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【徹底比較】ゴアテックス製スノーボードグローブおすすめ人気7選

まさやん
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スノーボードを楽しんでいる時、手がかじかんで辛い思いをした経験はありませんか。グローブの中が濡れて不快だったり、逆に蒸れて気持ち悪かったりするのは避けたいものです。

これらの悩みは、適切なグローブを選ぶことで解決できます。特に、ゴアテックス素材のグローブは、多くのスノーボーダーにとって最適な選択肢となり得ます。

この記事では、スノーボードグローブの選び方の基本から、ゴアテックス素材が持つ優れた機能性、さらには具体的な人気ブランドのおすすめモデルや価格相場、そして大切なメンテナンス方法に至るまで、幅広く解説していきます。

要点
  • ゴアテックス素材の具体的なメリットとデメリット
  • 自分のレベルやスタイルに合ったグローブの選び方
  • 人気ブランドのおすすめモデルとその特徴
  • グローブを長持ちさせるための正しい手入れ方法

ゴアテックス製スノーボードグローブの選び方

ゴアテックスが持つ優れた防水性と透湿性

スノーボードグローブを選ぶ上で、ゴアテックスは非常に優れた素材と考えられます。なぜなら、ゴアテックスメンブレンという特殊なフィルムが、外部からの水の侵入を完全に防ぎつつ、内部の湿気は外に逃がすという相反する機能を両立させているからです。

防水性:手をドライに保つ絶対的な性能

雪上で転倒したり、リフトから雪が落ちてきたりと、スノーボード中は手が濡れる機会が頻繁にあります。手が濡れると体温が奪われ、パフォーマンスの低下や不快感に直結します。

ゴアテックス素材は、水滴よりもはるかに小さい無数の微細な孔を持つ構造により、外からの水分をシャットアウトします。このため、長時間のライディングでもグローブの内部を常にドライな状態に保つことが可能です。

透湿性:蒸れを防ぎ快適さを維持

一方で、運動量の多いスノーボードでは、手も汗をかきます。この汗がグローブ内に留まると、蒸れによる不快感や汗冷えの原因となります。ゴアテックスの微細な孔は水蒸気の分子よりは大きいため、体から発せられる汗の湿気を効率的に外部へ放出します。

この透湿性のおかげで、グローブ内部は常に快適な環境が維持され、集中してライディングに臨めるのです。

ただし、ゴアテックス製品は一般的に価格が高めに設定されている点がデメリットとして挙げられます。しかし、その高い性能と耐久性を考慮すれば、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスは決して悪くない選択と言えるでしょう。

快適さを左右するグローブの正しい選び方

自分に合ったスノーボードグローブを選ぶことは、ゲレンデでの快適性を大きく向上させます。ここでは、形状や素材といった基本的な選び方のポイントを解説します。

グローブの形状を選ぶ

スノーボードグローブには、主に3つの形状があります。

形状特徴メリットデメリット
5本指タイプ最も一般的な形状。指を一本ずつ独立して動かせる。ストックを握ったり、バインディングの調整など細かい作業がしやすい。指が分かれているため、ミトンタイプに比べて保温性がやや劣る傾向がある。
ミトンタイプ親指だけが独立し、他の4本の指が一緒になっている形状。指がまとまっているため、内部の空気層が温まりやすく保温性が非常に高い。細かい作業がしにくく、バインディングの着脱などに慣れが必要。
トリガータイプ(3本指)親指と人差し指が独立し、残りの3本指がまとまっている形状。5本指タイプの操作性とミトンタイプの保温性を両立させている。製品の種類が他のタイプに比べて少ない場合がある。

自分のライディングスタイルや、何を重視するかによって最適な形状は異なります。例えば、写真を撮ったり細かい作業を頻繁に行うなら5本指タイプ、極寒地での使用や末端冷え性の人にはミトンタイプが適しています。

アウターの素材を理解する

グローブのアウターシェルには、主にレザー(天然皮革)とファブリック(化学繊維)が使われます。レザーは使い込むほどに手に馴染み、高い耐久性と防水性を持ちますが、定期的なメンテナンスが不可欠です。

一方、ファブリックは軽量で扱いやすく、デザインのバリエーションが豊富ですが、耐久性はレザーに劣る場合があります。どちらの素材にも一長一短があるため、デザインの好みやメンテナンスにかけられる手間を考慮して選ぶことが大切です。

重要なインナーグローブの役割と必要性

インナーグローブは、スノーボードグローブの性能を最大限に引き出すために、非常に重要な役割を担います。多くのゴアテックスグローブには、取り外し可能なインナーが付属していますが、その必要性を理解しておくことが快適なスノーボードライフに繋がります。

主な役割は、温度調節と吸湿速乾性の向上です。暖かい日にはアウターシェルだけで使用し、寒い日にはインナーを装着することで、幅広いコンディションに対応できます。また、インナーグローブは直接肌に触れるため、汗を素早く吸収し、外へ逃がす機能が求められます。これにより、アウターの透湿性を助け、グローブ内をより快適に保つのです。

さらに、インナーグローブがあることで、細かい作業がしやすくなるというメリットもあります。例えば、スマートフォンを操作したり、リフト券をポケットから取り出したりする際に、アウターグローブを外してもインナーグローブが手を寒さから守ってくれます。

インナーが付属していないグローブを使用する場合でも、薄手のインナーを別途購入して組み合わせることをおすすめします。ウールや化学繊維で作られた高機能なインナーを選ぶことで、グローブ全体の快適性を格段に向上させることが可能です。

パフォーマンスに関わるフィット感とサイズ感

グローブの性能を最大限に活かすためには、自分の手に合ったサイズを選ぶことが何よりも大切です。サイズが合っていないと、保温性が損なわれたり、操作性が低下したりする原因となります。

サイズが大きすぎる場合、グローブと手の間に隙間ができすぎてしまい、体温で温められた空気の層が維持できず、保温性が低下します。また、指先が余ってしまうと、バインディングの操作などがしにくくなります。

逆にサイズが小さすぎると、血行が悪くなり、かえって指先が冷える原因になりかねません。また、生地が突っ張ることで動きが制限され、パフォーマンスに影響が出ることも考えられます。

最適なサイズを選ぶには、実際に試着することが最も確実な方法です。試着する際は、指を曲げ伸ばししたり、何かを掴むような動作をしたりして、圧迫感がないか、指先の余り具合は適切かを確認してください。指先が少しだけ(5mm程度)余るくらいが、一般的には理想的なサイズ感とされています。

人気ブランドからお気に入りを見つける

スノーボードグローブは、数多くのブランドから発売されており、それぞれに特徴があります。ここでは、特に人気が高く、信頼性のあるブランドをいくつか紹介します。

  • Burton(バートン): スノーボード業界のリーディングカンパニーであり、初心者からプロまで幅広い層に対応する豊富なラインナップが魅力です。品質とデザイン性のバランスが良く、多くのライダーから支持されています。
  • Volcom(ボルコム): スケート、サーフ、スノーの3Sカルチャーを背景に持つブランドで、独創的でスタイリッシュなデザインが人気です。機能性はもちろん、ファッション性を重視するライダーにおすすめです。
  • DAKINE(ダカイン): ハワイ発祥のブランドで、グローブだけでなくバッグやアクセサリーなど、機能的なアイテムを数多く展開しています。耐久性と機能性に定評があり、コストパフォーマンスに優れたモデルも多いです。
  • HESTRA(ヘストラ): スウェーデン発のグローブ専門ブランドで、その品質の高さから「グローブの王様」とも称されます。特にレザーグローブの品質は世界トップクラスで、長く使える一品を求めるライダーに最適です。

これらのブランドは、いずれもゴアテックスを採用したモデルを多数リリースしています。ブランドごとの特色を理解し、自分のスタイルや好みに合ったグローブを探すのも楽しみの一つです。

おすすめゴアテックス製スノーボードグローブ7選

定番モデルならBURTON「Gondy GORE-TEX Leather Glove」

どのグローブを選べば良いか迷ったら、まず候補に挙げたいのがBurtonの「Gondy GORE-TEX Leather Glove」です。このモデルは、多くのスノーボーダーから長年にわたり支持され続けている定番中の定番と言えます。

その理由は、高品質なレザーの質感と、ゴアテックスによる確かな防水透湿性の両立にあります。しなやかなレザーは使い込むほどに手に馴染み、優れた操作性を提供します。また、内部にはThermacoreインサレーション(断熱材)が採用されており、保温性も十分です。

さらに、スマートフォン操作が可能なScreen Grabテクノロジーを搭載したレザーを採用している点も魅力の一つです。グローブを外すことなく、リフトの上で簡単なスマホ操作ができます。

デザインもシンプルで飽きがこないため、どんなウェアにも合わせやすいでしょう。機能、デザイン、信頼性の全てにおいてバランスが取れた、最初の一双にも最適なモデルです。

メンズに人気のVolcom「CP2 GORE-TEX Glove」

ファッション性を重視するメンズライダーから高い人気を誇るのが、Volcomの「CP2 GORE-TEX Glove」です。Volcomらしいスタイリッシュなデザインとカラーリングが特徴で、ゲレンデでのコーディネートのアクセントになります。

もちろん、機能性も申し分ありません。ゴアテックスインサートが採用されており、防水性と透湿性は万全です。手のひら部分には耐久性の高い素材を使用し、しっかりとしたグリップ力を確保しています。

また、手首部分にはベルクロストラップが付いており、フィット感の調整や雪の侵入を防ぐことが可能です。

デザイン性と機能性を高いレベルで両立させたいと考えるライダーにとって、このグローブは非常に魅力的な選択肢となるはずです。

レディースの定番DAKINE「Sequoia GORE-TEX Glove」

女性の手に合わせて設計されたモデルの中で、特に人気と信頼性が高いのがDAKINEの「Sequoia GORE-TEX Glove」です。このモデルの最大の特徴は、高い汎用性と機能性にあります。

ゴアテックスインサートによる防水透湿性に加え、取り外し可能なStorm Linerインナーグローブが付属しています。このインナーグローブはタッチスクリーン対応で、気温に合わせてグローブの保温性を調整できるため、春先の暖かい日から真冬の寒い日まで、幅広いシーズンで活躍します。

また、外側には撥水加工されたレザーとナイロン/ポリエステル素材を組み合わせており、耐久性と柔軟性を両立させています。手の甲部分には、カイロなどを入れるための小さな防水ジッパーポケットが付いているのも、冷え性の女性にとっては嬉しいポイントです。機能的で使い勝手の良いグローブを探している女性に、自信を持っておすすめできるモデルです。

圧倒的な保温力HESTRA「3-Finger GTX Full Leather」

とにかく暖かいグローブが欲しい、という方にはHESTRAの「3-Finger GTX Full Leather」が最適解かもしれません。このモデルは、保温性の高いミトンのメリットと、操作性の良い5本指グローブのメリットを兼ね備えたトリガータイプ(3本指)を採用しています。

アウターには非常にしなやかで耐久性の高いゴートレザー(ヤギ革)を使用し、ゴアテックスメンブレンを組み合わせることで、最高の防水性と透湿性を実現しています。取り外し可能なライナーには、保温性の高い化繊中綿が封入されており、極寒の環境下でも指先を暖かく保ちます。

価格は他のブランドに比べて高価ですが、その品質と保温性は他の追随を許しません。厳しい寒さの中でライディングする機会が多い方や、末端の冷えに悩んでいる方にとって、投資する価値のある一品です。

コスパ最強Reusch「Highland R-TEX XT」

優れた機能性を持ちながらも、比較的手に入れやすい価格帯で人気なのが、ドイツの老舗グローブブランドReuschの「Highland R-TEX XT」です。このモデルはゴアテックスではありませんが、Reuschが独自に開発した防水・防風・透湿素材「R-TEX XT」メンブレンを採用しています。

この「R-TEX XT」は、ゴアテックスに匹敵するほどの高い性能を持ちながら、コストを抑えることに成功しています。そのため、高い機能性を求めるけれど、予算は少し抑えたいという方に最適な選択肢です。

柔らかいソフトシェル素材をメインに使用しているため、フィット感も良好です。確かな品質を持つブランドの高性能グローブを、コストパフォーマンス良く手に入れたいライダーにおすすめします。

バックカントリーの定番Black Diamond「Guide Glove」

ゲレンデだけでなく、バックカントリーのような過酷な環境での使用を想定するなら、Black Diamondの「Guide Glove」が最も信頼できる選択肢の一つです。このグローブは、クライミングや登山用品で培われた技術が惜しみなく投入されています。

取り外し可能なウール製のライナーと、ゴアテックスインサートを組み合わせることで、極寒の環境下でも最高の保温性と防水透湿性を発揮します。アウターシェルは、耐久性の高いナイロンとゴートレザー(ヤギ革)を組み合わせて作られており、岩や木との接触にも強い作りになっています。

手首をしっかりと覆う長めのカフ(袖口)は、雪の侵入を確実に防ぎます。その堅牢な作りから、ゲレンデでの使用においてはオーバースペックと感じるかもしれませんが、最高の暖かさと保護性能を求めるライダーにとっては、これ以上ない安心感を提供してくれるでしょう。

日本ブランドの定番eb’s「HARUSAKI-MITT/GORE-TEX」

「日本人による日本人のためのスノーボードアクセサリー」をコンセプトに掲げるeb’s(エビス)も、非常に人気の高い国内ブランドです。その中でも「HARUSAKI-MITT/GORE-TEX」は、ブランドを代表するロングセラーモデルとして知られています。

最大の特徴は、グローブの指先部分だけを出すことができるユニークな構造です。これにより、グローブを完全に外すことなく、スマートフォンの操作や写真撮影、バインディングの調整といった細かい作業が素早く行えます。ミトン形状の高い保温性を維持しながら、5本指グローブのような利便性を兼ね備えているのです。

もちろん、ゴアテックスインサートを採用しているため、防水透湿性は万全です。日本の湿った雪の中でも快適さを保ち、かつユニークな機能性を求めるライダーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

最適なスノーボード グローブ ゴアテックスで冬を楽しもう

この記事では、スノーボードグローブの選び方から、ゴアテックスの機能性、具体的なおすすめモデルまでを詳しく解説してきました。最後に、今回の重要なポイントをまとめておきます。

  • ゴアテックスは優れた防水性と透湿性を両立させる素材
  • グローブの形状は5本指、ミトン、トリガーの3種類
  • 5本指は操作性、ミトンは保温性に優れる
  • トリガータイプは両方の利点を兼ね備える
  • 自分の手に合ったフィット感とサイズ選びが最も重要
  • 大きすぎると保温性が落ち、小さすぎると血行が悪くなる
  • インナーグローブは温度調節と吸湿速乾性のために必要
  • BurtonのGondyは機能とデザインのバランスが良い定番モデル
  • VolcomのCP2はデザイン性を重視するメンズにおすすめ
  • DAKINEのSequoiaは女性向けの機能が充実したモデル
  • HESTRAの3-Fingerは圧倒的な保温力を誇る
  • Black DiamondのGuideはバックカントリーでの信頼性が高い
  • レザー素材は手入れが必要だが耐久性が高い
  • 自分に最適なグローブを見つけることが快適なライディングに繋がる

これらの情報を参考にして、あなたにとって最高のパートナーとなる一双を見つけてください。適切なグローブを手に入れることで、冬の雪山での体験がより一層快適で楽しいものになるはずです。

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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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