロープスタイルで高難度トリックを武器にしているため、XC New Yorkにとって重要なポイントゲッターになる可能性があります。

ちなみに、Winter DraftではMark McMorrisがスノーボーダーとして最初に指名されています。新リーグでも中心選手の一人になることは間違いなさそうです。

XC Park City|村瀬心椛・戸塚優斗・清水さら

日本から見ると最も注目したくなるのがXC Park Cityです。

なんと、村瀬心椛・戸塚優斗・清水さらの日本人3選手が同じクラブに所属します。

スノーボード勢には中国の蘇翊鳴(Su Yiming)も入っており、アジアを代表するライダーが集まったチーム構成になっています。

村瀬心椛はビッグエア・スロープスタイルの得点源

村瀬心椛はX Gamesでも豊富な実績を持つ選手です。

ビッグエアだけでなく、スロープスタイルやKnuckle Huckでもメダルを狙えるため、複数競技でポイントを獲得するX Games Leagueでは特に存在感が大きくなりそうです。

村瀬心椛については、Snowboard Hackでも村瀬心椛のスポンサーや使用ギアなどをまとめています。

戸塚優斗はスーパーパイプを担当

そしてXC Park Cityのハーフパイプで大きな期待がかかるのが戸塚優斗です。

村瀬心椛や蘇翊鳴がビッグエア・スロープスタイルでポイントを狙い、戸塚優斗がスーパーパイプを担当する形を考えると、かなり幅のあるスノーボード陣になっています。

戸塚優斗が使用するボードとして知られるYONEX REVについては、YONEX REVの評価記事でも詳しく解説しています。

清水さらもXC Park City入り

さらに女子ハーフパイプからは清水さらが選ばれました。

若くして世界トップレベルの大会で結果を残している清水さらが、戸塚優斗と同じクラブでハーフパイプを戦うことになります。

清水さらについては、The Snow League World Challengeの記事でも紹介しています。

日本人3人が同じクラブというだけでも、XC Park Cityは日本から応援しやすいチームになりそうですね。

XC Whistlerは日本人なしも強力な布陣

XC WhistlerのX Games公式ロスターには、現時点で日本人スノーボーダーはいません。

ただし、スノーボード勢を見るとこちらもかなり強力です。

  • Liam Brearley
  • Gaon Choi
  • Rocco Jamieson
  • Valentino Guseli
  • Tess Coady

女子ハーフパイプで世界トップクラスに成長しているGaon Choi、複数種目で高いレベルを見せるValentino Guseliなどが所属しています。

国籍や地域に縛られて選手を集めているわけではないため、「Whistlerだからカナダ人だけ」というチームではありません。このグローバルな編成もX Games Leagueの特徴です。

そもそもX Games Leagueとは?

今回のニュースを理解するうえで重要なのが、X Games League(XGL)が従来のX Gamesとどう違うのかという点です。

X Games Leagueは2026年に本格始動した、X Gamesの新しいリーグ形式です。

夏季はスケートボードとBMX、冬季はスノーボードとフリースキーを中心に開催されます。

従来のX GamesX Games League
基本形式大会ごとの個人戦複数大会によるシーズン制
所属基本的に個人X Games Clubに所属
争うもの各種目のメダル個人成績+クラブポイント
冬季シーズン主にX Games Aspenなど3大会
最終目標各大会の優勝各大会の結果+シーズン王者

大事なのは、個人戦がなくなるわけではないことです。

これまで通り選手は各競技で個人として結果を争います。その結果に応じて所属クラブにもポイントが入り、シーズンを通じてクラブ同士でも優勝を争う仕組みです。

つまり、これまでなら「誰が金メダルを取るか」だけを見ていたところに、「この結果でどのクラブが有利になったのか」という新しい楽しみ方が加わります。

ドラフトは180人超からわずか40人を選出

Winter Draftの競争率もかなり高いものでした。

X Gamesによると、ドラフトには世界から180人を超えるスキー・スノーボード選手がエントリー。そのうちクラブへ正式に指名されるのは40人です。

  • 4クラブ
  • 1クラブ10人
  • 男子5人・女子5人
  • スキー・スノーボードの両方を編成
  • 全5ラウンド
  • スネーク方式のドラフト

各ラウンドでは各クラブが男子1人、女子1人を選び、最終的に10人のロスターを完成させる仕組みです。

また、ドラフトにエントリーしながら選ばれなかった選手にもチャンスがあります。

未指名選手はフリーエージェントとしてX Gamesの大会へ出場する可能性があり、クラブ所属選手が負傷した際などに追加招集される仕組みも用意されています。

2027年X Games League冬季シーズンの日程

そして、今回ドラフトされた選手たちが実際にクラブのポイントを争う2027年冬季シーズンの日程も決まっています。

大会開催地開催日
X Games Aspenアメリカ・コロラド州2027年1月29日〜31日
X Games Calgaryカナダ・アルバータ州2027年2月19日〜21日
X Games Rukaフィンランド2027年4月9日〜11日

第1戦はおなじみのAspen

開幕戦は2027年1月29日〜31日のAspenです。

長年Winter X Gamesの舞台となってきたButtermilk Mountainで、新しいクラブ制による冬季XGLが本格的にスタートします。

第2戦はX Games初開催のCalgary

第2戦は2月19日〜21日、カナダ・CalgaryのCanada Olympic Parkで開催。

X Gamesがカナダで大会を開催するのは初めてとなります。

最終戦Rukaで初代冬季王者が決まる

そして4月9日〜11日にフィンランドのRukaで最終戦が行われます。

ここで3大会を通じたクラブポイントの最終順位が決まり、初代X Games League Winter Championが誕生します。

スノーボード競技は4種目がXGL対象

X Games Leagueでポイントを争うスノーボード競技として、X Games公式では以下の4カテゴリーが案内されています。

  • SuperPipe
  • Big Air
  • Slopestyle
  • Knuckle Huck

この仕組みを考えると、一つの競技だけに強いチームよりも、複数カテゴリーで安定してポイントを取れるクラブがシーズンでは有利になる可能性があります。

例えばXC Park Cityには、ビッグエア・スロープスタイルを戦う村瀬心椛や蘇翊鳴、スーパーパイプの戸塚優斗・清水さらが所属しています。

一方でXC Golden Stateには、荻原大翔・深田茉莉・Marcus Klevelandといったジャンプ系の強豪に加え、スーパーパイプのScotty Jamesがいます。

今後は「どのライダーが強いか」だけでなく、クラブ全体としてどの種目をカバーできるかを見るのも面白くなりそうです。

Snowboard Hackが注目したい日本勢3つのポイント

XC Park Cityの日本人3人はどこまでポイントを稼ぐか

まず注目したいのは、村瀬心椛・戸塚優斗・清水さらが揃ったXC Park Cityです。

3人は得意カテゴリーが完全に同じではないため、日本勢だけでも複数の競技をカバーできます。

村瀬心椛がビッグエアやスロープスタイル、戸塚優斗と清水さらがスーパーパイプでポイントを積み上げれば、クラブ順位にも大きく影響しそうです。

荻原大翔と長谷川帝勝が別クラブで激突

男子ビッグエア・スロープスタイルでは、荻原大翔がXC Golden State、長谷川帝勝がXC New Yorkへ分かれました。

これまでも個人として競ってきた2人ですが、XGLでは本人の順位だけでなく、その結果がクラブポイントにも直結します。

同じ日本代表クラスのライダーでも、X Gamesでは完全にライバルクラブという構図になるのが面白いところです。

日本人同士を応援しながらクラブ争いも楽しめる

X Games Leagueになったからといって、「日本人だから同じチーム」というわけではありません。

むしろ今回のドラフトでは、日本人6人が3クラブに分かれています。

日本人選手それぞれの結果を応援しつつ、その得点によってXC Golden State、XC New York、XC Park Cityの順位がどう動くのかを見る。

この新しい観戦スタイルが、2027年のX Gamesでは大きなポイントになりそうです。

まとめ:2027年X Gamesは日本人6選手とクラブ対抗戦に注目

初めて開催されたX Games League Winter Draftで、2027年冬季シーズンを戦うクラブのメンバーが決まりました。

  • 180人超の候補から40人をドラフト
  • 4クラブが10人ずつのロスターを編成
  • 日本人スノーボーダーは6人
  • 深田茉莉・荻原大翔はXC Golden State
  • 長谷川帝勝はXC New York
  • 村瀬心椛・戸塚優斗・清水さらはXC Park City
  • 2027年はAspen・Calgary・Rukaの3大会
  • 個人成績とクラブポイントの両方を争う

これまでX Gamesといえば、一つの大会で誰が最も高いパフォーマンスを見せるのかという個人戦の面白さが中心でした。

2027年からはそこにクラブという要素が加わります。

特に日本からは6人ものスノーボーダーがドラフトされ、XC Golden State、XC New York、XC Park Cityの3クラブに分かれました。

Snowboard Hackとしては、村瀬心椛・戸塚優斗・清水さらが揃うXC Park Cityだけでなく、荻原大翔、深田茉莉、長谷川帝勝がそれぞれのクラブでどれだけポイントを積み上げるのかにも注目していきたいと思います。

開幕戦は2027年1月29日からのAspen。大会結果や日本人選手の出場種目など、新しい情報が発表され次第この記事にも追記していきます。

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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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