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グラトリのプレス種類について!基本と上達のための重心移動のコツ

まさやん
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スノーボードで人気のグラトリ、その中でもプレス系トリックは、バランス感覚と重心移動を活用してさまざまな技を生み出す基本です。今回はプレスの基本動作や、テールやノーズを使ったマニュアルとスライドなどの種類について詳しく解説します。

初心者に向けて、安全に練習を進めるためのコツや、適切な練習環境の選び方も紹介しているため、スムーズな上達が目指せます。

また、技の成功率を高めるために役立つ、ギアの選び方についても触れています。プレス系の技術を身につけると、グラトリの楽しみ方がさらに広がり、自由な滑りを楽しめるようになるでしょう。

これからプレスに挑戦する方も、基本を再確認したい方も、このガイドでポイントを押さえて、無理なくレベルアップしていきましょう。

この記事で分かること
  • プレス技の種類と特徴について理解できる
  • プレス技の基本動作や重心移動のコツを学べる
  • 初心者向けの練習方法と注意点が分かる
  • プレスに適したスノーボードギアが選べる

グラトリのプレス・種類と特徴の解説

  • テールマニュアル
  • ノーズマニュアル
  • FSテールスライド
  • FSノーズスライド
  • BSテールスライド
  • BSノーズスライド

テールマニュアル

テールマニュアルは、スノーボードの後ろ側(テール)に体重をかけて滑る基本的なトリックです。滑走中にボードのテール側に重心を置き、ノーズを少し持ち上げることでバランスを取りながら滑るのがポイントです。

この動作により、体全体のバランス感覚とコントロール力が身につき、他のトリックへの応用も可能になります。

テールマニュアルを行う際は、膝を少し曲げて体全体を低く保ち、テール側に重心を移動させます。ただし、テールにかける力が強すぎるとボードが跳ねて不安定になりやすいため、少しずつ力加減を調整しましょう。

練習では、フラットな場所でゆっくりと行うことをおすすめします。また、腕をボードと逆方向に軽く広げることでバランスが取りやすくなるので試してみてください。

テールマニュアルのメリットは、スノーボードをコントロールする力が強化される点です。一方で、重心が後ろに偏るため逆エッジで転倒するリスクもあります。

初心者は、最初は短時間のマニュアルから始め、徐々に時間を長くしていくとスムーズに上達できます。正しいフォームを意識して練習することで、テールマニュアルが安定し、他のトリックの基礎にもつながるでしょう。

ノーズマニュアル

ノーズマニュアルは、スノーボードの前側(ノーズ)に重心をかけ、テールを持ち上げた状態で滑るテクニックです。ノーズマニュアルは、ボードのフロント部分を活用するため、前方への重心移動とバランス力が求められます

特に初心者にとっては前方に重心をかけることでバランスが崩れやすく、体の動かし方を繊細にコントロールする必要があります。

ノーズマニュアルの練習方法として、まずは体全体を軽く前方へ倒し、ノーズ側のバインディングの少し前に重心を置くことを意識します。

このとき、肩と腕の位置も少し前に構え、後ろに伸びるテールを意識するとバランスが取りやすくなります。慣れてきたら少しずつスピードを上げていき、ノーズにかかる重さとスピードの調整に挑戦しましょう。

ノーズマニュアルの注意点としては、重心が前に行き過ぎると転倒しやすくなるため、練習ではスピードを抑えた滑走が安全です。テールマニュアルと同様に、バランスをしっかり保つためには膝を柔らかく保つことも重要です。

ノーズマニュアルが安定してできるようになると、グラトリの中でも安定した滑りを体得でき、他のトリックの基盤にもなるでしょう。

FSテールスライド

FS(フロントサイド)テールスライドは、ボードのテールに重心を乗せて体の正面を滑走方向に向けた状態で横にスライドする技です。

ボードのテールに体重をかけ、前方を向きながらスライドするため、スノーボード初心者でも挑戦しやすいトリックの一つといえます。ターンをしながら軽くオーリーを行い、テール側に重心を移すことでスムーズなスライドが可能です。

FSテールスライドを行うときは、オーリー後にテール側にしっかりと重心を乗せて、肩のラインをスライドする方向に合わせていきます。

スライド中はヒール側に軽く体重をかけると安定しやすいですが、体重が強すぎるとブレーキがかかりすぎるため注意が必要です。また、逆にトゥエッジにかかりすぎると逆エッジで転倒するリスクがあるため、バランスを丁寧に保ちましょう。

FSテールスライドは、スライド技の基本であり、体のコントロール力を高める良い練習になります。

慣れてくればスピードを調整し、スライドの長さをコントロールすることも可能です。このトリックが安定すると、他の応用技やコンボトリックに挑戦する自信にもつながるでしょう。

FSノーズスライド

FS(フロントサイド)ノーズスライドは、ボードのノーズに体重を乗せ、正面を向きながら滑走方向にスライドするトリックです。

ノーズマニュアルの延長線上にある技で、前方の視界が開けているため、バランスが取りやすい点が初心者にも優しい特徴です。ボードの前側に重心を移しつつ、オーリーを加えて軽く持ち上げることでスライドが可能になります。

この技を行う際には、肩をスライド方向に向け、腕を使って体の安定を図ります。スライド中は軽くヒールサイドに体重をかけるとブレが少なくなりやすく、安定した動作が実現します。

しかし、過度にヒール側へ体重をかけるとブレーキがかかりすぎるため、力加減に気をつけましょう。

FSノーズスライドを習得することで、ノーズ部分のコントロールが上達し、スノーボードの応用力が身につきます。

テールスライドと組み合わせたり、他のトリックへつなげたりと、FSノーズスライドは幅広いグラトリの基盤となるテクニックです。

慣れるまで時間がかかることもありますが、しっかりと基本を練習することで、安定したスライドが可能になるでしょう。

BSテールスライド

BS(バックサイド)テールスライドは、ボードの後ろ側(テール)に体重をかけて、背中側を滑走方向に向けたまま横にスライドするテクニックです。

BSテールスライドでは、視線が滑走方向とは逆向きになるため、最初はバランスを取りにくく感じるかもしれません。しかし、練習を重ねることで、背面に向かって滑る感覚が身につき、安定感が増していきます。

この技を行う際は、滑りながら軽くオーリーをし、テール側に体重を移します。肩と腕を使ってバランスをとることがポイントで、滑走方向に向けるようにして体が倒れすぎないよう意識しましょう。

スライド中は、ヒールサイドに軽く体重をかけると安定しやすいですが、強すぎると逆エッジで転倒するリスクがあるため、力加減には注意が必要です。

BSテールスライドは、背中を向けた状態で滑るため、前方が見えにくいという難点があります。しかし、視線を自分の肩越しに滑走方向に向けておくと、スムーズにトリックを進めやすくなります。

初めて挑戦する場合は、フラットな場所で練習し、慣れてきたら少しずつスピードを上げていくと良いでしょう。このトリックをマスターすることで、応用技にも挑戦しやすくなるため、グラトリの幅が広がります。

BSノーズスライド

BSノーズスライドは、ボードの前方(ノーズ)に体重を乗せて背中を滑走方向に向けながらスライドする技です。

このトリックは、テールスライドと同じく背中側を滑走方向に向けるため、最初は少し難易度が高く感じられるかもしれませんが、正しいフォームを意識すれば安定感が得られます。

BSノーズスライドを行うには、まず軽くオーリーをしてノーズ側に体重を移動させます。ノーズに乗る感覚をつかむためには、肩や腕の使い方が重要で、滑走中は体がボードの中心からずれないように意識しましょう。

ヒールサイド側に少し体重をかけてバランスをとるとスライドが安定しやすくなりますが、体重をかけすぎると逆エッジがかかりやすくなるので注意が必要です。

また、BSノーズスライドは、視界が滑走方向に対して逆向きになるため、スライドのタイミングや体の向きに気をつける必要があります。

最初のうちは短い距離でスライドし、徐々に距離を伸ばしていくと習得がスムーズです。このトリックをマスターすることで、体のバランス感覚が向上し、他のスライド系トリックにも挑戦しやすくなるでしょう。

グラトリのプレス種類・トリックのコツ

  • グラトリにおけるプレスの基本動作
  • プレス系スノボの重心移動のポイント
  • 安全にプレスを習得するためのコツ
  • プレス時に注意したいバランス感覚
  • 練習環境の選び方とおすすめの場所
  • プレスに適したスノボギアの選び方

グラトリにおけるプレスの基本動作

グラトリにおけるプレスの基本動作では、スノーボードの「ノーズ」または「テール」に体重をかけて滑走することで、ボードを弧状にしならせることが目的です。

体重移動の感覚をつかむことがプレス技の基礎となります。プレスを行うときには、まず平らな場所で膝を少し曲げ、体全体を低く保ちながら、ボードの片側に重心をかけていきましょう。

ノーズやテールにしっかりと体重がかかっていると、ボードが自然に反応します。

プレスの際に重要なのは、肩から腰、足にかけての体の軸をボードに対して平行に保つことです。

姿勢が崩れるとバランスがとりにくくなるため、練習時には体の中心がボードの上にあるかを意識するとよいでしょう。

また、プレス技をするときには力任せにしないことが大切です。力を入れすぎると、ボードが反発しすぎて制御が難しくなることがあるため、力を抜いて柔軟に動かせるようにしましょう。

正しい体重移動を習得すれば、プレス技のほかの応用トリックにも挑戦しやすくなります。

プレス系スノボの重心移動のポイント

プレス系スノーボードの技を成功させるには、重心移動が重要なポイントとなります。

通常の滑りでは重心をボードの中央に置きますが、プレス技ではノーズやテールに意図的に重心を移動させていきます。

重心移動の際には、ボード全体にかかる力が均等に分散されるよう、体の各部位をバランスよく動かす必要があります。

まず、重心移動を行うときは視線を滑走方向に向けて、上半身から先に移動するように心がけましょう。肩と腰の向きがずれていると、スライドやマニュアルが不安定になります。

また、腕を広げて軽くボードの逆方向に引くと、体のバランスが取りやすくなるため、特に初心者にはおすすめの方法です。

練習の際にはバインディングの外側ギリギリに体重をかけることを意識すると、ボードのしなりを活用しやすくなります。

重心を移動する際に、急激な動きはバランスを崩す原因になるため、なめらかに動かすことがポイントです。

無理な力を加えず、ボードのしなりを自然に感じながら練習を重ねることで、次第に重心移動の感覚をつかむことができるでしょう。

安全にプレスを習得するためのコツ

プレス技を安全に習得するためには、無理のないスピードと正しいフォームが大切です。

スピードを出しすぎるとバランスが崩れやすくなるため、最初は平らな場所で低速で練習することをおすすめします。

また、体全体をリラックスさせ、肩や腕をバランスを取るために活用しましょう。

安全なプレス習得のコツとして、まず膝を柔らかく使うことが挙げられます。膝を軽く曲げ、体を低くすることでバランスが取りやすくなり、万が一バランスを崩したときも衝撃を吸収しやすくなります

また、重心をノーズやテールに移動させる際には、一気に体重をかけるのではなく、徐々に重心を移すと安定感が増します。

練習時には友人やインストラクターと一緒に行うと、万が一の転倒時にもサポートが得られるため安心です。

スノーボードは自由なスポーツですが、無理をせず、ゆっくりとステップを踏んでいくことで技が身につきやすくなります。

基礎を固めてから応用技に挑戦することで、スムーズに上達し、楽しく安全にプレス技を習得できるでしょう。

プレス時に注意したいバランス感覚

プレス技を行う際には、体のバランス感覚を保つことが非常に重要です。ノーズやテールに重心をかけるプレス技では、体がボードから外れないように体の軸を意識しながら、膝を柔らかく保つことがコツです。

膝の柔軟さを保つと、ボードが弧を描くときの衝撃を吸収しやすくなり、安定した姿勢を維持できます。

プレス時には、足裏全体でボードを感じ取るようにし、つま先やかかとに極端に体重がかかりすぎないようにしましょう。

バランスを保つためには、腕を少し広げて、肩を滑走方向に合わせると安定感が増します。

また、視線は少し先に向けることで体の姿勢が自然と整い、無理な姿勢や力を入れすぎるのを避けられます

初心者の場合、プレス中にボードが横に傾くとバランスを崩しやすいため、体全体でしっかりとボードを支える意識を持つことが大切です。

これにより、体が左右に揺れにくくなり、安定したプレスが可能になります。

練習環境の選び方とおすすめの場所

プレスの練習には、フラットで広めの場所を選ぶことが基本です。平らな場所はスノーボードの速度や重心をコントロールしやすく、転倒のリスクも少ないため、安心して練習できます。

また、初心者であれば、スピードが上がりすぎない緩やかな傾斜のあるゲレンデもおすすめです。

緩い斜面では、適度なスピードでプレスの感覚をつかむことができ、バランスを意識した滑りを習得しやすくなります。

一部のスキー場では、グラトリ専用のエリアが設けられているところもあり、練習には非常に適しています。

広いエリアで安全に練習することで、周りを気にせずにプレスに集中できるため、これらのエリアを活用するのも一つの手です。

また、他のスノーボーダーがいない平日のゲレンデや早朝の時間帯も、落ち着いて練習するのに向いています。

プレスに適したスノボギアの選び方

プレス技を行う際には、柔軟性と反発力のあるスノーボードを選ぶことが効果的です。プレスでは、ボードがしなることが多いため、硬すぎない板の方が体重移動に合わせて弧を描きやすく、スムーズに技を行えます。

特に、グラトリ用として設計されている板にはしなりやすいモデルが多く、プレスの練習に最適です。また、初心者にはミドルフレックスやソフトフレックスのボードが扱いやすいでしょう。

ビンディングやブーツもプレスに影響するため、柔らかめで足の動きに合わせやすいものを選ぶとバランスが取りやすくなります。ビンディングは、ボードとの一体感を強くし、しっかりとしたグリップが得られるものが望ましいです。

また、足の動きが直接伝わるフィット感のあるブーツを選ぶことで、体重移動が正確にボードに伝わり、安定したプレスが可能です。

まとめ:グラトリのプレス種類について

グラトリのプレス技は、スノーボードのノーズやテールに重心をかけてバランスを取る動きが求められるため、基礎的な重心移動のコツやバランス感覚が重要です。

プレスを安定して行うには、初心者でも扱いやすい柔らかめのボードとフィット感のあるビンディングやブーツを選ぶことで、より正確な体重移動ができ、技が成功しやすくなります。また、練習する場所もスムーズな上達に欠かせない要素です。

フラットなエリアや広い練習専用エリアを選ぶことで、スピードや環境に左右されずに安心して練習ができます。

今回ご紹介したようなコツや練習環境の選び方を参考に、プレス技の習得を進めてみてください。

基礎を大切にしながらも、楽しみながら練習を重ねることで、自信を持ってさまざまなトリックに挑戦できるようになるでしょう。安全な環境で技術を身につけ、自分のペースで着実に上達していくことがグラトリの醍醐味です。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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