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白馬のスキー場の外国人混雑を避ける方法|ピーク時期と穴場を解説

まさやん
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近年、白馬エリアのスキー場が多くのインバウンド観光客で賑わっている状況に、驚いている方もいるかもしれません。

世界中から注目される極上のパウダースノーを求めて人々が集まるのは喜ばしいことですが、その一方でゲレンデやリフト、さらにはレストランの混雑に頭を悩ませる場面も増えています。特に混雑のピークとなる時期には、快適なスキー体験が難しくなることも少なくありません。

しかし、適切な情報を事前に知り、賢い対策を立てることで、この混雑を回避することは十分に可能です。

この記事では、なぜ白馬がこれほどまでに人気なのかという理由から、具体的な混雑のピーク時期、そしてその混雑を避けて楽しむための具体的な方法まで、網羅的に解説していきます。

要点
  • 白馬がインバウンドに人気の理由
  • スキー場の混雑が激化するピーク時期
  • リフト待ちやレストランの混雑を避ける具体的な方法
  • 比較的空いている穴場スキー場の情報

白馬スキー場の外国人による混雑の現状と理由

インバウンドになぜ白馬が選ばれるのか

白馬エリアがインバウンド観光客、特にスキーやスノーボードを目的とする層から絶大な支持を集める理由は、単に雪質が良いという点だけにとどまりません。

壮大な北アルプスの山々に囲まれた圧倒的なロケーション、そして複数の個性的なスキー場が一つのエリアに集結している「白馬バレー」としての規模感が、大きな魅力となっています。

理由として、様々なレベルのスキーヤーが楽しめる多様なコースが整備されている点が挙げられます。初心者向けの緩やかな斜面から、上級者が挑戦する険しいコースまで幅広くそろっており、長期滞在しても飽きることがありません。

また、スキーを楽しんだ後の「アフタースキー」が充実していることも、外国人観光客を惹きつける要因です。日本の温泉文化を体験できる施設や、地元の食材を活かした美味しい食事が楽しめるレストランが豊富に存在します。

このように、滑ること以外の楽しみ方が多様にあるため、総合的な冬のリゾート地として高く評価されていると考えられます。

世界が求めるパウダースノーの人気

白馬の雪は、海外のスキーヤーから「JAPOW(ジャパウ)」という愛称で呼ばれ、世界中のスノーファンにとって憧れの的となっています。この人気の根源は、他に類を見ないその軽くて乾いた雪質にあります。

なぜなら、日本海から流れてくる湿った空気が、白馬連峰の急峻な山々にぶつかることで急激に冷やされ、水分の少ない良質な雪が大量に降るという、特有の気象条件が整っているからです。海外のスキーリゾートで見られる重く湿った雪とは対照的で、まるで無重力のような浮遊感を味わえるのが白馬のパウダースノーの最大の特徴です。

例えば、非圧雪ゾーンが豊富なスキー場では、この極上のパウダーを存分に楽しむことができます。

木々の間を滑り抜けるツリーランコースも人気があり、自然の地形を活かしたスリリングな体験を求めて、毎年多くのリピーターが白馬を訪れます。この特別な雪質こそが、他のリゾートにはない強力な魅力となっているのです。

外国人観光客の増加はいつから始まった?

白馬が国際的なスキーリゾートとして認知される大きな転機となったのは、1998年に開催された長野オリンピックです。この世界的イベントを通じて、白馬の名前と素晴らしいスキー環境が世界中に知れ渡り、海外からの注目度が飛躍的に高まりました。

オリンピック開催に合わせて交通網や宿泊施設などのインフラが整備されたことも、外国人観光客を受け入れる素地を築く上で大きな役割を果たしました。

その後、2010年代に入ると、SNSの普及が大きな追い風となります。訪れた観光客が白馬の絶景やパウダースノーの動画を投稿することで、その魅力が世界中に拡散され、人気がさらに加速しました。

近年では、円安傾向が海外からの旅行者にとって追い風となり、旅行費用を抑えられる日本、特に評価の高い白馬への関心がさらに高まっています。

新型コロナウイルスの影響で一時的に客足は遠のきましたが、渡航制限の緩和後は、それまでの反動も相まって、以前にも増して多くの観光客が訪れるようになりました。

特に混雑するピーク時期は年末年始と旧正月

白馬スキー場の混雑は一年中同じわけではなく、特定の時期に集中する傾向があります。計画を立てる上で、最も混雑するピーク時期を把握しておくことは非常に大切です。

結論から言うと、最も混雑が激化するのは12月下旬から2月中旬にかけてです。この期間は、世界各国の休日や休暇が重なるため、観光客が集中します。

具体的には、欧米圏のクリスマス休暇や年末年始のホリデーシーズン、オーストラリアの夏休み(スクールホリデー)、そしてアジア圏の旧正月(チャイニーズニューイヤー)がこの時期に含まれます。

これらの長期休暇を利用して、世界中からスキーヤーが白馬に集結するのです。このため、リフトの待ち時間が長くなるだけでなく、レストランや宿泊施設の予約も非常に困難になります。

時期ごとの混雑度の目安を以下の表にまとめました。

時期混雑度主な特徴・注意点
12月上旬~中旬シーズン序盤で比較的空いています。ただし、積雪量が不安定な場合があります。
12月下旬~1月上旬極高クリスマスと年末年始休暇が重なり、混雑は最初のピークを迎えます。
1月中旬~下旬ピークは過ぎますが、週末を中心に依然として多くの人で賑わいます。
1月下旬~2月中旬極高旧正月と重なり、再び混雑のピークに。特にアジアからの観光客が増加します。
2月下旬~3月上旬混雑は緩和傾向に。トップシーズンの雪質を楽しめる最後のチャンスです。
3月中旬以降春スキーシーズンとなり、ゲレンデはかなり空いてきます。雪質は変化しますが、天候が安定します。

比較的ゲレンデが空いていて少ない時期

前述の通り、白馬スキー場には極端に混雑するピーク時期が存在しますが、逆に言えば、その時期を外すことで快適にスキーやスノーボードを楽しむことが可能です。

狙い目となるのは、主に2つの期間です。一つは、シーズンが始まった直後の12月上旬から中旬にかけてです。この時期はまだ本格的なホリデーシーズン前であるため、ゲレンデは比較的空いています。

ただし、注意点として、年によっては積雪量がまだ少なく、全面滑走ができないスキー場もあります。オープンしているコースを確認してから訪れるのが賢明です。

もう一つは、シーズン終盤にあたる3月中旬以降です。この時期になると、多くの観光客が帰り、ゲレンデは落ち着きを取り戻します。

雪質は「春雪」と呼ばれる少し湿った状態になりますが、気温が高く天候が安定する日が増えるため、初心者やファミリーにとってはむしろ滑りやすい環境とも言えます。リフト待ちもほとんどなく、広々としたゲレンデを存分に楽しめるでしょう。

白馬スキー場の外国人混雑を避ける賢い対策

比較的すいている穴場スキー場はここ

「白馬バレー」は10のスキー場から構成されており、すべてのスキー場が同じように混雑しているわけではありません。多くの観光客は、知名度が高く規模の大きい「白馬八方尾根スキー場」や「白馬五竜&HAKUBA47」に集中する傾向があります。したがって、これらの中心的なスキー場から少し目線を変えることで、比較的空いている穴場を見つけることができます。

白馬乗鞍温泉スキー場

八方尾根の北側に位置し、白馬バレーの中でも穴場的な存在です。広大な非圧雪エリアが魅力で、パウダーを狙う上級者には知られていますが、全体的な混雑度は低めです。

>>>白馬乗鞍温泉スキー場

白馬コルチナスキー場

特徴的なホテルの外観で知られ、こちらも豊富なパウダースノーとツリーランコースが人気です。降雪があった日の朝はパウダー目当ての人で混み合うことがありますが、午後になると落ち着く傾向があります。

>>>白馬コルチナスキー場

爺ガ岳スキー場

白馬バレーの南端に位置する、ファミリー向けのスキー場です。緩やかな斜面が中心で規模も小さいですが、その分混雑とは無縁で、子ども連れや初心者が安心して練習するのに最適な環境です。

>>>爺ガ岳スキー場

これらのスキー場は中心部から少し離れているためアクセスに一手間かかる場合がありますが、その分、ゆったりとした時間を過ごせる可能性が高まります。

アプリで確認できるリフト待ち時間

混雑したゲレンデで快適に過ごすためには、情報戦を制することが鍵となります。特に、リアルタイムの情報をいかに活用するかが、一日の満足度を大きく左右します。そこで役立つのが、スキー場が提供する公式アプリやウェブサイトです。

現在、「白馬バレー」では公式アプリが提供されており、これを利用することで各スキー場のリフトの運行状況や、おおよその待ち時間を確認できます。アプリのマップ上で待ち時間が表示されるため、どのリフトが混んでいて、どのリフトが空いているのかが一目瞭然です。

この機能を活用すれば、「待ち時間が長いメインゴンドラを避け、空いているクワッドリフトで上部へ上がる」といった、効率的なコース選択が可能になります。

また、強風によるリフトの運行停止といった情報もいち早く入手できるため、急な計画変更にも対応しやすくなります。ゲレンデに出る前にアプリをダウンロードし、使い方に慣れておくだけで、無駄な待ち時間を大幅に削減できるでしょう。

事前に済ませたいレストラン予約のコツ

ゲレンデでのもう一つの混雑ポイントが、昼食時のレストランです。12時から13時にかけてのピークタイムには、どのレストランも満席となり、席を見つけるだけで一苦労という事態も珍しくありません。

このランチ難民を避ける最も効果的な対策は、食事の時間をずらすことです。例えば、11時台の早い時間に行くか、あるいは13時半以降の遅い時間帯を狙うことで、混雑のピークを避けられます。少し早め、あるいは遅めに食事をとるだけで、ゆっくりと休憩時間を確保できるのです。

麓の町でのディナーについても同様のことが言えます。人気のレストランや居酒屋は、特にピークシーズン中は予約なしで入るのが難しい状況です。そのため、夕食の計画は早めに立て、事前に電話やオンラインで予約を入れておくことが大切です。

宿泊先のホテルや旅館に相談し、おすすめのレストランを予約してもらうのも一つの良い方法です。事前の少しの手間が、食事のストレスをなくし、旅行全体の満足度を高めてくれます。

早めの予約が必須な周辺宿泊施設

白馬エリアの混雑は、ゲレンデやレストランだけに限りません。宿泊施設の確保もまた、大きな課題の一つです。特に外国人観光客は数週間単位で長期滞在するケースも多く、人気のホテルやコンドミニアムは早い段階で予約が埋まってしまいます。

ピーク時期に白馬での宿泊を考えている場合、予約は早ければ早いほど良いと言えます。具体的には、半年以上前、夏頃には冬のシーズンの予約活動を始めるのが理想的です。

のんびりしていると、希望の宿泊施設はもちろんのこと、エリア全体の宿が満室になってしまう可能性も十分にあります。

もし出遅れてしまった場合の対策としては、キャンセル待ちを狙う方法があります。また、白馬村内だけでなく、隣接する小谷村や大町市まで範囲を広げて探すと、空いている宿泊施設が見つかることがあります。

少し移動の手間は増えますが、車でのアクセスを考えている場合には有効な選択肢となります。いずれにしても、宿泊先の確保は白馬旅行の計画において、最優先で取り組むべき項目です。

増加する英語対応スタッフと施設

白馬エリアがインバウンド観光客から高い人気を集める理由の一つに、言語対応の充実が挙げられます。近年の外国人観光客の急増に対応するため、多くの施設で英語対応が進んでいます。

例えば、スキー場のチケット売り場やインフォメーションセンター、レンタルショップなどでは、英語が話せるスタッフが常駐していることが多くなりました。

また、子どもから大人までを対象としたスキースクールでは、英語によるレッスンが豊富に用意されており、日本語が分からない観光客でも安心して技術を学べる環境が整っています。

麓のレストランやバーでも英語メニューが用意されているのはもちろん、ホテルや旅館では英語対応可能なコンシェルジュが常駐し、観光情報の提供や各種予約の代行など、きめ細やかなサービスを提供しています。

このように、エリア全体で外国人観光客を歓迎する体制が整っていることが、リピーターの増加にもつながっていると考えられます。

日本人にとっては、まるで海外のリゾートにいるかのような国際的な雰囲気を味わえるという側面もあります。

まとめ:白馬スキー場の外国人混雑を理解し楽しもう

この記事では、白馬スキー場が外国人で混雑する理由と、その混雑を賢く避けて楽しむための具体的な対策について解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

  • 白馬は世界的なパウダースノーでインバウンド観光客に絶大な人気を誇る
  • 1998年の長野五輪を機に国際的な知名度が向上した
  • 混雑のピークは年末年始と旧正月が重なる12月下旬から2月中旬
  • シーズン序盤の12月上旬や終盤の3月以降は比較的空いている
  • 八方尾根や五竜など中心的なスキー場に人気が集中する傾向がある
  • 白馬乗鞍やコルチナなど中心から少し離れたスキー場は穴場になりやすい
  • 白馬バレーの公式アプリでリフトのリアルタイムな待ち時間が確認できる
  • アプリ活用で効率的なゲレンデ内の移動計画が立てられる
  • ランチタイムは11時台や13時半以降にずらすのが混雑回避のコツ
  • ディナーは人気店が多いため事前の予約が望ましい
  • ピーク時期の宿泊施設は半年前からの早期予約が基本
  • 宿泊地を白馬村だけでなく大町市など周辺エリアに広げるのも有効
  • 英語対応のスタッフや施設が増え国際的なリゾートになっている
  • 混雑は人気の裏返しでもあると前向きに捉えることが大切
  • 事前の情報収集と計画が白馬での体験をより豊かなものにする
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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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