2021.11.01 2025.12.14

【NITRO】BEASTはパーク特にキッカーで名を馳せるモデル！フリースタイルの傑作ボード！

まさやん

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NITROのハイエンドモデルであるBEAST(ビースト)が気になっているけれど、「自分に扱えるスペックなのか不安」「硬すぎて乗りにくいのではないか」と悩んでいませんか。

プロモデルとしても知られるこのボードは、試乗したライダーたちの間でも、その圧倒的な反発力と安定感が話題になります。一方で、グラトリでの操作性やカービングのキレ、実際の重さやサイズ感など、購入前に確認しておきたいポイントは山ほどありますよね。

この記事では、長年スノーボードギアに触れてきた経験をもとに、カタログスペックだけでは分からない乗り味やフィーリングを深掘りします。あなたの相棒となる一枚かどうか、じっくり見極めていきましょう。

記事のポイント

NITRO・BEASTのスペックを評価

【NITRO】BEAST

NITRO BEASTに乗って最初に感じるのは、足元から伝わってくる強烈なエネルギーです。

単に硬い板というわけではなく、踏み込んだ分だけしっかりと返ってくるレスポンスの良さが際立っていますね。これは、足元のコアプロファイルを薄くしつつ、ノーズとテールに向けて厚みを持たせた「ウィップラッシュ・コア・プロファイル」の効果が大きいと感じます。

オーリーを仕掛けた瞬間、板がバネのように弾け、自分が想定している高さよりも一段高く飛び出せる感覚は病みつきになります。

また、カーボン素材である「ダイヤモンドバンド」がノーズからテールまで配置されているため、反応速度が非常に速いのも特徴です。ルーズな操作感ではなく、自分の意思が瞬時にボードに伝わるダイレクトな操作感を求めている人にはたまらないスペックだと言えますね。

逆に言えば、曖昧な操作は許してくれない厳しさもあるため、常に正しいポジションで乗る意識が必要不可欠かなと思います。

パークメインで滑るライダーにとって、ボードの耐久性は死活問題ですよね。

BEASTを実際に触ってみると分かりますが、エッジの強度が通常のボードとは明らかに違います。「レールキラーエッジ」と呼ばれる、通常のエッジよりも厚みを持たせた構造が採用されており、ジブアイテムにハードにヒットしても破損しにくい安心感があります。

私自身、シーズン中に何度もレールやボックスに入りますが、通常のエッジなら凹んでしまうような衝撃でも、このボードなら耐えてくれることが多いです。

サイドウォールにも「ウレタン・サイドウォール」が使われているため、着地の衝撃やアイテムへの衝突に対する強度が非常に高いです。

ガシガシ使い倒してもヘタりにくいという点は、ハードなパークライダーにとって大きなメリットになるでしょう。ただし、その分ボード全体の重量は極端に軽いわけではないので、軽さだけを最優先する人には少し重く感じるかもしれません。

フレックスに関しては、正直に言ってかなり硬めです。

カタログ値でも10段階中の8と表記されていますが、実際に乗ってみるとその数値通りの張りを感じます。初心者が安易に手を出すと、板を全くたわませることができずに「ただの棒に乗っているようだ」と感じてしまうかもしれません。

しかし、ある程度の脚力と技術があるライダーにとっては、この硬さが高速域での絶大な信頼感に変わります。

荒れたバーンを滑走する際も、板がバタつくことなく雪面を切り裂いて進んでくれるので、恐怖心を抱くことなくスピードを出せますね。

キッカーのアプローチでスピードに乗っている時も、足元がどっしりとしているため、安心して抜けの動作に入ることができます。「もっと高く、もっと遠くへ」飛びたいと考えている人には、この硬さが最強の武器になるはずです。

BEASTの購入を検討する際、よく比較対象に挙がるのがSALOMON「HUCK KNIFE PRO」やCAPiTA「THE OUTSIDERS」あたりではないでしょうか。

HUCK KNIFE PROも反発力が凄まじいボードですが、あちらはもう少し軽量感があり、スイングウエイトの軽さが際立っています。一方、BEASTは重厚感と耐久性による安定感が勝っている印象ですね。

CAPITAのTHE OUTSIDERSと比較すると、BEASTの方がキャンバーの主張が強く、エッジグリップが強力だと感じます。

個人的な印象としては、より軽快に回したいならHUCK KNIFE PRO、ビッグキッカーやパイプでの着地の安定感を最優先するならBEASTという選び方がしっくりくるかなと思います。

どのモデルもハイパフォーマンスなパークボードですが、自分が重視するのが「軽さ」なのか「タフさ」なのかで選ぶと失敗が少ないでしょう。

BEASTのようなハイエンドモデルは定価も高額になりがちなので、型落ちモデルを狙っている人も多いですよね。

結論から言うと、BEASTは基本的に大きな構造変更が毎年行われるわけではないため、型落ちモデルでも十分にその性能を体感できます。グラフィックの好みさえ合えば、1シーズン前のモデルを選ぶことで数万円安く手に入れられるのは大きな魅力です。

ただし、人気モデルかつ生産数がそこまで多くないため、市場に残っている在庫は少なめです。特にゴールデンサイズと言われる151cm〜155cmあたりは、シーズンオフの早い段階で売り切れてしまうことが多いですね。

もしネットショップや店頭で自分に合うサイズの型落ちを見つけたら、迷わずに確保することをおすすめします。性能面での劣化はほぼないので、コスパ良くプロスペックを手に入れる賢い選択だと言えます。

【NITRO】BEAST