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【leverage】GT-3の徹底評価レビュー!グラトリ上達を目指す最強の一本

まさやん
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グラトリのスキルアップを目指すスノーボーダーの皆さん、新しいボード選びに悩んでいませんか?特に注目度の高いleverage「GT-3」について、そのレビューや実際の評価が気になっている方も多いのではないでしょうか。

このボードは、国産スノーボードの名門、オガサカ工場で製造され、グラトリに特化した最新技術が惜しみなく投入された高性能モデルとして評判です。

本記事では、leverage「GT-3」が持つ独自の構造、例えば爆発的な反発力を生み出すPEリボンやグラトリ専用プレート、そして絶妙なフレックスとトーション性能が、実際の滑りにどのような影響を与えるのかを徹底的に掘り下げます。

プレス、ポップ、ランといった基本動作から、バター系やスピン系トリックへの適性、さらにはフリーランやカービング、パウダーコンディションまで、様々な角度からGT-3の実力をレビュー、その評価を明らかにしていきます。この情報が、あなたのボード選びの一助となれば幸いです。

この記事で分かること
  • GT-3のグラトリ特化の構造と素材
  • 主要なグラトリ技での高い操作性
  • フリーランやカービングでの滑走感
  • 総合的な性能とおすすめのライダー像

leverage「GT-3」 評価:その基本スペックと構造

対象メンズ・レディース
形状ハイブリッドキャンバー
シェイプツインチップ
ボードの硬さ10段階中3(柔らかい)
対象レベル初心者から上級者
サイズ137,141,145,149,152,155

国産オガサカ工場製の信頼性

leverage「GT-3」は、日本のスノーボード作りの名門として知られる「オガサカ工場」で一本一本丁寧に製造されています。この工場は、長年にわたり培ってきた高い技術力と品質管理で、国内外の多くのスノーボーダーから絶大な信頼を得ています。

GT-3がこの工場で作られているということは、単に「日本製」というだけでなく、素材選びから製造工程、最終的な仕上げに至るまで、細部にわたってこだわり抜かれていることの証です。

特にグラウンドトリックという繊細なボードコントロールが求められるジャンルにおいて、ボードの品質はパフォーマンスに直結します。

オガサカ工場製のボードは、その精密な作りによって、ライダーの意図を正確に雪面へと伝え、安定したパフォーマンスを引き出すことを可能にします。そのため、GT-3は高品質と高性能を追求するライダーにとって、安心して選べる一本と言えるでしょう。

グラトリ特化の最新アウトライン設計

leverage「GT-3」のアウトライン、つまりボードの形状は、グラトリで高いパフォーマンスを発揮するために、最先端の考え方を取り入れて設計されています。単に板の形がかっこいいというだけでなく、技のやりやすさを徹底的に追求した結果、この独特なシェイプが生み出されました。

この「最新のアウトライン設計」の大きな特徴は、軽量化と高い反発力、そして優れた操作性を同時に実現している点です。

グラトリでは、ボードを軽快に操り、少ない力で高く弾き、そして空中で意のままにコントロールすることが求められます。GT-3のアウトラインは、これらの要素を高い次元でバランスさせることを目指しています。

具体的には、板のどの部分に力を加えるとどう反応するかが計算されており、ライダーがトリックを行う際に、よりスムーズに、そしてよりダイナミックに動けるようサポートします。

これにより、これまで難しかったような複雑なトリックや、オリジナリティあふれるスタイリッシュな技の成功率を高めてくれるでしょう。

反発を生むPEリボンと専用プレート

leverage「GT-3」の内部構造には、グラトリでの爆発的な反発力を生み出すための特別な工夫が凝らされています。その中心となるのが「PEリボン」と「グラトリ専用に設計されたプレート」です。

「PEリボン」とは、ポリエチレンという素材で作られたリボンのことで、これをボードの芯材に配置することにより、しなやかでありながら非常に高い反発力を実現しています。

このPEリボンのおかげで、ボードを踏み込んだ際にしっかりとエネルギーを溜め込み、それを解放することで力強いオーリー(ジャンプ)やノーリー(ノーズを使ったジャンプ)を可能にします。

さらに、「グラトリ専用プレート」も搭載されています。このプレートは、高い反発力とボードの粘りを両立させつつ、トリックに必要な板のねじれ(トーション)や操作性を損なわないように設計されています。

これにより、空中での姿勢制御がしやすくなり、着地の安定性も向上します。これらの素材と構造が組み合わさることで、GT-3はグラトリに求められる高い反発性能を発揮するのです。

絶妙なフレックスとトーション性能

leverage「GT-3」は、グラトリを極める上で非常に重要な「フレックス」と「トーション」のバランスが絶妙に調整されています。フレックスとはボード全体のしなやかさのことで、トーションとはボードのねじれやすさのことを指します。

GT-3では、トリックに必要不可欠なトーションの使いやすさが追求されています。これにより、ボードをねじる動作がスムーズに行え、プレス系の技(ノーズやテールを雪面に押し付ける技)やスピン系の技での安定感とコントロール性が向上します。

また、ノーズ(板の先端)とテール(板の後端)のフレックスも、硬すぎず柔らかすぎない絶妙なバランスに設定されています。

これにより、プレス時にはしっかりとボードをしならせてスタイルを出しやすく、一方でオーリーやノーリーなどの弾き系の技では、その反発力を最大限に活かすことができます。

このフレックスとトーションの最適な組み合わせが、プレス、ポップ(弾き)、ラン(滑走)といったグラトリのあらゆる動作において、妥協のない高いパフォーマンスを生み出す秘訣となっています。

ハイブリッドキャンバーとツイン形状

leverage「GT-3」は、グラトリでの多様な動きに対応するため、「ハイブリッドキャンバー」というボードの反り形状と、「ツイン」という前後対称のシェイプを採用しています。

「ハイブリッドキャンバー」とは、ボードの中央部分が雪面から浮き上がり、ノーズとテール部分が接雪しているキャンバー形状と、その逆のロッカー形状などを組み合わせたものです。

GT-3のハイブリッドキャンバーは、キャンバーボードのようなしっかりとしたエッジグリップによる安定感と反発力を持ちながら、ロッカーボードのような操作性の良さやトリックのきっかけの作りやすさを両立させています。

これにより、ターンの導入がスムーズで、プレスやスピンといったトリックもこなしやすくなっています。

そして「ツイン形状」は、ノーズとテールの長さや形、フレックスが全く同じであるため、スイッチスタンス(通常とは逆の足で滑る)での滑走やトリックが非常にやりやすいという大きなメリットがあります。

グラトリではスイッチでのトリックも多用するため、このツイン形状は不可欠な要素と言えるでしょう。この2つの組み合わせが、GT-3の高いグラトリ性能を支えています。

leverage「GT-3」 評価:各ライディングスタイルとの相性

適性が高いジャンル

グラトリ

カービング
フリーラン
パウダー
グラトリ(弾き系)
グラトリ(乗り系)
ラントリ
キッカー(小~中)
キッカー(中~大)
ジブ

究極のグラトリ性能:プレス・ポップ・ラン

leverage「GT-3」は、グラトリの基本動作である「プレス」「ポップ」「ラン」の全てにおいて、非常に高いレベルのパフォーマンスを発揮できるように設計されています。

まず「プレス」とは、板のノーズやテールを雪面に押し付けて滑る技のことです。GT-3は絶妙なフレックスとトーション性能により、少ない力でスムーズに板をしならせることができ、安定したプレス動作をサポートします。これにより、スタイリッシュなプレス技を繰り出しやすくなります。

次に「ポップ」は、オーリーやノーリーといったジャンプ動作を指します。GT-3に搭載されたPEリボンや専用プレートが生み出す強力な反発力は、軽い力でも高く、そして力強いジャンプを可能にします。空中でのボードコントロールもしやすく、トリックの幅を広げてくれるでしょう。

そして「ラン」は、トリックとトリックの間の滑走や、トリックへのアプローチ部分です。GT-3の最新アウトライン設計とハイブリッドキャンバー形状は、安定した滑走性と軽快な操作性を両立。これにより、次のトリックへスムーズに繋げることができ、一連のグラトリの流れを美しく見せることができます。

バター系やスピン系トリックへの適性

leverage「GT-3」は、その優れた操作性と反発力により、バター系トリックやスピン系トリックにおいても高い適性を示します。

バター系トリックとは、ノーズやテールを軸にして雪面を滑らせるように回転する技の総称です。GT-3のしなやかなフレックス、特にノーズとテールの扱いやすさは、このバター系トリックを非常にスムーズに行うことを可能にします。

板のねじれ(トーション)もコントロールしやすいため、低速域からでも安定して技に入りやすく、多彩な動きを生み出せます。

一方、スピン系トリックは、ジャンプして空中で回転する技です。GT-3は、その軽量設計と高い反発力により、少ない力で高く飛び上がり、空中での回転動作を軽快に行うことができます。

スイングウェイト(板を振った時の重さ)も軽く感じるように設計されているため、回転数を増やしたり、より複雑なグラブを入れたりする際にも有利に働くでしょう。安定した着地性能も、高難易度のスピン系トリックへの挑戦を後押しします。

フリーランとパークでの滑走フィーリング

leverage「GT-3」はグラウンドトリックに特化したモデルですが、ゲレンデを自由に滑るフリーランやキッカーやジブアイテムが設置されたスノーパークでもある程度楽しむことができます。

フリーランにおいては、GT-3のハイブリッドキャンバー形状が、安定したエッジグリップと軽快な操作性をもたらします。これにより、ゲレンデの様々な斜面状況に対応しやすく、気持ちの良いターンを描くことが可能です。

特に中低速域でのコントロール性能に優れており、地形を使った遊びなども得意とします。スノーパークでは、その高い反発力がキッカーでのジャンプにおいて威力を発揮します。

アプローチから抜けまでスムーズで、空中でのトリックもこなしやすいでしょう。また、ジブアイテムに対しては、板のしなやかさと操作性の良さが、エントリーやトリック中のバランス維持をサポートします。

ただし、あくまでグラトリ性能を最優先しているため、高速域でのカービングや巨大キッカーでの安定性は、専用モデルと比較すると劣ります。

カービングターンにおける操作性と安定感

leverage「GT-3」はグラウンドトリックモデルでありながら、カービングターンにおいても一定の操作性と安定感を発揮します。

このボードに採用されているハイブリッドキャンバー形状は、有効エッジ(実際に雪面に接するエッジ部分)を効果的に使うことを可能にし、ターンのきっかけを掴みやすくしています。特にターンの導入部分では、ボードがスムーズに傾いてくれるため、軽快な切り返しが可能です。

また、足元のレスポンスも良く、ライダーの意図した通りにボードが反応してくれるため、ターン中のコントロール性も良好です。中低速域でのカービングであれば、ボードのしなりを活かした気持ちの良いターンを楽しむことができるでしょう。

ただし、GT-3はグラトリ特有の柔軟性や反発力を重視した設計のため、ハイスピードでのハードなカービングや、アイスバーンなどの硬い雪面での絶対的なエッジグリップ力や安定性という点では、カービング専用モデルと比較するとややマイルドなフィーリングとなる可能性があります。

パウダーコンディションでの対応力

leverage「GT-3」は、主に圧雪されたゲレンデでのグラトリをメインターゲットとしたボードですが、新雪が積もったパウダーコンディションでもある程度の対応力を持っています。

その理由の一つは、採用されているハイブリッドキャンバー形状です。この形状は、ノーズとテール部分がやや持ち上がっているため、キャンバーボードと比較すると新雪での浮力を得やすくなっています。これにより、多少のパウダーであればノーズが雪に刺さりにくく、比較的スムーズに滑走することが可能です。

また、GT-3の持つ優れた操作性は、パウダーの中でも活きてきます。ツイン形状であるため、スイッチスタンスでの滑走も容易で、パウダーの中でトリックを試みる際にも動きの自由度が高いでしょう。

とはいえ、パウダー専用ボードのような極端なワイドノーズやセットバック(ビンディングの取り付け位置を通常より後ろにずらすこと)といった設計ではないため、深いパウダーや急斜面での浮力や走破性には限界があります。軽いパウダーを楽しみながら、グラトリの要素も少し取り入れたい、といった場合には十分楽しめるでしょう。

まとめ:leverage「GT-3」の評価について

leverage「GT-3」は、国産オガサカ工場製のグラトリ特化型スノーボードです。最新のアウトライン設計、反発力を生むPEリボンと専用プレート、絶妙なフレックスとトーション性能、そしてハイブリッドキャンバーとツイン形状が、その高いグラトリ性能を支えています。

これにより、プレス、ポップ、ランといった基本動作はもちろん、バター系やスピン系のトリックにおいても優れた操作性と反発力を発揮します。

フリーランやパーク、カービングターン、さらには浅めのパウダーコンディションにも対応可能ですが、グラトリ性能を最優先しているため、専門性の高い滑りでは専用ボードに譲る面もあります。

しかし、GT-3はグラトリを追求するライダーにとって、トリックの成功率を高め、より高度な技への挑戦を可能にする信頼性の高い一本と言えるでしょう。

ABOUT ME
まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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