マックアースは経営悪化?暖冬でゲレンデ事業が苦戦?
スノーボーダー・スキーヤーであれば知っている人が多いはずのマックアース!このマックアースですが、近年の暖冬によって経営悪化しているのでは?という憶測が飛び交っています。
たしかに、ここ数年は雪不足がつづています。マックアース社が提携しているゲレンデは、西日本に相当数あるため打撃を受けていることは間違いないでしょうね。コロナも相まって危機的なスキー場も少なくないです。
そこで、ここではマックアース社が本当に経営悪化して危機的な状況なのか?など、調べてみました!
西日本でゲレンデ行く人には本当に死活問題になりかねないですよね。マックアース社のおかげでなんとか成り立っているゲレンデも多いですので、、、。
マックアースの事業とは?経営悪化?
そもそもですが、マックアース社がどのよな事業を展開しているのか詳しく知らない人も多いと思います。ゲレンデも運営していますが、ほかにもレジャー関係に関連した事業を行っています。
旅館業、野外教育事業、旅行業、損害保険代理業、スノーリゾート事業、グリーンリゾート事業、ゴルフ事業
このようにレジャー関係を広く手掛けていますが、メイン収益となるのはスノーリゾート事業ですね。大きく見ると旅行業ですので新型コロナの影響はいかほどか?冬に新型コロナが流行ってしまうと、、、。
これらの中でも「再生事業」を得意としている会社になります。運営が上手くいかない施設と提携を結んで事業を軌道に乗せることが強いです。
元々はハチ高原食堂白樺荘からということでゲレンデの小さな宿泊施設からスタートだったようですよ~!
マックアースはフランス(CDA)と資本業務提携
マックアース社がとても強い所以というのは世界最大のスノーリゾート運営会社「カンパニー・デザルプ(フランス)」と資本業務提携したことですね。
これが大きな出来事でした。これ以上ないバックアップがいるということですね!
「カンパニー・デザルプ」についても調べてみましたが、年商約1000億円(為替1ユーロ121円で算出)を誇る会社です。
そのため資金繰りは全く問題ないですね。マックアース社は提携後はさまざまなゲレンデと業務提供していくことで、その存在を大きくしています。
19箇所のゲレンデを運営しています。一部のゲレンデについては「指定管理」というちょっと特殊な契約の元に管理していることになっています。
グリーンシーズンでも集客を強化
マックアースだけではありませんが、グリーンシーズンでもお客が来るように各種スキー場は工夫を行っています。
- オフシーズンのイベント開催: グレーンシーズンでもスキー場を活用して、フェスティバルやアウトドアイベントを開催し、集客を強化する。
- キャンプエリアの設置: スキー場の広大な敷地を利用してキャンプエリアを設け、キャンパーやファミリーをターゲットにしたプロモーションを行う。
- トレイルランニングやハイキング: グレーンシーズンには、山の自然を楽しむトレイルランニングやハイキングのコースとして提供。
- マウンテンバイクコース: スキー場の斜面を利用して、マウンテンバイクのダウンヒルコースを設置し、新たなアクティビティとして提供。
- ローカルフード&クラフトフェア: 地元の食材や工芸品を販売するフェアを開催し、地域との連携を強化。
- ワークショップやセミナー: 自然を背景にしたワークショップやセミナーを開催し、学びの場としてもスキー場を活用。
これらの活用方法を取り入れることで、スキー場は年間を通じて多くの人々に楽しんでもらえる場所となっています。
ただし、冬季と比較すると圧倒的に収益性は低いものとなっていることが想像できます。
暖冬でゲレンデ事業が苦戦?
マックアース社ですが、暖冬でゲレンデ事業が苦戦していることは間違いないでしょうね。それはマックアース社に限ったことではなくて全国的にその傾向があります。
ですが、マックアース社にはその他の事業を展開していること、強いてはバックにカンパニー・デザルプがいることを考えると多少苦戦した程度でどうにかなるレベルでは全くありません。
そのため、マックアース社は大丈夫なのか?というと、全く問題なしと言っていいでしょう。ただし、これまで撤退を余儀なくされたスキー場も一部あります。
- 2016年:経営悪化を理由に、神立高原スキー場を分社化した後、クロスプロジェクトグループへの売却を検討していましたが、後に撤回しました。
- 2017年:いくつかのスキー場の運営を他社に譲渡しました。
- 2020年:2年連続の暖冬の影響で来場者が大幅に減少し、いくつかのスキー場の運営から撤退しました。
まとめ:マックアースは経営悪化について
株式会社マックアースは、ホテル、スキー場、ゴルフ場などのリゾート施設の経営・経営受託を主な業務としています。2008年にスキー場運営を開始し、その後規模を急拡大しました。
2015年時点では日本国内で34のスキー場を運営していましたが、2020年現在では16のスキー場の運営を行っています。
ックアースグループの経営は近年一部の施設の売却や運営撤退などの動きが見られることが確認できます。
これは経営の悪化や外部環境の変化などが影響している可能性が考えられますがフランス(CDA)との資本業務提携もあり基本的には収益的にも問題ないと思います!
スノーボーダー、スキーヤーとしては何としても大丈夫であってほしいと願うしかありませんね。スキー場の存続のために1度でも多くスキー場へ赴きましょう!