この記事は、スノーボードの板はエッジをダリングすべき?錆びたらどうする?という話題について解説していきます。スノーボードにはエッジと呼ばれる金属で作成されている部位があります。
板をぐるっと一周している金属です。このエッジはとても鋭角で鋭いですが、このエッジをダリングというエッジを削る必要があるんでしょうか?
また、使っていると錆びていくことがありますが、錆びたらどうするのか?錆びないようにはどうしたらいいのか?ということを解説していきます。
スノーボードの板はエッジをダリングすべき?
スノーボードの板には『エッジ』とよばれる金具(ステンレス・スチールなど)が周囲に付いています。そのエッジはとても鋭いです。基本的には90°の垂直状態でエッジがあるため角が鋭く感じます。ダリングとは、このエッジを丸くすることを言います。

また、90°の角度を内側に1~2°削る作業をビベリングといいます。エッジを削るということでは共通ですが意味が全く違うため違いを理解しておきましょう。
ビベリングについては、かなり専門的な知識・技術を必要とします。滑るレベル、スタイル、速度、クセによって変わってくるためとても調整が難しいですが、プロレベルでも気にするかどうかのレベルになります。
エッジをダリングしないと滑れない?
ダリングを行うのであれば、ダリングして良い分といけない部分があります。ダリングしても良い部分は「有効エッジ以外」です。
有効エッジは絶対にダリングしてはいけません。有効エッジというのは、滑走時に雪面と接するエッジの部分を言います。ここか雪面を掴んでターンすることができます。
よくオフトレーニング施設(キングスやクエストなど)で着地のマットを保護するためにエッジをすべてダリングすることもありますが、これは雪山では絶対に使用してはダメです。エッジが雪面に食い込まずにすっぽ抜けて制御不能になります。
ただし、ノーズ・テール先端のエッジはダリングする方が良いかもしれません。エッジが当たることで他人の板を傷つけたりすることが軽減されます。
結局はダリングはするべきか?
ダリングはするべきだという意見もあるようですが、基本的にはできなければそれでもいいと思います。ダリングしてくれるショップなどの付き合いがあればお願いすると良いでしょう。
ちなみに僕は滑りに関係がないノーズ・テール先端部分のエッジはダリングしています。
ダリングした板にも乗ったことがありますが、基本的に違いはそこまで感じませんでした。エキスパートレベルになるとエッジのダリングもこだわる部分があるのかもしれませんが、初心者レベルでエッジの違いで滑りが変わる、上達が変わることはないと考えて良いでしょう。
エッジが錆びたらどうする?
エッジは金属のため錆びることがあります。茶褐色のような錆ができることがありますが、滑りに影響はありません。錆ができた場合は砂消しゴムで削り取ることができます。
それでも除去できない錆があった場合には紙やすりで削るとキレいに取り除くことができます。軽く錆を削り取る程度にしておきましょう。
そもそもエッジに錆ができないようにするためには、滑走後に水分を拭き取り、帰宅して乾燥した室内で保管する必要があります。割とすぐに錆びることがあるため要注意ですね。
まとめ
もし、ダリングを行いたい場合には以下のようなワックスとダリングを行ってくれるサービスもあるので利用してみはいかがでしょうか?