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【CROOJA】女性必見!HORNETの評価は?扱いやすさと高性能を両立

まさやん
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グラトリシーンで注目を集めるスノーボードブランド「CROOJA」。その中でも特に女性や軽快な操作性を求めるライダーに人気の「HORNET(ホーネット)」について、購入を検討しているけれど実際の評価やレビューが気になっている方も多いのではないでしょうか。

CROOJAには「HORNET」のほか、「MANTIS」をベースによりパワーを持たせた高反発モデルの「BEETLE」といったラインナップもありますが、それぞれメンズモデルとなっています。兼用モデルとして「WORM」があるため比較すると良いですね

この記事では、特にCROOJA「HORNET」に焦点を当て、その基本スペックから実際のライディングフィール、そしてどんなライダーにおすすめなのかを徹底的に解説します。あなたのスノーボード選びの参考になれば幸いです。

この記事で分かること
  • CROOJAブランド共通の技術や品質
  • ベースモデルMANTISの特徴の一端
  • BEETLEの反発力重視という方向性
  • HORNETとの違いで見るBEETLEの特性

CROOJA「HORNET」の基本スペックを評価

対象レディース
形状ハイブリッドキャンバー
シェイプツインチップ
ボードの硬さ10段階中4(やや柔らかい)
対象レベル初心者から上級者
サイズ137,139,142,145

扱いやすいハイブリッドキャンバー構造とは

スノーボードの「ハイブリッドキャンバー構造」とは、板の形状に関する専門用語ですが、簡単に言うと、滑りやすさとトリックのしやすさを両立させるための工夫です。

CROOJA「HORNET」では、板の中央部分が平ら(フラット)になっていて、両端(ノーズとテール)が少し持ち上がったキャンバー形状を組み合わせています。

この中央のフラットな部分があるおかげで、板をねじる動作(トーション操作と言います)がとても楽になります。板をねじりやすいと、細かい動きやターンがスムーズになり、初心者の方でも板をコントロールしやすくなります。

また、板をしならせた時に、その反発力を利用してジャンプしたり、トリックを繰り出したりするのですが、この構造だと板をしならせやすく、その結果として高い反発力を得やすいのです。

つまり、少ない力で板を操り、高く跳ねるような感覚を得られるので、グラトリに挑戦したい方に特におすすめの形状です。

軽量化と反発力を両立したコア素材

スノーボードの乗り心地を大きく左右するのが、板の芯材である「コア素材」です。HORNETには、「Bamboo Hybrid Core(バンブーハイブリッドコア)」という特別な素材が使われています。これは、その名の通り、竹を素材の一部に混ぜ込んでいるのが特徴です。

竹は、軽くて丈夫、そしてしなやかという素晴らしい特性を持っています。この竹をコア素材に取り入れることで、板全体の軽量化を実現しつつ、竹特有の「しなり」と「反発力」を生み出しています。

板が軽いと、持ち運びが楽なだけでなく、滑っている時やジャンプした時の板の操作性が格段に向上します。特に、空中で板を回転させたりするトリックでは、この軽さが大きなアドバンテージになります。

さらに、竹のしなやかな反発力は、オーリー(板をしならせてジャンプするトリック)などで高さを出しやすく、また着地の際の衝撃も和らげてくれる効果が期待できます。このように、軽さと反発力という、相反するようにも思える要素を高いレベルで両立させているのが、このコア素材の魅力です。

滑走性と持続性に優れるソールの特徴

スノーボードの裏側、雪に直接触れる滑走面のことを「ソール」と呼びます。CROOJA「HORNET」のソールには、「Sintered Sole(シンタードソール)」という種類のものが採用されています。これは、非常に細かい素材の粒子を高密度に焼き固めて作られたソールです。

このシンタードソールの大きなメリットは、どんな雪質でも安定してよく滑るということです。パウダースノーのようにサラサラした雪でも、春先のザラメ雪でも、しっかりとスピードに乗ることができます。

もう一つの重要な特徴は、ワックスの浸透性と持続性に優れている点です。スノーボードはワックスを塗ることで滑走性能を維持しますが、シンタードソールはワックスが内部までしっかりと染み込みやすく、一度塗ったワックスの効果が長持ちする傾向にあります。

これにより、頻繁にワックスを塗り直す手間が減り、常に快適な滑りを楽しむことができます。高性能なソールは、滑りの質を大きく向上させてくれる大切な要素です。

安全性を高めるエッジの工夫点

スノーボードの側面には、「エッジ」と呼ばれる金属の部品が付いています。このエッジが雪面を捉えることで、ターンをしたり、スピードをコントロールしたりします。CROOJA「HORNET」では、このエッジにも安全に楽しく滑るための工夫が凝らされています。

まず、「Beveling(ビベリング)」という加工が施されています。これは、エッジの角度を少しだけ調整することで、不意にエッジが雪に引っかかって転倒してしまう「逆エッジ」という現象のリスクを減らす技術です。

HORNETでは1.5°のビベル角が採用されており、特にグラトリのような板を細かく操作するトリックを行う際や、通常のフリーランニング中でも、より安心して滑ることができます。

さらに、使用されている「Steel Edge(スチールエッジ)」は、強度が高く割れにくい素材で作られています。

スノーボードは、ジャンプの着地やトリックなどで大きな力がかかることがありますが、この頑丈なエッジは、板がねじれたり、しなったりする動きにもしっかりと耐えてくれます。これにより、エッジの破損を防ぎ、長く安心してボードを使い続けることができるのです。

女性も扱いやすいフレックス設定

スノーボードの「フレックス」とは、板の硬さやしなりやすさのことです。硬すぎると操作が難しくなり、柔らかすぎると高速滑走時の安定性に欠けるなど、フレックスは乗り心地に直結する重要な要素です。

CROOJA「HORNET」は、特に女性の脚力でも楽に扱えるように、フレックスが「ミディアムソフト」、つまり硬すぎず柔らかすぎない、程よい硬さに設定されています。

この絶妙なフレックス設定により、少ない力でも板をしっかりと踏み込んでしならせることができます。板をしならせやすいということは、ターンがしやすかったり、グラトリで板を弾いてジャンプしたりする動作がスムーズに行えるということです。

また、板の中央部分がフラットになっているハイブリッドキャンバー構造や、ノーズ(板の先端)とテール(板の後端)のフレックスバランスの調整も、この扱いやすさに貢献しています。

これらの工夫によって、板がライダーの意図に素直に反応してくれるため、グラトリを始めたばかりの初心者の方から、より高度なトリックに挑戦したい上級者の方まで、幅広いレベルの女性ライダーが満足できる操作性を実現しています。足への負担も少なく、一日中滑っても疲れにくいのも嬉しいポイントです。

CROOJA「HORNET」のライディング評価

適性が高いジャンル

グラトリ

グラトリ(弾き系)
グラトリ(乗り系)
カービング
パウダー
キッカー(小~中)
軽さ

グラトリでの操作性と評価ポイント

CROOJA「HORNET」は、グラトリ(平地で行うトリック)を楽しみたい方に特におすすめのモデルです。その最大の理由は、板の操作が非常にしやすい点にあります。まず、持ってみると分かる「軽さ」。

これはトリック中の板の取り回しを格段に楽にし、回転系の技や板を浮かせる動作をスムーズにしてくれます。

評価ポイントとしては、初心者の方でも板の反発を使いやすい点が挙げられます。板の中央部分が平らで、両端が少し反り上がっている「ハイブリッドキャンバー」という形状と、しなやかで反発力のある「Bamboo Hybrid Core」という素材の組み合わせにより、少ない力でも板がポンっと跳ねてくれる感覚を得やすいのです。

これにより、オーリー(板を使ったジャンプ)やノーリー(板の先端を使ったジャンプ)といった基本的なトリックも、高さを出しやすく、成功率アップに繋がるでしょう。

さらに、エッジの引っかかりを抑える工夫もされているため、トリックの練習中にありがちな逆エッジのリスクも軽減され、安心して挑戦できます。

フリーランにおける安定性と評価

ゲレンデを自由に滑り降りるフリーランにおいても、HORNETは快適な滑りを提供してくれます。特に注目したいのは、滑走面の素材「Sintered Sole」です。

このソールは、様々な雪質に対応しやすく、どんなコンディションでも安定したスピードで滑ることができます。パウダースノーから圧雪されたバーンまで、雪質を選ばずに楽しめるのは大きなメリットです。

また、板の軽さと適度なしなやかさは、長時間のライディングでも疲れにくいという利点をもたらします。板の操作が軽快なので、ターンもスムーズに行え、足への負担も軽減されます。

エッジが不意に雪に食い込みにくいように調整されているため、リラックスしてクルージングを楽しむことができるでしょう。グラトリだけでなく、ゲレンデ全体を遊びつくしたいという方にも満足のいく滑走性能を持っていると評価できます。

パークやカービングでの適応性評価

CROOJA「HORNET」はグラトリを得意とする板ですが、キッカー(ジャンプ台)やジブアイテム(レールやボックスなど)が設置されたスノーパークや、キレのあるターンを楽しむカービングにもある程度対応できる柔軟性を持っています。

パークにおいては、その軽さと反発力が武器になります。ジャンプの際には板を引きつけやすく、空中でのトリックもこなしやすいでしょう。

また、着地の際の安定感も期待できます。カービングに関しては、板の中央がフラットで両端が上がっているハイブリッドキャンバー形状が、ターンの導入をスムーズにし、エッジの切り返しを容易にします。

ミディアムソフトという板の硬さは、力強く雪面を削るようなハードなカービングには少し物足りなさを感じるかもしれませんが、ゲレンデを気持ちよく流すようなターンであれば十分楽しめます。

様々な滑り方に挑戦したいオールラウンドな楽しみ方を求める方にも、一定の満足感を与えてくれるでしょう。

価格帯とコストパフォーマンスの評価

CROOJA「HORNET」の価格は、2025-2026年モデルの一例として定価96,800円(税込)となっています。

この価格帯は、スノーボードの中では中級から高性能モデルに位置づけられることが多いです。では、その価格に見合う価値があるのか、コストパフォーマンスについて考えてみましょう。

HORNETは、超軽量設計、女性の脚力でも扱いやすいハイブリッドキャンバー構造、反発力としなやかさを両立する「Bamboo Hybrid Core」、滑走性に優れた「Sintered Sole」など、高品質な素材と技術が投入されています。

特にグラトリ性能に特化し、初心者から上級者まで幅広いレベルのライダーが満足できる操作性を追求している点を考慮すると、この価格設定は妥当と言えるでしょう。

長く使える一本として、グラトリの上達を目指す方にとっては、投資する価値のあるモデルと評価できます。

プロも注目するブランドの信頼性

CROOJAというブランドは、特にグラトリシーンで高い評価を得ており、その品質と性能は多くのライダーから信頼されています。中川智貴さんや江端将兵さんといった、シーンで活躍するライダーの名前が記載されていることからも、その注目度の高さがうかがえます。

また、HORNETは、CROOJAのラインナップの中でも特に軽量で扱いやすいと評価される「MANTIS」というモデルをベースに、女性向けに開発された経緯があります。

実績のあるモデルを基に、さらにターゲットユーザーに合わせて最適化を図るという開発姿勢は、ブランドの信頼性を高める要素と言えるでしょう。

ライダーの声を反映し、より良い製品づくりを目指すCROOJAのボードは、安心して選べる一本として、多くのスノーボーダーに支持されています。

まとめ:CROOJA「HORNET」の評価について

CROOJA「HORNET」は、グラトリ愛好者、特に女性や初心者から上級者まで幅広く支持されるスノーボードです。

その評価のポイントは、まず扱いやすい「ハイブリッドキャンバー構造」と、竹を混ぜた軽量かつ高反発な「Bamboo Hybrid Core」にあります。これにより、少ない力で板を操れ、トリックの成功率を高めます。

滑走面には、どんな雪質でも安定した滑走を提供する「Sintered Sole」を採用。エッジには逆エッジのリスクを軽減する「ビベリング加工」と頑丈な「スチールエッジ」が施され、安全性と耐久性を両立しています。

「ミディアムソフト」のフレックス設定は、女性の脚力でもコントロールしやすく、長時間のライディングでも疲れにくいと評価されています。

フリーランでは安定した滑り心地を提供し、パークやカービングにもある程度対応可能。価格は中級から高性能モデルに位置しますが、その高い機能性を考慮すればコストパフォーマンスは良好と言えるでしょう。

プロライダーも注目するCROOJAブランドの信頼性も、HORNETの評価を高める一因となっています。

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まさやん
まさやん
フリーランス歴5年の横乗りライダー。ブログ運営・コンサルティングを生業として活動中。冬はスノーボード、夏はスケートボードたまにSUPを楽しんでいます。スノーボードは年間30~50日ほど滑走。ホームは中国地方。冬には数週間単位で長野・北海道に生息。SnowboardHack運営者。
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