初心者がスノーボードを始める時には、いろいろと分からないことがあると思います。その中に『エッジはダリングした方が良いのか?』という質問をいただきました。それについて、ここでは解説していきます。
結果から言うと『有効エッジ部分は絶対にダリングしないでください』です!そのほかに注意条項もあるので参考にしてください!
エッジをダリングするとは?

スノーボードの板には『エッジ』とよばれる金具が周囲に付いています。そのエッジはとても鋭いです。そのため、そのエッジを丸く加工することを『ダリング』と言います。
ダリングについては、ショップなどでチューンナップを依頼することで整えてくれます。自分ですることも十分可能です。金属やすりでこすることでエッジを削ることができます。
ただ、どれくらいどの部分を削ればいいかは、かなり専門的な知識を必要とします。滑るレベル、スタイル、速度、クセによって変わってくるのでとても難しいといえるでしょう。
エッジをダリングしないと滑れない?
ダリングを行うのであれば、ダリングして良い分といけない部分があります。ダリングしても良い部分は「有効エッジ以外」です。
有効エッジは絶対にダリングしてはいけません。有効エッジというのは、滑走時に雪面と接するエッジの部分を言います。
よくオフトレーニング施設で着地のマットを保護するためにエッジをすべてダリングすることもありますが、これは雪山では絶対に使用してはダメです。エッジが雪面に食い込まずにすっぽ抜けて制御不能になります。
ただし、ノーズ・テール先端のエッジはダリングしていも良いかもしれない、というレベルです。しかし、グラトリで有効エッジ部分を利用するようなトリックの中には、トリックしずらいこともあります。
結局はダリングはするべきか?
ダリングはするべきだという意見もあるようですが、基本的にはできなければそれでもいいと思います。ダリングしてくれるショップなどの付き合いがあればお願いすると良いでしょう。
ちなみに僕はエッジをダリングしたことはありません。
ダリングした板にも乗ったことがありますが、基本的に違いはそこまで感じませんでした。エキスパートレベルになるとエッジのダリングもこだわる部分があるのかもしれませんが、初心者レベルでエッジの違いで滑りが変わる、上達が変わることはないと考えて良いでしょう。
ちなみに、エッジがさびている場合は、軽くやすりでこすってあげることで錆はとることができます。
まとめ
もし、ダリングを行いたい場合には以下のようなワックスとダリングを行ってくれるサービスもあるので利用してみはいかがでしょうか?
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